ナレーター(テレビ)『想像してみてください。犯罪もなく貧しさもない街。しかもそこには200万人の働き口があるのです。そんなことは夢だと思うでしょ?。しかし時として夢は現実になります。 デルタシティ…子供たちのために…』
近未来都市のデルタシティのCMが流れた後、ニュース番組「MediaBreak(メディアブレイク)」が始まる。
女性アナウンサー「今日もまたいま世界で起こっているホットなニュースをお届けしましょう」
ケイシー「こんばんは、ケイシー・ワンです。 まず最初のニュースです。デトロイトが日本人に買い取られました。 OCPオムニ社は今日株式の公開事件によって同社の株を大量に取得した多国籍企業・カネミツの傘下に入った事を放送します」
そのニュースを見ていたケイコ・ハローランがパソコン型の電子機器を使って勉強している娘・ミコに話しかける。
ケイコ「ミコ。勉強するぐらいにしなさい。寝る時間よ」
ケイシー(テレビ)『ご承知のようにデトロイト市は…』
ミコ「ニュース見てるんだもん…」
ケイコ「明日も学校でしょ?」
ケイシー(テレビ)『今一番の問題は市街地再開発と多くの市民が戦闘区域と呼ぶほどの犯罪発生率が高さ』
テレビにスラム街で警官が犯罪者を取り押さえる光景が映る。
ケイシー(テレビ)『それを乗り切るためOCPの部隊が200体を投入。リハッブ、すなわち都市再生警察は安全地帯から市街地の治安維持まで広い活躍をしています』
リハッブの件が報道される中、司令官となるポール・マグダゲットがインタビューをする。
ポール(テレビ)『我々がここに来たのは、警察と共にギャング対策にあたるためです』
リポーター(テレビ)『でもデルタシティの建設のために今住んでいる人を追い出すと言われている件についてはどうなんです?』
デビット「ミコ、ママの言うこと聞きなさい」
ミコはテレビを見ながら勉強する中で父・デビットの言うとおりにノートパソコンを閉じる。
ミコ「つまんない」
ミコがそういった後、自分の部屋に戻ると、同じく見ていたデビットはその番組を見続けていた。
ポール(テレビ)「立ち退き命令をしていることは否定できません。しかし、ほとんどの人は説得に応じて別の場所への移住に同意しています。新しい職場ももちろん用意されています。我々はあくまで彼らの引っ越しを手伝っているだけです。我々も生身の人間ですよ』
リポーター(テレビ)『どういう意味ですか?』
ポール(テレビ)『血も涙もないロボットじゃないということです』
変わってデビットはミコの部屋に入って、彼女が寝ていることを確認した中、彼女は目を覚ます。
ミコ「ねえ、パパ。教えて…」
デビット「まだ起きてたのか…」
ミコ「あれ本当?さっきテレビで言ってたこと。外は戦闘区域だって…」
デビット「ミコ…お前はそんなこと気にしなくていい。ここは…」
デビットがミコに話す中、突然解体用のオモリが窓ガラスを突き破ってやってきたことにデビットは即座に回避する。
デビット「逃げるんだ早く!早く!」
ハローラン一家は立ち退きが迫ったことを悟り、家の外に出る。
OCP隊員「この辺りは全てOCPの所有地です。OCP関係者以外は全員直ちに退去してください。」
OCPの部隊らは一斉に街の市民を取り押さえる。
最終更新:2026年07月10日 05:32