ウルトラの星のウルトラの父、母、ゾフィーたち。
ゾフィー「ゼロとオーブ、そしてジードがやってくれました!」
ウルトラの母「ジードも、一人前の光の戦士になったようですね」
ウルトラの父「我々の未来を託せる、新たな勇者の誕生だ」
グレン「これにて一件落着!」
ゼロ「よくやった!」
リク「ありがとう、ゼロ! ウルティメイトフォースゼロ!」
グレン「いいってことよ! 照れんじゃねえか」
ミラー「騎士として、当然のことをしたまでだ」
グレン「前に立つなよ!」
ジャン「……」
ナイン「どうしたの? 兄さん」
ジャン「いや、誰かに似ているような……?」
リク「?」
ジャン「ちょっと、すまないが『ジャンファイト』と言ってみてくれないか」
リク「えっ!?」
グレン「急に何言ってんだ!?」
ゼロ「あぁ、確かに」
リク「…… ジャンファイト!」
ジャン「何か違う」
グレン「何だ、そりゃ!?」
ゼロ「あぁ、確かに」
グレン「お前どっか壊れてんじゃねぇのか? 焼き鳥!」
ジャン「焼き鳥ではない、ジャンボットだ!」
ゼロ「あぁあぁ、うるせぇな、ったく! …とにかく、この地球は任せたぜ。リク! いや、ウルトラマンジード!」
リク「はい!!」
ゼロたちが空へ飛び立つ。
グレン「ウルトラ兄弟になりてぇな~」
ゼロ「うるさいぞ、グレン!」
ゼロたちが、時空の彼方へと飛び去っていく。
レイトとペガが、大量の土産を抱えて駆けて来る。
レイト「あぁ~、ちょっとちょっとぉ! 皆さん、お土産! お土産忘れてますよ」
ペガ「ねぇ! こんなにいっぱい買ったのに、ペガが全部食べちゃうよ~! おーい」
夕日の照らす海辺に、リクに願いを託して逝ったアイルの姿が浮かぶ。
アイルが笑みを浮かべ、消える。それを見て、リクも微笑む。
僕には仲間がいるんだ
みんなとなら、どんなことだって乗り越えていける
そうだよね、アイルさん!
僕たちは、みんな……
みんなでウルトラマンなんだ!
テレビシリーズのダイジェストと共に、エンディング、そしてエピローグ。
街外れを行くガイの前に、ジャグラーがシーサーのぬいぐるみを抱え、姿を現す。
ガイ「何だ? お前さん、そんな趣味持ってたのか?」
ジャグラー「違ぇよ。沖縄土産だとよ。はぁ…… てめぇより先にギルバリスの弱点見つけてやろうと思ったら、とんだ災難だぜ」
ガイ「相変わらずだな」
ジャグラー「てめぇを倒すまで、死んでも変わってやるもんか」
ガイ「……あばよ」
ガイがテンガロンハットを目深にかぶり、去って行く。
ゼナとモアは、ジードたちと共に戦った怪獣グクルシーサーの石像を見舞っている。
ゼナ「ありがとう。ゆっくり休んでくれ」
モアが、タブレットの古書『太平風土記』の表示に目を留める。
モア「あれ? ゼナ先輩、これ……」
ゼナ「何だ?」
モア「大地の精霊…… こんなページ、前は無かったのに?」
太平風土記には「大地の精霊」として、新たにアイルの姿が記されていた。
最終更新:2022年07月17日 06:34