ゼノブレイド2のエンディング

レックス「メツ!」
メツ「開演に間に合ったな。小僧。ここは特等席。って、何だかヨシツネみたいな物言いだな。」
ニア「ヨシツネは死んだよ。ベンケイも、シンも。」
メツ「だろうな。」
ニア「それだけ?」
メツ「涙流して弔辞でも述べろってか?それが何になる。あいつらは消滅を望んでいた。本望ってやつだ。なら、笑って送ってやればいい。」
レックス「メツ。本心か?」
メツ「あ?」
レックス「それが本心なのか?メツ。」
メツ「言ってる意味がわかんねぇな。」
レックス「気付いてるんだろ?それが自分の意志じゃないって。マルベーニからすり込まれたものだって。」
メツ「だったら、どうだってんだ?改心しろとか、生っちょろい台詞吐くんじゃねぇぞ。」
レックス「その通りだって言ったら?」
メツ「なら、舐めてんじゃねぇぞ。小僧!」
レックス「!!」
メツ「ブレイドが巨神獣になるとか、その巨神獣から人間が生まれたとか、そんなことはどうだっていいんだ。なるようになりゃあいい。けどな、あいつは全てを失っていた。何も望んじゃいなかった!自分が生きることさえもな。それでも、それでも自らの命だけは絶たなかった。絶てなかったんだよ!」
ラウラ「シン…あなたに忘れられるのが…絆が消えるのが…さびしいよ…」
メツ「言葉は呪いだ。その呪いに縛られていたが故にな。酷い話じゃねぇか。酷い世界だろ?ここは。」
セイリュウ「その世界にお主もおることを忘れるな。お主がおらねば、マルベーニがおらねば、シンもラウラも別の道を行っておったろう。」
メツ「ご明察。その通りだ。伊達に歳は食ってねぇな。じじい。俺も酷い存在さ。醜悪で、救いようがない。だから、終わりにしようや。」
ホムラ「届いていないの?神の悲しみは、想いは!」
メツ「届くわきゃあねぇだろ。それは、俺の役目じゃねぇ。」
メレフ「この者、まさか!」

アイオーン・デバイスが動き出した!

メツ「こいよ。小僧!こいよ!相棒!!全身全霊で、全てでもって示して見せろ。お前達の意志を!この世界に立っている意味を!」

アイオーン・デバイスを止めるためにメツと戦うレックス達
しかし、それでも苦戦してしまう。

ジーク「くぁっ!」
ニア「灼かせるもんかぁ!」
ビャッコ「お嬢様!」
ニア「ビャッコ!」
ビャッコ「何のこれしき。心配は、無用です。」
レックス「おおおおっ!!これでもまだ見えないか!」
メツ「ぐっ!」
レックス「僕を止めろ!メツ!」
メツ「見えねぇなぁ!そんな程度で、世界が変わるかよぉ!!」
レックス「変えてみせる!変わるんだ!!そのためにここまで来たんだ!オレ達は!!」
メツ「なぜそこまでする!誰のために!何のために!!」
レックス「誰の、ためでもない!そうすることで皆が笑えるなら!命が繋がっていくなら!!それがオレの役目だからだ!!シンに言われたよ!あんたを頼むって!!シンは消えたかったんじゃない!!あんたに命を繋げたかったんだ!自分に道を示してくれた、あんたに!!」
メツ「それで何人が死んだと思ってる!許せるのか?お前は!!」
レックス「許せるわけないだろ!でもそれが、オレ達のいるこの世界だ!ならその中で、前に進むしかないんだ!あんただって、そうやって進んできたんだろうに!!」
シュルク「僕達は、僕達の力で神を斬り、そして未来を斬り開く!」
クラウス「急ぐのだ…その時は…もう目の前に…」

メツとの戦いはまだ続く

レックス「いくよっ!」
ホムラ「ええっ!」
レックス「うぉぉぉぉぉっ!!!」
ホムラ「はぁぁぁぁぁっ!!!」
レックス「これで終わらせる!!そして、進むんだ!」
ホムラ「未来に!!」
メツ「ぐ!!」

苦闘の末、アイオーン・デバイスを破壊したレックス達
脱出するレックス達

脱出艇から投げ出されるレックス達


セイリュウが本来の姿に具現化する


エンドロール


レックスの前にホムラとヒカリが現れる。


最終話 そして少年は少女と出逢った

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最終更新:2019年08月17日 01:28