キノコ王国、ピーチ城。
その倉庫の中に、一人のキノピオが入った。
キノピオ「ここでしょうか・・・」
「さいきん、どこからか、すきま風が吹いたり・・・ガサゴゾとヘンな音が聞こえたりするんですよ・・・」
「!」
「あれ?どうしたんですか?こちらです!」
「・・・ルイージさん!」
入り口で震えていたルイージが倉庫に入った。
キノピオ「え?うす暗くて気味が悪い?」
「そうですね・・・」
キノピオが窓を開けて、倉庫の中が明るくなった。
キノピオ「まどを開けました!これで大丈夫ですよね?」
ルイージは頷いた。
キノピオ「さてと・・・どこかに・・・」
「!あ!あそこです!」
「あんな所に穴が開いていたんですね・・・」
「でも困りました。あんな高い所では調べようがありません・・・」
ルイージがジャンプした。
キノピオ「あ!そうですね!困った時は・・・ルイージさん!お願いします!」
ルイージがジャンプで穴の方に向かった。
穴の中には、ネズミのチュチュがいた。
ルイージ「!」
キノピオ「え?ネズミですか?」
「すみません・・・見逃しました・・・くわしく調べてください!」
ルイージが穴の前に立ち、ファイティングポーズを取る。
キノピオ「あの・・・もう少ししっかり調べてもらえますか?」
「穴の中とか・・・」
ルイージが恐る恐る穴の中を覗き込んだ。
キノピオ「たすけて―!」
ルイージ「!」
チュチュは、下に降りてピノキオを追い回していた。
ルイージも下に降りた。
キノピオ「ルイージさん・・う・・・うしろ・・・」
ルイージ「?」
ルイージの後ろに、チュチュがいた。
驚いたルイージは棚から落ちた。
そこから、盛大なくしゃみをして、キノピオが落ち、チュチュは逃げていった。
そして、本棚から一冊の本が落ちた。
キノピオ「あいたたた・・・」
本が独りでに開き、輝きだした。
キノピオ「!ルイージさん!ほ・・・本が・・・!」
本から、無数のペーパーキャラが溢れだした。
ペーパーキャラは、ピーチ城の屋根を吹き飛ばして、
世界中に降り注いでいった。
クリボー「よ―し!クリボーたち集まれー!」
クリボーたちに混ざって、ペーパークリボーたちも集合した。
クリボー「あれ?こんなにいたか?」
ペーパーキノピオ「?ここはどこ?」
キノピオ「あれ?なんかペラペラしていますね・・・」
ペーパーキノピオ「みんなモコモコしています―!」
ノコノコ「お・・・おい!」
「今のワザもう1回やってみてくれよ!」
ペーパーパタックたちが重なっての攻撃を見せる。
ノコノコ「おおお―」
「オマエ達はクッパ様の新しい部下なんだな?」
「今の攻撃ならマリオ達もイチコロだな!」
ルイージ・キノピオ「「!」」
そして、最後に倉庫の中にペーパーピーチ姫が降りてきた。
キノピオ「あ・・あなた様は・・・」
最終更新:2016年06月18日 14:18