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11話「『ディープ・フォレスト』は動き出す その3」の巻

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orisuta

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ゴロツキ「…………なるほど……ククッ……ククク……。」
JOJO「? なんだ?何がおかしい?」

ゴロツキ「プッ」
ゴロツキ「クアハハハ……ノォホホ ノォホ ヘラヘラヘラヘラ アヘアヘアヘ 」

JOJO「何がおかしいんだと言っているッ!」

ドッズァ!

JOJO「ぐッ……!?」

RJS・A『こういうことだよ……。少年………………。』
JOJO「なッ……アンタ…………カッ……ハッ……!敵だった……!?」

ドッジャアア―――

白人「そしてこの瞬間ッ!我が『レッドジャンプスーツ・アパラタス』の能力が発動するッ!」

ウゾ・ ・ ・ ウゾ

ドッシャア――ッ

白人「『能力』ッ!それは対象に「とり憑き」!」

グジョア!

白人「熱を奪わせる(●●●●)!」
JOJO「ゥオオオオオッ!?」

RJS・A『ミギィイイ―――ッ!』

白人「我が『レッドジャンプスーツ・アパラタス』にとり憑かれた生物はッ
    その部分から対外の熱を体内に取り込み……徐々に体温が上昇するッ!」
JOJO「なッ……それじゃあまさかッ!」

ゴロツキ「そのとおりッ!俺も理解してきたぜ……。俺の『燃え上がらせる』能力によって生み出された「熱」を……
       てめぇはモロに吸収する!さっきてめえが『レッドジャンプスーツ・アパラタス』に
       とり憑かれた部分を触ってみなッ!」

      • スッ   ジュッ

JOJO「……!既にこんな熱さ……!一旦この場を脱出しなくては……!」
白人「バカが……それをさ れ な い 為 に私は今君に能力を説明したのだ!ゴロツキくん!」
ゴロツキ「俺の名前は銃井孝典(つつい たかのり)だッ!『ザ・バーンッ!』」

ザ・バーン『ボッアアアアアアッ!』

ボッ ボアアッ  ボボボッアアアアアアアアアアアアア

JOJOを取り囲むように『地面』が燃え上がる。

白人「君は今純度の高い「鉄」よりも熱をよく通す状態だ……そんな状態で、炎の壁を越えられるかな?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ……    メラメラメラ

JOJO「…………」

JOJO「……なるほど…………この『火のリング』の中、ただでさえ触れたら燃えてゲームオーバーな敵を、 ゴオオ
     制限時間内……この俺の体が耐えられる「熱」の許容量を越えない内に倒さないといけないと…………。     オオオオ
     そういうわけか。」

白人「THAT’S RIGHT(そのとおりだ)。ついでに注釈しておくと、
    ヒトの細胞はセ氏40℃を越えると破壊しはじめる。大体あと2分とちょっとってとこか?」     オオオオオオ

JOJO「オーマイ……こいつはヘヴィどころじゃあねーな。         オオオ
     アクターがいたら煙で炎を鎮火してもらうとこなんだが……、生憎いねーし。   オオオ
     2分でお前らを倒すのも情けねーがちょっと無理だ。しかたねーな。諦めるぜ。」   オオオ

JOJO「ただし火の壁を『越えるのは』だがな。」

孝典「……?」

白人「……な、何をするつもりだッ!」

クルゥ

白人「せ、背を向けたッ!?敵前逃亡だとッ!」
JOJO「いいや違うねッ!これは『戦略的撤退』!ただし『ヒートウェイヴ』ッ!」

HW『FIREEEEEEEEEEEEE』  ドッゴア!

