ロックマンエグゼ Streamの最終回

~次回予告~
熱斗『バレルさんが来てくれたおかげで13人の紋章は揃った。さあ、デユーオの彗星に突入だ!』
ロックマン『その時、デューオの超テクノロジーを手に入れたドクターリーガルが現れた。奴はその力で地球を支配するつもりなんだ!』
熱斗『駄目だ、もう時間がない・・・地球が・・・俺たちの地球が消滅する!!』
熱斗・ロックマン『次回、ロックマンエグゼStream最終回「新たなる未来へ」』
ロックマン『僕は熱斗くんと離れないよ・・・たとえデリートされたって』



アメロッパクレーターで、熱斗とロックマン達13人と13体のクロスフュージョンメンバーはリーガルの差し向けたアステロイド軍団と戦っていた。
熱斗「ハイパーバースト!」
ライカ「ムゲンバルカン!」
炎山「ドリームソード!」
バレル「スクリーンディバイト!」

その近郊にある時空タワーでは光祐一郎博士と名人が熱斗達をデューオの彗星に送り込む準備をしていた。
祐一郎「フォルテだと!」
名人「パストトンネル内でスラーと交戦中です!」

フォルテ「ヘルズローリング!」
フォルテの攻撃をスラーは回避する。
スラー「ムダです」
スラーが右手をかざすと、フォルテの足元から多数のワイヤーが出てきて、その体を縛る。
スラー「今度もあなたの負けです」
フォルテ「言ったはずだ、あの時の俺とは違うと!」
フォルテはワイヤーを引きちぎった。
スラー「!」

祐一郎「スラーの注意がフォルテにある今なら邪魔されずにデューオの彗星にアクセスできる、ここは頼むぞ!名人!」
名人「分かりました」

熱斗「チャージショット!」
バレル「カーネルキャノン!」
CFロックマンとCFカーネルの射撃で最後に残ったアステロイド(ブライトマン、ドリルマン、バーナーマン、スターマン、エアーマン、ボウルマン)も倒された。
ディメンショナルエリアが解除され、熱斗達もクロスフュージョンを解除する。

熱斗「バレルさん」
バレル「また会おうと約束しただろ」
熱斗「そうだね、でもどうしてシンクロチップを?」
バレル「ドクターワイリーだよ」
熱斗「ワイリーが?」
バレル「この時代の俺に依頼を受けていたようだな」
そこへ祐一郎の運転するジープが来た。
熱斗「パパ」
祐一郎「今すぐ、時空タワーに集合してくれ、急げ!」


新たなる未来へ


30年前 アメロッパ砂漠
デューオの彗星の本体である宇宙船の電脳にリーガルがいた。
リーガル「かすかだが覚えがある、プローブに改造されたあの時、俺は一度ここへ来ている」
リーガルは彗星の中枢と思われるシリンダー状のシステムに移動する。
リーガル「デューオよ! 神を気取ったところで所詮貴様はネットナビ・・・人間に支配されるべき存在なのだ」
リーガルの掌から熱斗達から奪った紋章のデータが出てきて、シリンダーを囲む。
リーガル「今度は私の支配下となれ!」
リーガルがシリンダーの中に入り込んだ。

パストトンネルでは、フォルテがスラーを殴り飛ばしていた。
フォルテ「ダークアームブレード!」
フォルテのダークアームブレードとスラーの剣がつば競り合いするが、
フォルテが押していた。
スラー「いつの間にこんな力を・・・!」
フォルテ「ウラ電脳世界で強大なバグを腹一杯吸収したんでな!」
フォルテの纏うオーラが、かつてロックマンたちに倒されたネビュラグレイのシルエットをとる。
そして、ダークアームブレードがスラーの剣をへし折る。
フォルテ「今の俺は宇宙の電脳世界へ飛び出すことも可能だ、新たなる力を求めて・・・但しお前を倒してからな!」
スラー「おのれぇ!」
フォルテとスラーが光弾となって激突を繰り返す。
名人「は!パストゲートに衝突する!!」
フォルテとスラーがパストゲートに衝突、
クレーターにいる熱斗達に届く程の凄まじい閃光が生じ、
パストゲートが爆発を起こす。

