サンディエゴに連れられ不祥事で市街地に放たれたT-レックスはサラとイアンが郊外にあるジュラシック・パークで保護された子供のT-レックスの泣き声で誘導され、それを探してたルドローはT-レックスの親子に捕食された後、輸送された貨物船・ベンチャー号の倉庫にその子供含めサラが麻酔銃でT-レックスを眠らせると同時にイアンは貨物船の上部ハッチを閉めるボタンを押して閉じ込めることに成功した。
変わってイアン・マルコムの自宅内。
テレビのニュースではT-レックスを輸送しているベンチャー号が映されていた。
リポーター『船を真上から見た映像です。あの巨大な貨物室の中に恐竜が入っています。恐らく、子供がそばで父親に甘えていることでしょう。私たちの計算では、航海の半分を終えたことになります』
一緒に同行していたイアンの娘・ケリー・カーティス・マルコムはソファーに座ってポップコーンを食べながら、そのニュースを見ていた。
リポーター『ジム、まだ聞こえますか?』
ジム『はい、よく聞こえますよ』
ケリーはニュースを見る中で寝ているイアンとサラを笑顔で見ていた。
ジム『航海は後、半分残ってますね。ここから丁度、206海里です。船の速度は約20ノットなので到着予定時刻は午前11時半になります。航海の安全を期するために海軍が大規模な護衛作戦を展開していまして。サンディエゴの悲劇を二度と繰り返してはならないという、並々ならぬ決意が窺えます』
リポーター『ありがとう。ではここで今朝行われたジョン・ハモンドさんのインタビューをご覧いただきましょう。インジェン社の前社長だったハモンドさんは恐竜を島に返すだけではなく、島全体を保護しようという運動を自ら提唱し積極的に推進してきました』
ケリーはテレビに近づいで見る中でモニターにはハモンド博士が映る。
ハモンド『いま最も必要とされているのは、コスタリカ政府の生物保護局と力を合わせて、あの島を横暴な人間から隔離して保護するための厳しいルールを作ることです。恐竜たちが人間の助けなどいらない。干渉するのは間違いです。私たちは出しゃばらずに一歩もって全て自然に任せれば…彼らは幸せに生き続けるのです』
ハモンドがそれを言うと同時にコスタリカ島で様々な恐竜たちがいるシーンとなって、最後に空を飛んでいたプテラノドンが木の枝に着地して鳴き声を出した所で終わる。
最終更新:2023年10月16日 11:46