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第02話『太陽と弓矢とツイスター(When The Sun Goes Down)』その①

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orisuta

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~数時間前 徐所大学付属考古学博物館~

ピーポーピーポー
丈二「! 警察か!」

バターン!
警官1「うっ・・・なんて酷い有様だ・・・」
警官2「! おい、お前!そこで何してるッ!」

丈二「正当防衛だッ!そこで倒れてるのは俺のオヤジなんだ、それで・・・」

警官2「続きは弁護士に話せ。重要参考人として連行させてもらう。」

丈二「くそ・・・」

男「・・・・・」

~警視庁庁舎・公安部 某時刻~

プルルルルルルル
ガチャッ
???「私だ」

男「榎木です。現在現場捜査中ですが、城嶋 丈二が連行されます。」

???「やはり彼がいたか。・・・よしこっちにまわしてもらうように手配する」

榎木「すぐそちらに戻ります。・・・彼は協力するでしょうか?」

???「するさ。そうせざるを得ないハズだ」
 
 
 




ガチャリ

丈二「・・・」

???「座ってくれ」

スッ
丈二「・・・俺は殺されかけたんだ、オヤジが殺されて・・・。正当防衛だ」

???「その話はいい、まずは私の話を聞いてほしい」
???「君に罪がないのはわかってる。君が正当防衛で殺した男・・・私はヤツを知ってるからな。」

丈二「え?」

???「私の名は『平田 進』・・・警視庁公安部で働いている。」

丈二「公安?」

平田「君のお父さんとも長い付き合いだったよ。」

丈二「! オヤジと・・・?」

平田「さて、私は今とある『組織』を追っている。君が殺した男はその『組織』の構成員だったんだ。」

丈二「『組織』・・・」

平田「そいつらは国内外問わずに大小さまざまな犯罪をこれまでに重ねてきた。窃盗、恐喝、殺人・・・
警察のビルを破壊したこともある。立派なテログループだ。」

丈二「なんでそんな奴らを野放しに?」

平田「彼らを守っているものが2つあるからだ。1つは君も見ただろう?奴らには不思議な『能力』がある。」

丈二「・・・」

平田「信じたくないが『超能力』ってやつだ。奴らが生み出してきた4桁にも及ぶ死体の数々。
そのほとんどが死因を特定できずにいる。明らかに普通の殺され方じゃない。」

平田「現場を調査しても不可解な点ばかりが出てくるだけで一向に進展しない。警察だってバカじゃない。
少し考えればわかることだ。捜査が進まないのは科学的な事件じゃないからだ。非科学の力が働いている。」

丈二「なるほど・・・もう1つは?」
 
 
 




平田「この『組織』、活動してるのは一握りの者達だが、どうやらそれを支援してる人間がいる。それもかなりの数だ。」
平田「そしてその『支援者』はこの警察内部にも潜んでいる。」

丈二「!」

平田「どうも我々の動きを把握しているフシがある・・・ほぼ、間違いないだろう。」

丈二「警察に・・・奴らの仲間がいるってことですか・・・?」

平田「そうだ、そして君にこれを話したのは協力してもらいたいことがあるからだ。」

丈二「協力・・・?」

平田「君に『潜入捜査』をしてもらいたい・・・奴らの組織にな」

丈二「なっ・・!俺は捜査官じゃない、一般人ですよ」

平田「わかってる。だがこれは公式な捜査じゃない。捜査手続きの書類を書いて提出しようものなら、奴らの仲間に阻止されてしまう。」
平田「非公式に、水面下でやるしかないんだ。それに・・・」

平田「奴らの『超能力』・・・君にもあるんだろ?男の死体を見てわかったよ。」

丈二「・・・・」

平田「君以上の適任者はいないハズだ。君はすでに『組織』の者を一人倒してる。我々じゃ歯も立たなかったヤツにだ。」

丈二「・・・危険すぎる」

平田「動機だってある。父上の仇を取りたいとは思わんか?」

丈二「・・・・・」

平田「これは死体を調べて見つけた紙だ、仲間との合流場所が書いてある。」
 
 
 




