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第1幕

ウエルタの奥にある庵の前の小広場。右手に礼拝堂があり、その扉の上には「聖母の家」と記された看板が掲げられている。礼拝堂の左隣には、窓と開閉できる扉のある小さな家が建っている。周囲には、地平を縁取る険しく高い山並みの麓まで、緑豊かな植物が生い茂る。トウモロコシ畑、ウチワサボテンの群生、桑の木、糸杉、ヤシなどが見える。緑の広がりの中には、白い小家屋や果樹園の農民たちの小屋も点在している。地面にはいくつもの小道が走り、板や石を渡した小さな橋の下を、いくつかの用水路が流れている。礼拝堂の扉のそばに石の腰掛けが一つ、左手前の木の下にももう一つある。





1 前奏曲
前奏曲の最後の音が響くころ、幕が上がる前に、農民たちの歌声が聞こえてくる。

合唱
(舞台裏から)
愛の母よ、
優しき威光よ、
農夫の光、
町の誇りよ!
あなたの住まう山に
いま満ちあふれる、
地平の彼方から
燃え立つ光が……

2 第1場
ロケと数人の若者。アンドレスがほかの若者たちを従えて登場する。

アンドレス
神の平安を、皆さん。
鐘は一度目かい?

ロケ
二度目だ。
ゆうべは耳をどこへ置いてきた?
朝から耳が遠いじゃないか。

アンドレス
夜通しセレナーデで回っていたもんで、
夜明けになっちまったんだ……

ロケ
そいつはご立派だ。

アンドレス
まあ、嘆くことはないさ。
どうせ皆、同じミサを聞くんだから。

ロケ
こっちはもう一度目のミサを聞いたんだ!

アンドレス
そいつは上出来だ。

ロケ
俺たちか……セレナーデなんかやらないからな!
この地区じゃ、片側にはあっちの連中、
もう片側にはこっちの連中がいる……
片方は歌ってよくて、
もう片方は歌いたい節を喉に詰まらせて、黙っていなきゃならん。

3 第2場
前場の者たち。左手から、村長の杖を持ったアントンが登場する。

アントン
やあ、皆さん。次のミサまで残った者が大勢いるな。

ロケ
顔を合わせるためさ。ほら……(皮肉っぽく)あの言い回しだ、「ビセンテはどこへ行く?」

アンドレス
(言葉を強調して)
人と口論しに行くのさ。

アントン
余計な真似はするなよ!

ロケ
そんなつもりはないさ。ただ、思うことを口にしてるだけだ。

アントン
お前は何を思っている?

ロケ
俺は……(含みを持たせて)いろいろ思ってるさ。
俺だけじゃない、仲間も大勢そう思ってる。
(きっぱりと)
だが、あんたに命令するのはママティカスのおじさんだ。
あんたを村長にした張本人さ。まったく、腹が腐りそうだ。

アントン
マティカスのおじさんを悪く言うな。お前たち、おとなしくしていろ。水が余ったときだけ、畑に水を引くんだ。

ロケ
俺たちはもう、これ以上ないほど打ちのめされてる!

アントン
その調子でいれば、いずれそうなるさ。

ロケ
ペンチョ・パスクアロまで出て行っちまったんだからな。

アントン
なら、戻ってくるなと手紙でも書けばいい。
(アンドレスや、彼と一緒に出てきた若者たちに向かって)

さあ……行くぞ。途中まで、わしについてこい。


アンドレス
ミサはどうするんです?

アントン
今日は遅らせる。マシアスコケの医者が来て、具合の悪い司祭を診ることになっているからな。さあ、行こう。


アンドレス
行きましょう。
(皆が右手から退場しようとしたとき、右奥の小道からペプソが現れる。)

4 第3場
前場の者たちとペプソ。

ペプソ
(ウエルタ地方特有の服装。ゆったりしたズボンに赤い帯、明るい色のチョッキ、頭には絹のスカーフを結び、つば広のカラニェス帽をかぶり、肩には毛布を掛けている。)

悪党どもを生み出す種なんぞ、呪われろ!

アントン
また腹を立てて来たのか?

ペプソ
(話すように)
わしの人生はいつもこんなものさ。

アントン
ところで……そのズボン、いつになったら脱ぐんだ?

ペプソ
(悠然と)
わしはこのズボン姿で生まれ、
このズボン姿で墓に入る……
(気取って)
だが、まだまだ先の話さ。
あんた方は好きに着なされ、
締め付ける胴着や、きちんとした服をな。
わしはパノーチョの農民だ、
帯も縫い目もごめんだね。
聖体祭までは毛布を肩に掛ける、
日差しに焼かれようともな。
この身なりを決めるのは、
わしらを育てたこの土地さ。
それにアルヘサレス産の葉巻、
密輸品まであるぞ!
これで言いたいことは全部だ。
ほら、ここにウエルタの農民が一人いる。

アントン
好きな話を続けていればいい。

ペプソ
わしはまだこの主張を曲げんよ。

アントン
(意地悪く笑いながら別れを告げる)
じゃあな。
(ペプソは彼らを見下すように頭を振り、アンドレスと若者たちとともに退場する。)

5 第4場
ペプソ、ロケ、そしてロケに付き従う若者たち。

ロケ
ペプソのおじさん、どうしたんだ? 何かあったのか?

ペプソ
(憤然として)
ここじゃもう暮らしていけん。文句を言い続けるだけで、人間がすり減っちまう。

ロケ
まったく、おっしゃるとおりだ!

