自然の狩人に成長したトリスタン・ラドローは戦争などの過酷な時代を歩み生き延び、自身の放浪生活の中で故郷に戻り、兄・アルフレッドの使用人の娘・イゾルデと結婚し子供を儲けるも、禁酒法を破ったことで保安官との揉め合いでイゾルデは亡くなり、敵討ちとしてその保安官を射殺する中、トリスタンに愛を拒まれたのかスザンナ・ラドローは自殺してしまう。
ラドロー一家の農場。
トリスタンは馬の手入れをする中でワンが呼びかけて、手紙となる紙を受け取り、それを見る。
アルフレッド(手紙のメッセージ)『スザンナはお前のものだ。牧場へ連れて帰る』
変わって夜が近づく草原周辺の駅。
汽車が停車し貨物コンテナ車にはスザンナの遺体が入っている棺があり、次にラドロー一家とその親戚によるスザンナの葬儀の場面となる。
アルフレッド「しばらくスザンナと二人だけにしてくれ…」
アルフレッドがそう言うとトリスタンはアルフレッドの元を離れる。
変わってトリスタンは家の中で自身の兄弟の写真を見ており、リビングではウィリアムとトリスタンがテーブルに座っていた。
トリスタン「サミュエルが死ぬ時、俺はもう想いで神を名乗った。だから俺は呪われみんなを不幸にする」
ウィリアム「違うお前は神などに呪われておらん。この私が許さんからな。お前は呪われなどおらん」
トリスタン「ありがとう…じゃ…」
トリスタンはカバンに非常食などをしまった後、ウィリアムの肩を1回叩いて家を出ると、そこにはアルフレッドらがトリスタンに復讐としてか保安官に人質にされていた。
保安官「いいかいサミュエルこれは新種が持つ銃だとても小さいぞ。パワーがあるんだぞ。君もだったらこれがいいな」
トリスタン「サミュエル!こっちおいで」
トリスタンがそう言うとサミュエルjrを抱き持ち上げる。
トリスタン「早く、テッドの所へ行け!サミュエルを家に入れとけ!」
トリスタンの指示で使用人の女性二人は子供二人を抱いて家へと入る。
保安官「賢い子だな…俺達は逮捕しに来たわけじゃない。分かってるな?」
お互いが動かず口にしない中で、ウィリアムが外に出る。
保安官「俺を打つなら森でやってくれ。子供を巻き込みたくない。息子に見せたくない。覚悟はできてる」
ウィリアム「おい!」
トリスタン「親父!」
保安官「これは!×2。ラドロー大佐!」
ウィリアム「これは何事だ!」
保安官「見ればわかるでしょ?」
ウィリアム「いや!」
ウィリアムがそう言うとワンの目の前にいた馬は鳴き声をあげて、その隙にウィリアムはショットガンを保安官のリーダーを射殺し、残りの部下も射殺し、その弾みで放たれたサブマシンガンをアルフレッドは回避する。
トリスタン「やめろー!」
トリスタンとウィリアムを撃とうとした帽子をかぶった保安官はとっさにライフルを持ったアルフレッドに射殺された。
その後、 アルフレッドはトリスタンにライフルを渡すと、トリスタンはその場を離れ、ウィリアムはアルフレッドに抱きつく。
トリスタンが保安官らの遺体を見ていた中でアルフレッドが話す。
アルフレッド「わかってるよな?お前はお尋ね者だ…」
トリスタン「ああ…アルフレッド」
アルフレッド「何だ?」
トリスタン「頼みがあるんだ。子供達の面倒を見てくれ。サミュエルの親代わりになってくれ」
アルフレッド「安住として最高の名誉だありがとう」
ワンは保安官の遺体がある周辺で儀式の呪文の言葉を発する。
ウィリアム(語り手)『どんなに頭の顔を剥ぎたかったか…。だがわしも獲物ではなかった。その夜、わしらは遺体を埋め車は湖側の上流の深見に沈めた。今も覚えてるがトリスタンが子供の頃、わしはこの子が長生きできないと思った。だが、わしは沢山の思い違いをしていた』
変わってラドロー一家の墓地が映る。
ウィリアム(語り手)『若死にしたのはトリスタンを深く愛した人達だった。彼は岩だった。皆、彼にぶつかり砕け散った。トリスタンは一生懸命守ろうとしたのに彼は勇者のほまれと長寿を授かっていたのだ。彼は子供たちが大人になり子供が家庭を築くのを見届けた。死んだのは1963年。弾ける木の月だった』
トリスタンが馬に乗って森の中を歩く中、他の野生動物に襲われた動物の死体を見る。
ウィリアム(語り手)『最後に彼を見かけたのは今でも狩りの獲物が豊かな土地だった。墓には名も刻まれていない、刻む必要もない。トリスタンはこの世と魂の世界の狭間を生きた男だったから』
トリスタンがその動物の死体を見る中で、馬が何かに怯えて逃げてトリスタンのもとに熊がやって来て、それを見たトリスタンはナイフ一本で熊と格闘する場面となる。
ウィリアム(語り手)『彼の死は良い死だった』
最後にウィリアム(語り手)がそう語ったところで終わる。
最終更新:2019年09月06日 05:38