兵士たちが扉の前で何かを待ち構えていた。
戦車が城を砲撃し始める。
ゲンブ「もはやこれまでか…… さあ早く、脱出ロケットへ……」
パピ「大臣はそれでいいのか? 自分たちだけ逃げるなんて。私も皆とともに最後まで戦う!」
ピイナ「いけません! 今、あなたが生き延びなければ一体誰がこの星を……」
城が爆発する。
パピはいつのまにかロケットに乗せられている。
パピ「これは…… いつの間に?」
ピイナ「そこは脱出ロケットの中です……」
パピ「補佐官! 何をしている?」
ピイナ「これから打ち上げます」
パピ「やめろ‼︎」
ロケットが打ち上げられる。
ピイナ「大丈夫。あなたならできるわ……」
パピ「ダメだ! 置いていくなんてできないよ、ピイナ!」
ピイナ「いつかきっとこの星に再び自由を……」
通信が途絶える。
パピ「ピイナ。ピイナ姉さん! 姉さん‼︎」
地球ではのび太たちが映画の撮影をしていた。
のび太「くしゅん! ああっ、ライトが……」
ジャイアン「バカ! 何やってんだよのび太?」
のび太「しまった……」
スネ夫「ああっ、そこ踏まないで!」
のび太「おっとっと…… ああっ!」
幕が落ちる。
スネ夫「カット、カット! 撮影がめちゃくちゃだよ。全く!」
出木杉「大丈夫? 野比くん……」
ジャイアン「張り切りまで台無しにしやがって!」
スネ夫「準備にどれだけかかったと思ってんだ‼︎」
ジャイアン「おいのび太! どうしてくれるんだよ?」
そこへドラえもんがタケコプターでやってくる。
ドラえもん「どうしたの? スネ夫、ジャイアン…… それに出木杉くんも。また何かやらかしな? のび太くん」
のび太「ド、ドラえもん‼︎」
最終更新:2024年09月16日 17:18