ペプソ
だが、お前たちはわしについてこない。
わしがどこにいたか知ってるな。
ガジョ山の頂で、
アントネーテのラッパ手をしていた。
もしわしが布告を出せるなら……
今夜のうちに、
ウエルタ全土を容赦なく焼き払い、
明日の朝には、
この土地をすっかり灰にしてやる。

ロケと若者たち
そんなことはできません。

ペプソ
お前たちは黙って骨をかじっているだけだ。
気骨のあるペンチョは出て行った。
お前たちに勇気を与えていたのは、
あいつ一人だったのに。

ロケと若者たち
なんて勇敢な男だったんだ!

ペプソ
お前たちは羊飼いのいない羊の群れだ!
あいつが今のお前たちを見たらな!
だが、ペンチョは戻ってくる。
わしが手紙を書いた、
あいつの怒りに火をつける手紙だ。
「お前の親父は財産を奪われ、
弟は追放されてしまった。
それだけでは足りず、
お前の恋人、愛しい娘まで奪おうとしている」とな。
この知らせがあいつをここへ呼び戻さないなら、
わしが連れ戻してみせる、
復讐を果たすためにな。
そうなれば、ここには大騒ぎが起きるぞ、
わしが神に願っているような大騒ぎがな!
(ドン・フルヘンシオが現れ、立ち止まって話を聞く。)

6 第5場
前場の者たち。左手奥からドン・フルヘンシオが登場する。


ドン・フルヘンシオ
(人のよさそうな様子で)
ああ、これは大変なことになりそうだ!
いったいいつ大騒動が始まるのやら。
なんとか逃げおおせたいものだ!

ペプソ
まだ時間はありますよ。
(舞台奥へ上がる。)

ドン・フルヘンシオ
今日はミサを遅らせました。
司祭が病気なのです。

ロケ
ウエルタには、もう一人病人がいます。
先生が治してくださるはずです。

ドン・フルヘンシオ
誰のことだ?

ロケ
ハビエルです。

ドン・フルヘンシオ
もう治ったはずだ。

ロケ
そう言われていますが、違います。
ハビエルはまだ、ひどく具合が悪いんです。

ドン・フルヘンシオ
あいつの恋人は、病気平癒のミサのために
喜捨を求めて回っています。

ペプソ
あの娘も大したものだ!

ロケ
(語り)
それなのにペンチョは、遠いオランにいる!

ドン・フルヘンシオ
ほら、あそこから娘と一緒に近づいてくる。

ペプソ
(立ち去ろうとして)
わしは行くよ。

ドン・フルヘンシオ
小銭を出すのが惜しいのかい?

ペプソ
(立ち止まって)
わしは人の不実さに心が痛むのだよ。

7 第6場
前場の者たち、マリア・デル・カルメンとフエンサンタ。

マリア・デル・カルメン
(進み出て、ハンカチを差し出す)
病気平癒のミサのために、どうかご喜捨を……

フエンサンタ
(一同に向かって)
小銭をあげてくださいな。

ドン・フルヘンシオ
私はもう渡したよ。

ペプソ
あっちへ行きな! これが死者のためのミサなら、話は別だが……!(マリア・デル・カルメンは恥じ入りながら、ほかの人々のもとへ向かう。フエンサンタはペプソへの反感をあらわにする。)

マリア・デル・カルメン
病気平癒のミサのために、ご喜捨をお願いします。

ロケ
(ハンカチに硬貨を入れながら)
俺はちゃんと小銭を出すよ。

マリア・デル・カルメン
神様がお報いくださいますように。
(喜捨をする若者に)
あなたにも、ありがとう。

ドン・フルヘンシオ
お金も少しずつ集まるだろう。

マリア・デル・カルメン
ああ、先生はなんてのんびりしていらっしゃるの!

ドン・フルヘンシオ
どういうことだね?

マリア・デル・カルメン
町では誰も喜捨をくれないのに、
ここウエルタでは、みんな小銭を必要としているのです。
ああ、神様! なんという苦しみ!
神様、愛するペンチョ、あなたの救いのため、
私はすべてを耐え忍びます。

フルヘンシオとロケ
哀れなマリア・デル・カルメン!
胸が痛むよ!
かわいそうな娘、なんと苦しんでいることか、
なんと痛ましい、哀れな子よ!
あの男のために、すべてを捧げて! ああ!

マリア・デル・カルメン
愛するペンチョ、
あなたのためなら命も捧げる!

フルヘンシオ、ロケ、フエンサンタ、マリア・デル・カルメン
かわいそうな娘!
(マリア・デル・カルメンは右手の腰掛けに座る。その間、フエンサンタは明るく皆を元気づける。)

フエンサンタ
(ドン・フルヘンシオに)
ご覧なさい、あれこそ本当の愛です。

ドン・フルヘンシオ
お前に何が分かる?

ペプソ
娘たちは生まれながらに知っているんだ。

ロケ
あの娘も恋する年頃になったんだな。

フエンサンタ
まあ、私の恋人だってそうよ!
(生き生きと、粋に)
こんなに小さくて、
こんなにちっちゃな娘に、
もう恋人がいるの、
この娘にも!
彼が私をさらってくれたら、
一緒に行くわ……

フルヘンシオ、ロケ、ペプソ
あの娘ときたら、
この娘は泣いたりしない、
なんて元気な娘だろう!

フエンサンタ
私の彼は陽気で、私も大好きだから、
私のホセピコはいつも笑っているの。
彼が私をさらってくれたら、
一緒に行くわ……

フルヘンシオ、ロケ、ペプソ
あの娘ときたら、
この娘は泣いたりしない、
なんて元気な娘だろう!

