マクリーン(下は煙の海……『ダイヤード』の足場 の上にのっているわたしは見つかる事はないが……。)
ド ド ド ド
マクリーンの眼下3mには煙の海が広がっている。もちろん『ブラック・アイズ・ピース』だ。
グモ……
さきほどまでうごめいているだけだった『ブラック・アイズ・ピース』の動きに変化が起こる。
マクリーン「ウホ?」
グ……ゴモ……ドヒャア―――!
マクリーン「ウホッ!?(何ッ!『煙』が迫ってきただと!?)」
マクリーン「WOFO(『ダイヤード』)ッ!」
ガシガシ!
とっさにブロックの「 壁 」を生み出しガードする。
グモモ……
『煙』は人型のヴィジョンを成す。
BEP『オオオオオオオオオ……。』 ド ド ド ド
シュバッ! ドヒャア!
しばらくは空を切る拳だったが
ピタッ
スウウウ~~~~
伸びきった腕の先がマクリーンを向く。
ド ド ド ド
BEP『き……さま……!』
マクリーン「 」ビクゥ!
BEP『そこに……!いるな…………!「空中」……に…………「ブロック」を使って……!』
ド ド ド ド
マクリーン(バカな!確かにさっきまでは奴はわたしの居場所を掴んでいなかったはず!)
ド ド ド
マクリーン「……ウホ……?(見えて……いるのか?)」
BEP『さあな、何を言ってるのか分からないな?ゴリラ……。』
BEP『さあな、何を言ってるのか分からないな?ゴリラ……。』
マクリーン「ウホッ!(見えているのかと言っているのだ!才能を持つ者よ!)」
ド ド ド ド
アクター(なんか勝手に吼えだしたぞ……。怒ってるのかな……。)
アクターにゴリラ語は通じなかった。
マクリーン(フン!だがともあれ、とりあえずわたしの目的、「逃げる」は遂行できそうだぞ……。
あの「パワー」で、射程距離が長いなんてありえないんだ。『ダイヤード』で足場をのばせば……。)
あの「パワー」で、射程距離が長いなんてありえないんだ。『ダイヤード』で足場をのばせば……。)
シャキシャキシャキ!
BEP『オオオオオオ!!』
マクリーン「!!」
マクリーン「!!」
グオオオオ
ピタ
マクリーン(よし……!やはりわたしの読みは当たっていた……!射程距離はここまでが限界!)
マクリーン(あとはこのまま道を伸ばして……) カシャン
ド ド ド ド
マクリーン(……?)
カシャン カシャン カシャン
マクリーン(なんだ……?この音は。「鎧」……が擦れる音?もしかして『ディープ・フォレスト』か?)
クル
ド ド ド ド
??『おおおおぉぉぉおおおぉぉおお……。』カシャン カシャン
マクリーンが後ろを振り返ると、そこには鎧で出来た黒い「兵士」が立っていた。
マクリーン(いっ、いつの間に!?足場を、解除しなくては!)
シャキャワラワララア……
兵士『おおおおぉぉおお……。』ズルウ
ヒュウウウ~~
ドガシャン!
謎の「兵士」は高さ5m地点から落下し、ぐしゃぐしゃに潰れた。
ド ド ド ド
マクリーン(い、いったいあれは何だったんだ?未知の能力だった……。いきなりわたしの背後をとるなんて……。)
兵士を見下ろしながら、戦慄するマクリーン。
フッ
顔をあげ……
??『おおおおおおおお……。』
マクリーン「ムウッホオ!?」
マクリーン「ムウッホオ!?」
ると、目の前には鎧に身を包んだ黒い「翼竜」の姿が。
マクリーン「WFOOOOOOO ッ!(『ダイヤード』!「 人型 」を作れ!)」
シャキシャキシャキイイン!
「ブロック」が人型の形を作り、翼竜を横殴りにする。
翼竜『おおおおおおおおおお……。』ドギューンッ
思い切り吹っ飛ばされる翼竜。殴られた部分はひしゃげていた。
マクリーン(まただ……!またいきなり背後をとられた……!)
翼竜『おおおおおおっおおおおお…………。』グルンッ シュタッ
しかし、それにも意を介さず翼竜は空中で体勢を整える。
マクリーン(バカな……!ダメージは確かにあたえたはず。なのにこんなにタフなのは…………。)
翼竜『おおおおお……。』グンッ
マクリーン(……?しかし、良く考えるとこの「翼竜」の動きはおかしいな。ただ向かってくるだけで「知性」が感じられない。)
ド ド ド ド
マクリーン「WFOOOOッ!」
シャキシャキィイン!
