オリスタ @ wiki

42話「『観察しろ!』」の巻

最終更新:

orisuta

- view
メンバー限定 登録/ログイン


『死ぬこと』よりも恐ろしいことがある。

耀壱「フン、この『スタンド使い』も大したことはなかったな。
    まあもっとも、この私の強大なスタンドに勝てる存在など現れないだろうが……。」

男――樋口耀壱の傍らに横たわる死体。
我われはこの死体の顔は知らないが、この制服は知っている。
必府高校の制服……だ。

バシィ

死体の胸が正方形にえぐれる。

ズバア!

ズバッ ズババズバッ!

ド ド ド ド

そこを起点に死体の体が消えていく。いや、消えていくのではない。
「移動」している……。どこに移動しているかは分からない。
この世の誰にも分からないところへ…………。

耀壱「安心しろ。お前の死で誰も悲しむことはない……。
    お前の母親はお前を産んだ痛みすら忘却する。」

『死ぬこと』よりも恐ろしいことがある。

耀壱「それが我がスタンド――」

それは、『忘れられること』。

耀壱「『アクセンスター』だ。」

ド ド ド ド ド

JOJO「最近、このへんの空き家も増えたよな。」

休み時間、学校の窓から市街地を眺めつつ、JOJOは呟く。

アクター「まあなァ。いつの間に引っ越したんだ?って思うよなあ。
     この間も俺お隣さんがいつの間にか引っ越しててよォ、しかも
     奇妙なことにそのお隣さんの顔が思い出せねえんだよ。どんな人かもよォ。
     そもそもお隣さんなんていたっけ?って気持ちになってきてさあ~。もやもやしてんだよな。」
萌「若年性アルツハイマーにでもかかってんじゃあないの?ご愁傷様。」

アクター「そりゃあねえだろ萌よお~。」
アリス「でも、最近必府町、なんだか少しさびしいですよね。」

亜希「そういえば知ってる?となりのA組!名簿と生徒の人数が間違ってたらしいよ!
    なんでも一人余計にカウントしてたらしいよ……。怖いね、なんかホラー映画みたい。」
JOJO「知らない内に存在が消されてるってか?出来のわりーホラー映画だな、それ!」
アクター「ぎゃははは!」

カズハ「……………………。」

JOJO「あ……。」

カズハ「笑い事じゃ、ない。」

ド ド ド ド

JOJO「そっ……そうだったッ!実際に起こってるんだッ!その『出来のわりーホラー映画』が!」
アリス「えっ?えっ?」

JOJO「『存在』が消えたような……!まさにカズハの状況と同じじゃねえか!」
亜希「なるほど……!つまり……!」
アクター「『樋口耀壱』……スデに暗躍してやがるぜ!」

アリス「どーいうことですか?私、状況が上手く理解できないんですけど……。」
アクター「そういえば説明してなかったか……。樋口耀壱ってのは、スタンド使いだ。
      つまり悪の親玉って感じだな。そりゃあ『ディープ・フォレスト』じゃねえのか?って話だが……。」

アリス「つまり、敵ってことですね?」
カズハ「その認識で構わない。」
アクター「…………。」

JOJO「俺たちの街で、そいつが人知れず人の存在を『消して』いる……。こいつぁめちゃ許せんよなあ?」
アクター「おおよ!」

――その日の放課後、アクター宅

アクター「だから、そのサインはマジ物だって。」

アイが怪訝そうに持っている色紙を指差し話すアクター。
「サイン」というのは、先日リオと交戦した際にお詫びのしるしとしてもらった色紙のことだ。
「リオ」と丸っこい字で書かれた、いかにもなサイン(どこで練習したのかは不明)を訝しげに摘み上げる。

アイ「えー、信じらんなーい、だって魔法少女はフィクションだよ?おにいちゃん、さすがにあたしも
    「げんじつ」と「もうそう」の区別がつかないほどバカじゃないよ~?」
アクター「いやだから現実だって言ってんだろ!」