フエンサンタ
私たちにだって、
悩みはあるのよ、
本当に、悩みはいろいろ!
だからホセピコも、いつかは
私をさらってくれるはず。
だって、こんなことが
私を苦しめるんだもの。
こんなに小さくて、
こんなにちっちゃな娘が、
もうすぐ皆に見られるわ、
愛に満たされ、喜びいっぱいの姿を。

フルヘンシオ、ロケ、ペプソ
あの娘ときたら、
この娘は泣いたりしない、
なんて元気な娘だろう!

フエンサンタ、フルヘンシオ、ロケ、ペプソ
彼が私をさらったら/彼が娘をさらったら、
私は彼と行く/娘は彼と行く。

フエンサンタ
さあ皆さん、私は行くわ。
(マリア・デル・カルメンに)
あなたはここに残って、
また喜捨をお願いしていてね。
(肩掛けを外すと、マリア・デル・カルメンと同じように留めた花が見える。肩掛けを畳み、腰掛けの上に置く。)
すぐ戻るわ。蚕の世話をしてくるの、
絹を無駄にしないようにね。
じゃあね。
(マリアに口づけし、左手から退場する。)

8 第7場
フエンサンタを除く前場の者たち。

ドン・フルヘンシオ
(ゆっくりと、礼拝堂脇の家へ向かいながら)

病気の司祭を診に行こう。

ペプソ
さあ来なさい、仲間たちは向こうにいる。
(ロケと若者たちは左手奥から退場する。ペプソも彼らと退場しかけるが、呼び止められて足を止める。)


マリア・デル・カルメン
(ペプソを呼び止めて)
行かないで、ペプソおじさん。

ペプソ
(落ち着いて)
何の用だい?

マリア・デル・カルメン
(気をもみながら)
ペンチョはどうしていますか?

ペプソ
(ぶっきらぼうに)
あんな不幸な男のことを、なぜ知りたい?

マリア・デル・カルメン
ああ、神様! 私が何をしたというの?

ペプソ
お前を誰よりも愛した男を見捨てたんだ。

マリア・デル・カルメン
そんな!

ペプソ
それなのに、今は別の男のものだ。

マリア・デル・カルメン
誰がそんなことを言ったのです?
誰なんですか?

ペプソ
言うまでもない、見れば分かることさ。
あの哀れな恋人に、いったいどんな誠意を示している?
あいつはアフリカの地にいるんだぞ。
だが待て、戻ってくるよう手紙を書いた。

マリア・デル・カルメン
ああ、なんてことを、ペプソ!

ペプソ
お前が恋敵に愛を与えている、と書いたのさ。

マリア・デル・カルメン
私の愛は……いつまでもあの人のものです。
誰にも私の胸から奪えません。
私の胸は、愛する人の名を変わらず抱いています。
ペンチョがここへ戻れるように、
私はハビエルの寝床で看病をしてきました。
恨みを消し去り、
私が何よりも愛する人のために。
(胸を打たれ、涙を流す。)

ペプソ
(少し動揺して)
もう泣いているじゃないか。
男を連れてこい、男を!
わしに立ち向かう虎を連れてこい!
女が泣き出したら、
誰も抗えなくなるんだ。

マリア・デル・カルメン
(懇願して)
ペプソ、お願い! ペンチョを戻さないで。
手紙を書いてくださるの? 考え直してくれますか?

ペプソ
あの男とは結婚しないと誓え。

マリア・デル・カルメン
この十字架にかけて誓います。

ペプソ
(語り)
マリア・デル・カルメン、お前は今誓った。
ハビエルには手を差し出さないと。
もしお前がひどい仕打ちを受けたなら、
わしがペンチョのもとへ連れていく。
農民としての誇りにかけて、必ずそうすると誓う。
(ペプソは左手奥から退場し、その際、状況にふさわしい身振りをする。マリア・デル・カルメンは、彼の姿が見えなくなるまで目で追う。それから礼拝堂の扉脇の腰掛けに戻って座り、物思いに沈む。やがて農民たちが男女ともに次々とやって来る。彼らは通りすがりに同情の目を向け、中にはハンカチに喜捨を入れる者もいる。その後、礼拝堂へ入っていく。最後に到着した人々に交じって、ハビエル、ドミンゴ、アンドレスが現れる。アンドレスは礼拝堂へ向かい、ハビエルとドミンゴはゆっくりマリア・デル・カルメンに近づく。)




9 第8場
ドミンゴ、ハビエル、マリア・デル・カルメン、全員の合唱。

ドミンゴ
あそこだ、ここにいたぞ。

マリア・デル・カルメン
(彼らに向かって)
おはようございます、ハビエル。

ハビエル
君に会えるのを、どれほど待ちわびたことか。

ドミンゴ
ここに座って、少し休みなさい。

ハビエル
疲れてはいません。
ただ、ひどく喉が渇いています。
それなのに、あなたは水を飲ませてくれない。
私が苦しむのを楽しんでいるのですね。

ドミンゴ
無理をするな。
(ドミンゴとマリア・デル・カルメンが、彼を無理に座らせる。)

ハビエル
これで満足ですか?
ええ、あなたの言うとおり、私は降参しました。

ドミンゴ
頼むから、気を悪くしないでくれ。
お前もようやく回復しているんだから……

ハビエル
嘘です。私は治ってなんかいません。
(マリア・デル・カルメンに)
もう喜捨を頼むのはやめてくれ。

マリア・デル・カルメン
どうしたの?

