知波単の戦車隊は、大洗の誘導によって、窪地へと落ちていった。
上に陣取った大洗の戦車が砲撃してきて、窪地の出口が崩れた。
西「おい!無理にやり合うな!戻れ!」
細見「は!かしこまりました!小隊回れ右!」
久保田「久保田了解!」
池田「池田後生です!突撃させてください!」
玉田「玉田右に同じく突撃!」
矢倉「矢倉同上!」
浜田「くそう!もっかいだ!」
矢倉「当然!」
福田「恐れながら申し上げます!ここで突撃しては今までの作戦がムダになってしまいます!」
矢倉「無駄ではない!かたを付けるのだ!」
玉田「ここまで来て敵に後ろを見せられません!」
浜田「前進あるのみ!」
西「前に進めばいいというものではない!」
浜田「解りました、転身でありますね!」
西「転身ではない、撤退だ!」
浜田「はあっ!?」
福田「あっ・・・」
西「我々は変わらねばならない、戦いは機を見て、時をかけて戦うものだ。
今ならまだ間に合う。相手の包囲が完成する前に機動力を活かせ!勝利のため撤退!」
福田「隊長・・・」
細見「なるほど、承知しました。撤退いたします!」
知波単の戦車隊が撤退していく。(玉田はショックで気絶していた)
それを八九式が追いかけようとしていたが・・・・
典子「うわ早い!すみません、追いつけません」
典子「本当にやるね、福ちゃんたち」
妙子「流石です」
あけび「でも負けたくない!」
忍「うん。絶対勝ちたいよね!」
桃「西住、この後は?」
みほ「追撃します!」
西「我々が勝つことが西住さんへの最大の恩返し!必ずや勝利を手にする!」
(第3話に続く)
最終更新:2021年04月01日 15:37