ピーンポーン

アクター「チッ……誰か来たみたいだな……。北海道のバアチャンからの荷物か?暑中祝いにしちゃあ大分早いが……。」

ガチャッ

アクター「はーい。」

??「あぁ……、い、いた……。助かった……。」

そこにいたのはグレネコヤマトの配達員ではなく、目の下に濃いクマを作った男だった。

  •  ・ ・ ・ ・ ・

アクター「…………。ハッ!て、てめえ一体ナニモンだッ!」
??「私?私はどうでもいい……。安心してくれ、私自身は刺客ですらない。
   私は『運び屋』ダ……。ソレガ私ニ与えラレた、『ディープ・フォレスト』ノ命令……。」ガガガ

アクター「こっ、こいつ!『ディープ・フォレスト』と言ったのか!?しかもこいつの様子、おかしいぞ!」
??「『アルすたんどヲ「あくたー」ノ元ヘ運ベ!』ソレガ私ノ使命ッ!」

アクター「こいつ、『ディープ・フォレスト』に操られてやがる!『ブラック・アイズ・ピース』ッ!」
BEP『オッシャアッ!』ボギアッ!

??「ぐへえええ……ッ!くぐうう……!いてえ……いてえが……、私の命はこれで助かったッ!
   フフフッ!ついに生還した!あの悪魔のスタンドからッ!」
アクター「なんだ?何を言ってる?」

??「ぐふふ……!今のパンチ……いいのもらっちまったなあ~~~……奥歯が吹っ飛んじまったよ……!
   それに「いい音」したなあ~~~……。頭蓋骨が響くいい音だったよ……でっけえ音だった……。」
アクター「てめーッ!何を言ってるっつってんだッ!」

??『つまり、もう『詰み』ってことだよっ。』
アクター「はッ!?」

ド ド ド ド ド ド

??「最後にひとつだけ忠告しておく!そいつは『音』を『喰う』!」ダダッ
アクター「あっ、まて!話はまだ半分だぜッ!?」

アクター「……に、逃げられちまったぜ……。それにしてもさっきの声は……。」
??『ぼくの声だよっ。ぼくっ、君の耳元にいるぼくだよぉぉぉっ!」

アクター「な……?」

ド ド ド ド ド

アクターが声に目線を向けると、そこには赤ん坊ほどのサイズの人型スタンドがいた。

アクター「なっ!?」

とっさに状況を確認する。どうやらイヤホンをひとつずつつける恋人のように
ヘッドホンを人型スタンドと一緒につけている状態らしかった。

アクター「何のスタンドか分からんが……」

アクター「『ブラック・アイズ・ピース』ッ!」ギュオン!

『ブラック・アイズ・ピース』の煙が人型スタンドの首らしきところを絞める。
屋内だから煙の量はそれほどない。

??『ぐっ、ぐげぇええっ!?』
アクター「有無を言わさず先手必勝だぜ!」

??『ぐぐ……やめ、やめるんだよっ!』
アクター「命乞いか?そんなもん無駄だぜ!さあさっさと本体の居場所を吐くんだな!」

グググ

アクター「うぐ……?息が……苦しい……だと……?」
??『バカが!今ぼくの本体は「お前」なんだよっ!ぼくの首を絞めるってことは
   文字通り自分の首を絞めてるのと同じことになるんだよっ!」

アクター「なん……だと……?さっきのヤツはお前の本体じゃあないのか……?」
??『あいにく、ぼくを発現させた最初の本体はぼくを制御できなくてぼくにとり殺されたんだよっ。
   さっきの男はぼくの三番目の本体!そしてきみは四番目の本体ってわけさ!四番目……うふふっ。』

アクター「なんだ?何がおかしい?」
??『いやねえ、四番目、四(し)……『死』……縁起が悪いなあと思っただけだよっ。』
アクター「お、おちょくりやがって……。」

ド グン

アクター「うぐぅ!?」ガクッ

突如心臓に異変を感じてうずくまるアクター。

??『どぉしたの?もしかして心臓が痛い?それだけじゃあないはずだよっ、声も……ほら……。』
アクター「が…あ……?(かすれた声しかでねえ!?)」

アクター「うぐ……。(助けを……助けをッ!)」トン! トン!

助けを呼ぼうと思い切り壁を叩くが、腕に力が入らず小さな音しか出せない。

??『無駄だよっ、今君はあらゆる「音」が小さくなるように「肉体の機能」そのものが低下しちゃってるんだよっ。」
アクター「…………!」トン  トン トン! トン  トン トン!