平田「やってくれ丈二。頼む」

丈二「・・・わかった。やります」

平田「・・・よかった。榎木!持ってきてくれ」

ス・・・
平田「これは発信装置だ。潜入が成功したらこのスイッチを入れてくれ。以降はこの装置を通し連絡を取る。」

丈二「・・・」カチャ

平田「奴らが集めている『ナイフ』・・・なんとしてでも我々で回収する必要がある。
傷の治療を受けたら早速向かってくれ。」

丈二「わかりました」

平田「幸運を祈る」
 
 
 




~アジト AM7:20~

那由多「おはよう、いい朝ね」

丈二「朝早いんだな犯罪者は、まるでサラリーマンだ」

那由多「なるべく無関係の人間は巻き込みたくないからね、行きましょう」

丈二「・・・」

~都立○○病院 AM7:40~

丈二「ここか」

那由多「この時間帯なら受付も始まってないし、うまくいけば誰にも見られずに済ませられるわ」

丈二「病室はわかってるのか?」

那由多「中で調べるのよ」

丈二(この『レプリカ』・・・『ナイフ』とすり替えろ、ってことだが・・・この女の目を盗んでできるだろうか?)

~院内 AM7:45~

バチバチィッ!
看護師「ああっ」バタン

丈二「・・・一般人は巻き込まないんじゃないのか」

那由多「気絶させただけよ 見られたら殺さなきゃいけないでしょう?」
那由多「できればそんなこと、したくないわ」

カタカタ・・・

丈二「どうだ?」

那由多「ダメね、このPC、パスワードがかかってるわ」

丈二「解けないのか?」

那由多「できるけど、時間がかかる。丈二は直接病室を探してちょうだい。」

丈二「・・・行ってくる」

スタスタスタスタ・・・・

那由多「・・・・」カタカタ
 
 
 




カタカタカタカタ・・・

那由多「・・・・!」

那由多(誰か来る)サッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

赤帽子の男「・・・」

スタスタスタ・・・

那由多(あの風貌・・・明らかに患者でもスタッフでもない)
那由多(決まりね・・・やはり『ナイフ』はここに)

ピタッ
赤帽子「・・・・」

那由多(・・・・)

赤帽子「・・・出てきたらどうだ」

赤帽子「看護師の『唾液』だろ?これは。拭き忘れたか?」ネチョ・・・

那由多(・・・くそ、仕方ない・・・)

スッ
那由多「・・・」

赤帽子「おはようお嬢さん、誰かに面会か?」

那由多「自分で作った地雷を踏んでケガしたマヌケにね。案内してくれる?」

赤帽子「マヌケだと?それは違う。仲間を庇ってのことだ 彼の能力は扱いづらい。」

那由多「どうでもいいわ さっさとはじめましょう」

赤帽子「いいだろう」
 
 
 




ドバァァァン!
赤帽子「『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』・・・行くぞ」

GSTQ『クァァァァァァッ!!』バシュバシュッ!

那由多(スピードはまずまず・・・)サッサッ

赤帽子「・・・ほう なかなかいい動きをしてる、だが」

グイイイン

那由多(! 床を伝って天井へ)

GSTQ『クァァッ!』ドガッ!

那由多「・・・くっ」ビリビリ

赤帽子「私は負け知らずでね」

那由多(通路じゃ狭くてやりにくい・・・エントランスへ出るしかない!)