人型となった『ダイヤード』の塊がその攻撃をガードする。
翼竜『おおおおおおお……。』
マクリーン(やはりだッ!この「翼竜」、向かってくる行動しかしないぞ!)
――このマクリーンの思考は、少なくとも現時点においては 正解だった。
これだけの情報で敵スタンドである「兵士」と「翼竜」の行動パターンを発見したマクリーンは、お手柄だった。
皮肉な話だが、彼の「知性」はおそらくアクター以上に高度だった。
だから、これから起こることはマクリーンのミスではない。ただのイレギュラーだったのだ。
これだけの情報で敵スタンドである「兵士」と「翼竜」の行動パターンを発見したマクリーンは、お手柄だった。
皮肉な話だが、彼の「知性」はおそらくアクター以上に高度だった。
だから、これから起こることはマクリーンのミスではない。ただのイレギュラーだったのだ。
ド ド ド ド
――壁の中
アクター「いやあ、それにしてもアイ、おめーの能力のおかげで助かったぜ。」
アクター「いやあ、それにしてもアイ、おめーの能力のおかげで助かったぜ。」
ド ド ド
アイ「……気にしないで。私たちが今こうしていられるのも、兄さんのおかげだから。」
押し迫っているはずの壁は先ほどから動きを止めていた。
BEP『オッシャアアアアアアアアア!』グググ
それもそのはず。『ブラック・アイズ・ピース』が押さえているのだ。
アイ「……。分かるわ……あの『ゴリラ』の動きが…………。これが、私の「能力」……。」
ド ド ド ド
アイの手には板の上に載ったミニチュアの「動物園」があった。
動物園の施設から少しだけ浮いたところに、ゴリラの姿があった。
そして、その周りには粘土で作り出された「翼竜」が飛びまわっていた。
動物園の施設から少しだけ浮いたところに、ゴリラの姿があった。
そして、その周りには粘土で作り出された「翼竜」が飛びまわっていた。
アイ「フフ……。Y動物園の大部分は既に私の『射程距離』内よ……。」
アクター(なんかキャラ変わってるけど気にしないでおこう……。)
アクター(なんかキャラ変わってるけど気にしないでおこう……。)
ド ド ド
アイ「『使用粘土1グラム×5』!「翼竜」を新たに5体召喚!」 ド ド ド ド
ググ……
粘土で形作られた「翼竜」が動き始める。現実では……
マクリーン(くっ!?また、いきなり現れたぞ、この「黒い鎧龍」!)
シャキキィン!
ボッガア!
マクリーン(だが、単純な動きだけなら無駄だ!)
アイ「く……!またやられてしまったわ……。このままじゃあラチが……。」
アクター「おい!アイ!直進なんてスットロイことしてたんじゃあ勝てねーぜ!
ちゃんと操作しろよ!お前ならできるだろ!」
アクター「おい!アイ!直進なんてスットロイことしてたんじゃあ勝てねーぜ!
ちゃんと操作しろよ!お前ならできるだろ!」
アイ「……操作……?」
アクター「そうさ!(操作だけにな。)クク……。あ、ごめん。
俺の経験上、そうやって形を作るタイプのものは自分で操作できるはずなんだ。
(俺の『ブラック・アイズ・ピース』にアリスの『エターナル・ナイトメア』とかな。)
像の成形の時点ですでに本体の自由意志がやどっているから、おそらくそうなるんだろう。」
アクター「そうさ!(操作だけにな。)クク……。あ、ごめん。
俺の経験上、そうやって形を作るタイプのものは自分で操作できるはずなんだ。
(俺の『ブラック・アイズ・ピース』にアリスの『エターナル・ナイトメア』とかな。)
像の成形の時点ですでに本体の自由意志がやどっているから、おそらくそうなるんだろう。」
アイ「(「せいけい?」とか「じゆういし?」とかよくわからないけど……)……分かったわ。つまり、操作できるのね。」
アクター「ああ。かいつまんでいえばな。」
アクター「ああ。かいつまんでいえばな。」
アイ「そうと分かれば……。」
ド ド ド ド
翼竜『おおおおおおおおお……。』
マクリーン「MDAHDAH !(無駄だァ!)」
マクリーン「
バギン!
翼竜はまたも吹き飛ばされる。が。
ドズン!
マクリーン(ば……かな……。不意打ち……?初めての……パターン……!)ググ……
マクリーン(『自動操縦』では……ないのかッ!)ガクゥ!