敗れ、傷ついたスラー、その背中をフォルテの右腕が貫いた。
スラー「がぁ!」
フォルテ「好きな方を選べ、ウラ電脳世界を永遠に彷徨うか、このままデリートされたいか・・・」
スラー「黙れ・・地球のネットナビが・・・!」
フォルテ「消えろ」
フォルテが掌をスラーの顔に向ける。
スラー「うわあぁぁぁぁ・・・・!!」
スラーは断末魔を残して消滅した。
フォルテ「地球が無事だったらまた会おう、ロックマン」
フォルテは何処かへ去っていった。

破損したパストゲートに祐一郎と名人とバレルが修理していて、
熱斗達は待機している。
ミヤビ「ここまで来て足止めとは・・・」
ゆり子「こうしてる間にも地球消滅のカウントダウンは迫っているのに・・・」

燃次「こんな時でも腹は減るんだな」
ディンゴ「師匠からの差し入れのカレー、さっき食っとくんだった・・・」
二人の横にいるジャスミンのお腹が鳴る。
ジャスミン「・・・ごめん」

チャーリー「済まなかったな、テスラ。無理矢理連れて来ちまって」
「あぁ、そうだ。君の指輪だ、何度か返そうとしたんだが・・・」
テスラ「へぇ~、意外とイイ男ね」
チャーリー「えっ」
テスラ「あのバレルって人」
チャーリー「・・・はぁ」

プライド「どうでした、博士?」
ライカ「被害状況は?」
祐一郎「今から始めても一日や二日では到底無理だ」
名人「時空安定装置が完全に機能を停止してるんだよ」
メイル「そんな・・・」
炎山「我々はデューオの彗星にアクセスできる唯一の手段を失ったのか・・・」
熱斗「他に方法はないの、パパ!バレルさんは時空を超えて命懸けで駆け付けて来たんだよ!」
バレル「熱斗君・・・」
熱斗「くそー!デューオの馬鹿野郎!!」
ここで熱斗の右手にあるデューオの紋章が輝き出す。
熱斗「紋章が・・・」
バレル達の紋章も輝きだし、そしてパストゲートも輝く。

ゆり子「見て、パストゲートが!」
祐一郎「ゲートが開く・・・」
名人「ゲートは安定してます! トンネルの先は・・・30年前のデューオの彗星です」
熱斗「行こう!デューオの彗星へ!」
リーガル「その必要はない」
パストゲートからリーガルの映像が出現した。
リーガル「ハハ、ハハハハハ!!」
ゆり子「ドクターリーガル!」
熱斗「リーガル、キサマ!」
リーガル「デューオの地球抹殺はたった今私が停止した」
チャーリー「停止した!?」
ライカ「どう言う意味だ!」

リーガル「諸君から頂いた13の紋章だよ」
ライカ「紋章だと・・・」
炎山「まさか、奴はデューオの彗星を・・・」
リーガル「そのとおり。今やデューオの彗星は13の紋章を持つこの私の完全な制御下にある」
デューオの彗星のシリンダーにリーガルの顔が浮かんでいる。
リーガル「地球の概念をはるかに超越したテクノロジーと共にな」
ゆり子「その力であなたは地球を蹂躙するつもりね!」
リーガル「ハハハハハ! 当然の権利だよ、ゆり子。何せ私は地球の救世主なのだからな!」
熱斗「ふざけるな!何が救世主だ!」
リーガル「ハハハハ、ハハハハハ・・・グワァァァァ!」
リーガルが巨大な顔面と首だけという異形の姿でパストゲートから実体化した。
名人「ハンター刑事!ディメンショナルエリアを頼む!」
リーガルの下僕である液体ウイルスもパストゲートから多数出現する。

ディメンショナルエリアが展開され、ワイリーも遠くからそれを見ていた。
祐一郎「クロスフュージョンだ!」
メイル「ラッシュお願い!」
熱斗「シンクロチップ、スロットイン!」

熱斗達「「「「クロスフュージョン!」」」」」
熱斗達13人がクロスフュージョンを果たす。
リーガル「ヌワァァァ!!」

熱斗達とリーガルの顔面が時空タワーから飛び出す。
熱斗「サムライソード!」
炎山「バリアブルソード!」
ミヤビ「シャドーブレード!」
CFロックマン達が液体ウイルスと切り結ぶ。
CFカーネルは液体ウイルスを切りさくも再生されてしまう。

