|SPEED|(背景黒、文字青)
とあるエレベーターの地下室。
警備員が扉をあけて異常がないかを確認する中、何かに気付き中へはいる。
そこでは作業員がメンテナンスをしていた。
警備員「おい、ここは立ち入り禁止だ」
老人「あっと、配線がいかれたという電話があってね」
警備員「そんな話聞いてないぞ、作業許可証を出せ」
老人は警備員の言う通りに許可証を出す。
老人「ほらこれだ」
すると老人は警備員の左耳から顔をナイフで突き刺す。
老人「悪く思うなよ」
オフィスビル内部。
そこでは仕事を終了した社員らがいた。
社長「よし、これで終わりだご苦労さん」
社員「マーティ?今度の契約には満足?」「ああどうも」「ああおめでとう」
金髪女社員「すぐまた」
社員らは部屋の外へと出る。
社員「おーっと、ちょっと待った!」
金髪女社員「どうもありがとう」
社員「すいません」
社員らはエレベーターに乗る。
金髪女社員「失礼」
社員「ボタンを押してくれてありがとう。元々付いてたのにしてくれるなんてしつこいね」「うるさい」
社員らが乗ったエレベーターが下に降りる中、何者かがボタンを押してエレベーターにひそかに仕掛けられていた小型爆弾が爆発しワイヤーが切れてエレベーターは急速で落下する中、非常ブレーキがかかる。
社員「参ったな、お前ら何のボタンを押したんだ?」
エレベーターの乗客が閉じ込められた通報を受け消防車などが駆け付ける。
オフィスビルの外へ出る社員ら、さらに救出部隊が行くはずであるが何故かSWAT隊員のジャック・トラヴェンと“ハリー”ハロルド・テンプルがやってきて救出の準備をした後、SWAT部隊らはビル内へと行く。
警備室。
警備員「ほかのエレベーターはすべてストップし誰も乗せないように、いいですね?」
マクマホン「わかりました」
警備員「エレベーターシャフトの中に入るはアクセスパネルしか方法はない」
マクマホン「そうでした」
ハーブ・“マック”マクマホン警部補は隊員らに作戦の説明をする。
マクマホン「いいか、高速エレベーターの館内に13人が閉じ込められている。場所は30階の下」
マクマホンは隊員らにオフィスビル内の設計図を見せる。
ハーブ「犯人は非常用ブレーキにも爆弾を仕掛け300万ドルを要求している。」
ハリー「タイムリミットは?」
マクマホン「時間だ」
隊員「残り23分しかありませんよ」「落下を防ぐ方法はないんですか?」
ジャック「落ちれば止まる」
マクマホン「最悪の事態だけは阻止ないとな」
ハリー「乗客を箱から出せばいい」
マクマホン「シャフトにはアクセスパネルには入れるが箱の点検ハッチにも爆弾が仕掛けられていて開けるとドカンだ犯人はいかれているが」
ジャック「ハリーと俺で起爆装置を調べてきます」
ハリー「俺、いきます」
マクマホン「よーし、じゃあ任せよう」
ジャック「一番近いアクセスパネルは32階のロビーにあります」
マクマホン「調べるだけだ、手は出すなよ。ハジー、ブリックス、地下室を固めろ、他の者はビル内にいる全員を避難させる。よーし!行け!」
それぞれの隊員らは行動始める。
ジャック「いい運動だぜ」
ジャックとハリーの2人はビルに残っていた人々を避難させる。
ハリー「みなさん足元に気をつけて!」
ジャック「29!、30!、31、32…」
ハリーとジャックは扉を開けてジャックは銃を構え構内を見回る中、ジャックはアクセスパネルのドアをドライバーで開ける。
社員「誰か!」「どうなってるの?」「おーい早く出してくれ!」「助けて!」「誰か!」「誰かいないか!?」
一方で別のエレベーターにいた老人は不審な物音に気付く。
ジャックはアクセスパネルを開けてエレベーター内を確認する。
女社員「助けて!誰かここから早く出して!」
エレベーター内の乗客の声に気づいたハリーとジャックはエレベーター内に入る。
女社員「お願い早く出してちょうだい!」
社員「だれかいるのか?おーい!だれがいるのか?何があったんだよ」
ハリーがエレベーターの上に乗ると爆弾が付けられてあった。
ジャック「こちら、ロサンゼルス市警察のものです。」
女社員「助かったわ」
社員「上で何をしているんだね?」