タタタタタタタタ・・・・

赤帽子「追え!『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』ッ!」

GSTQ『クシャァァッッ!!』ズズズズズズ
 
 
 




~院内・2階通路~

ガラガラガラ
丈二「・・・・」

丈二(いないな)

丈二(2階であと調べてないのは・・・208号室か)

・・・・ツカツカツカツカツカツカツカ

丈二(人が来た)ヌッ・・・

ツカツカツカツカツカツツカツカツカ・・・・
丈二(行ったか・・・しかし役に立つな『アークティック・モンキーズ』)

丈二(この能力があれば・・・やつらを『壊滅』に追い込める・・・!やってやるぞ・・・)

ヌッ・・・・
 
 
 




~院内・エントランス~

タタタタタタ
赤帽子「ふ、どこへ行く気だ?帰るつもりじゃないだろうな?」

那由多「ここなら広くてやりやすいわ。狭いところだと『臭く』てね」

赤帽子「・・・なんだって?」

那由多「あんたの『死体』よ」

ドォォォォォォォン!
那由多「『リトル・ミス・サンシャイン』」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

赤帽子(なるほど・・・こりゃ面倒な感じだ)

GSTQ『クァッ!』バシュッ!バシュッ!

那由多「・・・・」すっ・・・

赤帽子「!!!」サッ

ブオオオオオン!

スカッ
那由多「・・・ち」

赤帽子(あの『右手』・・・何かヤバイ!『禍々しい力』を感じる・・・ッ!)

那由多「避けるの上手いのね。楽しめそう」
 
 
 




GSTQ『クアァァッ!』バババッ!

LMS『・・・・』バシッ、バシッ、バシッ

那由多「せあッ」ドカッ!

ドゴォッ

赤帽子「ぐぅッ!」ドピッ

赤帽子(くそ・・・全部ガードしやがった・・・スピードもパワーも向こうが上手か!)

那由多「・・・」パッ、パッ

赤帽子(だが『ここに連れてくる』ことはできた・・・大丈夫だ、何も問題は無い)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ス・・・
赤帽子(この辺でいいだろう)ペタペタ

那由多「どうしたの?床なんて触って。冷たくて気持ちいいの?」

赤帽子「なに、『能力』を使うだけさ・・・」ペタペタ

那由多「そう」タッ、タッ、タッ!

ぐぅん!
赤帽子「!!」(な、は、速いッ!)

那由多「阻止させてもらうわね」
LMS『・・・・』ブォォォォォォォン!

赤帽子「う、うおおおおおおおおおおおお」
GSTQ『クァアアアッ!』バキィッ!

赤帽子「あがッ!」ブシャアアアアアア

チッ

赤帽子「ぐうううう」ゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・・バタッ

那由多(自分の『スタンド』で自分を殴って避けた!)

赤帽子(『指先』は掠ってしまったが・・・なんとか直撃はさけられた・・・!)
 
 
 




ジュ・・・

赤帽子「!! 熱ぅッ!」

ベローン
赤帽子「! 私の・・・『皮膚』が・・・!」

那由多「『焼けただれ』たのね、それだけで済んでラッキーだったと考えるべきよ」

赤帽子(そんな、『指先』が少し掠っただけだぞッ!あの小娘の、あのスタンド!)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

赤帽子(あの『手』、とんでもない『熱』を持ってやがる!掴まれたら一瞬で終わりだッ!)

那由多「この『掌』・・・小さな『太陽』が埋まってるのよ。この『手』は『太陽熱』を纏っているの。」

赤帽子「・・・なるほど、危険すぎる能力だが・・・私の『攻撃』は終了した」
スタスタ・・・

那由多「・・・?どこへ行くの?」

赤帽子「離れて見てることにするよ。」

那由多「・・・!」グッ、グッ、

ガチーン

那由多「脚が・・・動かない!地面に『固定』されたように!」

赤帽子「君が自分の能力を説明してくれたので、私も説明させていただこう。」

赤帽子「『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』は触れたものに『粘性』を与えるチカラを持つ!」

赤帽子「ベタつかせるだけじゃないんだ、『粘性』はな。ガッチリくっ付いちまって動かないだろうその脚。」

那由多「動かないのは脚だけ。パンチができれば十分よ」

赤帽子「君のスタンドは近距離パワー型だな。ここまで離れれば攻撃は届きまい。」

那由多「それはお互いさまでしょう。どうする気なの?そっから石でも投げる?」

赤帽子「言っただろう、私は『見てるだけ』だ 何もしないよ」
 
 
 




・・・ビュッ!

