|ナレーション(吹替)「1925年。世界人口の1/4を統治するジョージ5世は、大英帝国博覧会の閉会のスピーチを次男、ヨーク公に依頼した」|(背景黒、文字白)
テロップが流れると共に聴覚室になる。
|The Kings Speech|(背景黒、文字白)
変わって階段前にアルバート・フレデリック・アーサー・ジョージことジョージ6世がスピーチの準備としてか、その原稿を見ていて、傍にいた妻のエリザベスならびに側近らが見守っていた。変わって聴覚室ではスタッフがナレーターのスピーチの準備をする。
スタッフ「殿下。後2分で放送が始まります。どうぞ」
聴覚室ではスタッフがマイクテストの準備終える。
スタッフ「ありがとう」
スタッフはスピーチのテストをしようとし、階段にいたスタッフはジョージ6世に話す。
スタッフ「性能のよい、マイクですから」
側近「殿下、必ずうまくいきます。焦らずにお話し下さい」
一方でナレーターはスピーチテストをし、ジョージ6世は妻のエリザベスにキスをする。
エリザベス「さあ、いらして」
変わってナレーターはマイクに向かって声を出す。
ナレーター「こんにちは、こちらはBBC英国放送教会です。ウェンズディスタジアムより大英帝国博覧会の閉会セレモニーをお届けいたします」
変わってジョージ6世はスピーチとなる会場であるウェンズディスタジアムの外へ行く。
ナレーター『初めにヨーク公伯殿下が父君である5世殿下のお言葉をお読みになります。この博覧会には英国の58の植民地と自治領が参加し、偉大の規模となりました』
側近「赤いライトが3回点滅し停止したらお話し下さい」
ナレーター『新しい発明であるラジオで国王陛下は初めて博覧会開幕のお言葉に語られました』
変わってラジオのスタッフは準備に入る。
ナレーター『そして第一の閉幕では継承者であるプリンツ・オブ・ウェールズ殿下が初の放送をなさいました。そして今日、弟気味のヨーク侯爵殿下が国民と世界に向け、博覧会閉幕のお言葉を初めて放送なさいます』
ジョージ6世は緊張しながら会場へ来ると同時に参加客が一斉に立ち上がり再び座る。
ジョージ6世はスピーチ準備を終えようとするが、大勢の客に緊張し声が出せない。
その異変にラジオのスタッフや客も反応する中、ジョージ6世は声を出す。
ジョージ6世「私はここに…国王陛下からのお言葉を…あ…あ…預かり…」
ジョージ6世は大勢の民衆の前でまともに声が出せなかった。
最終更新:2017年12月06日 18:29