イレギュラーハンターロックマンXの最終回

action10 恐怖の始まり

前回のあらすし ZEROから真の黒幕がΣだと教えられたXだったが、
二人の前にVAVAと、Σに付くことを選んだ3人の特Aハンター達が現れた。
Xはそのうちの一人、ブーメル・クワンガーを倒したが、残る2人とVAVAに苦戦していた――――

アーマー・アルマージがローリングアタックでXに突っ込んでいく。
X「ダッシュ!!」

Xはアルマージのローリングアタックをかわし、ストーム・イーグリードのストームトルネードもかわしていく。

X「Xバスター!!」
Xが撃ち返したバスターがイーグリードに当たった。
イーグリード「グフォ!!Xの奴、まえよりずいぶんすばしっこくなってるぞ!!」

アルマージ「そのていどのスピードでオレたちの攻撃をかわせるものか!!オレさまの光弾で・・・」
X「チャンス!!スキを見つけたり!!」
アルマージ「ぐわーっ!!」
Xがアルマージの光弾をかわし、バスターを撃ち返し、
その直撃を受け、アルマージが吹き飛ばされた。

X「おまえは体を丸めているときは防御力が高いがそうじゃなければ並の防御力だ!!おまえの弱点は見切った!!」
アルマージ「くそーっ、こうなったら体当たりの連続しかないな・・・」
X「おそいんだよおまえの動きは・・・」

Xバスターが炸裂し、アルマージを粉砕した。

ZERO「いいぞX、その調子だ!!」
VAVA「他人の心配をするユトリがあるのかZERO?」
VAVAが電撃弾を撃ったが、ZEROはかわした。

ZERO「同じ手を二度もくらうか!!バスターの威力ならこっちのほうが上だ!!」
VAVA「ぐふァ!!」
ZEROのバスターがVAVAに炸裂した。

イーグリード「イーグルエッグ!!」
X「おっと!!」
イーグリードがエッグを放つが、Xはかいくぐる。

X「おまえからもらった技をおまえにかえしてやる!!トルネードバスター!!」
イーグリード「グオーッ!!」
Xのストームトルネードが、イーグリードを粉砕した。

X「よしイーグリードも倒したぞ、ボクもZEROに加勢するぞ!!」
ZERO「よし!!いっきにVAVAをたたんじゃおうぜ!!」
VAVA「おっとーっ!!」

Σ「ロックマンXとZEROだけはどうしても取り込めないか・・・もうこれ以上まてない、あきらめて作戦実行だ」
Σがその場から離れていった。

VAVA「くそーっ、二対一じゃあちと不利だぜ。だがこいつら信じられないバカだね・・・時代はΣさまの流れだというのにみずからジョーカーをひくなんて・・・」
X「損、得でしか物が見られないのかおまえは?」
ZERO「自分が何をすべきかオレたちは自分で決められるんだ!!悪魔の手先になりさがった奴はゆるさない!!」

VAVA「おまえたちが今から逆らったってもうおそいんだよ、そのことはすぐに解る!!あばよ・・・」
VAVAが去っていった。

X「とり逃がしてしまったか・・・」
ZERO「Σが正体をあらわしたとなるとボヤボヤしていられない!!ハンター本部が心配だ、すぐもどろう!!」


X「あっ!!」
XとZEROが戻ったが、ハンター本部は既に破壊されていた。
ZERO「おそかったか・・・」
X「な・・・なんてひどいことをするんだΣは・・・」
ZERO「まだ無事な者がいるかもしれない、入ろう・・・・」