リーガルの顔面も目からビームを撃ってくる。
ライカ「スコープガン!」
CFサーチマンの射撃がリーガルの顔面をバラバラにするも、すぐに再生される。

リーガルは首でCFロールに絡みついた。
メイル「きゃーー!!」
熱斗「メイルちゃん!」
リーガル「無駄だ!デューオの遺伝子を受け継ぎ、偉大なるテクノロジーを掌握した私は最早神も同然!
その気になれば時空間をも操る事が可能なのだ!ははは、ははは・・・何ぃ!?」
その時、彗星内のリーガルの本体がいるシリンダーが突如停止した。
その周囲に同型のシリンダーが無数に出現する。
デューオ「誤ったネットワークの進化は修正しなければならん」
リーガル「デューオか!ぐわぁぁぁ・・・!!」
リーガルの入ったシリンダーが崩れる。

アメロッパクレーターにいる液体ウイルスが全て消滅し
リーガルの顔面もCFロールを巻きつけたまま、
パストゲートへ引き戻されていく。
熱斗「待て!」

熱斗「メイルちゃーん!!」
CFロックマンはCFロールを追ってパストゲートに飛び込む。
祐一郎「熱斗!」
バレル「俺達も追うぞ」
CFカーネルたち残る11人もパストゲートに飛び込む。

30年前・アメロッパ砂漠
デューオの彗星が凄まじい閃光を放ち―――
クレーターにいるワイリーに時空ゲートにいる祐一郎と名人。
日本・ネット警察の貴船と真辺。
ゆり子の双子の妹の大園まり子
ディンゴの故郷・彼の幼馴染の少女ジェシカ。
チョイナ・ジャスミンの祖父カルダモン。
彼らを含めた地球そのものが消滅し、
デューオの彗星は地球のあった場所から去っていく。


CFロックマンが出た先は宇宙を模した空間だった。
熱斗「メイルちゃん!」
CFロックマンが横たわるCFロールを起こす。
メイル「熱斗・・・」
熱斗「怪我はない?」
ゆり子「デューオの彗星よ」
ゆり子達残る11人も来ていた。
熱斗「皆・・・」
ゆり子「遠い昔、私がプローブに改造されたとこ」

炎山「・・・リーガルだ」
リーガルも同じ空間に横たわっていたが、
その体はミイラと化していた。
炎山「リーガルでもデューオの彗星を制御する事は不可能だったんだ」
ライカ「エネルギーを使い果たし逆にこの有様か」

熱斗達の前にデューオがその全貌を現した。
デューオ「人類よ」
熱斗「デューオ!」
デユーオ「デューオの審判は下された」
熱斗「デューオの審判が下されたって・・・」
メイル「どういう意味!」
デューオ「人類が誤ったネットワーク文明を歩み始めた30年前の地球、後に続くお前達の未来はこの宇宙から消滅した」

熱斗達「「「!!!」」」
熱斗「俺達の地球が・・・」
デューオ「クロスフュージョン。その力がどの程度のものか見極めるべく我が試練を与え地球抹殺に猶予を与えた。」
「お前達は13の紋章を集め、こうして我が元に辿り着く事ができた。だが・・・」
熱斗「遅かったっていうのか!」
デューオ「人類の欲望と憎悪は地球上にアステロイドを蔓延させ、結果人類は自ら地球の最期を速めたのだ。」
「従ってクロスフュージョンも誤ったネットワーク文明の産物と認め、お前たちを抹殺する」
デューオは両目を赤く光らせる。

バレル「くっ!はぁぁぁ!」
熱斗「バレルさん!」
CFカーネルがデューオに飛びかかる。
バレル「ぐわぁぁ!」
しかし目からの光線で弾き飛ばされる。
熱斗「バレルさん!」
バレル「・・・聞け、みんな! リーガルはデューオの力で時空間をも操れると豪語した。」
「デューオを倒し、紋章を持つ我々がデューオの彗星を制御できれば・・・」
ゆり子「消滅した地球も復活できると・・・」
ミヤビ「真か!?」
バレル「分からん。が、これが我々に残された最後の道だ!」
熱斗「戦おう、皆!」
炎山達「「おう!」」

