ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマーの第1話

宇宙のどこかで今日もサイバトロンの自由と平和のための戦いが行われていた。

とある宇宙の隕石に建造されたデストロン基地で戦争が始まる。
戦いの中でトランスフォーマーの一人であるビッグコンボイが接近してくる。

マグマトロン「何!?」

司令室でマグマトロンはその様子を見る中、ビッグコンボイ(以下略でビッグ)が天井を突き破ってやってくる。

マグマトロン「おまえ一人で…
ビッグ「昔からつるむのは嫌いでね」
マグマトロン「ワンマンズアーミー…伝説の戦士ビッグコンボイ…」
ビッグ「ビッグキャノン!ゴー!」

ビッグはビッグキャノンをマグマトロンに向けて放つと基地は爆発する。

ビッグコンボイ出撃せよ

ビッグが戦闘機に乗って帰還する中でモニターが映り無線連絡が入る。

無線「ベクターシグマから指令だ。ビッグコンボイ、サイバトロンキャンプに出頭せよ。サイバトロンキャンプに出頭せよ」

ビッグは無線連絡を切った中、アラームが鳴り響く。

ビッグ「おせっかいな奴らだ…」

ビッグの乗った戦闘機付近にはサイバトロンキャンプがあり、彼の戦闘機は内部へ入る。

ここはサイバトロンキャンプ。宇宙の各地で活躍するサイバトロン達が補給のために集う秘密基地である。

ビッグ「随分乱暴な方法で呼び出すんだな」

ビッグがそういうと、祭壇らしき場所から高官となる3人のグレートコンボイが現れる。

グレートコンボイ一同「ビッグコンボイ、君に新しい任務だ」「新兵の教育係をやってもらいたい」
ビッグ「教育なんて俺の仕事じゃない。人を教えるなんて柄でもない」
グレートコンボイ「待てこれは頼んでいるのではない。セイバートロン星の神たるコンピューター・ベクターシグマが君を選抜したのだ」
ビッグ「ベクターシグマが…」

格納庫に準備された訓練用の宇宙船・ガンホーにはすでにビースト能力をスキャニングされた5人の新兵達が集められていた。

ブレイク「ブレイク!変身!」

ビーストモードのブレイクで床を滑っていたブレイクはトランスフォームする。
兎のスタンピーは驚く。

ブレイク「俺はブレイクだ。姿はブレイクだが心はギンギンに燃えてるぜ!」

スタンピーは安心の表情を見せる中でブレイクが近づく。

ブレイク「そこでおどおどしてるお前はなんてんだ?」
スタンピー「ぼ…僕ですか?。スタンピー!変身!」

スタンピーはロボットモードへトランスフォーム。

スタンピー「僕、スタンピー…オドオドなんてしてないです…ただちょっと人見知りなだけで…」
コラーダ「コラーダ!変身!」

コブラのコラーダはロボットモードへトランスフォーム。

コラーダ「俺はコラーダ。先に言っとくけどな仲良しごっこはウンザリ、おめえらと協力するなんてご免だぜ」
ロング「ロングラック!変身!」

キリンのロングラック(以下略でロング)はロボットモードへトランスフォーム。

ロング「好きにするがいい。しかし下品な言葉遣いはやめるんだ」
コラーダ「なんだと!
ハイン「待った×2!。ハインラッド!変身!」

(たぬき)のハインラッド(以下略でハイン)はロボットモードへトランスフォーム。

ハイン「これから長い付き合いになる仲良くしようよ
ブレイクところでさいったい誰が俺たちの教官になるか知ってるか?
一同「…?。」「さあ…」
ブレイク「そいつが俺たちの教官にふさわしいかどうか試してやんねーか?
一同「仕掛けるのか…おもしれえ」「そんなことして大丈夫なんですか?」

ブレイクはうさぎに近づく。

一同「ちょっと実力を試させてもらうだけさ」
「そんなことを!?」「だけどよ…実力のない教官だったらどうする?」
「うーん確かめる必要があるかもしれないな…」「バチバチ燃えてきたぜ…」

