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【スター】オリジナルスタンドSSスレ【ゲイザー】第十話

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orisuta

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遥「オラオラオラオラオラッ!!

―ドバァアアァッ!!

御園「なかなかのスピードだが・・・


―ガッシィィイッ!

遥「何ッ!?


S・Gの拳は御園に届く前に、盾によって防がれる!


御園「お前の攻撃が俺に届くことは無い。

遥「くッ!(堅い・・・だったら!!


S・Gが両拳を衝突させるべく構える。


しかし。


―ガクッ!


遥「!?


御園「メタル・カフス。


S・Gの手首には金属の錠が掛かっていた。そして、その錠はものすごい重さでS・Gの動きを封じ・・


遥「こいつッ!?


―ドグシャァッ!



遥「うぐぁあッ!?

そして・・・M・Jの拳が遥を捉えた。


悠「・・・ジョジョッ!!


ドドドドドドド・・


御園「出血したな、
その傷からお前の血を一滴残らず吸い取る事も・・・出来る。矢を渡せ。


遥「誰が・・・渡すかッ!!


御園「・・・頼みの拳も封じられ、死の淵に立たされているのが分からないアホか・・・それとも、
切り札でもあるのかな?
なぁ、横尾?

ゴゴゴゴゴゴ・・・
悠「バレてたか・・・

遥「横尾ッ!打てッ!!


御園「・・・やってみろッ!


悠「ォオオッ!!
・・・シューティングッ!!


―カッ!


―シュゴァァァアアッ!

御園「・・・ッ!!


―チュドォォアァンッ!!


―ガラガラ・・


悠「・・やったかッ!?


遥「いや・・・どうやら、まだみたいね。



御園「・・・素晴らしいパワーとスピードだ。
俺でなければ死んでいたぞ?


悠「げぇッ!?無傷ッ!!

遥「・・!

ドドドドドド・・

椎名「ハハハハッ!
足下がお留守だぜぇッ!!


?2「【アンカー・フィッシュ】!

―ズギュウゥッ!!


悠「うぉッ!身体が・・沈むッ!?


椎名「良いぞ、庵治(アジ)!

庵治「俺のスタンドからは逃れられないぜッ!?


悠「・・影に沈む!?(スタンドは影の中かッ!?

椎名「そのままソイツを押さえてろよッ!

庵治「任せろ!

―ダッ!

遥の元へ駆け出す椎名達!


悠「待てッ!・・・ぉお?更に沈むッ!

庵治「ハハハハッ!マヌケ野郎がッ!


悠「・・・野郎ッ!
 
 
 




―ズブズブッ・・


悠「うぉおおぉッ!?S・Cッ!


―バシュウゥ

縄が椎名達の足へと掛かる。

悠「てめーが沈めッ!


椎名「甘いッ!ipod!!

―グリンッ

椎名の周りの空間が反転し、縄が切断される!


悠「ぐぁッ!?

庵治「大人しくしてたほうが良いぜ・・

ゴゴゴゴゴゴ・・・


遥「(手枷は外れた・・・だけど、この状況ッ!

 
椎名「上城ォ~ッ!矢を渡せぇーッ!!
 
遥に迫る椎名。


御園「前門の虎、後門の狼・・だな。
だが、安心しろ。
虎にとって狼など、獲物を横取りしにくる羽虫に過ぎない。

遥「ォオオオラァッ!!

御園「M・Jッ!

椎名「ipod!ッ!



―ドッグシャアァッ!


遥「ぐぁッ!

椎名「うぐぅッ!?

御園「・・・フン。




ドドドドドドド・・

遥は御園へ

椎名は遥へ

御園は椎名へ

それぞれに攻撃を繰り出し・・・
勝者は、御園だった。

ドドドドドドドドド・・


遥「(拳打を防ぎつつ攻撃ッ!?

椎名「(・・強いッ!コイツから始末しなければ厄介だな・・)
御園「邪魔をするならお前等から死ぬか?


?1「【マスクド・スーパースター】ッ!!

巨大なマスクマンの様なスタンドが御園に向かって両足で蹴りを放つッ!



御園「―ッ!


―ドガァアァッ!!


御園「・・大したパワーとスピードだ。

御園を守る盾に傷がつく。

椎名「遠野ッ!

遠野「何を遊んでんだ!さっさと片づけるぜッ!

ドドドドドド・・・


?3「・・・【スパイラル・ライフ】。


組織の男から発現したのは三匹の燕型スタンド。

三匹は猛然と御園に襲いかかる。

御園「M・Jッ!叩き落とせッ!!


