機動戦士ガンダムサイドストーリーズ(コロニーの落ちた地で…編)のエンディング

 あらすじ

 宇宙世紀0079。オーストラリア奪還作戦における側面からの支援を任務とする部隊。“ホワイト・ディンゴ隊”は
 オーストラリア出身の“マスター・ピース・レイヤー(この物語の主人公。以下レイヤー)”を隊長に、
 “レオン・リーフェイ(以下レオン)”、“マクシミリアン・バーガー(以下マイク)”、アニタ・ジュリアン(以下アニタ)の
 4人構成の戦闘部隊でそのうちレイヤー、レオン、マイクの3人はMSのパイロットであった。(メカニックなどがいますがこのゲームでは省かれてます)

 彼らは次々と任務をこなしベストを尽くしていった。
 その最中彼らは「月の階段」というモノと南極条約で使用禁止されてないが生態系を狂わせてしまう恐ろしい兵器“アスタロス”の存在を知る。
 ジオンはそれを本国に持ち帰り戦争に勝利するための糧にしようとしていた。それを阻止するためにホワイト・ディンゴ隊は行動した。

 そして決戦にて、“荒野の迅雷”の異名を持つジオンのパイロット“ヴィッシュ・ドナヒュー(以下ヴィッシュ)”はなんと
 アスタロスを積んだHLVをクルーもろとも破壊してしまう。彼曰く「そんなバカげたものでこの戦争を続けることは、この戦争で死んだすべての兵たちへの冒涜だ……!」



(ここからはゲームの展開です)

 横たわっているヴィッシュのゲルググ。それを見る3機のジムスナイパー(ホワイト・ディンゴ仕様)。

ヴィッシュ「なぁ、レイヤー中尉。俺の死で、兵たちは投降することになっている。
      無駄死にしないよう、してやってくれ…。
      戦争なんかなけりゃ、お前とは…良い酒が飲めたかも、しれ…ない、な……」

 息を引き取るヴィッシュ。


 ラジオが流れる。

ジャクリーン『勇敢なる連邦軍兵士のみなさん。そして、勇猛なジオン兵のみなさん。
       お互いにとって、長くつらい戦いは終わりました。
       昨日、宇宙世紀0080、1月1日15時。
       地球連邦政府とジオン共和国との間に終戦協定が結ばれました…』
レイヤー「なんで…、なんで、もっと早く……!!」

 なんでもっと早く知らせてくれなかったのか。そうすればこの様な犠牲はなかったのにと嘆くレイヤー。


レオン「調査班からの報告です。ヴィッシュが破壊したHLVからアスタロスが回収されました」

レイヤー「……そうか」

レオン「最初のHLVは、艦隊の到着前に地球に再突入したそうです」

アニタ「降下地点はアフリカ大陸ね?
    先ほど、司令部から連絡があり、北部ダーウィン、南部メルボルンの敵部隊が同時に降伏したそうです。
    それで……その直前に、初期に制圧したはずの大陸中央で、潜伏していた多数の部隊が一斉に東に移動し、アフリカ方面へ脱出したことが確認されました」

マイク「それじゃ、俺たちはまんまと敵の陽動にひっかかったってことか? 月の階段ってのはなんだったんだ?」

レイヤー「東……そうか、脱出部隊の集結地はブルーム地方……。
     あそこの海岸では、月夜に月への階段のように光が反射するって自然現象があったそうだ。
     昔お袋に聞いたことがある……俺もすっかり忘れてたよ」

アニタ「つまり、アスタロスなんて、ここのジオン兵には全く関係なかったんですね……」

レオン「偶然もあったが、敵ながら見事と言うしかないな」

レイヤー「そうだな……。
     奴らは俺たちよりもよほどこの土地を知っていたんだな…」

マイク「しかし、アスタロスが脅威だったのは確かで、その脅威はなくなった! ジオンの奴らもいなくなった!
    これは、確かに我々の勝利ですよ!」

レイヤー「そうだ。俺たちは確かに勝ち、この大地を取り戻したんだ。
     さぁみんな、帰って祝杯をあげようじゃないか!
     なぁ、ヴィッシュ。あんたにも、一杯奢らせてもらうよ……」



 キャスト&スタッフロール

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最終更新:2016年08月28日 10:28