ガンホー船内。
司令室にビッグが入ってくる。

ビッグ「みんな初日から遅刻か…」

ビックがそういった中、サイバトロンの新兵が仕掛けた罠にはまる。

ブレイク「やったぜ!」

身を隠していた一同が姿を現す。

ブレイク「教官殿の俺たち新兵、教官殿の実力を試させてもらったであります。よし、スタンピー!いいぞ!」
スタンピー「イエ…イエッサー!」

スタンピーはコントロールパネルを操作し罠を解除するとビッグの姿がいなかった。
ブレイクが確認する中、罠に張り付いていたビッグが彼に飛びかかり拘束する。

ビッグ「実力試したらどうだ?」
ブレイク「このー!」

ブレイクはビッグに向けて腕に装備された銃を向ける。

ビッグ「ブリッジの中でそんなもの撃つ気か?」
ブレイク「言われなくても分かってない!みんな!行くぜ!」

5人はビッグに立ち向かうも呆気なく返り討ちにされる。

ビッグ「ここまでか…」

ビッグがそう言い何かに気づき、隠れていたスタンピーを見つける。

スタンピー「ごめんなさい」

スタンピーが謝罪後、同じく倒れた仲間の山積みになる。

ブレイク「す…すみませんでありました」
ビッグ「諸君の歓迎に感謝する。しかしお遊びの時間はここまでにしてもらおう…」
ブレイク「はい!教官殿!」
ビッグ「呼び名はビッグコンボイでいい」
一同「「「「「ええっ!」」」」」

一同はビッグコンボイが教官になった事に驚愕する。

一同「決して誰ともつるむこともねえ…」「たったひとりで勝利不可能と言われた戦場を勝利に導いてきた」「ワンマンズアーミー伝説の戦士…ビッグコンボイ…」「面白そうな訓練になりそうじゃないですか…」
アナウンス『オープンゲート×2。ビッグコンボイ、スペースシップ、ゴー!』

ガンホーがサイバトロンキャンプから発進する。

いよいよ、訓練宇宙戦ガンホーによる訓練航海が始まった。
訓練は銀河辺境の惑星ガイアで行われることになった。
ビッグコンボイは数年前、この星でライオコンボイ部隊が行方不明になり巨大な爆発が観測されたことを告げた。

我々の使命は惑星ガイアで起こった事件を調べることだ。

ビッグ一同「それって訓練じゃなくて本番じゃないですか!
「実践に勝る訓練はない」
「全く冗談じゃないぜ…いきなり実践だなんてよ…先が思いやられるぜ…」
「頑張ろう!それだけ我々が期待されてるってことだ」
「張り切りすぎも危ないんだな…」
「各自配置につけ!」
「「「「「イェッサー!」」」」」
「航行速度、ワープスピード、目標惑星ガイア」
ナビ「ワープ準備完了。目標惑星ガイア、セット!」
ビッグ「発進!」

ガンホーは惑星ガイア付近の宇宙へとワープする。

ビッグ「席に戻れ!」
スタンピー「はい!」
ビッグ「ナビ、状況を分析せよ!」
ナビ「惑星ガイア近くの宇宙空間に到着しました。しかしこの辺りには小惑星帯なんてなかったはずです」

ガンホーは惑星ガイアへと向かう。

ビッグ「ここから先は戦場な訓練だと思うな!いつでも実践だと思って行動せよ!。私はガンホーにとどまり指揮を取る。ロングラック、君を副官に命じる。地上での指揮を取れ」
ロング「イェッサー!。よし、みんな行くぞ!僕に続け」
ブレイク「なんであんなやつが副官なんだよ?」
ビッグ「地上ではロングラックの指揮に従え」
ブレイク「はいはいさー!」
ナビ「オープンゲート!オープンゲート!カタパルト射出準備!」