ドスッ
那由多「い!?・・・つ、ぅっ・・・!」

ビーン
那由多(な・・・なに、これ?『矢』・・・?)

白髪女「右肩命中。次は右足。」

ビュッ!

ドスッ!
那由多「だあああああッ」

那由多(くそ・・・上にもう一人・・・仲間がいたのかッ!)

白髪女「ちょっと、大丈夫?」
赤帽子「ああ、掠り傷さ。問題ないよ」

白髪女「待ってて、今仕留めるわ」

ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!
那由多「くっ・・・『リトル・ミス・サンシャイン』ッ!」
LMS『ドラドラドラァ』バシッ、バシッ、バシッ!

ドスッ
那由多「ぐぅッ・・・!」

白髪女「なかなか素早いスタンド・・・でも一本叩き落とし損ねたわね。残念。」

シュン!
那由多「!? 『矢』が消えた!」

白髪女「教えとくけど・・・『矢』は刺さったらこっちに戻ってくるの。武器にすることはできないわよ?」

那由多「う・・・」ドクドク

白髪女「うふふ」
 
 
 




白髪女「『トリック・オン・トニック』・・・さあ、頭行くわよ」

那由多「・・・・」

ビュッ!

那由多「・・・ふー・・・」

白髪女(貰った・・・)

パシッ

白髪女「!? なにッ!掴んだ!?」

赤帽子「!!」

那由多「これも『スタンド』の一部なのね、折れないわ」グニャッ!

白髪女「くそッ!」
ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!

那由多「・・・」
LMS『ドラドラドラドラァ!』パシッ、パシッ、パシッ、パシッ

赤帽子(また掴んだ・・・!速い、あのスタンド)

那由多「『刺さったら』消えて戻る・・・らしいけど『掴まれたら』戻らないみたいね」ググッ

白髪女「いいから放せってッ!」
ビュッ

那由多「そして・・・」パシッ

白髪女「く・・・ッ!」

那由多「『6発』までしか撃てないんでしょう?その『矢』・・・私が掴んだら撃ってこないもんね」

赤帽子(『完封』だ・・・まさか・・・見破るなんて・・・!)

那由多「あんたは後回しよ 先にアイツからね」

赤帽子(やはり逃げ腰では倒せない!『リスク』を背負うことでしか・・・乗り越えることはできんッ!)
 
 
 




那由多「さあまずはこの脚をなんとかして・・・」くるっ

ズズズズズズズズズズズズ!

那由多「!」

GSTQ『クァアアアアアアアッ!』
赤帽子「行かしてもらうぞッ!」

白髪女「な・・・!?そんなムチャよ!」

赤帽子(幸運にもヤツの『両手』は塞がっている 数発叩き込んで『矢』を解放するくらい、難しくないハズだッ!)

GSTQ『クアアアアアアアッ!』バシュバシュバシュバシュ
LSM『ドラドラドラァ!』シュバ、シュバ、シュバ、シュバッ!

ドコォッ!
赤帽子「うぐっ、単純に手数勝負で勝てるとは思ってないさ!太ももだ、『GSTQ』ッ!」
GSTQ『クアッ!』バコッ!

那由多「・・・!うっ・・・」ヨロ・・・

赤帽子「よろめいたッ!『矢』の傷を狙うなんて、したくなかったが」
GSTQ『クアアアアッ!』バコバコバコバコッ!

那由多「が・・・ッ・・・」

パッ
ドサドサッ

赤帽子「『手』を開いたぞ!『矢』を落とした!」

白髪女「よくやったわッ!さあ後ろに下がって!」

赤帽子「いや、いけるッ!やつは無防備だッ!あと1発叩き込める!」

GSTQ『クアアアアアアアアッ!』ゴォォォォォ

那由多「こ・・・の・・・ッ!」すっ・・・

白髪女「まずい『右手』よ!触られるわッ!逃げてッ!」

赤帽子「『触られる』?違う、『触る』んだ。叩き込むのは私の『覚悟』だッ!」
 
 
 




LMS『ドラァッ!』ガシィッ!
那由多「掴んだ・・・!焼け落ちろ・・・ッ!」ボッ、ボッ、ボォォォッ!

