仮面ライダーSD 疾風伝説の最終回

さらば、風の戦士たち!永遠なれ、疾風伝説!!

10人の風の戦士が集結したことにより、伝説の戦士1号ライダーが復活した。

V3「1号ライダー!!」

シャドームーン「きさま・・・・」

?「クックックッ・・・・・」

壁が開きだした。

V3「な・・・、なんだ!?」

?「1号ライダーよ!!くくく・・・おろかな男だ・・・・・」
「あくまでもわれわれに逆らうつもりのようだな!!」

壁の向こうに、グランショッカーの大首領がいた。

1号(こ、この声は・・・・・・!!)

大首領「わが組織にたてつく者の運命は死・・・・」

残る八鬼衆ードクドルG、地獄大使、暗闇大使、十面鬼の4人ーが怪人軍団と共に風の戦士達を取り囲んだ。

大首領「地獄へいくがいい!!」

V3「け!地獄へおちるのはてめえらだ!!」

ストロンガー「いくぜ!!」

1号と2号が地獄大使と暗闇大使に、アマゾンが十面鬼に、ZXとスカイライダーがドクドルGに向かって行く。
ZX「ぬかるな、スカイ!!」
スカイ「おまえもな、ZX!!」


そしてV3がシャドームーンに向かって行く。
V3「シャドームーン!!」
シャドームーン「こりないようだな、V3!」

V3「いくぜ!!」
V3が疾風弾を放った。

シャドームーン「ばかめ!きさまの技など・・・・通用せん!!」
シャドームーンが疾風弾へシャドーセイバーを振り下ろす。

V3「疾風・・・・・裂流弾!!」

疾風弾が無数の弾に分かれた。
シャドームーン「なに!?」

裂流弾が曲がり、シャドームーンに炸裂した。

V3「へ・・・へへ・・・・・」

シャドームーン「ふふふ・・・・やるな、V3」


一つ目タイタン「急げ!!銃撃隊は東の通路へ・・・・・!!ボウガン部隊は出口を固めろ
!!やつらを生かしてこの城から出すな!!」

怪人「ぐわあ」
ストロンガーが怪人を蹴散らす中、ライダーマンとRXが打ち合わせしていた。

ライダーマン「RX・・・・・これを!!」
RX「こ・・・これは?小型爆弾・・・・」
ライダーマン「今、やつらはわれわれのいるこの中央ホールに集結している・・・・・このホールにいたる通路は西と東の二つ・・・・」
「東の通路はXとスーパーⅠが。そして・・・・西ではストロンガーが敵をおびきよせている。今なら、北の秘密の通路をぬけ、各ポイントに爆弾を容易にセットできるはず・・・・・」
「やれるな、RX・・・・・!!」
RX「はい!!」
ライダーマン「爆発を合図に脱出だ!!いけ、RX!!」

RXがその場を離れた。

ライダーマン(生き抜け、RX・・・・ここで死ぬにはおまえは若過ぎる・・・・・)


Xとスーパー1が怪人達と戦い続けていた。

スーパー1「やるな、Xライダー!!」

一つ目タイタン「銃撃隊、前へ・・・・!!」

怪人「ぐわ」

一つ目タイタン「標的!Xライダー」

銃撃隊がXライダーに狙いを付け―――――

一つ目タイタン「うて!!」

その一斉射撃がXライダーを撃ち抜いた―――――

スーパー1「X・・・・・」

Xライダーが銃撃に晒され続ける。

スーパー1「Xライダー!!」

千切れたマフラーがXライダーの手に落ちた・・・・・

スーパー1「うおおお」

スーパー1のエレキハンドの一撃が銃撃隊を吹き飛ばした。

スーパー1「X!!」

スーパー1が傷ついたXライダーを目の当たりにする。

スーパー1「X・・・ライダー・・・・」

Xライダーがスーパー1の手を握った。

X「ス・・・スーパー1。お・・・おれたちはいつまでも・・・・親友だぞ・・・・・」
スーパー1(X・・・・・・)
X「つかれた・・・少し・・・ねむる・・・・よ」
スーパー1「Xの・・・・兄ちゃん・・・・・!!」

