鉄人兵団に追い込まれ、絶体絶命ののび太たち。
すると突然、ロボットたちやリルルが消え始めようとしていた。
しずか「リルル!!」
リルル「しずかさん…… うまくいったみたいね…… よかった……」
しずか「リルル……」
リルル「今度生まれ変わったら…… 天使のようなロボットに……」
しずか「リルル…… あなたは今、天使になってるわ……」
リルルの目に涙が溢れる。
リルル「嬉しい…… 涙を流すロボットなんて、変よね?」
しずか「2人は、ずっと友達よ」
リルル「お友達……」
手をつなぐ2人。
するとリルルは消えてしまう。
しずか「あっ。リルル!! わああーん!!」
ミクロス「僕も、涙が出る装置が欲しい……」
地球。
一同「やったぁ!!」
のび太「僕たちは、地球を守ったんだ!」
一同「それーっ!」
ドラえもん「何がどうなったんだかわかんないけど、そうなんだ!」
スネ夫「朝日なんか登っちゃって、いいムード満点だ!」
のび太たちの前にしずかとミクロスが立っていた。
のび太「あっ、しずかちゃん。しずかちゃん! えっ? リルルが!?」
放課後。
生徒たち「先生、さようなら!!」
先生「野比は残りなさい。この頃ボケっとして。授業に身が入っとらん!」
のび太「メカトピアは、今どうなってるんだろう? きっと、天国みたいな社会になってるんだろうな…… リルルは生まれ変わったかな? また地球にきてくれないかな? 観光旅行かなんかでさ」
のび太が目にしたのは飛んでいたリルルだった。
のび太「リルル。リルル!」
リルルは空に飛び去っていく。
のび太「やっぱりリルルだ……」
先生「野比、今日はもう帰ってよろしい」
のび太「はーい! さよなら!!」
のび太は学校を後にする。
のび太「ねぇ、みんな!」
ドラえもん「ええっ? 本当!?」
のび太「ホントだって!」
しずか「ねぇ、どこよどこ?」
ジャイアン「なんかの見間違いじゃないのか!?」
スネ夫「うん。例えばUFOとか」
のび太「ホントだって! あの雲の上のところ!」
スネ夫「ふふふ! それじゃあまるで天使じゃない……」
のび太「そうさ。リルルは、天使さ!」
最終更新:2016年12月03日 15:46