赤帽子「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

白髪女「くそおおおおおおおッ!」
ビュッ!ビュッビュッビュッ!

ドスドスドスドス!クパアッ!
赤帽子「うぐぅあああああ」

那由多(体に燃え移る前に、『矢』で右腕を切り離した!)

赤帽子「ぐううううううッ・・・!」ビチャビチャビチャ

赤帽子「ぐっ・・・や、やったぞ・・・お前の『右手』・・・確かに触れた」
GSTQ『クアアアッ!』バッ

ベキィ!
那由多「うぐっ!」

ベターン
那由多(なっ・・・)

赤帽子「お前の『右手』に粘性を持たせた!絶対に離れない強烈なヤツをな!」

那由多(殴られた『右手』・・・壁にくっ付いて・・・!)

赤帽子「さァ『矢』をぶち込むんだ!片手では6本全部キャッチすることはできない!とどめを刺せッ!!」

那由多「・・・・・!」

白髪女「! う、うおおおおおおおおッ!」
ビュッ!ビュッ、ビュッ、ビュッ!
 
 
 




LMS『ドラッ!』パシッ

那由多(くっ、ダメだ・・・『1発』が限界・・・ッ!刺さる・・・)

ドスドスドス!

白髪女「やったッ!頭貫いたわねッ!?」

赤帽子「いや、『左腕』丸々使って防ぎきったぞ・・・」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

那由多「・・・・うっ・・・」ドクドクドク

パッ
ドサッ

白髪女「でもあの出血量じゃ『左腕』はもう使えない!次が最後だわッ!」

シュンシュンシュン!

赤帽子「『矢』が戻った!やれッ!」

白髪女「これで終わり・・・ !!」

白髪女「・・・な、なにコレ、一体・・・?」

赤帽子「何してる!撃てッ!」

白髪女(こ、この・・・『矢』にくっついてる『球体』は・・・ッ!)
 
 
 




那由多「『小型太陽』・・・」

赤帽子「!!なんだと!?」

那由多「あなたが『粘性』を付加させてくれたおかげで『矢』にくっ付けることができた・・・」
那由多「実はあの太陽、『太陽電池』なの。『取り外せる』のよ。右手からね。」

ボボボボボボボボボボボ
白髪女「う、うああああああッ そ、そんな・・・・ッ、いやッ!」

那由多「『太陽に灼かれる』・・・なかなかロマンティックな死に様じゃない?」

ボォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!
白髪女「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」

赤帽子「あっ、あああ・・・」

那由多「死体はおろか灰すら残らないわよ、火葬の手間が省けるわね」くるっ

赤帽子「!!」

ジュワァァァァッ!
那由多「・・・よし、これで動ける」

赤帽子(熱で壁と床を溶かした・・・)

那由多「仲間の病室を教えてくれる?それすれば楽に死なせてあげるけど」

赤帽子(俺の能力なんて最初から無意味だったということか・・・足元にも及んでいなかったと・・・)

那由多「・・・・」

赤帽子「・・・ふふっ、苦痛なんて少しも怖くないさ・・・」

那由多「・・・」

赤帽子「仲間は売らんよ・・・」

那由多(・・・わかってたよ)

ボッ!




第2話・前半 終了


使用させていただいたスタンド


No.181
【スタンド名】 リトル・ミス・サンシャイン
【本体】 虹村 那由多
【能力】 手で触れたものを太陽熱で焼き尽くす

No.137
【スタンド名】 God save the queen(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン)
【本体】 赤帽子
【能力】 スタンドまたは本体が触った物に粘性を持たせる

No.105
【スタンド名】 トリック・オン・トニック
【本体】 白髪女
【能力】 射程範囲内で自由に操作できる矢を飛ばす




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