熱斗達は上空へ飛び、デューオと戦おうとする。
デューオ「まだ分からんのか」
しかし、アンガーインパクトの一撃でまとめて吹き飛ばされた。

CFが解除され、倒れた熱斗たち。
熱斗の右手から紋章が離れ、消滅する。
熱斗「紋章が・・消え・・・る・・」
他の12人の紋章も消滅していった。

デューオ「目覚めよ」
ロックマン達、クロスフュージョンしていたナビ達が分離し実体化した。
ロックマン「熱斗君!・・・よかった」
ロックマン達はクロスフュージョンの解けたオペレーターと寄り添い、その無事を確認する。

デューオ「ナビ達よ、このデューオに忠誠を誓うか」
サーチマン「忠誠だと!」
デューオ「お前達は優秀なナビだ。誤ったネットワーク文明の産物といえ、このままデリートするには惜しい」
「新たなるナビの未来を求め共に旅立つのだ。人間の呪縛から逃れて・・・」
ロックマン「嫌だ。」
「僕は熱斗君と離れないよ・・・たとえデリートされたって!」
ロール「私も!メイルちゃんと一緒よ!」
ブルース「俺は炎山様に何度も窮地を救われた、自分だけ助かろうとは思わん!」

デューオ「人類と運命を共にすると言うのか。 地球を破滅へと導いた悪の根源と」
サーチマン「だが人間は失敗から何かを学び成長する」
メディ「ジャスミンのおじいさんが言ってた。人間には未来を切り拓く力がある、絶望を希望に変える力が・・・」
ナパームマン「人間の中には燃次のような奴だっているんでぃ!アステロイドの俺を友だちとして扱う野郎が!」

マグネットマン「その点、俺達は悪党専門だが」
ニードルマン「間違ってもお前には魂を売らねぇ!」
シャドーマン「ミヤビとは義兄弟の杯を交わした仲だ」

ジャイロマン「俺は相棒と空を飛ぶのが好きなんだよ」
トマホークマン「ディンゴのお守りは俺じゃなきゃ無理だ」
ナイトマン「姫様の命は私が守る!」

カーネル「我々は最後まで戦うぞ!デューオ!」

デューオ「何故そうまでして人間を庇う」
ロックマン「人間が好きだからだ・・・熱斗君は親友だから!」

ロックマン「僕達は遺跡の中で君を作った星の人達の声を聞いたよ」
ブルース「お前の星も人間とナビの新たな未来を模索してクロスフュージョンを研究していた。なのにお前は自分の星を!」
デューオ「もう一度問う。クロスフュージョンとはなんだ?」
ロール「人間とナビの融合よ!」
ロックマン「信じ合い、助け合うことだ!」
デューオ「絶対であるこのデューオにとってお前達は計算外の存在だ。遵ってお前たちの存在を許す訳には行かん」
「デリートする!」
再び、デューオが目を赤く光らせる。
熱斗「待て!」ロックマン「熱斗君!」
熱斗が起き上がり、ロックマンを庇う。
熱斗「ロックマンや皆をデリートするなんて・・・」

残る12人も起き上がり、自分のナビの前に立つ。
ロール「メイルちゃん!」
ブルース「炎山様!
サーチマン「ライカ様!」
ニードルマン「ゆり子!」
シャドーマン「ミヤビ!」
ジャイロマン「チャーリー!」
マグネットマン「テスラ様!」
メディ「ジャスミン!
トマホークマン「ディンゴ!」
ナパームマン「燃次!」
ナイトマン「プライド様!」
カーネル「バレル大佐!」

デューオ「何故だ?何故そうまでしてお前達は互いを守ろうとするのだ」
熱斗「だから言ったろ・・・人間とナビは友達だって、友達を守るのは当たり前だろ!」
デューオ「計算外だ」
熱斗「この分からず屋め!」
バレル「無駄だよ、熱斗君。デューオには愛や友情や絆といった感情を理解できないんだ。が、一つだけ方法がある。クロスフュージョンだ」
熱斗「クロスフュージョン?」

