JOJOと正彦、いや、『ディープ・フォレスト』は対峙していた。
JOJOの一瞬の油断をつき、『ディープ・フォレスト』はJOJOの首を絞める。
JOJOの一瞬の油断をつき、『ディープ・フォレスト』はJOJOの首を絞める。
D・F『サテ……ソノ首イタダコウカナ……。』ググ……
JOJO「ぐ……うおおおッ!」グオ!
JOJOが苦し紛れに『ディープ・フォレスト』を攻撃し、拘束を解こうとするが……。
カパッ
D・F『オオ……コワイコワイ……。言ッテナカッタカナ?私ハ鎧デ構成サレタすたんど。
ヨッテ……中身ハナニモナイ。着脱モ『自由自在』トイウワケ、ダ。』
ヨッテ……中身ハナニモナイ。着脱モ『自由自在』トイウワケ、ダ。』
JOJO「そんなもんは最初から重々承知してるッ!俺の狙いはこの「腕」だ……!
そこのオッサンにゃあ悪いがドロドロに溶かさせてもらうぜ……!」
HW『FIREEEEEEEEEEEEEEEEEEE―――ッ!』
そこのオッサンにゃあ悪いがドロドロに溶かさせてもらうぜ……!」
HW『FIREEEEEEEEEEEEEEEEEEE―――ッ!』
正彦「ヒィィィ――ッ!やめろォー!やめてくれェェ――ッ!」
D・F『(ウルサイナ川尻ノヤツメ……。コノ程度、イクラデモ想定ズミダトイウノニ……。)』
D・F『(ウルサイナ川尻ノヤツメ……。コノ程度、イクラデモ想定ズミダトイウノニ……。)』
オオオオオオオッ
D・F『馬鹿ガ。そう簡単ニ何度モ食ラウワケガナイダロウ。』
パッ
ギリギリのところで「腕」は手を離し『ヒートウェイヴ』の拳をかわす。
『ヒートウェイヴ』は拳を止めきれず、それはJOJOの首に向かう。
『ヒートウェイヴ』は拳を止めきれず、それはJOJOの首に向かう。
JOJO「しッ……しまったッ!腕でガードを……」 スッ!
D・F『自ラノ拳デ死ヌ……コッケーナ最期ダッタナ……
案外……。マ、人生ナンテコンナモンダヨ、正彦クン。』
D・F『自ラノ拳デ死ヌ……コッケーナ最期ダッタナ……
案外……。マ、人生ナンテコンナモンダヨ、正彦クン。』
ドッバアアアア!
JOJO「ふぐ……ぐえぇッ。」
正彦「やったッ!『ヒートウェイヴ』の拳がJOJOの首に命中だァ!」
D・F『イヤ……マダダ。「腕」デギリギリがーどシタヨウダ……。』
D・F『イヤ……マダダ。「腕」デギリギリがーどシタヨウダ……。』
ブ ラ ァ ン
JOJO「ぐうう……」
D・F『ダガ、がーどシタ「腕」ハモウ使イ物ニナラナソウダナ……。
どろどろニ溶ケテぶらぶらダゾ……………………。』
どろどろニ溶ケテぶらぶらダゾ……………………。』
D・F『トドメダッ!サラバダJOJO!キサマハソレナリニ強敵ダッタヨ……!」
JOJO「おおおおお……!」
ヨロッ
JOJOが力なく「腕」を掲げる。ドロドロの「腕」はその勢いにすら耐えられず、
無残に本体、正彦の目の前まで吹っ飛んでいく。
無残に本体、正彦の目の前まで吹っ飛んでいく。
D・F『死ネ。』
ズオオオオオ!
JOJO「……い……………………や………………。俺の…………勝ち…………だ…………。」
D・F『!?』オオオオオオ
JOJO「そこにあるからな……。俺の……。これが…………。」
ズアア!
吹っ飛んだJOJOの「腕」から、『ヒートウェイヴ』の「腕」が剥離し、正彦めがけその拳を振り下ろす。
正彦「んな!?」
JOJO「……『FIRE』。」
ボッグアア!
正彦「ブッゲェエエ―――ッ!?」
JOJO「……これが俺の、「腕」だぜ。」
バアアア―――ン!