ガンホーの先端が展開し射出準備をする。

ナビ「各自射出準備よし!射出!」

サイバトロン一同5人が乗った防護ポッドが放たれる。

サイバトロン5人「いやっほーい!この緊張感たまんねえぜ!」
「遊びじゃないんだぞ!」「へいへいさー!でも、まだ地上にはついてないぜ」「へー!助けてー!」「」
ビッグ「ナビ、奴らを見逃すなよ」
ナビ「イエッサー!」

惑星ガイア。
その頃、惑星ガイアにはサイバトロンたちを待ち受ける怪しい者たちの姿があった

恐竜・古代生物が上空のサイバトロン5人に目をつける。
さらにある理由で惑星ガイアにやってきたマグマトロンもその様子を見ていた。

マグマトロン「来たか…一人残らずぶっ潰せ…」

マグマトロンは恐竜古生物にスキャンしたデストロン部隊に指示をする。

デストロン一同「「「「ラジャー!マグマトロン様!」」」」
「ガイルダート!変身!」
「セイバーバック!変身!」
「スリング!変身!」
「デッドエンド!変身!」

ガイルダート(以下略でガイル)、セイバーバック(以下略でセイバー)、スリング、デッドエンド(以下略でデッド)のデストロン部隊4人はロボットモードにトランスフォーム。

デストロン部隊はやってきたサイバトロン部隊5人に向けて攻撃を仕掛ける。

ガイル「テールシューター!」

サイバトロン5人「なんだこりゃ!」
「訓練じゃ、まじすぎるぜ」「どうするロングラック?」「わかりっこないよ!各自考えるように!」

ガイルが放った攻撃はロングの防護ポッドに命中し破壊される。

スタンピー「みんな!みんな!どこ行っちゃったの?」

スタンピーが乗っていた防護ポットが破壊され、彼は即座に脱出する。

スタンピー「ビーストモード!。何だよ!何だよ!みんな、どこ行っちゃったんだよ!」

ビーストモードになったスタンピーは草むらに隠れて走り続ける。

スタンピー「へぁ?」

スタンピーは得体の知れない花を見つけ、鳥の音に気づいてその花に近づくと、突然と花がスタンピーに襲い掛かる。
その花の正体はスリングであった。

スリング「かわいいうさぎちゃん捕まえちゃったぜ」
スタンピー「助けて!」
スリング「頭からかじってやるかな?」

スリングがそういうと、ほかのデストロン戦士らも駆けつける。

デストロン一同「スリング。勝手な真似はするんじゃないぞ」
「大事な人質だからな」
「サイバトロン全滅させてやる」

捕縛されたスタンピーが怯える中、一機の宇宙船がやってくる。
草の茂みに隠していたサイバトロン戦士4人もその音に気づく。

ブレイク「シーガルだ!助かったぜ!」

サイバトロン戦士4人も宇宙船・シーガルの後を追う。
シーガルの中から現れたのはビッグであった。

ビッグ「来るな!止まれ!」

ビッグはサイバトロン戦士4人に向けて射撃し動きを止める。

ビッグ「逃げるな!仲間を置いて逃げるやつは俺が倒す!」

ビッグは射撃を放った中、マグマトロンがやってくる。

マグマトロン「ビッグコンボイ、久しぶりだな」
スタンピー「みんな…ごめん」
ビッグ「生きていたのか...マグマトロン...私の生徒を離せ!
マグマトロン「新兵の教育係とは一匹狼も地に落ちたな…
ブレイク「なんだと!喰らいやがれ!