ハビエル
また熱が出た。

ドミンゴ
私が治してみせる。

マリア・デル・カルメン
そうしてあげてください。

ドミンゴ
腕の立つ医者が来る。

ハビエル
ドン・フルヘンシオ先生ですか。

マリア・デル・カルメン
少し前に司祭様を診に入っていきました。

ドミンゴ
では、呼びに行こう。
(マリア・デル・カルメンに)
私が戻るまで、ここにいてくれ。
(ドン・フルヘンシオが退場したのと同じ方向へ退場する。)

10 第9場
マリア・デル・カルメンとハビエル。

ハビエル
君は私の病のつらさを知っている。

マリア・デル・カルメン
お願い、そんなに思い詰めないで。

ハビエル
それでも君はペンチョを愛しているのか、答えてくれ。

マリア・デル・カルメン
あの人のことを思っています。

ハビエル
ああ、君は美しい花、
私の悲しい人生に香りを添える花だ。
君がいなければ、私の人生は
苦しみのうちに過ぎていく。
君の愛で受け入れておくれ、
君のために死にそうな病人を。
変わらぬ愛を与えておくれ、
こんなにも君を愛する哀れな男に。
もし君が私のものなら、
私たちの住まいで、
神が祝福してくださる愛の巣で。
考えるだけで幸せだ、愛しい人よ。
君の髪には、私がカーネーションを飾ろう。
そうすれば苦しみも忘れ、
君の美しさに酔い、幸せになれる。
もし君が私のものなら、愛しい娘よ、
このウエルタで、
聖母フエンサンタの次に、
何よりも神聖なものとなるだろう、
君の清らかな姿が。
愛をください、
ひざまずいて、愛を乞う。

マリア・デル・カルメン
お願い、ハビエル。
そんな考えは捨ててください。

ハビエル
(髪をかきむしる)
君には情けがないのか、情けがないのか、
マリア・デル・カルメン、マリア・デル・カルメン。
(宗教歌が聞こえると、少し落ち着く。)

合唱
(礼拝堂の中から)
愛に満ちた、いとも清らかな聖母よ!

ハビエル
(絶望して)
君は私を死なせてくれればよかった。
なぜ君が目の前に現れたのだ?
なぜ私を看病しに来たのだ、なぜ?

マリア・デル・カルメン
許しを願うためです、
悲しみのうちに去った、恋しいあの人のために。

ハビエル
いや、絶対に許さない!
卑怯な男を殺してやる。

マリア・デル・カルメン
(すがるように)
ペンチョを許して。

ハビエル
許さない。あいつを探し出す。

マリア・デル・カルメン
なんてひどい憎しみでしょう。

ハビエル
ならば、君の愛をくれ。

マリア・デル・カルメン
できません。私の愛はあの人のものです。

ハビエル
(激昂して)
ならば、私は引き下がらない。

11 第10場
前場の二人と、礼拝堂脇の家から出てくるドミンゴ。

ドミンゴ
(奥から二人の様子を見て、若者たちの間で何が起きたかを察する。決意した様子で前に進み出る。)

ミサが始まったぞ。
さあ、行こう、息子よ。

ハビエル
(マリア・デル・カルメンに近づきながら)
私を恨まないでくれ。

マリア・デル・カルメン
決して恨みません。
(ドミンゴはハビエルを礼拝堂の扉まで連れていき、それからマリア・デル・カルメンのそばへ戻る。)

12 第11場
マリア・デル・カルメンとドミンゴ。

ドミンゴ
医者と話をした。

マリア・デル・カルメン
何と言っていましたか?

ドミンゴ
(秘密めかして)
息子がお前に抱いている
この激しい情熱が、
息子の命を奪いかけているそうだ。

マリア・デル・カルメン
ドミンゴさん、その話はもうやめましょう。

ドミンゴ
私は何もかも承知している。
あの若者を失うことにもなりかねない。

マリア・デル・カルメン
あなたが!

ドミンゴ
話は簡単だ。あのナイフ、
罪を犯したときに使ったものは、
私が預かっている。どうするかはお前次第だ。
息子はお前と結婚できなければ死ぬ。
私は選ばねばならない。ハビエルの命か、
それともペンチョの破滅か。
お前は息子と結婚するのだ。

マリア・デル・カルメン
絶対にいやです!
生きている限りペンチョのもの、
死んでもペンチョのものです。
私は神の母に身を委ねます。

ドミンゴ
ならば、皆が哀れなことになるぞ。

13 第12場
前場の二人とフエンサンタ。

フエンサンタ
(息を切らし、急いで登場する)
マリア・デル・カルメン、聞いて、知らないの?
向こうから来たんだけど、あそこにいるのよ。
誰だと思う?
あなたの恋人、ペンチョ・パスクアロよ。

マリア・デル・カルメン
(恐怖におののいて)
ペンチョ!

ドミンゴ
(喜んで)
お前はペンチョを見たのか?

フエンサンタ
ええ、もちろん!

マリア・デル・カルメン
(おびえて)
そんな、聖母様!

ドミンゴ
つまり、あの若者がここにいるのだな?

マリア・デル・カルメン
お願いです、どうか彼を捕らえないで!
ここでひざまずいてお願いします。
どうか捕らえないでください!

14 第13場
ドミンゴとマリア・デル・カルメン。

ドミンゴ
(厳しい表情でマリア・デル・カルメンを見つめる。語り)
あの男を自由の身にしたいなら、決心しろ!
決めるのだ!