それでもアクターは諦めずに壁を叩き続ける。

??『無駄だって言ってるだろおおおがよおおおおっ!俺のスタンド能力によって
   おめーの音を出す機能は低下してると言ったろおおおがあああ―――っ!』

トン  トン トン! トン  トン トン!

ゴ ゴ ゴ ゴ

瑠璃子「……お兄ちゃん、どうしたの?」 ド ド ド ド

??『ナニッ!?』
アクター「……りこ……こ……が……。」

瑠璃子「お兄ちゃん、声が出ないんだね!?何か分からないけど、声が出せなくて、困ってるんだね!?大変なんだね!?」
アクター「……!!」コクコクコク!

瑠璃子「す、すぐに救急車……!」
アクター「……!!」ブンブン!
瑠璃子「え、違う……?」
アクター「……!!」パクパク

『あ』 『い』と口を動かす。

瑠璃子「『あ』……『い』……『アイを呼べ』?」
アクター「……!!」コクコクコク!

瑠璃子「アイ――っ!お兄ちゃんが大変なの!すぐ来て!」

??『な……何故っ……?何故なんだよっ……!どーして助けが……っ!』
アクター「……んごう……。」

ド ド ド ド ド

アクター『モールス……信号……だ……。『S』・『O』・『S』っつー、最もポピュラーなヤツを、
      壁を叩いて発信してた……。瑠璃子あたりが気付いてくれることを期待してな……。』
??『なん……だとおおおっ……。』
アイ「おにいちゃん!どうしたの!?」ダダッ

アクター『よかった……やっと来てくれたぜ……。厄介なスタンドに取り付かれちまってな。
      くやしいが、俺じゃあ対処法がわからねえ……。こういうのに強そうな人がいるからよお……
      『必府プリンスホテル』に向かいたいが、この分じゃあキツくてな……。』

ド ド ド ド ド ド

アイ「……なるほど、それで私の『シャドー・ランド』が必要、だと?」
アクター『物分りがよくって助かるぜ……。(キャラが変わったようだぜ……。)』

アイ「そのくらいならお安い御用よッ!『シャドー・ランド』ッ!」ドオーン

アイ「『使用粘土2グラム×1』!『ドラゴン』召喚!」ゴ ゴ ゴ

ドラゴン『おぉぉぉぉぉ……!』
アイ「いくわよ!乗って、兄さん!」バアッ

アクター「おおッ!」バアッ

ドワアアアアアッ

平凡な一軒家から、漆黒のボディのドラゴンが飛び上がる。

アクター「いつもながらすげぇ、迫力だな。飛行機みてえだぜ。」

アイ「にしても、私にはスタンドなんて見えないけど、どんなスタンドなの?」
アクター「は?ここにいるだろ?俺の耳元によ……。あれ?」

視線だけ動かして見渡す、が、いない。

――それが意味することは……。

アクター「そ、そういえば俺、普通に喋ってるぞッ!?」

アクター「いっ、いねえ!どこにも!どっかに消えやがったッ!?」
ドラゴン『おおおぉぉぉおおっ!?』グラアグアア

アクター「あ!見ろあそこに!『ドラゴン』にとりついているだとッ!?」

ド ド ド ド ド ド

??『イィッヒッヒッヒィ~~!この『ドラゴン』、どうやら生物じゃあないみたいだねっ。
   でも、ぼくはたとえ無生物にでも取り付いて「音」を小さくできるんだよっ。』

アイ「うっ、くっ、このままだと「風きり音」を出す為の「空を飛ぶ機能」が弱くなって……墜落する!」
アクター「うおおおおおおおッ!!」

アイ「こっ、コントロールがッ!効かない!」
アクター「な、何故、こいつ『ドラゴン』に取り付いたッ!?何故、何の条件でッ!」

アクター(考えろ考えろ考えろ考えろ――!男から俺に取り付いたときは、えーと……)

アクター(だーくそッ!推理すんのはニガテなんだよ―――ッ!!)