ジャック「エレベーターの故障です。間もなく辛抱して下さい」
エレベーターに警察がきたのに気付いた老人は起爆させようとする。
社員「おい!早く出してくれないか!」
ジャック「ご心配なく、すぐ出られますよ。本当かな?」
社員「どうして警官がいるんだ?故障なら修理屋だろ?」「おかしいな」
ジャックとハリーはエレベーターに仕掛けられていた爆弾を慎重に確認する。
ハリー「どう思う?」
ジャック「お前さんの専門だろ?」
ハリー「見事な出来栄えだ、心当たりは?」
ジャック「うーん、プロだったことは確かだ、くそっ、もう時間がない。外せないか?」
ハリー「見てるだけ、命令だろうが」
そんな中、ジャックは梯子を折り鉄骨の上に乗る。
ハリー「よし一度、作戦を立てよう。空港で銃を持った男が女を人質にとり逃走用の時に向かってるおまえとの距離は30m、答えは?」
ジャックは爆弾の爆発でワイヤーが切れていることを確認し、上を見あげる。
ジャック「人質を撃つ」
ハリー「なんだと?」
ジャック「人質に傷を負わせ、星が泡を食って女が…」
ハリー「ジャック、お前はいかれてる、人質を撃つだ?」
ジャック「金を手に入れても、星はボタンを押すぜ」
ハリー「何で?」
ジャック「そんな予感がする。」
ハリー「それでも命令は命令だ。待つしかない」
エレベーター内
社員「遅いな、何やってんだ?」
一方でタイムリミットが過ぎる中、2人は考えていた
ジャック「このエレベーターの重量は?」
ハリー「ジャック、よせよ」
ジャック「来いよ、人質を救えるかもしれない」
社員「おーいどこへ行くんだ見捨てる気か?」「行かないで、ねぇ、行かないでよ!」
ジャックとハリーを筆頭にSWATの隊員らは屋上へと向かう、ジャックは何かに気づく。
ジャック「使うのは銃じゃないあいつだよ」
ジャックが目にしたのは作業用のクレーンであった。
咄嗟にクレーンの元へと向かいフックの付いたワイヤーを持つ、ハリーはワイヤーをエレベーターに通じるダクトの隙間に入れる。
ハリー「きれないかな?」
ジャック「大丈夫だ」
ハリー「後、6分だ」
一方でマクマホンはジャックとハリーに連絡をしていた。
マクマホン「もう残り時間がない、これ以上は待てんぞ、金を用意してくれ今すぐ!」
一方でアクセスパネルに戻った、ジャックとハリーは、ハリーがワイヤーを支えてジャックがフック先端をエレベーターに付けようとしていた。
ジャック「なんだって俺こんな仕事を選んだんだ?」
ハリー「あと30年もすや、安物の金を時計がもらえるだろ」
ジャック「楽しみだ。止めろ」
ジャックはフックをエレベーターのわっか部分に引っ掛ける。
一方で老人は物音に気付き、ハリーはジャックを引っ張る。
エレベーター内。
社員「くそっ、暑くてたまらん」「息がつまるわ」「どうして助けないのかしら」
別のエレベーター内。
老人「邪魔はさせないぞ」
エレベーターの物音に不審に気づいた老人はボタンを押し仕掛けられた爆弾でブレーキ部分を破壊し、エレベーターの落下により客らは悲鳴を上げる。
クレーンのフックをひっかけたエレベーターは何とか止まる。
社員「手をつかめ引き上げるんだ!」
一方でマクマホンと警備員が時間が過ぎたのに落ちないのに気づく。
警備員「おかしいな何で落ちないんだ?」
エレベーター内。
社員「引っ張れ!みんな手を貸せ、早く!」
社員らは落下寸前の女社員を引き上げようとしていた。
一方でハリーとジャックは大急ぎで走り乗客らを救出しようとしていた。
ハリー「早すぎる!爆破しやがった」
屋上のクレーンが加重で取れるものの幸い本体部分が引っ掛かる。
一方でハリーとジャックは大急ぎで乗客がいるエレベーターの元へ行こうとしていた。
ハリー「隊長!応援を大至急!」
エレベーター内。
女社員「助けて!あたし、死にたくない!早くここから出して!出してよ!」
ハリーとジャックは到着しジャックはアクセスパネルを開こうとし、ハリーはエレベーターのドアをこじ開ける。
ジャック「もう大丈夫慌てないで!さあ手を貸して!」
ジャックは人質を救出する中、加重に耐えられないのか乗客が乗ったエレベーターは少しずつずつ落下する。