Xライダーが事切れた・・・・・

その頃、ホールではアマゾン、2号、1号が戦っていた八鬼衆に勝利を収めていた。


「ぐわあぁ」

魔神大首領「く・・・・レジスタンスども・・・・・」

魔神大首領が動き出した。

V3「魔神像が・・・」
ライダーマン「魔神像が動き出したぞ!!」
1号「魔神大首領!!正体はわかっているぞ!!きさま、やはり生きていたのか・・・・!!」
魔神大首領「くくく・・・・」

魔神大首領は、ライダーマン、ZX、スカイライダーをなぎ払う。
ライダーマン達「うわああ・・・・・」

スーパー1とV3は飛び退いた。
スーパー1「ちいっ!」

魔神大首領「人の心に悪がある限り、わたしはほろびぬ・・・」

1号「さがっていろ!これはわたしとやつの戦いだ」
1号は風のオーラを纏う。
1号「いくぞ、死神博士!!」

魔神大首領の頭部には1つの人影があった。
死神博士「くくく・・・・望むところだ!!」


RX「最後の一個だ・・・・」
「爆発まであと三分・・・・・」

爆弾を置いたRXはその場を離れようとしたが、後ろからの物音に気付き、リボルケインを抜いた。
RX「だれだ!?」
「にがさん」
後ろから飛び出した誰かの前にRXは回り込んだが・・・

そこにいたのは、子供の戦闘員だった。
少年兵「近よるな、レジスタンスめ!!」
RX「ば・・・ばかな。やつらは・・・こんな子まで洗脳して戦わせているのか・・・」
「おいで!兄ちゃんといっしょにここを出るんだ!」

RXは少年兵の手を取ったが、少年兵の取り出した針に脇腹を刺されてしまった―――――

RX「は・・・、は・・・早くここを出るんだ・・・・」
少年兵はその場を離れていき、RXは膝を付いた。

RX「神よ・・・・、あ・・・、あの子をお救いください」

爆弾の爆発が迫る中、RXの脳裏に、グランショッカーに殺された弟の姿がよぎる・・・

弟(兄ちゃん・・・・・兄ちゃん)

RXが倒れ、涙を零していた・・・・
RX(今・・・・会いに・・・・・いくよ・・・・・・)

爆弾が爆発した―――――――


ライダーマン「爆発が始まった。RXがうまくやったぞ」
V3「1号ライダー!!脱出しよう、城がくずれる!!」

1号は風のオーラを纏って、魔神大首領に突っ込んで行った。
1号「わたしにかまわずいけ!!V3・・・・!!」
「今こそ決着をつけるとき!!」
死神博士「1号!き、きさま!!」

1号と魔神大首領が激突し―――――
閃光が辺りを覆った。
その閃光が収まった時、1号と魔神大首領の姿は消え失せていた・・・・

V3「1号・・・・・・」

城の崩壊が進んでいく。
ライダーマン「うわあ!」

V3「こっちだ!!」

V3達は城から脱出し始めた。
ストロンガー「死ぬんじゃねえぞ、V3・・・・」
ストロンガー「おーっ、てめえとはマーシャルライドの勝負がついてねえんだ・・・・・・死んでたまるかよ!!」

ZX「急げ、みんな!!」

殿を走っていたストロンガーは、後ろから来る足音を聞き、立ち止まった。

ストロンガー「・・・・・・・・」

ストロンガーが振り返ると、ドクトルG率いるボウガン部隊が迫っていた。

ドクトルG「生きてこの城から出られると思っていたのか」
ストロンガー「この先は通せねえな・・・・・!!」
ストロンガーがマシンガンを構える。

V3「ストロンガー、なにしてるんだ、急げ!!」

ドクトルG「うて!!」

ボウガンが一斉に放たれた。

ストロンガー「当たるかよ、そんなもん!!」
ストロンガーはマシンガンでボウガンを撃ち落としていく。

V3「ストロンガー・・・・・・」
ストロンガー「みんな、早くいけ!!」

ストロンガーはボウガン部隊を撃ち倒していく。

V3「ストロンガー!!」
V3達はストロンガーの元に向かおうとする。

ストロンガー「くるな!みんなで心中するつもりか!」

V3「ストロンガー・・・・!!」

城の崩壊は進んでいく。

やがてストロンガーのマシンガンの弾が切れた。
ストロンガー「ち!たまが切れやがった・・・・」

1本の矢がストロンガーの首元に刺さった。
そこから次々と矢がストロンガーに刺さっていく―――――

V3「ストロンガー!!」

ストロンガー「ライダーマン、V3の・・・・ばか野郎を早く連れて行け!」

V3「ストロンガー・・・・・おれとの勝負はどうするんだ・・・・・・!?」
「ストロンガー!」
ストロンガーの元に向かおうとするV3も、彼を止めるライダーマンも涙を流していた・・・