二人が本部に入ると、A—1が瓦礫の下敷きになっていた。
A—1「オ・・・オ~~~~~イ・・・・」
X「あっ、A—1!!」

ZEROが瓦礫をどかして、XがA—1を助けた。
X「しっかりしろ、何が起こったんっだ?」
A—1「Σが反乱を起こしたんだ、何で今までボクは気がつかなかったんだろう・・・」
X「めげている場合じゃない、Σはどうしただ」
A—1「この本部にいたメカニロイドは全部うばわれた!!逆らった者はごらんの通り・・・・基地のコンピューターも機器も全部壊されてしまった・・・もう手のうちようがないよ・・・」
X「しっかりしろ、弱気になっている時じゃない!!Σと対決しなきゃいけばい、そのためにおまえの力も必要ななんだ!!」
A—1「ごめん、頑張るよ・・・・」
ZERO「よし、まず世界中にこのことを知らせるんだ。そして少しでもボクたちと同じ考えの同志を集めてΣと戦うんだ!!」
A—1「でもここの通信設備はもう使えない・・・」
X「何とか修理できないのか?」
A-1「そうだ、中央通信センターなら・・・・」


A—1が中央通信センターに向かう。
A—1「中央通信センターが無事であってくれればいいが・・・一人でも多くのレプリロイドを集めなければ・・・わっ!」
A—1の目の前が爆発した。
その近くにVAVAがいた。
VAVA「まだ動けたのか、A—1・・・・・」
「おまえにウロチョロされたんじゃこまるんだよね・・・おまえを捕らえさせてもらうよ、A—1」
A—1「VAVA!!」
VAVA「XとZEROをやっつける切り札としてもおまえを使いたいんでね」
蜂型巨大メカニロイド、ビーブレイダーが出てきた。


その頃、ハンター本部ではZEROの修理で一つのモニターが映った。
ZERO「やった!!まだ生きているモニターがあったぞ!!」
X「しめた・・・これで町のようすがわかるね・・・あっ!!」

町では、ビーブレイダーを初めとしたメカニロイドの軍勢が破壊活動を行っていた。
X「なんてことだ!!もうΣ軍団があばれだしている!!」
ZERO「グズグズしていられないぞ・・・・」
X「A—1が仲間を集めてくれるのをまっているわけにはいかない!!オレたち二人だけでもすぐに行って阻止するしかない!!やるしかない!!」


ビーブレイダーの機関銃で、また一棟のビルが倒壊した。
ビーブレイダー「次だ!!」
「!!」

X「Xバスター!!」
ZERO「ZEROバスター!!」
フルアーマーXとZEROの同時攻撃がビーブレイダーを粉砕した。

ZERO「X、オレからはなれるなよ!!一人では苦労するかもしれないが編隊攻撃ならばこんなやつら目じゃない」
X「わかっている、確実に一体ずつかたずけるんだろ」

XとZEROが次々にメカニロイドを倒していく。
しかし、飛び込んできた影が二人を切り裂いた、

X「ぐわあっ!!何者だ!?」
ZERO「VAVAか?」
「Σだ!!」

Σ「目ざわりなゴキブリどもが、わたしのガマンの糸が切れたぞ!!わたしがこの手でひねりつぶしてくれる!!」
X「それはこっちのセリフだ!!」
ZERO「さがす手間がはぶけたってもんだ!!」
Σ「身のほど知らずが、思い知らせてやる!!」

Σがビームブレードを振るい、XとZEROを切り裂く。
X「ぐわっ!!」
ZERO「おわっ!!」

X「Xバスター!!」
ZERO「ZEROバスター!!」
XとZEROの反撃をものともせず、Σは二人を攻め続ける。

X「負けてたまるか!!」
X・ZERO「「ツインバスター!!」」

XとZEROの同時攻撃を受け、Σが怯んだ。
Σ「やるじゃないか・・・だがわたしはおまえたちの弱点を知っている。これを見ろ!!」

モグラ型メカニロイドモルブレイダーに捕らわれたA—1が、出てきた。
Σ「おまえたちのたのみの綱のA—1をつかまえたぞ、もうだれもおまえたちを助けにこない!!」
X「A—1!!」

VAVAも出てきて、A—1にキャノンを突き付けた。
VAVA「これ以上Σさまに逆らったらA—1はこなごなになるぞ」
A—1「X、ZERO、ボクはどうなってもかまわないからΣを・・・」

