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第04話『親友(The Man In Trust)』その②

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orisuta

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  ―A Part 2027―  



◇都内某所 PM1:41

マユ「・・・ん。あけてきたよ」ズズズ・・・

航平「お、おおぅ・・・すげえ・・・」

サイバーなデザインのラバースーツのような、マユの纏衣装着型スタンド『クァルテート・エン・シー』。
スタンドを身に纏った彼女が、携帯電話の“内部”で仕事を終え、小さな液晶からずるずると出てきた。
『クァルテート・エン・シー』は電子機器の液晶から入り、自由に機器を操作する能力を持つ。

丈二「ありがとうマユ。『クァルテート・エン・シー』、さすがだ」

マユ「いいけど・・・恋人の携帯覗き見るのは感心しない」

丈二「俺だってほんとは見たくない。・・・なんで恋人だと?」

マユ「全部保存してあったから・・・」

丈二「?」

マユ「丈二のメール」

丈二「・・・・・・」

そう言って、マユは力尽きたようにソファーに倒れこみ、眠りに落ちた。
視界がじわりと滲み、抑え込んでた感情があふれ出しそうになったのに気付いた丈二は、あわててそれをまた塞ぎ、
頭を切り替えて受け取った由佳里の携帯電話を覗いた。
まず最初に見たのは発着信履歴。すると、登録のない番号に、ここ最近由佳里が何度も何度も電話をかけていることをしった。
コール回数は多い日で三十にも及ぶ。

航平「なんだろうなその番号・・・携帯の番号じゃないが・・・」

丈二「調べてもらおう」

航平「マユちゃん寝てるけど」

丈二「マユじゃない」

丈二は自分の携帯を取り出して、電話をかけ始めた。

航平「誰?」

丈二「俺の“親友”だ」
 
 
 




そのとき。マユの部屋の電話機が鳴りはじめた。

プルルル・・・

航平「電話だ」

丈二「マユ! 電話だぞ」

マユ「zzzzz」

航平「どうする?」

丈二「もしもし。俺だ。 ・・・・航平、出てあげてくれ」

丈二「ああ、助かる・・・」

誰かと通話を始めた丈二に指示され、航平が受話器を上げた。
耳に当てると、相手の声は女性のものだった。

女性<城嶋 丈二?>

航平「! アンタ、誰だ」

女性<窓の外を御覧なさい。あなたたちの車よ>

航平「丈二!」

丈二「!?」

電話越しに促され、丈二と航平は部屋の西側の窓に取り付き、外を見た。
航平の車の前に、電話を耳に当てた若い女性が立っていた。
静かな瞳を持つ女性だった。女性の周りには、ウサギのような頭の女性的なスタンドが、ピョコピョコ跳ね回っている。
彼女がゆっくり歩いて車から遠ざかると、車が爆音を響かせて爆発した。

ドゴォオオオン!

航平「う、うわッ!!」

ドアが吹き飛び、ガラスが砕け、タイヤが焼ける。
天を突く勢いで炎を柱がのぼり、黒い煙がもくもくと立ち込めた。

航平「お、オレの車が・・・」

丈二「! 中の娘はどうなった!?」

航平「あッ! お、おい! 中にいた子はどうした!?」

女性<吹っ飛んだわよ今。この煙とともに、魂が天にのぼっているところでしょう>
 
 
 




航平「な、なんてことを・・・!」

丈二「代われ!」

丈二「城嶋 丈二だ! お前らなんのつもりだ・・・! 関係ない人ばっかり殺しやがって・・・ッ!」

女性<用件だけ言うわ。三島 由佳里のケータイ電話、ロック解いたんでしょう?
   それを渡して欲しいの。そこの窓から私に投げてもらえる?>

丈二「ふざけるなよ・・・! ぶっ殺してやる!」

女性<忠告するわ。その部屋から出ようとしないほうがいい。
   その部屋にも既に“時限爆弾”を設置してある・・・無数にね。出ようとしたら、その瞬間に爆発させる>

女性<『デッドバイ・サンライズ(お前は夜明けに死ぬ) 』・・・! 私のスタンドを・・・>

窓から離れ、丈二は勢い良く部屋中に積み上げられたダンボールの山を崩し始めた。
すると、陰からタイマーつきの“時限爆弾”が、何十個も見付かった。デジタル表示で、爆発までの残りの時間を告げている。
5分。