JOJO「殴って地面を『粘土化』させて……」

JOJO「ところであんたら『ミルククラウン』って知ってるか?水面に、水滴を落とした瞬間をスローカメラで見ると……
     水面が「王冠」みたいに飛び跳ねるんだ。この現象を『ミルククラウン』って言うらしいぜ。」

JOJO「……この場合水面は『粘土化』した地面!そして水滴は……『ヒートウェイヴ』の拳だァァ―――ッ!
     その要領で地面を火に被せる!『粘土化』してやわらかくなった今なら十分可能ッ!」

ドッバババア

JOJO「そしてその上を、依然関係なく……逃走するッ!」 ドダッ―――!
白人「逃げる気かッ!」

JOJO「勘違いするなよ!これは『逃走』であり『闘争』でもあるッ!「火の外」に出られるからこそできる「技」がある!」

白人「距離をとっただけだ……何が出来る。」

JOJO「…………。」

ゴオオ!

すぐさま炎はJOJOが抜けた穴をふさぐ。

ボソッ
JOJO「……お前らが「火の中」、そして俺が「火の外」……この状況が『非常にイイ』んだぜ……。」

ゴリッ
JOJOの手の中に――コンクリートの破片が転がる。

ゴオオオオオオオッ――― メラメラメラアア
一方火の中。

孝典「どうすんだよ白人のオッサンよォォオ~~~~~…………。俺の「炎」はスタンドじゃあねーから……
    俺の自由意志で消すことはできねェェ――加えて炎のせいで向こう側が見えなくなってるッ!
    奴は何か策があるみてーだったから、逃げて仲間を呼ぶことはないと思うが、こいつはやべーぜ!」

白人「……『ジェイムズ・エルロイ』だ……。」
孝典「は?」

白人「私の名前は『ジェイムズ・エルロイ』だ。まだ名乗っていなかったからな……。」
孝典「ああ、分かった……エルロイだな。」

エルロイ「……さて、孝典君……この現状をどう打破するかだが、既に彼がレクチャーしてくれたじゃあないか。
       「地面を被せて火を消す」……シンプルだが、実に分かりやすい、いい手だ。だが」

孝典「なるほど……!コンクリをブチ撒けて、火を消し俺らも脱出……!」
エルロイ「……。バカが。「だが」といっているだろう。相手と同じ手を使っていたら鼬ごっこだ。我々は「一手先」を行く。」

エルロイ「――いいか。君のスタンドのその超パワーで、「穴」を掘るんだ……。
       方向は私が『レッドジャンプスーツ・アパラタス』で指示する。そして、足元から奇襲をするんだ。
       見たところ彼の『ヒートウェイヴ』とやらは拳で触れて初めて発動する能力……。足元からの攻撃には弱いはずだ。
       だから――うぐッ!?」

エルロイが唐突にうずくまる。

孝典「な!?一体どうした!」

見ると、エルロイが抑えているわき腹からは煙が上がっている。

エルロイ「……ぐ……これは『破片』だ……コンクリートの……なるほど抜け目ない奴だ……先ほどコンクリートを被せて
       消火したときに、既に破片を手に入れていたのか……しかもこの破片、ご丁寧に先端を尖らせているぞッ!」
孝典「な……なんてやつ!」

エルロイ「いや……それだけじゃあない!見ろよこの傷跡……まるで焼き石を押し付けられたみたいに火傷している……。」
孝典「な!こいつ……さっきまで不利に働いていた『火のリング』を逆に武器に!」

エルロイ「ああ……しかも火で相手の立ち位置が良く分からない……。こちらから同じことをするのは難しいな。」
孝典「ぬうう~~~~~ッ!」

エルロイ「こりゃあ、『穴を掘る作戦』は無理だな……。奴の様子を観察するためにスタンドを飛ばしていては、俺の身が危ない。」
孝典「チクショウ!どうすればいいんだッ!「狩る側」だったはずなのに……」

オオオオオオオオ―――

JOJO「……きさまらは既に「狩る側」……から………………」

オオオオオオオオ―――

孝典「「狩られる側」になってやがるッ!」

オオオオオオオオ―――

JOJO「「狩られる側」だッ!」



ToBeContinued...




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