地球。町中で防衛チームによるパレードが行われ、地球人、怪獣、宇宙人、皆がそれぞれ熱狂していた。
万丈「全宇宙の皆さん! 銀河連邦生誕記念式典もいよいよクライマックスです!!」
カメラマンの怪獣ビーコンと共に、マットジャイロに乗って空からパレードを中継する万丈アナウンサー。
万丈「地球も銀河連邦に加盟してから早数百年。今年もまた、宇宙人も怪獣もみんなが集まるこの日を迎えられた平和の喜びで満ちあふれています!」
マットジャイロは闘技場へ飛んでいく。
万丈「そしていよいよ、いよいよこの巨大闘技場に、全宇宙が憧れた英雄が現れます! この宇宙の平和の立役者、我らが地球の守り神~!!」
観客席には人間だけでなく、ピッコラ星のピッコロ王子や変身生命体リュグロー、音波怪獣ガラドラス、牛神超獣カウラといった怪獣たちの姿も見られる。
万丈アナ、ここからはアナウンス席に着いて実況。
万丈「ウルトラ戦士の中でも最強と謳われ、銀河を乱す数々の敵と、戦って!」
磁力怪獣アントラー、
万丈「戦って!」
灼熱怪獣ザンボラー、
万丈「戦い抜いた正義の超闘士!」
そしてエリマキ恐竜ジラースと『彼』の戦いの回想がインサートされる。
万丈「そうです、彼こそ我らがヒーロー!!」
その時、一つの影が闘技場のゲートを駆け抜けていき、リングに降り立った。
その男は、煌めく新装鉄鋼を纏ったウルトラ戦士。
そう、『彼』こそが──!
万丈「闘士──ウルトラマン!!!」
その頃、北銀河のウルトラ前戦基地。
闘士ウルトラマンタロウ、闘士ウルトラマンジャック、闘士ウルトラマンエース、闘士ウルトラマンレオ、闘士アストラがそれぞれの専用重装鉄鋼(タロウのみ新装鉄鋼)を纏う。
新たなボディを得て「エースキラーS」と名を変えたエースキラーも戦闘準備を完了している。
タロウ「行こう皆!」
タロウ達が前戦基地から宇宙へ飛び出していく。
タロウ「みんな、気をつけて! あの『ツイフォン』は、赤色彗星の中でも最大級のものだから……」
エース「大丈夫だって! 彗星の一つや二つ……」
エースが重装鉄鋼のエネルギー増幅メタルを引き抜き、剣へと変形させた。
エース「俺がこの新兵器、メタリウムソードでスパーッと片づけてやるよ! スパーっとな!! ダーッハッハッ!!!」
SD体型になって高笑いするエース。エースキラーSは呆れ顔だ。
エースキラーS「まったく、お気楽な奴だぜ」
エース「ホゲッ!?」
最終更新:2019年12月27日 09:09