女性<5分で決めなさい。渡すか、死ぬか>

丈二「この野郎・・・!」

航平「爆弾があったのか!?」

丈二「見えないのか? ・・・そうか、スタンドか・・・この爆弾」

航平「スタンド!? バカな、いつの間に・・・」

丈二「マユは、誰でもここにあげる。仕事の依頼で来る人間も多い。・・・やられた」

航平「『アークティック・モンキーズ』で逃げよう!」

丈二「爆破されたら終わりだ・・・逃げても脱出先の“赤”がない。窒息死だ・・・」

航平「そんな・・・」

女性<聞いてるの? ハッタリじゃないわよ>

女がそう言った瞬間、マユが眠っていたソファーが爆発し、マユの体がバラバラに吹き飛んだ。
女は、ソファーにも爆弾スタンドを仕掛けていたのだ。

ドオオオオン!

丈二「マ、マユ・・・」

女性<ソファーを吹き飛ばしたわ。ふふ、誰か運悪く死んだようね>
 
 
 




飛び散ったマユの肉片が、航平の服にこびりついた。
呆然とした表情でそれを触り、航平は崩れ落ちるようにへなへなとへたれ込んだ。

航平「し、死んだ・・・人が・・・飛び散った・・・」

丈二「しっかりしろ!」

航平「死んだ・・・」

丈二「航平!」

航平「い、いやだ・・・丈二! 死にたくないなんとかしてくれッ!」

丈二「・・・・・・」

航平「由佳里さんのケータイ、渡すしかない! 頼む、アイツに渡すんだ!」

丈二「渡してどうなる・・・用済みになったら消されるに決まってる」

航平「なんとかしてくれよッ! 俺は巻き込まれただけだろッ! 死にたくないよ!」

航平「あの子・・・コンビニの子・・・死んだんだろ・・・くそッ・・・! どうして・・・!」

丈二「・・・方法はある。助かる方法は」

航平「あるのか!?」

丈二「この“時限爆弾”がスタンドなら・・・『アークティック・モンキーズ:ハムバグ』で無効化できる。
   爆弾にキャンディをぶつけて、新しいスタンドで上書きすれば・・・」

航平「や、やろうッ! それしかない!」

丈二「だが・・・どうにも腑に落ちねー・・・。なんだこの状況・・・? 不自然すぎる・・・」
 
 
 




丈二の言葉を待たず、航平は入口のドアノブに手をかける。
くちびるを触りながら思案に耽っていた丈二が、突然閃き、航平に制止の言葉を投げかけた。

丈二「!」ハッ

丈二「待て、出るな!」

航平「!?」

丈二「これは罠だ! 大丈夫、爆発はしない!」

航平「はぁ!?」

丈二「ずっと気になってたんだ。やつらは由佳里を殺した。“テント”とやらも追ってる。
   なら、なぜあのとき部屋に由佳里のケータイが残されてたんだ? なんで持っていかなかった?」

航平「なんでって・・・」

丈二「気付かなかった? いや違う、そうじゃない。やつらには“解けなかった”んだ。
   ロックが外せないし、外すアテもなかった。だから、俺たちに外させようとした。
   やつらは、俺たちに“テント”を追わせるために、わざとケータイを置いていったんだ」

丈二「折角得た手がかりを爆発で吹っ飛ばすと思うか? 爆弾は作動しない!
   俺たちを殺せないんだ、あいつらは!」

航平「じゃあ、なんで爆弾なんか仕掛けた!?」

丈二「・・・」

航平「ケータイは殺して奪えばいい。こんなややこしいことを何故・・・」

丈二「・・・『ハムバグ』だ。『ハムバグ』を使わせる気なんだ」

航平「『ハムバグ』!? なんのために!?」

丈二「わからない! でもやつら、『ハムバグ』のことを知っていた!
   こうなることを予測してたんだ。俺が『ハムバグ』を使わざるを得なくなるよう、仕向けた・・・」

航平「根拠もない! そんなの信じろってのかよ!!?」

丈二「頼む航平。俺を信じてくれ」

航平「・・・!」
 
 
 