ドクトルG「ぐわ!」
「うわああ・・・」
ドクトルGとボウガン部隊が崩壊に巻き込まれた。

後に残されたストロンガーは全身を矢に貫かれていた・・・・

ストロンガー「あばよ・・・・V3・・・・・」


そして、ジャーク城が完全に大爆発、その様を脱出したV3達が見ていた。

V3「トーベ-さん、Xライダー、RX・・・・1号、ストロンガー・・・・・見えるか、あの光景が・・・・!!今・・・・グランショッカーがほろびていくぜ・・・・」
(おれたち、勝ったんだ・・・・・)



(以下、復刻版で追加されたシーン)

V3「うっ」
2号「あ・・・・あれは・・・・・」

V3達の前に、八鬼衆最後の生き残りにしてV3の宿命の敵、シャドームーンが現れた。

ライダーマン「生きていたのか・・・・シャドームーン」
V3「誰も手を出すんじゃねえ!奴はおれが倒す」
ライダーマン「無茶だ!」
スーパー1「おまえの身体は戦える状態じゃない」
ZX「止めても無駄だ・・・・・」
ライダーマン「ゼ・・・・ZX・・・」
ZX「これが・・・あの二人の宿命なのだ・・・・・」

V3「いくぜ!シャドームーン!!」

アマゾン(V3死を覚悟している)


シャドームーンが2本のシャドーセイバーを構える。

V3「風よ!」
V3は右手に風のエネルギーを集めながらシャドームーンに突っ込んで行く。

シャドームーン「何度も同じ手は食わん」

シャドームーンは片方のシャドーセイバーを投げつけ、V3の右手を切り裂いた。
V3「ぐわああっ」

ライダーマン「V3!」

V3「く・・・か・・・風よ」

V3が左手に風のエネルギーを集めるが、距離をつめたシャドームーンに左手を切られた。

V3「うおおおお!」
「くっ・・・・」
シャドームーンはシャドーセイバーをV3に突きつける。

シャドームーン「これでもうきさまに風は操れまい。ククク・・・私の勝ちだ」

ライダーマン「V3!」

ライダーマン達がV3に駆け寄ろうとする。

V3「来るな!手出しは許さねえ!」

シャドームーン「強がりだけは相変わらずだな・・・ククク」
V3「ネオハリケーン!」
シャドームーン「なに!」

やって来たネオハリケーンにV3は飛び乗った。
シャドームーン「く・・・」

ネオハリケーンがジャンプした。

シャドームーン「ちいっ!つまらん悪あがきを・・・・」

ライダーマン「V3!」

V3はネオハリケーンから飛び出した。

シャドームーン「ぬっ」
V3「命がある限りおれは負けねえ!」

V3のダブルハリケーンが回転する。
V3「風よ!」

風のエネルギーがV3の右足に集まっていく。

シャドームーン「な、なんだと!」

V3「くらえ!V3疾風キーック!!」
風のエネルギーを集めたV3キックがシャドームーンに炸裂した。

ライダーマン「うわあああ!」


倒れ伏せたシャドームーンにV3がシャドーセイバーを突きつけていた。
シャドームーン「フフフ。やられたな、完敗だよV3・・・・さあ、とどめを刺せ・・・・・」

ライダーマン「V3!」

V3「てめえを、てめえを殺しても死んだ仲間は戻ってこねえ」

V3はシャドーセイバーを投げ捨てた。

V3「戦いはこれで終わりだ」
1号(それでいい・・・・V3)

V3「1号!生きているのか!?」
1号(私の魂はいつまでも生き続ける・・・風の戦士達の心の中に・・・そして、新たなる戦士の胸に・・・・・)

ライダーマン「V3!」

シャドームーン「借りができたようだな・・・・V3・・・・」

V3「さあ、出発だ!」

V3達は何処へと、走り去って行った・・・・


悪が世界にはびこるとき、
それらを一掃する風がふくという・・・
人びとはそれを・・・・
疾風伝説と呼んだ・・・・



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年11月10日 17:39