ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?のエンディング

お菓子の国・オカシナナ王国では、サト国王とシュガ王妃により、王女のハニー姫の笑顔を取り戻すための「オカシナナまつり」が開催される。
ドラえもんズの友達の菓子職人ジェドーラは、ドラえもんズをアシスタントとして出場するが、ライバルのニガニガの妨害と、王(ワン)ドラとエル・マタドーラのケンカで失敗ばかり。
しかしジェドーラの助言で、王ドラとエル・マタドーラは力を合せ、皆が楽しくなれる菓子を作ることを決心する。

バナナシスターズ「もうすぐ終了のお時間で～す♪」
サト国王「姫を喜ばせるお菓子は、出て来んかったなぁ」
シュガ王妃「今までの一番は、ニガニガのお菓子かしらね」
ニガニガ「グランプリはいただきニガ」

ジェドーラ「お待たせしました!」
ニガニガ「何っ!?」

ジェドーラが、ドラえもんズを率いて登場する。

バナナシスターズ「エントリーナンバー・ラスト～♪　ジェドーラ・アンド・ドラえもんズ～♪」
ジェドーラ「頼むぞ、みんな!」
王ドラ「はい!」
マタドーラ「任せとけ!」
一同「我ら、ドラえもんズ!!」

ドラえもんズ7人の親友テレカのパワーが、空中の光の鍋を作り出す。

マタドーラ「王ドラ!」
王ドラ「エル・マタドーラ!」
マタドーラ「今日は燃えるぜ!」
王ドラ「熱く行きますよ!」

王ドラとエル・マタドーラが、光の鍋の上で大回転する。
ドラえもんズたちが集めてきた材料、小麦粉、玉子、蜂蜜が、空へと巻き上げられてゆく。

王ドラ・マタドーラ「混ざれ～!!」
ジェドーラ「お醤油を少々」

同じく材料の牛乳、小豆も、光の鍋の中へと巻き上げられてゆく。

キッド「行っけ～!」
マタドーラ「煮えろ!」
王ドラ「泡立て!」

調理が完了し、餡子と生クリームの山、ドラ焼きの皮ができ上がる。

ジェドーラ「はいっ!」
サト国王「美味しそうな粒餡!」
シュガ王妃「ゴージャスな生クリーム!」
ジェドーラ「あとは、皆さんでお作りください。宇宙一の生クリームドラ焼きを」

サト国王が皮に餡を、シュガ王妃が皮にクリームを塗る。

サト国王「おぉ、ドラ焼き作りなんて久しぶりだ」
シュガ王妃「懐かしいわね……　あなた」
サト国王「お前」
サト・シュガ「さぁ、ハニー」

ハニー姫の脳裏に、幼い頃、両親の手作りの菓子を笑顔で食べていた頃の記憶が甦る。
両親の手作りのドラ焼きを口にすると、満面の笑顔となる。

ハニー「美味しい!　美味しぃ～!!」
サト・シュガ「ハニー!?」
王ドラ・マタドーラ「よっしゃあ!!」
ニガニガ「ずるいニガ!　そんなの失格ニガ!」

ニガニガが飛び出そうとするが、彼と部下のコゲロボがロープで結ばれている。

ニガニガ「誰ニガ!?　こんなもん結びつけたのは!」

ロープの端はミニドラたちにより、ニガニガの宇宙船に結び付けられている。
ニガニガたちが宇宙船ごと、空の彼方へ吹っ飛んで行く。

ニガニガ「ニガ──っ!?」

サト・シュガ「グランプリは、ジェドーラとドラえもんズのお菓子に決定～!!」
バナナシスターズ「おめでとうございます～♪」

(終)