あらすじ
海外(ニューヨーク)でのライブを大成功で終わらせたμ's(ミューズ)は一躍超有名なスクールアイドルとなった。
しかし彼女達は第2回ラブライブの終了と3年生(絵里、希、にこ)の卒業を期に活動を終了することにしていた。
だが学院の理事長はアキバドームでの第3回ラブライブの実現には
スクールアイドルとして圧倒的人気のあるA-RISE(アライズ)とμ'sの力が必要で
穂乃果達に(μ'sを)続けて欲しいと告げるが、彼女達は気持ちを変えられない。
しかしファンや他のスクールアイドルの期待を裏切ることは出来ない。ドームでのラブライブを実現させたいと思っていた。
その時、穂乃果はニューヨークにて迷子になったとき偶然出会った女性シンガーとの再会と「飛べるよ」という言葉をきっかけに答えを見出し、メンバーにある提案をした。
それは全国のスクールアイドルを集め、その素晴らしさを世に伝えることであった。
それをA-RISEのリーダー“綺羅ツバサ”に伝えると「スクールアイドル全員で歌う歌を作ること」を条件に了承した。
そして秋葉原をジャック(?)しライブの準備を進め、その準備を終えたところで
全てのスクールアイドル達にそのライブをもってμ'sの活動終了を伝えた。
迎えたライブ当日天気は快晴。穂乃果もこの日はしっかりと起きていた。
間延びする穂乃果。
穂乃果「ん~~~~~! よし!」
待っていたことりと海未。
ことり「おはよー穂乃果ちゃん」
穂乃果「おはよー。行こう」
ことり&海未「うん」
海未「しっかり眠れましたか?」
穂乃果「うん! バッチリ!」
ことり「天気も晴れて良かったね!」
穂乃果「本当だよ~! 良いライブになりそう!
……でも、不思議だね。ラブライブが終わった時は、もうやり切ったって。やり残した事なんて
ひとつもないって思ってたけど……」
ことり「私も」
海未「まさか飛行機に乗ることになるとは思いませんでした」
穂乃果「……でも、楽しかったね!」
海未「ええ」
花陽「あっ!」
凛「おーい!」
1年生3人(真姫、凛、花陽)と合流する穂乃果達。
穂乃果「おはよー!」
ことり「みんな早いねー」
凛「昨日かよちんの家に泊まったんだー!
誰かさんが緊張して眠れないからって」
真姫「ち、違うわよ! ま……ママが『行って良い』って言うから……」
花陽「ママ?」
手を振る真姫の母。
真姫の母「真姫ちゃーん! 頑張ってねー!
みんなのお母さん達も集めてライブ参加するわねー!」
穂乃果「お母さん達も!?」
花陽「それってママライブ!?」
真姫「もう! ……来ないでって言ったのに……」
穂乃果「賑やかになって良いじゃない! さ、行こう!」
3年生ふたりと合流。
絵里「おはよう。張り切って行きましょう!」
希「誰も遅刻しなかったみたいやね」
真姫「まだひとり分からないわよ?」
絵里「いいえ、きっと誰よりも早く待ってるんじゃないかしら?」
絵里の言う通りにこがイライラしながら待っていた。
にこ「むううぅぅぅぅ……」
穂乃果「あっ、にこちゃんいた!」
にこ「むぅぅぅ……おそーい!!」
花陽「……にこちゃん……ずっとひとりで……?」
凛「張り切り過ぎにゃー」
にこ「良いじゃなーい! ライブ当日なんだから! フンっ!!」
絵里「さ! これでμ'sは全員揃ったわね!」
真姫「……昨日、言えて良かったわね。私達のこと」
花陽「……うん」
ことり「……そうだね」
海未「私もそう思います」
希「もう、穂乃果ちゃんが突然話すから……」
穂乃果「ごめんなさい」
絵里「でもこれで、何も迷うことも躊躇うこともない。……でしょ?
……私達は最後までスクールアイドル。未来のラブライブの為に全力を尽くしましょう!」
穂乃果「絵里ちゃん………………うん!」
満ち足りた表情をするμ'sのメンバー。
絵里「よーし! UTXまで競走!」
と、走り出す絵里。
穂乃果「!?」
絵里「負けた人ジュースおーごりー♪」
絵里以外「ええーーーーーーっ!?」
凛「先にズルいにゃー!」
希「負けへんよ~!」
走り出す他のメンバー。しかし穂乃果は少し唖然としている。
その後走り出そうとすると……一枚の花びらが穂乃果の前に舞った。
そして足元にそれが落ちるとそれを拾い、しばらく歩いた後走り出した。
穂乃果『……飛べるよ。
……いつだって飛べる!