チッチッ、と爆弾のタイマーが徐々に残り時間を削っていく音が、沈黙の間に響き渡る。
残りは1分を切った。

航平「・・・」

航平「・・・俺には・・・妹がいる。俺が死んだら一人ぼっちになっちまう。バカみてえな入院費を払う人もいなくなる」

丈二「・・・」

航平「俺は死ねないッ! あいつの元に帰る! 頼む、『ハムバグ』を使ってくれッ!」

丈二「・・・ッ」

航平「丈二!」

丈二「・・・・」

残り10秒。

丈二「・・・・・・『アークティック・モンキーズ:ハムバグ』!」
A・M:H『ムヒャアアアア!』

丈二の隣に、『アークティック・モンキーズ:ハムバグ』が現れる。
『ハムバグ』はキャンディの袋をあけ、中から一粒、飴玉を取りだすと、それを指で弾いて時限爆弾の一つに命中させた。
それと同時に、部屋中にばら撒かれていた爆弾たちは、一斉に美しい蝶のスタンドと変わり、窓から外へ羽ばたいていった。

しーーーん

航平「・・・音が止まった」

丈二「『ハムバグ』を使った。もう大丈夫だ・・・」

航平「あ、ありがとう・・・」

丈二「・・・いや・・・」

窓に取り付き、外に居る女に向かい、怒鳴る。

丈二「お前の爆弾スタンドを消してやったぞ! 覚悟しろッ!」

女は携帯を捨て、窓から覗いた丈二を見上げ、彼に聴こえるほど大きな声で言った。

女性「別にいいわよーッ! また“手に入る”からッ! 使ったのね、『ハムバグ』!
   バカなヤツ・・・!」

丈二「あ?」
 
 
 




ヤット・・・出シタナ・・・

ハムバグ・・・



丈二「!!!」ゾクゥッ!!

“嫌悪”、“悪意”、“邪心”、“暗黒”。
その瞬間だけは、この世にある全ての“闇”が、その部屋に集まっていた。
そう思わせるほど、濃いなにかが、丈二の背後をゆらとたゆたった。
皮膚が張り裂けるほどの悪寒と恐怖に丈二が苛まれた一瞬、気付いたときにはもう遅かった。
“それ”は、目に見える腕のかたちで、『ハムバグ』の肩に触れていた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

航平(な、なんだ!? 空気が・・・あきらかに変わった!)

丈二(な・・・)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???『・・・・・・・・・』

見たことの無いスタンドが、そこに立っていた。
複数の目が放射状にばら撒かれた顔の、おぞましく不気味な人型のスタンドだった。
確実に、その場にいる全員の目に見えた。真っ黒な霧の様なオーラが、そのスタンドの体を纏っていた。

丈二(なんだ・・・こいつ・・・! いつの間に・・・!)

女性「触られた、アイツ。“ミサキさま”に・・・。終わったわね」

丈二(・・・・・・!!)

今まで感じたことのない、明確で明瞭な“恐怖”という感覚。
このものを形容する言葉はない。“なにか”だ。得体の知れないなにか。
だが丈二には、それだけで十分すぎた。十分、彼は恐怖に全身を串刺しにされ、身動きがとれなくなっていたのだから。

???『・・・・・・』

丈二(き、近距離型か・・・コイツ・・・? この部屋に・・・“本体がいるのか”・・・? “いつから”・・・?)

???『・・・・・・』

丈二(ど、どこに・・・?)
 
 
 




謎のスタンドがゆっくりと近づき、丈二の頭を掴む。
振り払う力は『ハムバグ』に十分あったが、それはできなかった。
完全に萎縮してしまっていた。目に見える“死神”の姿が、丈二から正常な思考を奪い去っていた。

???『・・・・・・』

丈二(し・・・)

丈二(死ぬ・・・!)

バキィィッ!

丈二がリアルな死の予感に完全に呑み込まれそうになっていたそのとき。
入口のドアが破壊され、外から一人の男が部屋に踏み込んできた。
男は高らかな雄叫びを上げながら、謎のスタンドに一直線に向かっていく。

男「ウオオオオオオオオオオオオオッ!」

航平「!?」

丈二「! ・・・み、・・・」

男「『ウエスタン・ヒーロー』ォォォォッ!!」

男の体から、アメコミのヒーローのような、筋肉質な人型スタンドが飛び出し、
拳を振りかぶって謎のスタンドに突撃した。

W・H『オオオオオオオオオッ!』ドゴォォ!

