ドラえもん のび太と銀河超特急のオープニング

巨大宇宙船が宇宙をさまよっていた。

「新銀河に接近。乙女座銀河団に属する1つです」「知的生命体はいそうか? いればその知的レベルは?」「タキオンは画像サーチ開始!」

映像に何かが映っていた。

「銀河の周辺に高速移動中の物体発見。画像拡大!」

画像を拡大するとSLらしきものが走っていた。

「なんだこれは? こんな宇宙船見たことないぞ」「おそらく古臭い交通手段でしょう…… 文明のレベルは低そうだ」「よし! 次の獲物はあの銀河だ。まず目立たない無人星に着陸し、様子を見よう……」「ではワープに入ります。ワープ!」


地球・空き地。

スネ夫「ねぇ、ミステリートレインって知ってる? 行き先が九州か四国か北海道か秘密なんだ。どこへつくのかお楽しみ。とにかくそこには素晴らしいイベントが君を待っている! 乗りたがる人が多くてね、切符を買うのが大変なんだけど、ジャーン! 3枚ある」
ジャイアン、しずか「わあっ!」
スネ夫「あと2人、誰にしようかな?」
ジャイアン「俺、俺!」
しずか「私も行きたいわ!」
スネ夫「だろ? そこで……」
しずか「きっとのび太さんも行きたがるわね……」
スネ夫「どっ。しずかちゃん! あんなのはほっとこうぜ!! あっ」

そこへのび太が走って空き地に現れる。

スネ夫「ほーら、噂したから現れちゃったんだ」
のび太「ねぇみんな!」
スネ夫「ミステリートレインの切符、悪いけどもうない」
のび太「そんなのどうだっていいよ!」
スネ夫「えっ?」
のび太「ドラえもん見なかった? もう3日も帰らないんだよ。今まで黙って留守にすることなんかなかったのに……」
ジャイアン「ああっ。交通事故かなんかじゃなーい?」
スネ夫「悪者に連れ去られたんじゃないの?」
のび太「そんな無責任なこと言わないでよ!! 僕は心配で心配で。ドラえもんにもしものことがあったら、僕は……」
しずか「のび太さん。大丈夫よ、ドラちゃんに限ってそんなことあるはずないわ……」
スネ夫「そうだよ。うちのエカテリーナも1週間後に帰ってきたよ」
ジャイアン「どっかに飼われてるかもよ……」
スネ夫「そうだ! 懸賞付きのポスターなんか貼ってみたらどう?」
ジャイアン「それよりさ、保健所に聞いて見たほうが早いかもよ」
のび太「猫じゃあるまいし。ん? ドラえも〜ん!!」



ドラえもん
のび太と銀河超特急

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最終更新:2017年12月29日 20:13