D・F『ギャアバアッ―――!』ドバアアア
JOJO「……オーマイ…………。袖まで千切れちまったぜ…………。』ヒョイ
JOJOは「腕」を拾い、それを自らの千切れた「腕」につなげなおす。
グッチャ
JOJO「これでよし、っと。」
ド ド ド ド ド ド
JOJO「やれやれ……。完璧なカウンター、流石の『ディープ・フォレスト』もただじゃあすまなかたようだな。」
D・F『グ……クソ……体ガ……動カン……。』
『ディープ・フォレスト』は正彦の傍らで力なく倒れている。
せめてもの抵抗なのか、右腕を掲げている。
せめてもの抵抗なのか、右腕を掲げている。
プル……プル
JOJO「安心しろ……。殺しはしないさ。ただ再起不能にはなってもらうけどな。」
JOJO「その前に……。『ディープ・フォレスト』の本体!」
正彦「はいィ!」
正彦「はいィ!」
JOJO「きさま……何の目的があって矢で人を射抜く?一体何人を射抜いた!この街には何人のスタンド使いがいる!」
正彦「……り、理由なんか……ねえよ……。『ディープ・フォレスト』の助言だ……。
俺には「王の素質」がある……。そのためには「兵」が必要だ……ってよォォォ――。」
正彦「この街は人が多いから、『矢』で射抜いて目覚めなかった奴がいても……そうそうバレない……。
そう思って来た。射抜いた人数なんていちいち数えてねーしどのくらい目覚めたかどのくらい死んだかも覚えてねー。」
俺には「王の素質」がある……。そのためには「兵」が必要だ……ってよォォォ――。」
正彦「この街は人が多いから、『矢』で射抜いて目覚めなかった奴がいても……そうそうバレない……。
そう思って来た。射抜いた人数なんていちいち数えてねーしどのくらい目覚めたかどのくらい死んだかも覚えてねー。」
JOJO「この……!」
グッ……
JOJO「…………もういい。どっちにしてもお前は「王」になんかなれやしない。お前はもう再起不能になるだけだ……!」
D・F『サ……セ……ルカア!』グオオオオ
JOJO「遅いッ!いくぜ『ヒートウェイヴ』……。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
HW『F I R E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E ―――― ッ !!』
正彦「ヤッガバベアアアッ!」ドバガバガアア
HW『FIREEEEEEEッ』ドゴ ド ドゴ ドゴドゴ
ドガ ド! ドゴ ドド ムッシャア! ゴゴゴ バギビギ
ド ド ド ドゴァ
ドガ ド! ドゴ ドド ムッシャア! ゴゴゴ バギビギ
ド ド ド ドゴァ
ドミシバ ドッガバ! HW『ウリャアアアアアアア――――ッ!』ドガ ガ ドゴ
ド バア ッドッドド ドベバ ミッシィ! グシャア! バッ ガガ
ド バア ッドッドド ドベバ ミッシィ! グシャア! バッ ガガ
バミシ! ド ドベス HW『オオオオオオオオオオオオオオオ』 ドガ ド ドドドド
オオオオ バギ! ゴッパアア! メッシャゴシ! ガババババババ ドビッ!
オオオオ バギ! ゴッパアア! メッシャゴシ! ガババババババ ドビッ!
HW『FIREEEEEEEEEEEEE―――――ッ!!』
ドッバアアアア―――――ッ
正彦「ベエエエエエエッ」
ドザア!
JOJO「……。」 ド ド ド ド
HW『…………。』
HW『…………。』
ド ド ド ド
正彦「…………。」
バァアアア―――ン!
D・F『オオ、コワイコワイ。』
JOJO「!?」 バッ!
JOJO「!?」 バッ!
倒したはずの敵の声。
驚き振り向くと、そこには頬が抉れている『ディープ・フォレスト』の姿。
驚き振り向くと、そこには頬が抉れている『ディープ・フォレスト』の姿。
D・F『何故?ッテ顔シテルナ……。クク……。イヤ、今ノ私ハ非常ニ愉快ダ。
気ニ入ラナカッタ川尻ノミットモナイ姿マデ見セテクレテ、君ニハ本当ニ感謝シテルヨ……。』
気ニ入ラナカッタ川尻ノミットモナイ姿マデ見セテクレテ、君ニハ本当ニ感謝シテルヨ……。』
D・F『ダカラ、何故ワタシガ今コウシテピンピンシテイルカ、教エテアゲヨウ……。』
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
D・F『トコロデ……JOJO、『すたんど』ガ モットモ ぱわーヲ発揮スル瞬間ッテイウノハ、イツダト思ウ?
イツモ、ふるぱわー?トンデモナイ。ソンナンジャア トテモジャナイガ私タチすたんどハ モタナイヨ……。』
イツモ、ふるぱわー?トンデモナイ。ソンナンジャア トテモジャナイガ私タチすたんどハ モタナイヨ……。』
D・F『答エハ『トドメノ瞬間』ダ。勝利ヲ確信シタ瞬間、人ノ精神ぱわーハ最大ニナル。
すたんどハ精神ぱわーノ塊ノヨウナモノダ。ソレガ大キクナレバ、当然すたんど自身ノぱわーモ高マル。』
すたんどハ精神ぱわーノ塊ノヨウナモノダ。ソレガ大キクナレバ、当然すたんど自身ノぱわーモ高マル。』
JOJO「…………。」
D・F『『矢』ハソノ「ぱわー」ガ最モ好物ナノダ…………。』
D・F『サッキノ断末魔ノ一瞬!私ノ目論ミドオリ、『矢』ハJOJO!君ノ、『ひーとうぇいう"』ノぱわーガ最大ニナッタノヲ探知シタ!
