ラストサムライ (吹替版)のエンディング

日本で政府の帝国軍と反乱勢力の勝元軍との戦いが終わりに近づく中で来日し滞在したネイサンは勝元を筆頭とする侍と交流の末にその誇りを考えるようになり勝元軍につき戦いの中で勝元とネイサンら戦いの中で圧倒され2人となった中で満身創痍の中、勝元はもはや虫の息だと悟ったのかネイサンの刀で自ら自決し息を引き取り、その様子に帝国軍らは降参としてか土下座しネイサンの命を見逃す形で負けを認めた。

変わって皇居。
そこではスワンベック大使が大村松江と会談していた。

スワンベック大使「アメリカ合衆国を代表して申し上げます。この協定調印によって日米両国にはいまだかつてない繁栄と協力関係がもたらされることでありましょう」
大村「天皇陛下に変わりこの協定が無事調印されましたことに…」

すると天皇の側近がかけつける。

大村「喜びの余を…」

大村がそう言った後、側近が天皇の耳に向け話しかける。

するとネイサンが天皇の元にやってきて、頭を下げた後、布にくるんでいた刀を床に置く。

大村「陛下…最寄りのご中傷はなりません」

ネイサンは布を取り出し刀を見せ再び頭を下げた。

ネイサン「勝元の刀です…陛下にお持ちいただければ…侍の魂がおそばを離れることはないでしょう…」
大村「勝元の死を悼む気持ちはみな同じです。しかしながら…」
ネイサン「勝元の最後の望みはこの刀を受け継いだ人間がどう勝ったか…忘れないでくれと…」
大村「陛下!」

天皇はネイサンの元に近づき、勝元の刀を取る。

天皇「見届けたのか?最後を?」
ネイサン「はい」
大村「この男は女将に弓を引いたのですぞ!」
ネイサン「陛下、私が敵と思われるのなら死ねと喜んで命を絶ちます」
天皇「師は日本国の統一を夢見てきた。師の望みは強くそびえ立つ近代的な国だ。すでに鉄道や大砲や西洋の意欲を手に入れた。しかし日本人たることを忘れてはならぬ。この国の歴史と伝統を…。スワンベック大使、師は決意したこの協定は我が民にとって最善なものとはいい兼ねる」
スワンベック大使「陛下おそれながら…」
天皇「申し訳ないもう何も言うな」
スワンベック大使「無礼な極めて無礼だ!」
大村「陛下…」
天皇「大村、もうよい十分だ」
大村「私は国家のために全てなげうったきたつもりです」
天皇「それが誠であればお前の資産は没収し、民に分け与える」
大村「陛下、屈辱をたまりなさる」
天皇「その屈辱に耐えられんのなら…」

天皇は勝元の刀を大村に見せる。

天皇「この刀を与えよう」

大村は後ずさりし、天皇はネイサンに話す。

天皇「死に様を教えてくれ」
ネイサン「生き様をお話ししましょう」

こうして侍の時代は終わりました。国家も人間同様、それぞれの運命というものがあるのです。オールグレン大尉、その後については誰も知りません…傷が元で死んだというものであれば祖国に帰ったというものもおります。しかし私は彼がついにささやかな安らぎを得たのだと思います。

ナレーションが話すと同時に変わってとある山の中でネイサンが馬を引き連れてどこかに向かっていた。

だれもが求めながらしか得られない安らぎを…

ネイサンはとある村に来て見回る中、子供の世話をし農作業してる勝元の妹・たかがネイサンに気付き目が向き合い笑顔になった所で終わる。


(終)

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最終更新:2018年10月01日 22:50