金属の弾丸が燕を打ち抜くべく放たれるが、燕達はそれをことごとく避ける!

そして、そのうちの一匹が御園の顔の脇を飛び去った。


―ヌルッ・・


御園「・・・!

頬から流れ出る血に攻撃されていたことを悟る御園。

椎名「良いぞッ!近藤!!

ゴゴゴゴゴ・・


近藤「アンタ、鎌鼬って知ってるかい?
転ばせる、切る、薬を塗る・・三位一体の妖怪さ。
もっとも、俺のスタンドは三匹とも【切る】けどね。


御園「フフフ・・ハハハッ!
 
 
 




遥「ッ!?


椎名「何が可笑しいッ!!

遠野「・・野郎!

近藤「・・・気に入らないな。


御園「ククク・・いや、すまない。
3対1・・・面白いじゃあないか。早速始めよう。


遥「(今のうちに明菜を・・ッ!


―ダッ!


近藤「逃がすかッ!スパイラル・ライフッ!!


―ガシィッ!


近藤「ッ!?


燕の一匹を液体金属が捉えていた。


御園「鳥は鳥籠に・・

―ズズズズ・・

液体金属は形を変え、鳥籠となってS・Lの一匹を囲う。


遥「明菜ッ!


ドドドドド・・・


近藤「くっ・・・離せッ!!

御園「嫌だ・・と言ったら?


遠野「力づくで離させるのさッ!M・Sッ!


御園「ハハハハッ!


―ドガァアアッ!!



遠野「何・・だと?


御園の盾からは槍の様な刃が突き出し、M・Sの拳を突き刺していた。

―ブシュゥウウッ!


遠野「い・・痛ぇッ!この野郎~ッ!!
・・・・ぐっ!?


御園「お前の身体の中に少量だが金属を流し込ませて貰ったぞ。さて、と


遠野「うぐ!?


―ドバァッ!!


遠野「が・・ぁ・・ぁ


M・Sの首から、金属の弾丸が散弾の様に飛び出す。

―パク・・パク・・

首から鮮血を吹き出し、何事か喋ろうと口を二、三度動かして遠野は倒れた・・・


近藤「てめぇ!
S・Lッ!籠を真空で切り裂けぇッ!!


―バシュバシュッ!


二匹の燕が仲間(?)を救うべく真空の刃で軌跡を描く。


―カキィッ!!

籠の柱が数本、切断されて落ちるが脱出は叶わなかった。


切られたそばから籠は再生し、再び燕を閉じこめたのだ。


御園「気をつけた方が良いぞ。

近藤「・・何?


―ドスドスドスッ!!

宙を舞う二匹の燕が地面から射出された矢に貫かれ、落ちる。


近藤「な・・何が起こったッ?

御園「何、大した事じゃない。地面にあったからな。

ドドドドドド・・・


近藤「遠野の、血・・・ッ!?


御園「正解。それじゃ、さようなら。


―バスバスバスッ

籠の中に残る最後の燕は、籠から生える刃に身体中を貫かれ、消える。

近藤「ぐ・・あ


ゴゴゴゴゴゴ・・

椎名「(・・一瞬で二人を!
 
 
 




遥「あいつッ!とんでもなく強い・・!!

明菜「ジョジョッ!!

遥「明菜!早くここから逃げるわよッ!


悠「ジョジョッ!影を踏むなッ!!


遥「えッ!?


―ズブ・・

悠の影を踏んだ瞬間、遥の身体が影に足首まで沈み込む。


庵治「うははッ!
掛かった!!


悠「うぉ!?影から出られてるぞッ!影を踏む事で対象が変わるのか・・・


遥「これはッ!?


悠「コイツの能力だ!動くと沈むぞッ!


庵治「椎名ッ!上城を捕まえたぞッ!!


ドドドドドド・・・

椎名「分かっているッ!だが今は・・ッ!

御園「・・・ならば俺が行こう。

―スッ


椎名をかわし、遥たちのもとへ歩き出す御園。
完全に椎名に背を向け、隙だらけの状態になる。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・


椎名「・・!(お、俺は何をしているッ!?絶好のチャンスなのに身体が動かねえなんて・・ブルっちまってんのかよッ!?・・この俺が!?

―ピタ。

背を向けたまま御園が話しかける。

御園「・・・どうした?来ないのか?


ドドドドドド・・

椎名「やってやる!やってやるぞッ!!
ipod!ッ!


勢いよく御園に飛びかかる椎名。


御園「・・・M・J。

―バシュバシュバシュッ!


金属の槍が数本。椎名を貫こうと突き出すッ!


椎名「・・甘いッ!

―スパスパスパァアッ!