未来「丈二ィィッ! 無事ですかッ!?」

丈二「未来ィィィィーーーーッ!!」

『倉井 未来(くらい みらい)』。かつて共に戦った“親友”の凛々しい背中が、そこにあった。
 
 
 



  ―B Part 2024―  



交戦状態の“織星メモリーズ球場”。40番ゲートにたどり着いた琢磨は、音を殺して速やかに敵に接近し、
ダガーナイフを抜いて敵の首を切り裂いた。

ズパッ!

狙撃手「・・・かは・・・!!」プシュー

琢磨「・・・・・・」

死体が倒れこむ瞬間、それを『シックス・フィート・アンダー』の十字架で受け止め、突き飛ばすように押し上げる。
十字架の円錐から引き離された死体が、新たな活動力を授かり、理性を失くした獣となってドームを走り回る。

ゾンビ「グガアアアアアアアアアアアアア」

ゲートを出ると、敵がナイフを引き抜いて、琢磨に襲い掛かるところだった。
琢磨は迫り来る凶器を手馴れた動作で払いのけ、お返しにと敵の腹にナイフの切っ先を6回、7回と流麗な動きで何度も突き刺した。

敵「ぐ・・・・ぁ・・・・・・!」

琢磨「のろま」

ねじ込んだエモノを腹から引き抜くと、敵は多量の血液を噴出しながら死亡した。
琢磨は血まみれのナイフを布で丁寧に拭き、30番ゲートへ向かった。
背後で、ゾンビが死体を貪る音には、関心はなかった。

琢磨「丈二! 応答しろ、オイ!」

琢磨(クソ・・・やられちまったのか・・・?)

やがて、最後の銃声が鳴り止む。味方の死体を使ったゾンビが、運よく敵を仕留めたのだろう。
すると、琢磨の無線機に、連絡が入ってきた。

丈二<琢磨!>

琢磨「!? 丈二!? なにしてる、大丈夫かッ!? いまどこだっ」

丈二<大丈夫だ心配ない。俺はすこし用があって外す。そこはお前に任せる>

琢磨「は!? なんだよ、一体どういうことか説明してくれ!」

丈二<今は話せない・・・が、いつか話す。待っててくれないか>

丈二<頼む琢磨。俺を信じてくれ>

丈二<また会おう>ブツッ

ツーツー

琢磨「・・・な、なんなんだよ・・・」

丈二との通信が途絶えた直後続けざまに今度は別の連絡が無線機に入る。
“組織”の作戦司令室からだった。

???<琢磨! 作戦はどうなった!?>

琢磨「その声・・・リーダーですか?」

リーダー<ああ、ついさっき戻ってきた。ヒナ、航平、忍がこの場にいる。状況は?>

琢磨「一応『ナイフ』は回収しましたが・・・丈二が・・・」
 
 
 




◇織星メモリーズ球場外・駐車場 同時刻

丈二「・・・・・・・」

須藤「・・・・・・・」

戦場の外、ドーム西側の駐車場。須藤のあとを歩き、丈二は停めてある一台の黒いバンに向かっていた。
須藤が「乗れ」と短く言い、後部座席のドアを開けた。

須藤「その人のところへ連れて行く。無線機と携帯はここで壊せ。追跡されたら困る」

丈二「なんで・・・俺を連れてってくれるんだ?」

須藤「その人の指示だからだ。君に逢いたがってる」

丈二「なんでそこまでしてくれる・・・? お前は」

須藤「・・・・・・」

須藤「君を連れて来たら・・・後は好きにしていいと言われてる・・・」

須藤「ツイスターゲームの続きをしよう、城嶋。俺は君にリベンジを果たすつもりだ。
   最高にハラハラする闘いを・・・今度こそ俺が君を殺す」

丈二「・・・・・・」

須藤「誰にも邪魔されないところで、な・・・」




◇織星メモリーズ球場 同時刻

琢磨「・・・・・・ハイ。ハイ・・・」

琢磨「・・・いえ・・・わかりました。はい・・・」ピッ

リーダーからの通告を受け、苦い表情でそれを承った琢磨。
無線を切り、コンクリートの壁にもたれて、乱れた息を整える。

琢磨「・・・・・・・・・ッ」

琢磨(丈二・・・どこ行ったんだ、お前・・・“引退”ってなんだよ・・・須藤と、どういう関係なんだ・・・?)

琢磨(“親友”だよな・・・俺たち。お前・・・俺に隠し事があるのか・・・?)
 