マリア・デル・カルメン
(抵抗するが、ドミンゴの強い迫りに、ついに決断する)
彼をウエルタで自由に歩かせてください!

ドミンゴ
それがお前の決断か?

マリア・デル・カルメン
そうです!

ドミンゴ
ハビエルと結婚するのだな?

マリア・デル・カルメン
(従順に)
あなたのお命じになるとおりに。

ドミンゴ
約束だな?

マリア・デル・カルメン
約束します!

15 第14場
前場の二人と、聖母行列の人々。

合唱
フエンサンタの聖なる聖母よ!
この上なく慈愛深い母よ、
フエンサンタの聖母よ。
あなたの清らかさを讃えよ!
あなたの清らかさを讃えよ!
讃えよ!
ああ、天上の貴婦人よ!
あなたは安らぎの港、
ウエルタの人々はあなたを待ち、
いつもあなたに願います、
恵みとお守りを。
守りを与える聖なる聖母よ、
愛の聖なる聖母よ。
聖なる母よ、ウエルタの人々はあなたを崇めます。
愛に満ちた、いとも聖なる聖母よ。

16 第15場
前場の者たち、ペンチョ、ロケ、数人の若者たち。

(獅子のように怒り猛ったペンチョが登場し、反抗的な態度の仲間たちが後に続く。一同は舞台中央に立ち、身振りで皆に挑みかかる。人々は混乱し、マリア・デル・カルメンとフエンサンタは恐怖におののく。一同が静止して一枚の絵のような情景をなし、幕がやや急速に下りる。)
Acto Primero

Plazoleta de un eremitorio, en lo interior de la Huerta. A la derecha la ermita y sobre su puerta un rótulo que dice Casa de la Virgen. A la izquierda de la ermita y pegada a ella una casita con ventana y puertas practicables. El sitio está rodeado de verde y copiosa vegetación hasta el pie de la sierra elevada y escabrosa que ciñe el horizonte; campos de maíz, grupos de higueras chumbas, moreras, cipreses, palmeras, etc. Vense también casitas blancas y las barracas de los huertanos, salpicando la verde extensión. Dividen el suelo varias sendas y lo recorren algunas acequias que pasan por el medio de puentecillos de tablas o piedras. Junto a la puerta de la ermita un poyo y otro en primer término a la izquierda, debajo de un árbol.

1 Preludio
Con las últimas notas del preludio, y antes de levantarse el telón, se oyen las voces de los huertanos que cantan.

Coro
(Dentro)
¡Madre del amor,
dulce majestad,
luz del labrador,
prez de la ciudad!
Ya inunda el monte
que habitas tú,
del horizonte
la hirviente luz…

2 Escena I
Roque y varios mozos, sale Andrés seguido de otros.


Andrés
A la paz de Dios, caballeros.
¿Es el primer toque?

Roque
Er segundo.
¿Ande tas dejao los oídos esta noche
que amaneciste sordo?

Andrés
Es que, como rondamos dista
que nos pilló la aurora…

Roque
Está güeno eso.

Andrés
No hay que esconsolarse,
que tos oiremos la misma misa.

Roque
¡Si es que ya oímos nosotros la primera!

Andrés
Eso está mejor.

Roque
Nosotros… ¡Pos como no rondamos!…
porque en este partío, de un lao está una gente,
y de otro está otra gente…
Y a unos se les deja que canten;
mientras que los otros han de guardarse atragantás las coplas.

3 Escena II
Dichos, Antón por la izquierda llevando vara de alcalde.


Antón
Adiós, hombres. Muchos habéis quedao pa la otra misa.

Roque
Por ajuntarnos. Porque… (con sorna) lo que dijo el otro: ¿ande va Vicente?

Andrés
(Recalcando)
A regañar con la gente.

Antón
¡Cuidao con ello!

Roque
Nada de eso; pero uno dice su sentir.

Antón
¿Y qué sientes tú?

Roque
Yo… (con intención) muchas cosas siento.
Yo y todos los nuestros, que semos bastantes.
(Decidido)
Pero en usté quien manda es er tío Maticas,
que le ha hecho arcalde, y hay que repudrirse.

Antón
No tocarme al tío Maticas, que os vea yo quietos.
Y a regar cuando el agua sobre.

Roque
¡Más abatíos que estamos!

Antón
De ese modo habéis de veros.

Roque
Como que se nos fue Pencho Pascualo.

Antón
Pos mira; ponerle un papelico que no güerva.
(Dirigiéndose a los mozos, a Andrés y a los que salieron con él)
Con que… andando. Acompañarme dista er camino en medio.

Andrés
¿Y la misa?

Antón
Hoy se retrasa pa que la oiga er médico de Maciascoque ha de pasarle una visura ar capellán que está malico. Vamos andando.

Andrés
Vamos.
(Van a marcharse por la derecha, cuando sale Pepuso por el sendero del fondo derecha).

4 Escena III
Dichos y Pepuso.

Pepuso
(Viste traje característico de la huerta: zaragüelles, faja encarnada, chaleco claro, pañuelo de seda anudado a la cabeza, sombrero calañés de ala ancha y manta al hombro)
¡Mardita sea la simiente que da la pillería!

Antón
¿Ya vienes tú rabiando?

Pepuso
(Hablado)
Así paso la vida.

Antón
¿Pues…? ¿Y esos zaragüelles, cuándo te los quitas?