御園「・・・ッ!?


反転された空間の境で槍は全て切断される!


椎名「喰らえッ!


―ズパァアッ!!


遥「・・!!

悠「ぉおッ!?

明菜「やっつけたの!?

尾出教頭「良いぞッ!椎名ぁッ!



椎名「手応え・・あったッ!


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・



―――地下迷路。


氷室「・・う・・ここは?

柳井(A・T・M)「地下の迷路だよ。


氷室「そうか。今、何時だ?

柳井「ん・・3時ちょい。

氷室「あと30分か・・柳井、これを渡しておく。

―スッ

柳井「・・・ガチャガチャのカプセル?って・・臭ッ!!何これ!?


氷室「ま、カプセル怪獣って奴だ。あと30分で使えなくなるから、それまでに敵にぶつけろよ?


柳井「・・分かった。臭いけど我慢するよ・・。
 
 
 




―ガチャ。

氷室「お、懐かしい
。上城たちとツルむようになってから来てないからな。

柳井「だね。でも怪我人だらけだ。横尾の仕業・・じゃあないな、怪我の仕方が違う。


―ガスッ!

倒れて気絶する1人の顔面を氷室が蹴り上げる。

氷室「オラ!起きろッ!

柳井「ちょ!やりすぎッ!

氷室「あ?もしかしたら演技かもしれねえだろ?
コレでも遠慮してる方だぜ。


生徒「う・・・

柳井「あ、起きた。

氷室「ここで何があった?横尾たちはこの先か?

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・

生徒「横尾と・・金属を溶かすスタンドにやられたッ・・!
アイツらは・・・上城を追ってこの先に行った。


柳井「そうか。終わったら救急車呼ぶからそれまで我慢しててくれ。

生徒「ぁ・・ぁあ。助かるよ。


柳井「氷室、行こう・・・って、アレ?

側に立っていた氷室の姿がない。


―バキッ!

―ガスッ!

―ドガッ!


柳井「・・・え?
あの・・何・・やってんの?


氷室「いや、コイツ。午前中、俺の事しこたま殴った奴。


生徒「ひぃッ!もう勘弁してッ!!

氷室「勘弁できるかぁ~ッ!
返せ俺の限定ジッポ!!


―バキバキバキッ

生徒「あぎゃあ~~ッ!!


柳井「・・・はぁ~、先行ってるよ?

氷室「待てよ、すぐ終わるから。ライターがないとR・Hが出せねえんだよ。

柳井「ぁあ~、そっか。そうだよね。


・・・・

・・・

・・・

氷室「よし、あった。行くぞ、柳井。

柳井「了~解。

生徒「・・・ピク・・ピク


そして、二人は奥へと歩き出した。



ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・



「――血ノ匂イ・・・


柳井「?

氷室「どうした?

柳井「いや・・・空耳みたいだ。




―――実験施設。


ドドドドドド・・


御園の右腕が宙を舞う。

御園「・・・やるじゃないか。


椎名「・・・!?


―ガシャッ!


異質な音を立て右腕が落ちる。

遥「義・・手?


御園「正解・・・と、言うより見たまんまだがな。
倒すつもりなら胴体か頭を狙うことだ。


椎名「チィッ!!・・・ipod!ォ!!


御園「無駄だ。二度と同じ手は喰わん。


―ゴバァアアァアンッ!!
 
 
 




ドドドドドド・・


椎名「ぐ・・ぁ・・ッ!


御園「・・こうやって360°締め上げてしまえば、反転させようが関係ないな。

巨大な塊となった金属内部に飲み込まれた椎名。

―ギリ・・ギリ

椎名「う・・ウォオオオッ!?
この俺が、こんな無様な死に方・・ッ!


御園「さようならだ。


―グゴゴゴ・・

椎名「うがぁァアッ!?



悠「スペース・カウボーイッ!

―バシュウッ


御園「・・・考えたな。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

悠「・・・ヌフッ!

御園の居た場所には明菜の姿があった。


遥「明菜ッ!走るのよッ!!

明菜「でもジョジョッ!!

遥「早くッ!!


明菜「・・分かった!助けを呼んでくるから待ってて!!

そう言って明菜は出入り口へと走り出す。

御園「俺と彼女を入れ替えたか・・
確かに彼女は出口に近づいた。
だが・・身動きのできない上城とお前だけで何が出来る?


悠「・・目的はさぁ~、明菜を逃がすだけじゃなく、お前を金属から引き離す事なんだぜぇ!?
これでお前の武器は無いッ!
S・Cッ!

S・C「YEAHHHHッ!


御園「M・Jッ!!