と、そのときアクターの脳裏に親友JOJOとの会話が浮かぶ。

《JOJO「カズハが出会った『アクアティカ』ってスタンド……自動操縦らしいが、自動操縦に限らず、 》
《     「本体が操作していないスタンド」ってやつの能力には何らかの規則性があるらしい……。」》

《アクター「規則性?」》

《JOJO「ああ。雷鳥の先輩がかつて遭遇したスタンドの中には、本体が制御できず取り殺され、その後も本体を          》
《     転々とするスタンドがあったらしい。そのときの「移動条件」はスタンドが取り付いている背中を見ることだったらしい。」 》

《亜希「ひええ~~~ッ、こ、こわい!」》


《JOJO「まあそんな稀有なスタンドにそうそう出会うことはねーだろうが、そういう類に出会ったらまずは『観察しろ』!       》
《     こいつも雷鳥の受け売りだがよ……。よく『観察』することだぜ。たとえば取り付かれたならその瞬間をよく思い返せ!  》
《     たとえどんなことだろーとな。」                                                       》

アクター(……思い返せ。あのとき俺は何をした?あいつは何を言っていた?
      確かあのとき――――…………。)

《??「それに「いい音」したなあ~~~……。頭蓋骨が響くいい音だったよ……でっけえ音だった……。」》

    ド ド ド ド

《??「最後にひとつだけ忠告しておく!そいつは『音』を『喰う』!」》

《ドワアアアアアッ》
《アクター「いつもながらすげぇ、迫力だな。飛行機みてえだぜ。」》

アクター(…………!ま、まさか……!こいつの『移動条件』はッ!)

BEP『オオオオオオオッシャアアアアアアアアッ!!』ブウウウンッ!!

煙を集め人型となった『ブラック・アイズ・ピース』がその豪腕を振るう。

と、

ドギュウウウウン!

??『おおおおっ!?』

『ドラゴン』から人型スタンドがアクターに引き寄せられる。

アクター「やはり……な……。」
アイ「あれ!?急に『ドラゴン』のコントロールが戻ったッ!?」

アクター『おい、てめーよお……。色々とチョーシこいてくれたが、おめーの移動条件、
      このアクター様がバッチリサッパリ謎解きしてやったぜっ!』
??『な、なんのことだよっ!』

アクター『てめーの『移動条件』!』

ド ド ド ド ド

アクター『それは何か!』

アクター『「より大きい音へ!」それがお前のスタンドとしての性質だッ!
      音を喰う……。お前が何故本体を取り殺しても平気なのか分からなかったが、
      これで納得が行ったぜ。「音」をエネルギーに持続してるスタンドなんだな!?
      「音」をエネルギーにしたスタンドなら、より大きな音へ行くのは当然だ。』

アクター『そして、お前がたとえ不死身でも関係ない解決法を思いついたッ!』
??『ハッタリかましてんじゃあねえ――っ!俺を倒す方法なんてないんだからねっ!
    いいか!俺の本体は今はお前なんだよっ!「音」さえ出せばどんな奴でも本体になるんだからねっ!』
アクター『それを聞いて安心したぜ……。安心しろ。無限に音を出し続けるものを提供してやるぜ。』

モク モク

??『……?ところでなんだ?この煙は……。』

ド ド ド ド ド

アクター『SOS信号だぜ。俺の切り札を呼ぶためのな。』

そういう『ブラック・アイズ・ピース』の大きさは既にビル一棟分になっていた。


――上空

??2「……何かな?あれ。」

その巨像を見つける、人。

ド ド ド ド ド ド

アクター『スゥゥゥゥゥゥ』
??『なっ、なにをするつもりなんだよっ!?教えろよっ!ね!?』

アクター『アイぃ、耳塞いどけよぉ……!』

アクター『助けてくれッ!『魔法少女リオ』ォオオ――――ッ!!』

ゴオオオオオッ

??『うおっ、うるせっ!』

  •  ・ ・ ・ ・ ・

??『なんだ?何もこないよっ。』
アクター『いや、既に終わっているぜ。』

ギューンッ ババッ!

