配給・制作会社、テロップが映し出された後。主人公であるアリス・アバーナシーがナレーションをする。
アリス(ナレーション)「歴史とは勝者側の物語だ。つまりこれは革新的な科学者ジェームズ・マーカスがアンブレラ社の歴史ということになる」
アリスがナレーションとしてそういった後。ジェームス・マーカスの顔が個人情報とともに映る。
アリス(ナレーション)「マーカスにはアリシアという娘がいたが。進行性の病・プロジェリアを患っていた」
ジェームズの娘であるアリシア・マーカスが医療室のベッドで寝ている場面となる。
アリス(ナレーション)「若くして年老いていくため。25歳なる頃には肉体は90歳相当になってしまった」
次にジェームズが就寝しているアリシアを見守りながらコンピューターで遺伝子の研究をする。
アリス(ナレーション)「マーカスの奔走にもかかわらず。治る見込みはなかった。治療法を見出そうと嘆きながら彼は娘の記録を取った。娘の声や姿も…後世に残すために…」
次にアリシアが治療する中でそばにいたジェームズが笑顔を見せながらアリシアの血液を採取する。
アリス(ナレーション)「だが、突破口は開けた。マーカスがTウイルスを発見したのだ。体内に入ると損傷した細胞を見つけて修復する。奇跡だった…アリシア・マーカスの人生は救われた…」
変わって元気になったアリシアが紙にペンで絵を描く。
アリス(ナレーション)「ウイルスの適用範囲が広く無数の病気を直した。世界は一夜にして感染や病気や衰えから解放され新しい時代が迎えたように思えた…だが…そうはいかずTウイルスには思いがけない副作用があった…」
変わってとある国でロープウェイに乗っていた生徒らが景色を見る中で一人の男が苦しむかのように咳をする。
生徒「先生来てください!」
女性教師「息してない」
男子生徒の容態を見た女教師はそういった中で男教師は人工呼吸で息を吹き返そうとする中、その男子生徒はゾンビかつアンデッドとなり襲いかかる。
変わってロープウェイの捜査を担当していた係員が乗客がいないことに気づきロープウェイに近づく中、そのアンデッドが手を窓に貼り付ける。
アリス(ナレーション)「最初のアンデッドの誕生だった。事件は即座に隠蔽され、ジェームズ・マーカスは共同創設者であるアイザックス博士と激しい議論を戦わせた。」
変わってジェームズの豪邸のオフィス。
ジェームズはTウイルスの危険性をアレクサンダー・ローランド・アイザックスに訴える。
ジェームズ「どれだけ費用がかかろうともこのプロジェクトを中止しなければ」
アイザックス「そうなれば俺達もおしまいだぞ」
ジェームズ「覚悟を決めたよ」
アイザックス「残念だ」
アイザックスがそう言うとアルバート・ウェスカーが後ろからジェームスを頭に袋にかぶせて窒息死させる。
階段にいたアリシアはその様子を見る。
アイザックス「ベッドで寝ていなさい。お父さんと話しているところだから。早く…」
アイザックスはそう言うとアリシアは自室に戻り、次にジェームズを葬儀する場面となる。
アリス「アイザックス博士はアリシアと彼女が受け継いだ会社の半分の後見人となった。気高い理想のもとに始まった企業は欲と権力によって完全に支配された」
変わってアイザックス博士がアンブレラ社内の社長室でタッチパネルを操作する場面となる。
アリス(ナレーション)「今や莫大になったアンブレラ社の利益を管理するためアイザックス博士は強力な人工知能を作り出した。コンピューターのインターフェイスアリシア・マーカスの記録を使いコンピューターをこう名付けた。レッド・クイーン」
アイザックス博士は人工知能・レッドクイーンを生み出す。
アリス(ナレーション)「そして10年前…ラクーンシティでそれは起こった…Tウイルスがハイブと言う極秘のハイテク施設から漏れたのだ。アメリカ政府は爆弾で蔓延を食い止めようとしたが街を壊滅させただけで空気感染は止められなかった。ウイルスは数日間で世界に蔓延し人類は絶滅の危機に…最後の望みをかけてメンバーが集まりワシントンDCで全力の抵抗を試みた。それは仕組まれたものとは気づかず…罠だった…私はアリス、物語の語り手…最後の物語…」
今までのバイオハザード実写映画シリーズ作品の場面の映像が集まってナレーションとして語りかけたアリスの顔となった後、映画のタイトルが表示される。
RESIDENT EVIL THE FINAL CHAPTER |
最終更新:2023年10月16日 11:45