心が叫びたがってるんだ。のエンディング

地域ふれあい交流会のミュージカルは大成功し、順は声を取り戻した。

拓実、奈月、大樹の3人は一緒に後片付けを行っていた。
大樹「・・・あのよ、俺、ちょっと成瀬に告白してくる」
拓実・奈月「「え?」」
大樹「俺、週明けたら練習始めるし、あんま暇無いし・・・」
奈月「それで・・・今から?」
大樹「おう、それで抜けていいか?」
拓実「まだ片付け残ってるから、ちゃんと戻ってこいよ」
大樹「・・・おう。じゃあ、行ってくるわ」
大樹がその場から離れた。
菜月「なんか凄いね。田崎君」
拓実「仁藤・・・、あのさこの前聞きたくないって言ってた話の続き・・・してもいいか?」
菜月「いや・・・」
拓実「え?」
菜月「今は・・・」
拓実「いや、そういう訳じゃ・・・」
菜月「今度!・・・ちゃんと聞かせて・・・・私もちゃんと答えるから・・・
ほら!早く戻ろ!」
拓実と菜月がその場から離れた。

大樹もゴミ出しをしていた順の元に着き――

拓実(卵の中には何がある)
順(色んな気持ちを閉じ
拓実(閉じ込めきれなくなって)
順(爆発して)
拓実(そして生まれたその世界は)
順(思ったより、キレイなんだ・・・)

空に吹く風の中に、玉子の精霊の帽子が舞う。



おわり

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最終更新:2016年08月06日 21:33