1979年 ローマ バチカン市国。
宮殿内。
ある書物を見ていた神父・トマスは夜の月の側に彗星が飛んでいるのに気づき、厳重に金属製の筒に保管されていた巻き物を見る。
トマス「神の目だ!」
神父は教皇の元へ行く。
神父「どうも、教皇。失礼いたします。たった神の目のお告げがありました。今日、娘が生まれます」
他の神父「世界中のあらゆる都市に密使を派遣し娘を探しなさい」「その子を殺せるのか?」
教皇「それは絶対になりません。罪のなきや赤子を殺せば我らの罪は許されます」
神父「サタンの子を宿す娘ですよ。その子が生き延びればこの世の終わりをもたらすのです。人類は滅亡するのです!」
教皇「人間は信仰こそ求めているのです。その子を殺めるのではなく守らねばなりません。わたくしたちは神を信仰するもの、紙を仕え、神を信じ神に縋るのが私たちの道。それによって娘が出来るのです。トマス、そなたに名ずる。娘を見つけなさい!娘を!サタンから守るのです」
トマスは頭を下げ、教皇の元を離れる。
変わってニューヨーク その6時間後。
とある病院で女性が赤子を出産しようとしていた。
医師「さあ息を吸ってください!早々その調子!いいでしょ!がんばれ!頭が出てきた!力を抜いて!あともう一回!息を抜いて!さあお終いです!」
女性が出産すると同時に赤子は泣く。
医師「おめでとう!可愛い女の子です」
女性「可愛い子だわ。何でかわいいの…」
女性医師「さあ、綺麗に洗わなきゃ」
女性「嫌よ」
女性医師「病院の規則なのですぐにお返ししますよ」
女性医師はその赤子をひと気のない医療室へ行くと、そこには医師らがおり男性である医師はその赤子の手を見るとΩの痣があるのを発見し、医師はガラス瓶の中にいた蛇を取り出して呪文を唱えた後、その蛇をナイフで突き刺し、蛇の血を赤子になめさせる。
かわって女性の医師は生まれたての赤子が母親がいる部屋へと運ばせる。
女性の医師「はい、帰りましたよ!ほーら綺麗になったでしょ!」
母親「この子はクリスティーン…」
女性の医師「ハッピーバースデー…クリスティーン…」
最終更新:2018年10月01日 22:08