バレル「そう、人間と融合するんだ、この俺と」
熱斗達「「「「ええっ!!」」」」
ライカ「デューオと融合・・・」
熱斗「何を言うんだ、バレルさん!」
バレル「お前なら可能だな、俺を取り込め、我々を理解したければこの俺と融合しろ!」
熱斗「駄目だ!バレルさん!行っちゃ駄目だ!バレルさん!」
止めようとする熱斗だが、デューオのビームで邪魔される。
デューオ「興味深い」
「理解できるのだな、生命体との融合でお前達のクロスフュージョンが」
バレル「そうだ!」
カーネル「バレル大佐、私もお供します」
熱斗「バレルさーーん!!」
バレル「心配するな、熱斗君。俺は不死身のバレルだ」
バレルとカーネルは光球に包まれ、その光球がデューオの胸から取り込まれる。
そして・・・

地球が元通りに再生し、時空タワーに熱斗達12人が戻された。
祐一郎「熱斗!皆!」
熱斗「パパ・・・」
名人「博士!パストトンネルから通信です、出します」

バレル「熱斗君・・・」
熱斗「バレルさん、無事だったんだ・・・」
ノイズ混じりにパストタワーのモニターが表示される、
しかしモニターに映るバレルは老人になっていた。
熱斗「バレルさん・・・」
バレル「久しぶりだな、熱斗君。君の顔はよく覚えている」
炎山「あなたはデューオと融合したはずでは・・・」
バレル「そう、デューオと融合し長い宇宙の旅をしてきた」
「気の遠くなるほど長い時間を・・・」
「素晴らしい体験だった、宇宙は好奇心に満ちている」
祐一郎「パストトンネルが消滅しはじめている・・・」
熱斗「バレルさん!」
バレル「忘れるな、熱斗君。私は不死身のバレルだ・・・」
パストゲートのモニターが消えた。

熱斗は日本の科学省に戻っていた。
熱斗「不思議だよな―、デューオの事を誰も覚えてないなんて、貴船総監や真辺さんまで・・・」
ロックマン「一度消えた地球が再構築されたとき、記憶が消されたんじゃないかって、パパは言ってたけど・・・」
熱斗「覚えているのは時空タワーにいた俺達だけか、何か夢でも見てるみたいだ」
ロックマン「ううん、夢じゃないんだ。現実に起きたことなんだ」
熱斗「そうだな、俺達は忘れちゃいけないんだ、デューオの試練を」
「そして、バレルさんのことを」
ロックマン「うん・・・」

デカオ・チサオ・メイル「熱斗――!!」

デカオ「遅いから迎えに来たぞ!」
メイル「花火大会、始まっちゃうよ―!」
チサオ「早く!早くっちゅ!」
熱斗「おおー、今行くよ――!」


燃次が作った花火が夜空に打ち上げられる。
花火大会に行ったのは、熱斗、メイル、デカオ、チサオ、透、光はる香、
日暮、舟子とその2人の弟達だ。
燃次が手を振って熱斗達を迎える。
ディンゴは故郷に帰り、ジェシカとトマホークをかち合わせる。
ジャスミンもカルダモンの元に帰った。
猫を挟んで抱き合うゆり子とまり子。
浜辺でバカンスを楽しむテスラとチャーリー、そんな二人を木陰から見ているガウス。
以前、海へ合宿に行った時の写真を見て微笑んでいるプライド。
犬のモロゾフとじゃれ合っているライカ。
呆れ顔の本人をよそに、やいとと、アネッタが炎山の腕を取り合っている。
元WWWのメンバーのいるMAHA壱番ダッシュでミヤビはカレーを食べている。
ブルース・サーチマン・トマホークマン・メディ・ナイトマン・アクアマン・ジャイロマン・
マグネットマン・ナパームマン・アイスマン・シャドーマン・ガッツマン・ロール・そしてロックマン、ナビ達の集合絵から
真辺・貴船・祐一郎・はる香・名人・日暮・舟子・透・アネッタ・ラッシュ・チサオ・炎山・やいと・デカオ・メイル・熱斗達の集合絵に切り替わり、
物語も幕を閉じた。


(終)

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最終更新:2023年04月01日 11:16