Pepuso
(Anchamente)
Con zaragüelles yo vine ar mundo;
con zaragüelles me han de enterrar…
(Con afectación)
que entavía hay pa rato.
Ostés podéis poneros
cotilla y composturas.
Panocho soy, no aguanto
ni cinchas ni costuras.
La manta hasta el Corpus,
aunque el sol me fría,
que manda esta pompa
la tierra que nos cría.
¡Y puro de Algezares
de contrabando!
Y ya lo dije todo.
Y, ahí va un huertano.

Antón
Puedes seguir con tu tema.

Pepuso
Sigo agarrao.

Antón
(Se despide sonriendo con malicia)
Adiós.
(Pepuso hace un movimiento de cabeza como despreciándoles y vase con Andés y mozos).

5 Escena IV
Pepuso, Roque y los mozos que acompañan a éste.

Roque
¿Pos qué es eso, tío Pepuso? ¿Hay algo?

Pepuso
(Con indignación)
Lo que hay, que aquí no se puede ya vivir y que aquí se consume un hombre de tanto gruñir.

Roque
¡Qué razón que tiene usté!

Pepuso
Pero vosotros no me seguís.
Ya sabéis ande estuve:
allá en la Cresta del Gallo
fui corneta de Antonete,
y si dictara yo un bando…
esta noche ardía
toda la Huerta sin piedad
y mañana amanecía
toda la Huerta arrasá.

Roque y Mozos
No puede hacerse eso.

Pepuso
Calláis royendo el güeso.
Se fue Pencho, el alma brava,
que era el único que os daba
a toos valor.

Roque y Mozos
¡Qué valiente que era!

Pepuso
¡Paecéis borregos sin pastor!
¡Ah, si os viera él!
Mas Pencho vendrá,
le he escrito un papel
que le encenderá:
“a tu paere le tienen saqueado
y tu hermano se fue desterrado.
Y, por si no es bastante,
te quitan la novia, tu nena, tu amante”.
Con que si no le trae por acá la noticia.
Veréis cómo le traigo
de su venganza en pos.
¡Y habrá aquí el estropicio
que estoy pidiendo a Dios!
(Aparece Don Fulgencio, que se para a escuchar).

6 Escena V
Dichos, Don Fulgencio, por el segundo término izquierda.

Don Fulgencio
(Con aire bonachón)
¡Jesús, la que nos aguarda!
¿A qué hora ha de empezar el cataclismo?
¡Que pueda yo escapar!

Pepuso
Tiene usté tiempo.
(Sube hacia el foro).

Don Fulgencio
Hoy os retardé la misa,
está enfermo el capellán.

Roque
Otro enfermo hay en la huerta,
que usté lo habrá de curar.

Don Fulgencio
¿Quién es él?

Roque
Javier.

Don Fulgencio
Ya está curado.

Roque
Lo dicen, mas no es verdad.
Javier sigue muy maliquio.

Don Fulgencio
Su novia pidiendo va limosna
para la misa de salud.

Pepuso
¡Buena es ella!

Roque
(Recitado)
¡Y Pencho allá en Orán!

Don Fulgencio
Vedla con la zagalica que se acerca por allá.

Pepuso
(En actitud de irse)
Me voy.

Don Fulgencio
¿Te duele el chaviquio?

Pepuso
(Quedándose)
Me duele la falsedá.

7 Escena VI
Dichos, María del Carmen y Fuensanta.

María del Carmen
(Avanzando y presentando el pañuelo)
Una limosna para una misa de salud…

Fuensanta
(A los del grupo)
Darle un chaviquio.

Don Fulgencio
Yo ya di.

Pepuso
¡Quítate allá! ¡Si fuera pa el requiem…!
(Mª del Carmen avergonzada, se dirije a los demás. Fuensanta demuestra su inclinación contra Pepuso).


María del Carmen
Una limosna para una misa de salud.

Roque
(Echando una moneda en el pañuelo)
Yo sí que doy mi chaviquio.

María del Carmen
Dios te lo premie.
(A un mozo que da limosna)
Y a ti, también.

Don Fulgencio
Ya irá creciendo ese dinero.

María del Carmen
¡Ah, qué espacio, señor doctor!

Don Fulgencio
¿Cómo es eso?

María del Carmen
En la ciudad no da nadie
y aquí, en la Huerta, toos necesitan su centimiquio.
¡Santo Dios! ¡Ah! ¡Cuánto penar!
¡Santo Dios!, por ti, Pencho mío, por tu salvación,
yo todo lo sufro con resignación.

Fulgencio y Roque
¡Pobre Mª del Carmen!
¡Pena me da!
¡Pobre zagala, cómo sufre,
cuánta pena, pobretica!
¡Todo, todo por aquél! ¡Ah!

María del Carmen
¡Pencho del alma mía,
la vida daré por ti!

Fulgencio, Roque, Fuensanta, María del Carmen
¡Pobre zagalica!
(María del Carmen se sienta a la derecha, mientras Fuensanta anima a todos con su alegría)

Fuensanta
(A don Fulgencio)
Mire usté: ése es el querer verdadero.

Don Fulgencio
¿Tú qué sabes?

Pepuso
Nacen enseñás.

Roque
Ya tiene su sentío la zagalica.

Fuensanta
¡Anda, y mi novio!
(Con mucho garbo)
¡Tan arrapiezo,
tan pequeñica,
ya tiene novio
la zagalica!
Cuando me robe,
con él me voy…

Fulgencio, Roque y Pepuso
¡Vaya con la zagala,
ésta sí que no llora,
vaya con la zagalica!…

Fuensanta
Como le quiero y es alegrico,
siempre se ríe mi Jusepico.
Cuando me robe,
con él me voy…

Fulgencio, Roque y Pepuso
¡Vaya con la zagala,
ésta sí que no llora,
vaya con la zagalica!