『矢』ハ激シク動キ出シタ……。ソシテ私ノ計算ドオリニ!
『矢』ハ激シク動キ出シタ……。ソシテ私ノ計算ドオリニ!
D・F『ドウイウ理屈カハシラナイガ……コウイウトキナノダ!
我ガ元本体川尻正彦ガ私ヲ発現サセタトキモ!コウイウ現象ガ起キタ!
運命トイウ圧倒的ぱわーニ動カサレタ『矢』ハ!常ニ私ニ幸福ヲモタラスノダ!』
我ガ元本体川尻正彦ガ私ヲ発現サセタトキモ!コウイウ現象ガ起キタ!
運命トイウ圧倒的ぱわーニ動カサレタ『矢』ハ!常ニ私ニ幸福ヲモタラスノダ!』
D・F『ソシテ『矢』ノ持ツ運命えねるぎーハJOJO 君デハナク!
コノ私ノ体ニ流レ込ンダ!ソノえねるぎーハ私ヲ コノ本体トイウシガラミカラ解放シタ!』
コノ私ノ体ニ流レ込ンダ!ソノえねるぎーハ私ヲ コノ本体トイウシガラミカラ解放シタ!』
正彦「……ぐ……う……。」
D・F『ヤットオ目覚メカ 川尻正彦!』
正彦「な……『ディープ……・……フォレスト』……?」
正彦「な……『ディープ……・……フォレスト』……?」
D・F『私ハ キサマガ自分ニ絶望シ、自殺ヲ図ッタトキニ目覚メタすたんどダ。
イワバ私ハキサマノ『自虐ノ精神』ノアラワレダ……。』
イワバ私ハキサマノ『自虐ノ精神』ノアラワレダ……。』
D・F『私ハキサマノコトヲ一度トシテ主君ト思ッタコトハナイガ、私ノ創造主デアルキサマノ願イヲ叶エテヤロウ。』
スッ
『ディープ・フォレスト』が右腕を正彦に向ける。
D・F『最初デ最期ノ……。』
カチャ……
JOJO「はッ、しまった!『ヒート……」
D・F『プレゼントダッ!』
タァン!
正彦「……!!」
メリィ
正彦の脳天に、『ディープ・フォレスト』の腕から放たれた『銃弾』がめり込む。
D・F『『でぃーぷ・ふぉれすと――第二ノ能力』!コノ『でぃーぷ・ふぉれすと』ガ命ジル!
川尻正彦!キサマハ『爆死』シロ!』
ゴ ゴ ゴ
川尻正彦!キサマハ『爆死』シロ!』
ゴ ゴ ゴ
JOJO「……な?」
正彦「…………ぐっぅうい!?」
正彦がうめき声をあげる。
正彦「あげええええええいやあああがああああッ あっばああああああ
やめてッ いぎぃいいいおよおおおおおああああッ ああああああああああ頭アアアアア」
やめてッ いぎぃいいいおよおおおおおああああッ ああああああああああ頭アアアアア」
ドタ バタ
頭をかかえ、のた打ち回る。
正彦「びいいいいいいッ いっぎみいいいいいッ ぶうああげあああああ」
良く見ると、正彦の頭は血管が浮き上がり、膨れ上がっている。
正彦「AAAAAAAAAAAAAAAAAHHHH――――ッ!」
ボッグオオオオオオンン!!
ド ド ド ド
シュー シュー シュー
JOJO「……『オー…………マイ』…………!」
D・F『クク……イイゾ!コノ清清シイ気分ハ!フハハハハ!』
D・F『コノママノ勢イデ君モ始末シタイトコロダガ……サスガニ私モコノ負傷、ソウハイクマイ。』
D・F『ココハ オ互イ 痛ミ分ケ……トイウコトデ、オワリニシヨウジャアナイカ?』
D・F『ココハ オ互イ 痛ミ分ケ……トイウコトデ、オワリニシヨウジャアナイカ?』
JOJO「まて!てめーまだ戦いは終わって……」
D・F『サラバダ……!フハハハッ!フハハハハハ―――!』スゥゥゥ……
ド ド ド ド ド ド
JOJO「…………。」
JOJO「…………逃げ……られた……!」
JOJO
スタンド名『ヒートウェイヴ』―→右足に火傷、その他右腕切断や左胸貫通。(後に自力で治療する。)
スタンド名『ヒートウェイヴ』―→右足に火傷、その他右腕切断や左胸貫通。(後に自力で治療する。)
川尻正彦
スタンド名『ディープ・フォレスト』―→『ディープ・フォレスト』自立化。爆死。再起不能。
スタンド名『ディープ・フォレスト』―→『ディープ・フォレスト』自立化。爆死。再起不能。
『ディープ・フォレスト』
――本体名
――――――『矢』
To Be Continued...
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