フランキー・マグワイヤがIRAの一員だと知った警官のトム・オミーラは船に搭載されたミサイルによるテロを阻止しようと港へと向かった。
フランキーはミサイルを搭載した船を発進準備の中、車で急行したトムが到着して降りて船にエンジンがかかっているのに気づき様子を見る中でフランキーに気づかれずゆっくりと近づく。
フランキーは船にくくりつけられていた縄をほどくと所持していた拳銃を船内に置き発進させる。
それを見たトムは咄嗟にその船に飛び乗って拳銃を構えてミサイルのケースを確認した中、フランキーはエンジンを止めて縄を海にいれる中、トムはフランキーに拳銃を向ける。
トム「動くな!両手を前へ」
フランキーはトムの言う通りに手を挙げる。
トム「お前を逮捕する」
フランキー「もう、戻る気はないよ」
トム「これ以上人殺しはさせない」
フランキー「それじゃ、僕を殺すしかない。あんたに僕を殺せるのなら…」
トム「殺し合いはたくさんだ!」
フランキー「家族のところへ帰るんだな」
トム「動くな!」
フランキー「捕まるつもりはないよ」
フランキーはそう言うと運転席のそばに置いてあった拳銃を持ち隠れる中、トムは警戒しながら船内でフランキーを探す。
フランキーは窓ガラスにトムがいるのに気づきトムは咄嗟に回避し銃撃戦となった末にトムはフランキーの発砲の銃撃を受け負傷し、フランキーは弾みで落ちた拳銃を拾いトムに向ける。
フランキー「構うなと言ったはずだよ」
フランキーが拳銃を構えた中で銃撃戦において撃たれた致命傷を受けたのか座りながら倒れ、トムはフランキーが撃たれた跡を見る中でフランキーが話す。
フランキー「おやじは漁師だと言ったかな…。波に揺られてるのが好きだった。丘よりもずっと安らかに眠れるって言ってたよ…。あんたはいい人だよ…」
トム「しっかりしろ…すぐ岸に戻るから頑張るんだ…」
フランキー「言っただろ…アメリカの話じゃない。アイルランドだって…」
フランキーはそれを言った後、息を引き取る。
トム「こうなるしか無かったのか…君と私は…」
最後はフランキーに家族がいたことにトムが涙を流しながら、舵を動かしミサイルが搭載された船を岸に戻そうとしたところで終わる。
最終更新:2017年12月06日 19:08