Fuensanta
También tenemos nosotros
nuestras penas,
¡vaya que tenemos penas!
y Jusepico al fin,
tendrá que robarme
porque estas cosas
me hacen sufrir.
Tan arrapiezo,
tan pequeñica,
han de ver pronto a la zagalica
llena de gozo de tanto amor.

Fulgencio, Roque y Pepuso
¡Vaya con la zagala,
ésta sí que no llora,
vaya con la zagalica!…

Fuensanta, Fulgencio, Roque y Pepuso
Cuando me/le robe,
Con él me voy/se va.

Fuensanta
Ea, señores, yo me voy.
(A María del Carmen)
Tú, aquí te quedas
para gorver al pordioseo.
(Quítase la mantilla descubriendo las flores que lleva prendidas, igual que María del Carmen. Dobla la mantilla y la deja sobre el asiento).
Luego güervo; voy a cuidar mis gusanicos,
que no se pierda la seda. Adiós.
(Besando a María, se va por la izquierda).

8 Escena VII
Dichos, menos Fuensanta.

Don Fulgencio
(Muy lentamente, dirigiéndose a la casa junto a la ermita)
Voy a ver a mi enfermo, el capellán.

Pepuso
Venid, nuestros amigos allá están.
(Roque y sus mozos se van por el segundo término izquierda. Pepuso inicia el mutis con ellos, pero se detiene al llamarle).

María del Carmen
(A Pepuso, deteniéndole)
No se vaya, tío Pepuso.

Pepuso
(Tranquilo)
¿Qué quieres?

María del Carmen
(Anhelosa)
¿Qué hay de Pencho?

Pepuso
(Brusco)
¿Pa qué quieres tú saber de ese infeliz?

María del Carmen
¡Válgame Dios! ¿Yo qué he hecho?

Pepuso
Renegaste del hombre que más te quería.

María del Carmen
¡Jesús!

Pepuso
Y eres de otro.

María del Carmen
¿Quién le dijo tales cosas?
¿Quién ha sido?

Pepuso
Pues ¿qué más decirlas que estarlas viendo?
¿Qué respeto guardas ya a aquel pobre enamorao
que en tierra africana está?,
pero aguarda, que le he escrito que se venga.

María del Carmen
¡Oh, Dios mío, Pepuso!

Pepuso
Le digo que tu amor le das a un rival.

María del Carmen
Mi amor. Mi amor es siempre suyo
y de aquí nadie lo arranca.
Mi pecho aguarda fiel el nombre de mi amado.
Porque Pencho pudiese aquí volver,
he velado junto al lecho de Javier,
por extinguir rencores en bien
del que es amor de mis amores.
(Llora conmovida).

Pepuso
(Algo turbado)
¡Ya estás llorando.
Denme hombres, denme hombres,
denme tigres con quien reñir!
Que en llorando las mujeres
no hay quien pueda resistir.

María del Carmen
(Suplicando)
¡Pepuso, amigo! No venga Pencho,
¿va usté a escribirle? ¿Consiente ya?

Pepuso
Jura que al otro no das tu mano.

María del Carmen
Por estas cruces.

Pepuso
(Recitado)
María el Carmen acabas de jurar
que a Javier no das tu mano.
Si veo que te dan trato inhumano,
a Pencho te llevo, y es seguro,
por mi fe de huertano, yo lo juro.
(Vase Pepuso por el segundo término izquierda, haciendo en su mutis la mímica adecuada a la situación. Mª del Carmen le sigue con la vista hasta que desaparece. Entonces vuelve Mª del Carmen a sentarse en el poyo junto a la puerta de la ermita, donde queda pensativa. A poco empiezan a llegar huertanos y huertanas que contemplan, al pasar, compadecidos y alguno de ellos deja una limosna en su pañuelo, entrando luego en la ermita. Mezclados con los últimos que llegan, salen Javier, Domingo y Andrés; este último sigue hacia la ermita mientras Javier y Domingo se acercan lentamente a María del Carmen).

9 Escena VIII
Domingo y Javier, María del Carmen, Coro general.

Domingo
Mírala, aquí la tenemos.

María del Carmen
(Dirigiéndose a ellos)
Muy buenos días Javier.

Javier
Cuánto me tardaba el verte.

Domingo
Siéntate y descansa aquí.

Javier
No estoy cansao,
mucha sed tengo, eso sí,
y usted sin dejar que beba,
gozándose en mi sufrir.

Domingo
Te cansas.
(Entre Domingo y María del Carmen le obligan a sentarse).

Javier
¿Ya está usté contento?
Sí, señor, y me rendí.

Domingo
Por favor, no te disgustes,
que ya vas curando al fin…

Javier
Mentira. Yo no estoy güeno
(a María del Carmen)
déjate ya de pedir.

María del Carmen
¿Qué ties?

Javier
Otra vez la fiebre.

Domingo
Yo la borraré.

María del Carmen
Eso, sí.

Domingo
Vendrá un sabio doctor.

Javier
Don Fulgencio.

María del Carmen
Entró, no ha mucho, a ver al cura.

Domingo
Pues a buscarle voy.
(a María del Carmen)
aguarda a que yo salga.
(Hace mutis por donde lo hizo don Fulgencio).