ブレイクはマグマトロンに向けて撃とうとする。

ビッグ「やめろ!地上での行動は副官のロングラックに従え!
ロング「(草むらにはデストロンの仲間が潜んでいる…)みんなでかからなきゃダメだ!」
コラーダ「人のために全員が犠牲になることはねえだろ?」
ロング「やるしかない!」
ハイン「30秒…30秒だけならやつらのいる場所の時間を止められるんだけどなあ…」
ロング「突撃!スタンピーを救うんだ!」
ブレイク「そうこなくっちゃ!
コラージュ「しょうがねぇな!」
ハイン「また走らなくちゃいけないの?」

サイバトロン戦士たちが走りながら攻撃をする中で身を潜めていたデストロン戦士たちが一気に襲い掛かってくる。

ガイル「一人残らずぶっ潰してやる!」
ハイン「タイムフリーズ!」

ハインはタイムフリーズで時間を止めて、走り続ける。

ハイン「時間がない!時間がない!」

ハインはマグマトロンが人質にしていた時間切れ寸前でスタンピーを助け出す。

ハイン「予定より早すぎた!」
マグマトロン「何!何が起こった!?魔法!魔法使ったのか!?」
デッド「くそっ!意外にやるな!」
マグマトロン「逃がすか!」
ビッグ「ハインラッド伏せろ!」
マグマトロン「マグマロケット!」

マグマトロンが放った剣・マグマロケットはビッグコンボイに命中すると大爆発を起こす。

マグマトロン「我がマグマロケットの力見たか?」

マグマトロンがそういうと、ビッグは無傷であった。

マグマトロン「要塞戦での恨みここで晴らす!」
ビッグ「残念だな…。ビッグキャノン!ゴー!」

ビッグはマグマトロンに向けてビッグキャノンを放つ。
マグマトロンはマグマシールドで防ぐも押し返される。

ガイル「マグマトロン様!ディーナビ転送だ!」
ディーナビ『ラージャ』
スリング「俺を忘れるなって!」
ディーナビ『全くもう…』

他のデストロン戦士らはワープ装置で撤退する。

スタンピー「一体何がどうなったの?」
ブレイク「てめぇが臆病者だからみんな迷惑したんだろ!」
スタンピー「ごめんなさい!」

ブレイクはスタンピーにお仕置きしようとするもビッグに制止される。

ビッグ「攻撃された瞬間みんな臆病者だった。死ぬのが怖いのは当たり前だ」

ビッグがそういうと彼の胸部が光り出す。

ビッグ「ワン・オール・オール・フォーワン。一人はみんなのためにみんなは一人のために忘れるな…」
サイバトロン一同「ええ?」
ビッグ「つまらないことを言ってしまった…。これは…サイバトロンが何者かが信号を送っている…」

サイバトロンらは信号が発信している場所へと向かう。

マトリクスへの信号を頼りにビッグコンボイたちは宇宙船の記録用の部品ブラックボックスを見つけたのだった

ガンホー船内。
ナビ「エネルギーが切れかかっている以外は問題ありません。」

ナビがそういうとブラックボックスから立体映像が映し出される。
映し出されたのはライオコンボイの姿であった。

ビッグ「ライオコンボイ…」
ライオコンボイ(映像)『我々はアンゴルモアエネルギーを悪用しようとするガルバトロンと戦った…。
しかしガルバトロンは人工惑星ネメシスを使い回収してしまった。
我々は何とか人工惑星ネメシスを破壊することに成功したが、カプセルに入れたアンゴルモアエネルギーはネメシス爆発と共に宇宙に飛び散ってしまった…。
アンゴルモアエネルギーは宇宙を滅ぼす力を持つかもしれない。
未知のエネルギーだ。サイバトロンのみんなの力でカプセルを回収してくれ』

ライオのメッセージを兼ねた立体映像は消える。

ビッグ「宇宙に散ったアンゴルモアカプセルを探し出し回収する!」
一同「「「「「イエッサー!」」」」」

ガンホーはワープする。
代わって隕石群が多い宇宙でデストロンの宇宙船ダイナソアがあった。

ディーナビ「あんた達がついてたってのにどうしてこうなるの?。
全くドジなんだからもう…サイバトロンたちは特にワープしちゃったのよ」

ディーナビはマグマトロン以外のデストロンの戦士らを叱責する。
一方でマグマトロンは司令室の椅子に座っていた

マグマトロン「ビッグコンボイ…アンゴルモアカプセルは我々デストロンのものだ…」

(続く)

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最終更新:2025年09月21日 19:36