―グシャァアッ!


御園「・・義手が片方だけだとでも思っていたのか?


悠「うぐァッ・・・

殴り飛ばされ悠は宙を舞う。


悠「コレで良いんだぜッ。影を踏まずに、アンタに気付かれずにこの場所まで移動するのには・・・
殴り飛ばされた方が怪しまれない(・・何か俺って、こんな役ばっかな気もするがね)


御園「・・・何の話をしている?

ゴゴゴゴゴゴゴ・・

悠「こういう事だよォーッ!

―ガバッ

悠が服をめくり上げると・・・
瞬く手形が胸についていた。

―ピカッ!


フラッシュの様に、一瞬強い光を放ったその手形は輝きを失う。


御園「・・・だから何だと・・お?

―ズブッ

御園「沈む・・?


遥「おかげで出られたわ。ありがとね。


庵治「え?ぇえッ!?

御園「・・力での脱出は不可能か。


ドドドドドド・・


遥「星のフラッシュで影を作った・・・
影は伸び、アンタはその影を踏んだって訳。


―ドガシャアァアッ!

壁面に叩きつけられ悠が落ちる。


悠「うげッ!
 
 
 




御園「・・・ん?

遥「アレは・・・?


ドドドドドド・・・



はぁ・・はぁ・・・



氷室「くそったれ!!何なんだアイツ!
遠隔操作のパワーじゃねえぞッ!?

柳井「何かおかしいぞ・・。


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・


カメリア「生キテル人間・・・殺スッ!!


カメリアと対峙する二人・・


柳井「ここに来たって事は、考えたくないけど教室のみんなは・・!


氷室「今はよけいな事を考えるなッ!
来るぞッ!!


カメリア「殺ス殺ス殺ス殺スッ!!

氷室「R・Hッ!
ドラドラドラドラ!


―バシィィッ!


氷室「(・・俺の、ラッシュが弾かれただとッ!?


―ガシィッ!

氷室「ぐぁッ!


カメリアの手が氷室の首を掴む。


―ググググ・・・

柳井「氷室ッ!

氷室「ォオオァアッ!!


―ドガァアッ!!

R・Hの渾身の蹴りがカメリアを吹き飛ばした。


ドドドドド・・・


氷室「ゲホッ・・何なんだコイツ・・・

柳井「分からない・・だけど、殴ればダメージはあるみたいだね。


カメリア「殺・・・スッ!


氷室「仕方ねえ・・・柳井ッ!!さっき渡したアレをぶつけろッ!

柳井「・・?スタンドに物理的攻撃は・・・。

氷室「スタンドエネルギーを込めるんだよッ!
物に触れるのと同じ要領だッ!!

柳井「わ、分かった!
うりゃあ~ッ!!

―パキィッ


カメリアに当たったカプセルが割れ、中身が飛び出す!


柳井「・・液体と・・・魚?


ゴゴゴゴゴゴゴ・・



―グジュグジュ・・・

カメリア「・・・?

柳井「ヒゲ・・?



―ドバァアアアンッ!!



魚の肉を媒体として
ヒゲ(猫)のスタンド【ミズガルズ・フーガ】が飛び出すッ!


M・F「クン・・クン・・・匂う・・栄養の匂い・・・ッ!!喰わせろぉおおッ!!


―ボシュボシュッ!


カメリア「!!


―グシャアッ!


ドドドドドド・・

氷室「カプセルの中身は・・DHA溶液だッ!
匂いの染み着いた奴を率先して攻撃する・・ま、どうやってカプセルを作ったかなんてぇのは俺も知らねぇがな。


カメリアの足にM・Fの角が刺さり、
動きを鈍らせる。
 
 
 




柳井「効いてるぞッ!


カメリア「ファァアアアッックッ!!


―ズバッ!


柳井「え!?


一刀の元に真っ二つにされるM・F!


カメリア「殺ス・・!

氷室「焦るな、猫のスタンドはあんなんじゃやられねぇ・・ それより、先を急ぐぞッ!巻き添えをくっちまう!

―ダッ!


走り出す二人を見て追いかけるカメリアだが・・


―ズグゥ・・

カメリア「ゥア!?


ゴゴゴゴゴゴ・・

腹部を貫通する槍のような角がカメリアを地面へと縫いつけた。

M・F「ディィ・・エイチエェェエ~ッ!!


両断された筈のスタンドは既に再生しカメリアの眼前へと浮かぶ。


カメリア「ゴァアァアッ!!殺ス殺スコロスッ!


角を引き抜こうと暴れるも抜けない。
そればかりか更に3本の槍を打ち込まれ、完全に動きを封じられるカメリア。


M・F「喰わせろぉおおッ!!

