最後のマイ・ウェイ (吹替版)のオープニング

エジプトの豪邸の庭。
そこにはフランソワ一家がいた。

ジョセット「ママ」
ショウファ「ジョセット急いで、子供たちも。待って。手を見せて」

ショウファはクロードの平手を見る。

ショウファ「手を洗わなきゃだめよ。パパが帰ってくるわ。クロード、かわいい子、行って」

車に乗った父のエメが家に帰ってくる。

使用人「旦那さま」
エメ「ただいま。」
使用人「お帰りなさい」「お帰りなさいませ」

エメは友人と一緒にトランプをしていた妻・ショウファの元へ行く。

友人「ああバレンチーノが来たわ。お帰りなさい」

エメはショウファにキスをする。

エメ「ハートのキングと浮気かな?」
友人「カリソン!」「お菓子ね」
エメ「プロバンスから、今日届いた。子供たちは?」
ショウファ「子供部屋で静かに勉強してる。午後はずっとね。」

一方でクロードとジョセットは勉強をしていた。

クロード「貸して」
ジョセット「嫌だってば」
クロード「青がいい」
ジョセット「だめ、青は嫌」

するとエメが帰ってきたのを機に二人は立つ。

クロード「パパ、お帰り。お帰りなさい、ご機嫌はいかが?」
ジョセット「お帰りなさい」
エメ「ただいま子供達」

エメは散らかっていた玩具を放り出す。

エメ「片付けなさいと言ってるだろ」

エメはそういうとベッドの上にいた犬を懐く。

エメ「で、クロード。バイオリンは練習したか?」
クロード「はい、パパ」
エメ「聞かせてくれ」

クロードはバイオリンを持つ。

クロード「どの曲にしますか?」

クロードはバイオリンをうまく弾く。
変わってスエズ運河。

無線『管制室へ、通行許可を』
エメ「船舶名を」

エメは運河で働いており、クロードは望遠鏡でその景色を見ていた。

エメ「スエズ運河は好きか?」
クロード「あの船の名前は何?よく見えなくて」
エメ「おいで」
無線『通行許可を願う』
エメ「了解」

エメは無線の仕事の中でクロードを椅子に立たせて、通過する船をみせる。

エメ「先頭の船はリバティー号。ポートサイドから15分で通過。この大きなタンカーはアレクサンドリアから、今ここだ40分で降臨。」
同僚「ミスター・フランソワ」
エメ「ありがとう」

エメはジュースをクロードにあげる。

エメ「大きくなったら会社で働け」

変わってクロードは運河のボート乗り場で通過する船を見ていた。

10年後 1956年7月。
スエズ運河の国有化による大きなデモの場面となる。

キャスター「演説の内容をお伝えします」
大統領「スエズ運河を国有化する。運河はエジプトの領土にある。よってエジプトは運河の財産である。髪よ我を導き平和を与えたまえ!」

変わってフランソワ一家が運河国有化による第二次中東戦争で他国へと亡命しようとしていた。

エメ「指輪もだ、宝石も全部」
ショウファ「これはやだ!」
エメ「持って!」
ショウファ「あんまりだわ!」
エメ「行くぞ!急ぐんだ!車だ!早くしろ!」

エメと使用人は一家の金色のプレートを外そうとしていた。

エメ「指輪を取っておけ」
使用人「大切にします」
エメ「車を頼んだぞ」

すると軍のトラックが来て、エメは軍隊に交渉する。

エメ「はい、守ってくれ。略奪なんてしていいのか?お前もいいとこだ。早くなんとかしろ!」

兵士はエメを殴る。

ショウファ「やめて~!」

変わって港。
フランソワ一家は他国へ亡命する準備をしていた。

クロード「どこへ行くの?」
ショウファ「わからない、処女のところにモナコでアパートを探してもらう。すぐ戻れるわクロード、数週間の辛抱よ。すぐに戻れる。これを」

ショウファはお守りである緑色の石をクロードに渡すと、クロードは無口な父のエメを見る。

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最終更新:2017年07月07日 22:46