バディ・コンプレックス 完結編―あの空に還る未来で―のエンディング

青葉とディオによって、カラブーシカ衛星は破壊され、
その爆発によって新たな特異点が発生した。

青葉「うわあ!」
ルクシオン・ネクストが特異点に吸い込まれていった。

ヒナ「青葉!」
カルラがネバルナを捨て、特異点に向かった。

ディオ「青葉!」
ブラディオン・ネクストも特異点に向かおうとしたが、
リー達のベリルに止められた。
リー「止めろディオ!」
ヤール「お前も引っ張りこまれるぞ!」
ディオ「しかし!」
フロム「ブラディオンはもう限界でしょ!追うんなら僕たちが!」
青葉「いいんだフロム・・・デイオ」
ディオ「あっ・・・」

青葉「ディオ、お前は見たから知ってるだろ、俺達はこのまま元の世界へ帰る」
ヒナ「・・・ふふ」
デイオ「しかし!」
青葉「俺さ、夢にも思ってなかったよ・・・まさか70年後の未来に親友ができるなんてさ」
ディオ「・・・っ」
青葉「みんなにもよろしく伝えといてくれよ・・・今まで世話になったって」
ディオ「伝えたいなら自分で伝えろ・・・」
青葉「そんな時間残されてないみたいだしさ・・・」

まゆか「青葉さん・・・」

ディオ「お前は突然現れて、俺達を引っかき回して、また突然・・・」
青葉「・・・じゃあな、ディオ!」
ディオ「!」

ルクシオン・ネクストとカルラと共に、特異点が消滅した。

ガルシアン「ルクシオン・ネクスト及びカルラ・・・消滅・・・」

ディオ「ぐっ・・・!」
ディオのバイザーの中に、涙が零れだした・・・


その後、連合とゾギリアの間に停戦条約が締結され、
アルフリードと連合の代表が握手を交わした。

その会談の中継をラーシャは車の中で見ていた。
その横で、タルジムはふて腐れていた。

シグナス。
レーネが倉光へ大量の書類を渡した。

ヤールが女性士官を口説いていたが、
肩に手を置いた所で女性士官にはたかれた。
それを見ていたリーとフロムとナッハーが笑う。
そこへアネッタが来て、フロムに抱きついた。

エルヴィラとリーが結婚式を挙げ、シグナスクルー達が出席した。
エルヴィラがブーケを投げ、アネッタ達が取ろうとし、レーネもこっそり取ろうとしていた。
ブーケを受取ったのは、まゆかだった。
まゆかは少し戸惑ったが、やがてブーケをしっかりと抱きしめた。
そこへ吹いた風がブーケの花びらを空へ飛ばしていった――――

―――そして、とある大学。

雛が2人の友達と、走っていた。
友達「雛ちょっと待って!」
「そんなに急がなくても・・・」
雛「だって・・・早くしないと次の授業遅れちゃうよ!うわっ!」

雛が前にいた男性とぶつかり、尻餅をついた。
?「ああ、ごめん。大丈夫?」
雛「いえ、こちらこそ・・・どこかで会ったことある・・・?」

友達「ちょっと、雛、ナンパ?」
雛「ち、ちが・・・」


?「いや、初めてだよ」
雛のぶつかった人は、青葉だった。
青葉「俺、渡瀬青葉。君は?」
雛「弓原、雛・・・」

青葉と雛が手を取り合った――――

END

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最終更新:2019年07月21日 07:29