ジャック「大丈夫です!頭に気をつけてしっかり!」
ジャックは人質を救出する。
ジャック「もう大丈夫、大丈夫です!。頼むぞ!」
ジャックは駆けつけた隊員らに人質の保護を要求する。
ハリー「次はだれだ?」
駆けつけた隊員の手助けで人質は次々と救出される。
ハリー「下がって×2!」
エレベーターは今にも落下しようとする。
ハリー「手をだして×2」
男社員「次はあなただ早く」
女社員「嫌よ」
社員「まだ女の人が中に」
ジャック「さあ早く手を出して!」
女社員「だめ動けない」
ジャック「落ちますよ。前に一歩立って、両手をつかむんです!つかんでさあ早く!」
落下寸前で残り1人の乗客は救出され、エレベーターは激しい物音と共に落ちる。
隊員「皆さん急いで!階段を降りて下さい早く!」
一方でジャックとハリー2人は落ちたエレベーターを見ていた。
ジャック「よかったか」
ハリー「まあ行っちゃったよ」
ジャック「調子はとったが箱は落ちたよ」
ハリー「わざわざどうも」
ジャック「時計遅れてないか」
ハリー「星が早く爆破した。3分前だった」
ジャック「なんで早めたんだ?、300万不利になるのに」
ハリー「知るもんかよ。我慢できずに漏らしたんだよ。中年男には候が大きいと聞いたぜ一歩もな」
ジャック「やつはここだ。」
ハリー「違うか?馬鹿言うんじゃねえよ?」
ジャック「いいや、こっちの動きを読まれている。近くにいる。」
ハリー「わざわざビルに自分を追い込むような真似をするのかよ。馬鹿らしい。待てよ、自由に動ける隠れ場所…いてもいいわけだ…エレベーターだ」
ジャック「全部停止にしてあるだろ?中も調べた」
ハリー「貨物用エレベーターは?」
二人は盲点に気付き、貨物用エレベーターのドアへと向かいこじ開ける。
ジャック「感激のご対面というやつだ」
ハリー「なんだと?ジャック!」
二人はワイヤーをゆっくりと掴み貨物用のエレベーターの上に乗り、緊急用のダクトをゆっくり開けようとした瞬間、老人が不意打ちで二人に向かってライフルを撃つ。
ジャック「危ない!壁に乗れ!」
天井が脆くなってハリーはエレベーターの中へと落ちる。
ハリー「くそっ!畜生!くそっ!」
老人「おいケツをあげろ!」
老人はハリーの鼻を引っ掛けて持ち上げると、エレベーターを上昇させる。
押しつぶされそうになったジャックはとっさにエレベーター内へと入る。
老人「お前の命と引き換えに300万払う奴はいねえだろうな」
ジャックは老人の銃の弾丸が切れたすきに振り払うが、老人は何らかの装置を持ってハリーを人質にし、ジャックは銃を構える。
老人「やめろプリーズといこうか、おわかりテロリストが警官を人質にとり、爆薬を身につけている。さあ、どうする?」
ジャック「地下には50人の警官が待ち受けているぞ」
老人「警察学校の教科書読んだな、では 3階で途中下車と行こう」
老人は3階のボタンを押す。
一方でマクマホンは警備室のモニターを見ていた。
マクマホン「さっきの銃声はどこだ調べろ?テグス、ジャックとハリーはどこだ?」
テグス「貨物エレベーターが下がっています」
マクマホン「3階だ行こう!」
貨物エレベーター内。
老人「終点だ、今日はお前たちのおかげでがっかりさせられたぜ」
老人はハリーを人質にする。
ジャック「みんなを殺しそこねたのか」
老人「覚えとくがいい、今回のあったことを後悔させてやる」
ジャック「もう十分後悔してるよ」
老人「それ以上近寄るんじゃない、おれとこいつを撃つぞ、おまえの友だちも跡形もなく吹き飛ぶ。覚悟はできているかい?」
ハリー「くそったれ!」
老人「おお、何と下品な、その昔は死刑囚がましなことを残して死んだ。」
ハリー「いいから早くそいつを押せ」
ジャック「黙れハリー」
老人「何と美しい男の友情。感激だ」
ジャック「諦めろ!逃げ道はないぞ!」
ハリー「人質を撃て」
老人「さよなら…」
次の瞬間、ジャックはハリーの右足を撃つ。
ハリー「この野郎…!」
ジャック「動くな…動くな!無駄だぞ!あきらめろ!」
老人が駐車場を出て、ジャックが追いかけた瞬間、爆発し爆風でジャックは吹き飛ぶ。
最終更新:2017年07月07日 21:26