閃乱カグラ -少女達の真影-のエンディング

焔「飛鳥、私はお前には絶対に負けない!死んでいった仲間たちのためにも!」
焔「負けたくない!負けたら全てが終わってしまうんだ!私はいい。死んでもいい。でも、仲間たちのためにも……せめて一太刀……。」
焔「超秘伝忍法書!私に力を貸してくれ!」
超秘伝忍法書の力が暴走し、変貌する焔。
焔「そして……はぁ……はぁ……!今なら……抜ける!抜けるぞ!この7本目の太刀を!誰にも負けない力を!」
焔との最後の戦いが始まった!
そして…
飛鳥「……こうするしか……こうするしかなかったんだ。」
焔「……飛鳥、強くなったな。驚いたよ。お前がここまで成長するなんて。忍の素質は、私よりお前の方があったのかもな。」
飛鳥「そんなことないよ。」
焔「……詠。……日影。……未来。……春花。……すまない。お前たちを無駄死にさせてしまった。……飛鳥。」
飛鳥「何?」
焔「ありがとう。生きている喜びが味わえた。感謝する。」
飛鳥「……焔ちゃん。こっちこそ、ありがとう。あなたは私にとって、最強の友だちだったよ。」

蛇女子学園から脱出する飛鳥。だが…

「……望み通り……力を……やろう……」
「……仲間の恨みを……晴らす……力だ」
「鯨髭でひとくくり……二度とは解けぬ劫と業」

怨楼血登場。

怨楼血「……わ、ワ、我は……怨楼血。こ……コ、この城に……。う、渦巻く無数の、お、お、怨、怨念。そ……ソ、そ、それが我。少女の……チ、ち、血と、さ、サ、叫び。そ、そ、それに応えるべく……。こ、こ、こうしてこの身を繋ぎとめる。……わ、我は……全てを、は、破、破壊する。全ての命に、し、し、死、シ、死を。全ての魂を、ム、む、ム、無、無に。」
飛鳥「ふざけないで!焔ちゃんはそんなこと望んでなかった!焔ちゃんは仲間のために戦いたかったんだ!私と限界ギリギリまで勝負したかったんだ!焔ちゃんは……焔ちゃんは……。生きている証が欲しかったんだ!全ての命に死?そんなこと焔ちゃんが願うわけない!」
怨楼血「わ、ワ、我は……全てを、ハ、破壊する。ただ、それだけの……そ、ソ、存在。」
飛鳥「どんなにでっかくたって。どんなに強くたって。あなたなんかに……あなたなんかに絶対に負けない!」

怨楼血と戦う飛鳥。死闘の末、怨楼血を撃破する飛鳥。

そのときだった。
瓦礫の山の向こうに人影が見えた。
「あっ!」
「あれは……」
朝日を背にして、はっきりとは見えないけど、
絶対に間違いない。
あれは焔ちゃんたち蛇女の5人だ。
「焔ちゃんたち……生きていたんだ……」
焔ちゃんたちはじっと私たちを見つめると、
そのまま背を向けて歩き出した。
「春花さん!」
ひばりちゃんが蛇女の5人を追いかけようとする。
私は手を伸ばしてひばりちゃんの肩を掴んだ。
「黙って行かせてあげよ」
ひばりちゃんの目が潤む。
「で、でも」
「大丈夫。またきっとどこかで会えるよ」
「えっ?」
焔ちゃんたちの影は遠くなり、朝日の中へと溶けていく。
「……いいのですか?
 敵をみすみす行かせてしまって?」
斑鳩さんが複雑な表情をみせる。
「敵じゃないよ」
焔ちゃんたちの姿を見ながら、私はきっぱりと言った。
「次に会うときも……忍としてだよ」
私がそう言うと、斑鳩さんも笑った。
「確かにそうですね」

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最終更新:2015年12月02日 21:36