フューチャー・アベンジャーズの最終話

「消滅せよ」

「よし!完了だ!」


消滅する

「何!?」


吹き飛ばされるカーン


「うわあああっ!!」



ロボが異常を起こす

「何!?一体、何が起こったんだ?」


「アベンジャーズだ。アベンジャーズがカーンをぶっ飛ばしたんだ!」


「どうなってんの、これ!?」


「知るものか。それより、さっさとこのロープを外せ!」


「ちょっと、あんた!こう言う時は外してくださいってお願いするべきじゃないの?」


「… さっさと、さっさとは、はず…」

「ええっ?さっさと何?」


「外して…」


「クロエ… 僕からも頼む… このままじゃ支え切れない…」


「わ、分かった!」


「コントロールを失って暴走してるんだ!避けろ!」


かわす二人



体勢を立て直すが落下するマコト


「完全にパワーゼロ。」

「お、俺も…」



「もう!何て頑丈なの!」


ロープが消滅する


「あれ、意外と簡単」


「まさか、カーンの力が消え失せた?」



「おい!お前の相手はこっちだよ!」



落下する二人



「あんた達、ちょっと無茶し過ぎ!」


「よくやった。後は僕に任せろ!」


「バスター・クラッシュ!」



「やった!」
「沈め、デカブツ!最後に覚えておけ!俺達がフューチャー・アベンジャーズだ!」




未来のアベンジャーズ




「悪いな、そのコントロールは俺のものだ」
「貴様らの命などいつでも奪えたのだぞ。最大の分譲をくれてやった。征服者カーンの名を連ねるチャンスを与えた。なのにこれが、これが貴様らの選んだ道だと言うのか?いいだろう。ならば、滅びよ!」
「ライトニング・ストライク!」
「…」
「どうした、カーン。玉座なしではその程度か!」
「シールド・スロー!」

壁に叩き付けられるカーン


「おのれえええ…」
「あら、便利そうなアーマーも壊れちゃったようね?」
「それでもまだ続けるなら、こっちも幾らでも付き合うぜ」
「…」
「諦めろ。瞬間移動も無敵のバリアも巨大な幻影もお前を守る物は何一つない。丸裸って奴だ」
「何をする気だ?やめろ!手出しするな!そのクリスタルは地球を守る切り札なのだぞ!」
「俺達が切り札だ!」
「や、やめろーー!」
「うおおおおっ!!」

クリスタルを破壊するハルク


「よーし」
「最高の綺麗」

「…… (誤算、誤算だった… 真に恐れるべきは宇宙種族のパワーではなかった… アベンジャーズ。この不屈の闘士こそが余の宇宙を阻ん最大の障害であったか… 何と言う不覚…)」



「観念したようだな、カーン。命までは取らん。お前にはラフト刑務所に入って貰う。そこにはレッド・スカルって言う気の弱そうなヴィランが先に入ってるからお喋りの相手には困らないと思うが。」


「…!しまった…!テレポートデバイス!」


「何れこの礼はさせて貰う。」


「ば、馬鹿な!」


「いい顔だ。正に吠え面と言う奴。テレポート封じは私の魔法。勘付いたのが運のつきだったな」

「き、貴様ぁ…」
「でかしぞ、ロキ」
「さすがね」


「いや、礼なら他の連中に言って貰う」
「おおっとカーンの子分を倒す手伝いをしたけど、捕まっていたロキを助けたのは彼ら、フューチャー・アベンジャーズだよ」
「へへっ」
「礼を言わせて貰うぞ、我が戦友よ」
「おう!」
「お手柄だったな、マコト」
「そっちもな」

「ちょっと、何?」
「まさか!?」
「余と時空要塞スローンは一心同体、余のアーマーが破壊された時、スローンを浮遊させている反重力システムもまた動きが止めるよう設計してある」
「推進下降し始めています」
「カーン!この艦を地上に落とすつもりか?」
「そうとも。カーンが制服できぬものなど存在してはならんのだ。フフフ、ハハハハハハ、ハハハハハ!」

「アイアンマン、玉座を使って反重力装置を回復させる事は可能か?」
「分からん。やって見る」

玉座をスキャニングする


「どうだ、フライデー」
「アクセス不可、反重力装置は回復できません」
「くっ」
「ふっ、ふふふ、余のアーマーと反重力システムは完全にリンクしている。玉座とて割り込む事はできぬ」
「答えろ、どうすれば墜落は止められる?」
「止める方法などない!」
「もう!何て奴!」
「この艦を破壊すれば止められる」
「無理だ、我々にはこの大きさの物を破壊する術はない!」
「キャップ、ここは俺に任せろ。皆をアベンジェットで脱出してくれ」
「うむ、分かった」

「えっ?ちょ、ちょっと待てよ!仲間を置いて行くのかよ?」
「マコト君」
「アイアンマンを信じるんだ!」
「駄目だ!それだけ絶対ぇに譲れねえ!俺も一緒に!」
「アイアンマンはお前を信じてカーンの子分共を食い止めるを任せてくれた。今度はお前がアイアンマンを信じる番だ!違うか?」
「…」
「マコト、行け!」
「…」
「急がないと全員が危険に晒される。分かるな?」

止むなく頷くマコト


「急いで、キャップ」
「分かっている」


「無駄だ、早く逃げた方が身の為だぞ。これだけの質量が地表に激突したらどうなるのか科学者のお前なら分かっている。余の勝ちだ。最早どのような方法を持ってしてもスローンの墜落を止める事はできん」
「誰が墜落を止めると言った?」
「何?」


スローンから脱出するアベンジェット



「時間の猶予は余りないぞ」
「…」


「き、貴様…何をしようとしている?ま、まさか!?玉座を使ってこのスローンを別の時代へ吹き飛ばそうとしているのか?そんな事は不可能だ!」


「カーン、俺にあってお前にない物がある。」


「貴様、何の事だ?」


「覚悟だ。取り戻そうとできない一瞬一秒に命を賭ける覚悟さ!」






「何だ?何が起こっている?」
「あれは」
「トニー・スターク!」


「いや、違う」
「アイアンマンが… ねえ、アイアンマンはどうなったの?」

「おい、トニー・スターク!アイアンマン!応答しろ!返事しやがれ!…嘘だろ…?」

涙が零れるマコト

「こんなのありかよ?あんな事、教わったり…禄にありがとうも言えねえ… スターク…さん…」


「?」



「何てこった、こいつを回復すれば瞬間移動も ?どうかしたか?」

「おっ帰りー」
「この、心配させやがってー。俺…」


「熱っちい!」


「時間と空間を越えた影響でアーマー表温度が上昇しています。お気をつけください」

「先に言えよ!」

「はははっ!」

笑う一同





「ハリケーン! コーデック! シャレード! ツイスター! さあ、進むぞ!」
「フューチャー・アベンジャーズ」
「アッセンブル!」




(終)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2018年01月24日 18:57