………………あの頃のように!』
絵里「穂乃果!」
穂乃果「!?
あっ……ああっ!」
穂乃果の視線の先には…………なんと全国の沢山のスクールアイドルが一同に集まっていた。
先頭にはライバルであったA-RISEがいる。
穂乃果「これは……」
ツバサ「……見ての通りよ!」
あんじゅ「貴女達の言葉を聞いて」
英玲奈「これだけの人数が集まった」
あまりのすごいスクールアイドルの数に驚くμ's。
穂乃果「……………………」
凛「ほえぇぇ……」
にこ「こんなに……」
と列を揃え始めるスクールアイドル達。ツバサが移動すると真ん中に通路。
ツバサ「さあ、時は来たわ!」
あんじゅ「大会と違って、今はライバル同士でもない!」
英玲奈「我々はひとつ!」
スクールアイドル達「私達は、スクールアイドル!!」
嬉しくて思わず涙目になる穂乃果。
涙を拭い。
穂乃果「うん!!」
柵を飛び越えて。
穂乃果「みんな! 今日は集まってくれてありがとう! いよいよ本番です!
今の私達なら、きっと何処までだって行ける! どんな夢だって叶えられる!!
……伝えよう! スクールアイドルの、素晴らしさを!!」
スクールアイドル全員で「SUNNY DAY SONG」を熱唱。(劇中で衣装作成風景や練習風景などが流れます)
(歌詞の掲載は著作権に関わりますのでどんな歌か知りたい人は、CDを買うか借りて聞くかDVD or BDを買うか借りるかして実際に見て下さい)
熱唱後、記念撮影。
希「ほないくよー!」
スクールアイドル達「はーい!」
カメラをセットし列に合流する希であったが、寄りかかる。
凛「にゃーーーーー」
花陽「ふたりとも重いよー」
絵里「ちょーっとにこ押さないで」
真姫「そうよー」
にこ「気にしない気にしなーい」
ことり「みんなふざけないの!」
穂乃果&ことり&海未「えへへへ」
ツバサ「じゃあみんな! 練習したアレ! いくわよ!
……せーの!」
スクールアイドル達「ラブライブ!」
パシャ!(カメラのシャッター音)
歓喜の笑い声が響く。
時は流れ……春。音ノ木坂学院。
μ'sによって廃校の危機を乗り越えた為沢山の新入生が入ってくる。
女子生徒A「おーい!」
女子生徒B「!」
女子生徒A「おはよー!」
女子生徒B「遅いよー!」
顔は途切れて見えないが女子生徒Aは絢瀬亜里沙(あやせありさ)でBは高坂雪穂である。
亜里沙「えへへ、ごめん」
雪穂「いい? まずは、1年生に私達の活動の内容を伝える! もし興味を持ってくれたら、今度はライブに来てもらう!」
亜里沙「大丈夫! 任せて!」
雪穂「ホントかなー?」
入学式。
理事長(ことりの母)「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
今日から皆さんは、この音ノ木坂学院の一員です。
これから始まる学園生活を是非とも楽しく、充実したものにして欲しいと願っております」
アイドル研究部部室。中には沢山の新入生がいる。
雪穂「スクールアイドルμ's。……それは、この音ノ木坂学院で生まれました」
亜里沙「……学校を廃校から救い、大会で優勝するまでに……」
雪穂「私達は、その想いを受け継いで、今まで活動してきました」
亜里沙「μ'sを中心としたスクールアイドルの力によって……ラブライブは、ドーム大会が開かれるまでになり」
雪穂「今年もまた、ドーム目指して予選が開始されることになったのです」
雪穂&亜里沙「……そして、μ'sの最後のライブは……」
とあるライブ会場(おそらくアキバドームだと思われる)の舞台袖。
穂乃果「よーし! いくよー! 1!」
ことり「2!」
海未「3!」
真姫「4!」
凛「5!」
花陽「6!」
にこ「7!」
希「8!」
絵里「9!」
スクラムを組んで
穂乃果「ミューーーズ!」
μ's「ミュージック、スタートーーーーーー!!」
主題歌「僕たちはひとつの光」が流れ、ステージで歌い、踊るμ's。
(この曲もCDを買うかDVDorBDを買うか借りるなりして聞いて下さい)
ラブライブ!School idol project
(2番の前辺りでキャスト&スタッフロール)
メンバーが着ていた練習着が放り出されている。
そしてそれに彼女達は袖を通すことはもう無い。彼女達はμ'sを……スクールアイドルをやめたのだから……。
そして……一枚の羽がひらりと穂乃果の練習着の上に舞い降りたが拾う人は誰もいない。
そこに彼女達はもういないのだから……。
FIN
最終更新:2018年03月05日 08:19