10 Escena IX
María del Carmen y Javier.

Javier
Tú sabes mi mal cruel.

María del Carmen
¡Oh!, calma tu frenesí.

Javier
¿Aún quieres a Pencho, di?

María del Carmen
Pienso en él.

Javier
¡Ah! Tú eres la hermosa flor
que aromatiza mi triste vida,
sin ti, mi existencia
se desliza dolorida.
Acoje con tu amor
al enfermico que por ti muere,
dale tu fiel querer
al pobretico que así te quiere.
Si fueras mía,
allá en nuestra vivienda,
nido de amor que Dios bendeciría.
Gozo sólo al pensarlo, mi dulce prenda;
yo, en tu cabeza, claveles prendería,
dando así al olvido mi amargura,
encantado y feliz con tu hermosura.
Si fueras mía, zagalica del alma,
aquí en la Huerta,
después de la Fuensanta,
lo más sagrao sería
tu imagen de candor.
Amor te pido,
de rodillas pido amor.

María del Carmen
Por Dios, Javier.
Desvanece esas ideas.

Javier
(Se mesa los cabellos)
Compasión no quies tener, no quies tener,
María el Carmen, María el Carmen.
(Al oír el canto religioso se calma un poco)

Coro
(Dentro de la ermita)
¡Madre purísima del amor!

Javier
(Desolado)
Debiste dejarme morir,
¿Por qué te hallé ante mis ojos?,
¿por qué viniste a cuidarme, por qué?

María del Carmen
Para implorar el perdón
del que triste huyó y que añora el corazón.

Javier
¡No, jamás, no le perdono!
Le mataré por artero.

María del Carmen
(Suplicante)
Perdona a Pencho.

Javier
No le perdono; le buscaré.

María del Carmen
Cruel encono.

Javier
Pues dame tu amor.

María del Carmen
No puedo, es suyo.

Javier
(Rabioso)
Pues yo no cedo.

11 Escena X
Dichos y Domingo, que sale de la casa junto a la ermita.

Domingo
(Desde el fondo tiende una mirada a la escena, comprende lo que acaba de pasar entre los dos jóvenes; hace un movimiento de resolución y se adelanta)
Ya ha empezado la misa,
vamos, vamos hijo.

Javier
(Se va acercando a María del Carmen)
No me guardes rencor.

María del Carmen
Nunca en la vida.
(Domingo acompaña a Javier hacia la puerta de la ermita y luego vuelve al lado de María del Carmen).

12 Escena XI
María del Carmen y Domingo.

Domingo
He hablado con el médico.

María del Carmen
¿Y qué dice?

Domingo
(Con misterio)
Que esta pasión tan grande,
que por ti siente mi hijo,
le está quitando la vida.

María del Carmen
Esa porfía, Domingo, dejémosla.

Domingo
Tú sabes que estoy al cabo de todo
y puedo perder a ese mozo.

María del Carmen
¡Usted!

Domingo
La cuestión es clara. El cuchillo
con que cometió el delito,
yo le guardo. Con que tú verás.
Si mi hijo no se casa contigo, se muere.
Escojo entre la vida de Javier
y la perdición de Pencho.
Te has de casar con mi hijo.

María del Carmen
¡Eso nunca!
De Pencho en vida,
de Pencho en muerte.
Y a la madre de Dios me confío.

Domingo
Pues entonces, pobreticos de toos.

13 Escena XII
Dichos y Fuensanta.

Fuensanta
(Sale apresurada y jadeante)
María el Carmen, oye, ¿no sabes?
Vengo de aquel lao, y allí está,
¿no sabes quién?
Tu novio, Pencho Pascualo.

María del Carmen
(Aterrorizada)
¡Pencho!

Domingo
(Contento)
¿Has visto tú a Pencho?

Fuensanta
¡Vaya!

María del Carmen
(Temiendo)
¡No es posible, Virgen Santa!

Domingo
¿De modo, que ese mozo está aquí?

María del Carmen
¡Por Dios, que no se le prenda!
Lo pido aquí, de rodillas.
¡Que no se le prenda!

14 Escena XIII
Domingo y María del Carmen.

Domingo
(Contempla a María del Carmen muy grave. Declamado)
¡Resuelve si libre quieres que sea!
¡Resuelve!

María del Carmen
(Resiste, pero el apremio de Domingo le hace decidirse)
¡Que ande libre por la Huerta!

Domingo
¿Así lo decides?

María del Carmen
¡Así!

Domingo
¿Te casas con Javier?

María del Carmen
(Sumisa)
Como usté lo manda.

Domingo
¿Palabra?

María del Carmen
¡Palabra!

15 Escena XIV
Dichos y los de la procesión.

Coro
¡Virgen Santísima de la Fuensanta!
Madre amantísima,
Virgen de la Fuensanta.
¡Alabada sea tu pureza!
¡Alabada sea tu pureza!
¡Alabada sea!
¡Oh, celestial Señora!
vos sois puerto seguro,
la Huerta os aguarda,
y os pide siempre
vuestra gracia y protección.
Virgen santa de protección,
santa Virgen del amor.
Santa Madre, la Huerta os adora.
Virgen santísima del amor.

16 Escena XV
Dichos, Pencho, Roque y varios mozos.

(Sale Pencho hecho un león y seguido de sus amigos que vienen también en actitud levantisca. Se plantan en el centro de la escena y desafían con el gesto a todos. Momento de confusión por parte de todos y de horror por parte de María del Carmen y Fuensanta. Cuadro y telón medio rápido).
最終更新:2026年10月22日 18:09