リオ「近所を飛んでたから比較的速く参上!魔法少女リオ・スカイライン・ムラーノとは私のことですよ!」バァーン

??『なんなんだよっ?この服のセンスっ!?』
アイ「誰!?この人!」

アクター『いやあ、実は『音の大きいもの』に取り付いて『音を小さくする』スタ……音魔に取り付かれちまってよ……。
      困ったことにこいつ『音』をエネルギーにどこまでも持続するから不死身なんだ。そこでおめーの力を借りたくてよ。』

リオ「了解です!で、私は一体何をすれば?」
アクター『なに、ごにょごにょごにょ……。』

リオ「分かりました!」
??『なっ、なにをするんだよっ!?教えろよ!?』

リオ「行きますよぉぉぉ……!あああああああ―――――ッ!!」
??『ぜ、絶叫っ……?はッ!まさかッ!!』

ドッギュウウン

リオ「うっ!……「取り付いた」んですね……!私に!これがアクターさんに取り付いてた『音魔』……!
    アクターさんの言うとおり、『大きい声を出した私』に取り付いた……。」
??『うおおおおおッ!?まさかッ!お前のスタンド能力ッ!!』

リオ「フフフ、同じパワーを持つ者同士だから、勘付いたようですね……。
    でももう遅いですよ!逃げることはできないッ!」

ババッ

リオ「ちょっと空の散歩としゃれ込みますか!」
??『まさかッ!うおおおおッ!やめろおおおおッ!』

ギューンッ

――高度 590m

??『ちょっ!?おまえっ、人間だよねっ?なんでこんな高いところにっ!?』
リオ「魔法少女だから問題なしッ!」

ギューン

――高度 1200m

ド ド ド ド ド ド

リオ「はぁ……はぁ……。ここまでくれば大丈夫ですよね。」
??『や、やはり……っ!『アレ』をやる気つもりだねっ!?やめろっ!やめるんだよっ!!』

リオ「アクターさん曰く、「倒すだけが再起不能じゃあねえ、倒さなくても再起不能にはできるんだぜ。」だそうです。」
??『やめようねっ!悪いことは言わないからねっ!」

リオ「いきますよぉ――……全身全霊……のッ!」
??『うおおおおおおおおおおおおお!!』

リオ「『ミュージック………』『・……インフェルノオオオオオオ』―――――ッ!!」

シャアン!

リオの目の前に巨大な『魔法陣』が現れ……

ドッ……ゴオオオオオオオオ―――――ンンッ!

宇宙目がけ巨大な『音波』を発射する!

??『うおおおおおおお――――ッ!いやだアアアアッ!「アレ」には移りたくないィィ―――ッ!!』

ギュオオオオン

リオ「私の魔法は魔法陣から音を出す力……。『魔法』で音を出してるから、魔法陣自体に機能はないんですよね。」

リオ「永遠にその『魔法陣』に取り付いているといいですよ。この上空で。」

ド ド ド ド ド

  •  ・ ・ ・ ・ ・

アイ「あ、あの……。あなた、もしかして本当に……?」
リオ「あ、はい。私は確かに魔法少女です。」

アクター「ホラなあ――っ?だから言ったろ?」
アイ「でも、おにいちゃんが魔法少女と知り合いだったなんて意外だなあ―っ。
    もしかしておにいちゃんも、そういうの好きなの?」

アクター「…………!」

アクター
スタンド名『ブラック・アイズ・ピース』
―→妹に魔法少女の存在を知らしめ汚名は晴らしたが、新たにオタク趣味疑惑の汚名を着せられる。

芥川アイ
スタンド名『シャドー・ランド』
―→結局あんまり活躍できなかったが、魔法少女とメアドを交換できてシアワセ。
   案の定家に帰ってからその時のことを尋ねたら(ry

リオ・スカイライン・ムラーノ
スタンド(?)名『ミュージック・インフェルノ』
―→上空1200mを飛行していたにも関わらず、凍傷、酸欠その他怪我は一切負っていなかった。原因不明。

『ダーティ・ホワイト・ボーイ』(名付け親:アクター)――本体は既に死亡――
―→『ミュージック・インフェルノ』の『魔法陣』への移動を最後にもう二度と本体を移動することはなかった。
   たまに近くを通りかかったジャンボ機にビビる以外変化のない生活を永遠に送る。




使用させていただいたスタンド


No.1406
【スタンド名】 ダーティ・ホワイト・ボーイ
【本体】 名無しのピアニスト(故)
【能力】 このスタンドの周囲で一番大きな音を発している物体に憑依し、それの発する音を徐々に小さくしていく

No.452
【スタンド名】 アクセンスター
【本体】 樋口耀壱
【能力】 者を触った瞬間、その『物』をこの世から全て消し去る事が出来る




< 前へ       一覧へ戻る       次へ >





当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。




記事メニュー
ウィキ募集バナー