Σ「ワッハッハッハ、かわいいことをいうじゃないか、A—あは・・・さあA—1を見殺しにしてもわたしに逆らえるかな?・・」

ZERO「ひきょう者め!!そんな手でオレたちを止められるとおもうなよ、Σ!!」
ZEROがバスターを向けるが、Xが止めた。
X「やめてZERO!!」
ZERO「止めるなX!!」
X「だめだ、A—1が死んじゃう!!」
ZERO「はなせX!!Σをゆるしてはならない!!」
Σ「そこがおまえたちの最大の弱点だ!!Xのやさしさがおまえたち二人のチームワークをくずす!!」

ΣがブレードでXとZEROを切り裂く。
X「ぐわーっ!!」
Σ「そんなおまえたちに勝ち目はない!!わたしにひざまずくのだ!!」

A—1「X、ZERO仲間割れをしないで!!力を合わせてΣと戦うんだーっ!!ボクのためにΣなんかに負けちゃだめだ!!」

ZERO「A—1のいうとおりだ。A—1には悪いがここは・・・」
X「いやだ!!ぐふっ!!」
Xが背中を切られた。

A—1「だめだよX、Σと戦わなければ!!キミは地球と平和の希望のレプリロイドなんだ!!それがΣなんかにひざまづいたら世界の未来は絶望だ!!戦ってくれX!!」
(ボクが・・・ボクさえいなければXはΣと戦ってくれる・・・そうだ、Xにすべてをたくすんだ!!)
A—1が両手を切り離し、拘束から逃れた。
VAVA「えっ!!」

A—1(自爆スイッチオン!!)
「あとはまかせたよ、ロックマンX!!」
A—1がΣに突っ込んでいき――――

A—1「キミならかならずΣを倒せる!!キミの可能性は未知数だ!!」
X「エ――――ワ―――ン!!」

A—1がΣを巻き込み、大爆発した。
Σ「く・・・くそう・・・」

ZERO「今だ!!攻撃しろロックマンX!!」

A—1(Σを倒して平和を守ってね、ロックマンX)
X「エ―――――ワン!!」
Xが涙を流しながら、バスターを放った。
ZEROもバスターを放ち、その同時攻撃がΣとVAVAに炸裂した。

VAVA「Σさま!!」
Σ「くそ―――っ!!作戦失敗だ、ここは出なおすしかないな・・・こうなったら力対力の全面対決だ!!」
VAVA「Σさま!!」

ΣとVAVAがメカニロイド、スカイクローに掴まれ、去っていった。
ZERO「まてーっ!!」

Σ「おぼえていろよ、おまえたち二人ではわたしに逆らいきれるものか!!かならずやわたしは世界を征服してみせる!!」

ZERO「くそーっ、逃がしてしまった!!」

Xがフルアーマーを解除し、A—1の残骸の前で膝を付いた。
X「うう・・・A—1・・・おまえはなぜこんなことをしたんだ?おまえが死ななくてもΣの攻撃をかわす方法はあったかもしれないのに・・・」

ライト(・・・ロックマンX、聞こえるかロックマンX)
X「その声はDrライト!!」
ライト(わたしとA—1は形はなくともいつもおまえを見守っているぞ・・・わたしたちは未来をおまえに託したんだ。おまえの持つポテンシャルと無限の可能性を信じている!!)(おまえが正しく成長すれば悪に屈することはなく、おまえのみずからの意思と勇気で平和を守ってくれるだろう。おまえはそれだけの力を秘めて生まれてきたレプリロイドなのだ!!さあ立てロックマンX、おまえは未来への希望だ!!)
X「A—1、Drライト・・・」
ZERO「しっかりしろX!!悲しんでいるひまはないぞ、これからが本当の戦いなのだから・・・」
X「うん解っている!!」
Xが立ち上がった。

X「A—1の死はムダにできない!!平和を取り戻さなければならない、Σの攻撃からこの町をボクたちの力で守るんだ」


20XX年。
それは恐怖の始まりだった。
だがそれは絶望ではない。
勇気ある2人のレプリロイドが立ち上がったのだ、平和のために。


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最終更新:2019年10月02日 12:11