 
 




◇『組織』アジト・作戦司令室 同時刻

リーダー「・・・ふぅ」

チームリーダーと目される男が、無線機を取り外してモニターから離れる。
右目に眼帯をした、背の高い男。非情な命令を、琢磨にくだした直後だった。
その内容に、同時刻、同じ部屋にいたチームメンバーの比奈乃、忍、航平もさすがに動揺を隠せないで居る。

忍「・・・マジかよ・・・」

航平「・・・・・・ッ」

比奈乃「あ、あのッ! どうにかならないんですか!?」

リーダー「直前の会話から推測するに、城嶋 丈二はおそらく敵に拿捕された。
     寝返ったといったほうが正しいかもしれない。・・・生かしておくわけにはいかない」

航平「だからって・・・殺すんですか・・・? 仲間でしょ・・・」

リーダー「不満があるのか?」

航平「・・・・・・」

リーダー「4時間以内に始末しろ。場所はアイツの首に埋め込んだ小型GPSで特定できるはずだ」

忍「・・・・・・」

比奈乃「・・・・・・」

リーダー「俺だって辛い。わかったら返事をしてくれないか」

航平「・・・わかりました」

比奈乃「未来・・・さん・・・」

未来「それでいい」

『倉井 未来』リーダーは右目の眼帯を指で触り、そのまま指令室を出た。




◆キャラクター紹介 その3

◇『組織』~城嶋 丈二とチームメイト


藍川 比奈乃(ヒナ)(ダーケスト・ブルー)


 ―A Part 2027―
コンビニ『オーソン』の店員として働く大学生。
客からも職場の同僚からも愛される看板娘だが、口封じのため人質として丈二らに拉致される。
『デッドバイ・サンライズ』の爆弾で爆死。

 ―B Part 2024―
『組織』の工作員。丈二と同じチームに所属するスタンド使い。
無邪気な笑顔がキュートな愛されガール。冬が大好きで、真夏日でも冬服に身を包む。

倉井 未来(ウエスタン・ヒーロー)


 ―A Part 2027―
警視庁で働く警察官。丈二の無二の親友でもある。
警官でありながら、逃亡者である丈二をサポートする。

 ―B Part 2024― 
『組織』の工作員。丈二たちのチームのリーダー。
Aパートとは違い、かなり冷徹で現実主義的な性格である。部下からの信頼は厚い。右目に眼帯をしているが・・・?


◇『組織』その他


マユ(クァルテート・エン・シー)


 ―A Part 2027―
元『組織』の工作員。現在は電子機器のハッキングで生計を立てている。
扱いづらい性格(変人)で、好物のフライドチキンがないと言う事をきかない。
『デッドバイ・サンライズ』の爆弾で爆死。


◇“テント”を狙うスタンド使いたち


不明(女性)(デッドバイ・サンライズ)


 ―A Part 2027―
『ミサキさま』に仕える女性スタンド使い。冷酷非情な性格で、一般人を殺すことに抵抗がない。
美人だが、腹の中はとてもおぞましい。

“ミサキさま”(???)


 ―A Part 2027―
丈二たちの前の突然姿を現した謎の存在。現在わかっているのは“ミサキさま”という名称とスタンド像のみ。
丈二らを度々襲うスタンド使い連中のトップっぽいが・・・


※ ―A Part 2027― (2027年。前作のその後の世界)
※ ―B Part 2024― (2024年。前作と異なる世界) 




第4話 親友(The Man In Trust) おわり


使用させていただいたスタンド


No.678
【スタンド名】 アークティック・モンキーズ:ハムバグ
【本体】 城嶋 丈二
【能力】 「キャンディ」に触れた者に「スタンド」を贈与する

No.81
【スタンド名】 シックス・フィート・アンダー
【本体】 桐本 琢磨
【能力】 死体に6つ穴をあけるとその死体をゾンビにすることができる

No.177
【スタンド名】 ウエスタン・ヒーロー
【本体】 倉井 未来
【能力】 殴った物質をヒーローベルトに変え、巻いた者はその物質が持っていた性質を取得する

No.1336
【スタンド名】 クァルテート・エン・シー
【本体】 マユ
【能力】 電子機器の中に潜行できる

No.2322
【スタンド名】 デッドバイ・サンライズ
【本体】 宮原 彩
【能力】 触った物や人に『時限爆弾』をとりつける




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