アクター「やった!ゴリラの野郎ひるんでやがる!もう戦闘不能だ!」
アイ「いえ、まだよ……!まだ最後の始末が終わっていない!」
アイ「いえ、まだよ……!まだ最後の始末が終わっていない!」
ガバア!
アイが粘土板上の全ての粘土を回収する。
アイ「『使用粘土60グラム×1』!」ド ド ド
アイ「『全 能 神 』 召 喚 !」
アクター(世界観……。)
アクター(世界観……。)
ド ド ド ド
マクリーン(……なんだか急に鎧龍が消えたが……。もしかして、勝ったのか?)
ふと、空が暗くなる。
ゴ ゴ ゴ
マクリーン「……!」
怪訝に思って上を向いたマクリーンは絶句した。
マクリーン「ウホ……。(なんだ……!)」
壁の隙間から見える空を見ていたアクターも同じだった。
アクター「あれは……!?」
ド ド ド ド
そこにいたのは、全長5mはあろうかという黒い「神」。
黒雲から生えた黒い筋骨隆々な肉体は、まさに世界観崩壊といったようすだった。
黒雲から生えた黒い筋骨隆々な肉体は、まさに世界観崩壊といったようすだった。
ゼウス『お お お お お お お お お お お ッ!』ゴオオオオオォォォォォン
マクリーン「WFOOOOOOOOOOO ッ!!(『ダイヤード』ッ!ありったけ集合して対抗しろオオオオオオッ!!)」
ゴゴゴゴ……
ゼウス『――――――っ……しゃああああああああああああああああ――――ッ!!』
『ダイヤード』によるラッシュの対抗が行われるが……
ブ ウ ン ! ブ ウ ン !
マクリーン「グゲゴオオ……!オッパアア――っ!」ドガア!
ゼウスの大きさに敵うはずもなく、あっさり倒される。
ドシュウ……シャキャシャカ……
マクリーンが意識を失うのと同時に『ダイヤード』の壁も消える。
- ・ ・ ・
マクリーン「ハッ!」
アクター「…………。」
アクター「…………。」
ド ド ド ド
マクリーン「……!」ババッ!
マクリーンの手がせわしなく動く。手話だ。
マクリーン{おい、わたしはさっきあんな攻撃を受けたんだぞ?もしかしてまた攻撃するなんてないよな……?}パタパタ
アクター「…………。」
アクター「…………。」
マクリーン{おい!なんとか言ったらどうなんだ!?}パタワパ
アクター「…………。」
アクター「…………。」
アクター「さっきからパタパタと手ばっかり動かしやがって……何かいいてえことがあるならハッキリ言いやがれ!」
マクリーン{ハッ、しまった、こいつ手話が分からんのか!}パタパタ
マクリーン{ハッ、しまった、こいつ手話が分からんのか!}パタパタ
アクター「だから手はもういいっつってんだろぉーがァァァァ――――ッ!!」
BEP『オッシャアアアアアアアアアアアアア―――――ッ!!』
BEP『オッシャアアアアアアアアアアアアア―――――ッ!!』
マクリーン「ブッゲエエエエ――――ッ!!」
ドバア!
アイ「……やれやれだわ。」
アクター
スタンド名『ブラック・アイズ・ピース』―→このあと妹と一緒に動物園を楽しんだ。
スタンド名『ブラック・アイズ・ピース』―→このあと妹と一緒に動物園を楽しんだ。
アイ
スタンド名『シャドー・ランド』(名付け親:アクター)
―→このあと素に戻り、厨二病は一過性で会った事が判明した。
家に帰ったあとそのことをたずねたらクッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
スタンド名『シャドー・ランド』(名付け親:アクター)
―→このあと素に戻り、厨二病は一過性で会った事が判明した。
家に帰ったあとそのことをたずねたらクッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
『ディープ・フォレスト』―→このあと新たにスタンド使いを3匹増やした。
マクリーン
スタンド名『ダイヤード』―→アクターが「今後「スタンド」で脱走してみろ、地の果てまで追って息の根を止めるぜ。」と
脅しを入れたため「ヒィ――ッ檻の中が一番安全だ!」と叫んで檻の中に戻る。
アクターが死ぬほど恐ろしいので再起不能。でもスタンドを見せると会話に応じてくれる。
スタンド名『ダイヤード』―→アクターが「今後「スタンド」で脱走してみろ、地の果てまで追って息の根を止めるぜ。」と
脅しを入れたため「ヒィ――ッ檻の中が一番安全だ!」と叫んで檻の中に戻る。
アクターが死ぬほど恐ろしいので再起不能。でもスタンドを見せると会話に応じてくれる。
Y動物園―→駅からバスで15分。
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