長い戦いの末、ラシークを倒し、ダークファルスをも打倒したアリサ達。
総督「おお。みんなすまなかったな。私の心と身体は、どうやら悪しき魔力に侵されていたらしい。よくぞこの世を救ってくれた。もう少し遅かったら大変な事になっていただろう。心から礼を言うぞ。アリサよ。お前に話したい事がある。実は、お前の父はアルゴルの王だった。悪魔の城は崩れ去り、ラシーク亡き今、お前は父の後を継ぎ、アルゴルの女王となるか。」
「はい」と答えるアリサ。
総督「そうか。それでこそアルゴル王の娘だ。私も手伝わせてもらうよ。」
次第に空が明るくなっていき、人々も平和を取り戻した。
今、バヤマーレは爽やかなそよ風に包まれている。
彼らの長く、苦しかった旅を、そよ風は知っているのだろうか。
アリサ、タイロン、ルツ、そしてミャウ。
闇の記憶が消えても彼らの名前は、人々の心に残り続けるだろう。
END
最終更新:2016年06月13日 20:27