1869年。
とある少年2人組のベンジャミンとケイレブが夜中の森を歩いており、目の前の馬車の二台には厳重に閉められていた箱が置かれてあった。
ケイレブ「オオカミだどうっていうことはないよ。早く片付けてしまおう」
2人組は掘った穴に厳重に閉めた箱を地中に埋める中、背の低い少年が穴に落ちる。
ベンジャミン「助けて吸い込まれる!」
ケイレブ「掴まれ!」
ベンジャミンは穴から脱出する。
ベンジャミン「早く脱出しよう」
ケイレブ「待てベンジャミン。埋めなきゃ駄目だ、早く手伝え!」
ケイレブが箱を地中に埋める中、ベンジャミンが不安そうに言う。
ベンジャミン「誰が掘り出したらどうする?」
ケイレブ「そいつがよっぽど運の悪いやつだな」
その後、その2人組は馬車で埋めた場所を離れる。
ケイレブ「そいつは神さんに任せるだけさ!逃げろ!」
2人組がいた位置にはブランドフォード 1マイルと言う石の目印があった。
変わって1969年のブランドフォード。
少年アラン・パリッシュは自転車で走っており、人々に声をかけられた。
アランは走る中警官に信号無視を注意される。
警官「気を付けて」
アラン「ありがとう」
アランは祖先であるアンガス・パリッシュ将軍の像を通過すると同時に一言を言う。
アラン「やあおじいちゃん」
すると少年らがアランを追いかける。
少年「いたぞ…やっちまえ!。ぶん殴ってやるぞ!逃げんじゃねえよ!待てよ!」
アランは走る中、少年らに気付き全速力で逃走し、パリッシュ靴工場へと逃げ込む。
少年「弱虫野郎!」「ママ助けて」「待ってるぞ」
パリッシュ靴工場内。
アランは工場内を見る中で働いていたカールに話す。
アラン「カール」
カール「よお、アランどうした?」
アラン「いいもん見せるから来な。俺が1年かけて開発したんだ。今日の午後、親父さんにみせるんだ。すげえだろ?触っていいぜ」
カールはアランに開発した靴を見せると、アランは手に取る。
カール「ほら見てみな、かっこいいだろ?」
アラン「何これ?」
カール「アラン、未来のスポーツシューズだよ。これをバスケのチャイルドに履かせてみろよ。バンバン売れるぞ。今年の目玉商品になるぜ。流行の最先端だ。どした?」
アランはいじめられてる少年らを窓から見ていた。
アラン「別に…」
サミュエル「アラン!。じゃあそれで頼む…。ここは遊び場じゃないぞ!工場は危険だから、来るなと言ってるはずだ」
アラン「一緒に帰っていい?」
サミュエル「どうしてだ?」
アランは父と話す中、カールの作った靴がシュレッダーのベルトコンベアに置かれていることを知らなかった。
サミュエル「またビリーにいじめられてるのか?。そんなことじゃ先が思いやられるな。いいか、男なら戦う勇気をもって。1人で帰りなさい」
サミュエルはアランにそういうと、アランは父の元を離れる。
サミュエル「あの子が来たら、追い返さなきゃだめだよ」
カール「はいすみません」
サミュエル「ところで私の見せたいものってなんだ?」
カール「ああ、待ってください…あれ?」
すると話していた2人が新しい靴を捜す中、サミュエルがシュレッダーのベルトコンベアに靴が入ってそれが故障したのに気づく。
サミュエル「おい、どうした早く調べろ!」
シュレッダーで裂かれたカールが作った靴は無残な姿になっており、アランはそれを見て見ぬふりをして工場を出る。
サミュエル「こんなことをしたのは誰だ?」
カール「俺です」
最終更新:2017年11月09日 21:16