カメリア「!!


―ガブゥッ!

肩口に噛みつくM・F。


肩口がポッカリと削り取られたような様のカメリア。


M・F「ウゥウウ・・・うまいぃ!
もっとだ!!もっとぉおおッ!!!


―バクゥッ!

カメリア「ィギイェアアアッ!?


―ブチィッ!


カメリアが睨みつけた途端、M・Fの首が千切れ飛ぶッ!



それでも止める事は出来なかった。


カメリア「コイツッ!?死ナナイ?殺サセロォォオーッ!!


本体とダメージを共有せず、目的を達成するだけの【自動操縦型】
殺しても殺せない敵・・・
暴走し、本体を持たないカメリアは対抗する知恵を持ち合わせていなかった。


彼女(?)はこの場所で、M・Fが満足なDHAを得られるか、自分が消え去るまで捕食され続けるのだろう。

もっとも、本体を失いスタンドパワーを補給する術を持たないカメリアでは喰われて消えるのが先であろうが。


ゴゴゴゴゴ・・


―タタタタタ・・・

柳井「アイツはヒゲが倒すけど・・・
DHAが足りない時はどうなるんだい?


氷室「・・・まぁ、生きてる生物を手当たり次第ってとこだな。


柳井「・・・それって、あのスタンド(カメリア)と大差なくない?


氷室「・・・だな。
まぁ、気に

―ドンッ!

氷室「痛ッ!

明菜「きゃあッ!?

柳井「あ、佐伯。
 
 
 




氷室「あ・・明菜ッ!!無事だったかッ?

明菜「や・・やっくーん!!

―ガシィ!

抱き合う二人。

柳井「・・・あの。
上城と横尾は・・?


明菜「あ、ごめん・・・今はまだ無事よ!私を逃がしてくれたの。
・・でも、スゴく強い奴が居て・・・


氷室「分かったぜ。
お前は先に逃げてろ・・・って言いたいが、あっちにはヒゲのスタンドがまだ残ってるんだよな。

柳井「ここで待っててくれるかな?
僕らは二人を助けに行く。


明菜「・・うん、分かった。


氷室「おいおいッ!
俺は明菜を1人にしておく気かよッ!?

柳井「・・少なくとも、戻るよりは安全だよ氷室。

ゴゴゴゴゴゴ・・・

氷室「チッ!仕方ねえか・・・
明菜、待っててくれよ?

明菜「うん、私なら大丈夫よ。

柳井「決まりだね、行こう。



明菜を残し、更に奥へと消える二人

明菜「あ・・・携帯借りれば良かったかも。





―研究施設。


悠「こ、こいつは!?


ドドドドドドド・・・

そこに居たのは巨大なカプセルに入っている青年であった。

カプセルの中は、何かの液体で満たされていて、青年は眠っているかの様子で・・・
逞しい肉体の首もとには一際目立つ星形のアザが付いていた。


尾出教頭「ぁ・・ああ!乱童ッ!!大丈夫かッ!

しきりにカプセルについた傷を気にする教頭。


御園「乱童・・・名前までつけて、大層な可愛がりようだな。


遥「アイツが何なのか知ってるの・・?


御園「ぁあ、成る程尾出だから乱童か。


遥「―ッ!質問に答えてッ!!


ゴゴゴゴゴゴ・・

御園「アイツの元々の名前はDIO。
ディオ・ブランドー・・・

遥「元々・・?

御園「DIO本人では無いと言う事だ。
正確にはクローン・・・今から30年ほど前に、世界の帝王になろうとした吸血鬼のな。


遥「吸・・血鬼?

御園「あぁ。人間から吸血鬼になったらしい。
・・だが、あそこに居るのはただの人間だ。【尾出 乱童】と言う名のな。


遥「そんな奴を甦らせて、何をするつもり・・・?


御園「教頭に直接聞いてみたらどうだ?


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

尾出「見られたからには仕方ない・・。
私の目的はDIO様を復活させる事なのだッ!

遥「ッ?
 
 
 

使用させていただいたスタンド


No.147
【スタンド名】 アンカー・フィッシュ
【本体】 庵治
【能力】 人間の影に潜り込み、その影を踏んだ人間に喰らい付く

No.1031
【スタンド名】 マスクド・スーパースター
【本体】 遠野
【能力】 運動性が通常の近距離パワー型スタンドと比べても圧倒的に高い

No.905
【スタンド名】 スパイラル・ライフ
【本体】 近藤
【能力】 スタンドが飛行した空間を3秒間「真空」状態にする




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