◇傭兵
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。
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【規定】
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。
一つ、傭兵のサーヴァントはQPを対価としてマスター達に貸与される。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。
一つ、傭兵のサーヴァントは自身の願望に関する一切を与えられない。
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飲み干したカップがテーブルのソーサーに戻る。
胸元には警視のバッジ、ブラックのスーツを来た青年がチェアに座っていた。
青年の肌は浅黒く、髪は白髪に染まっていた。
胸元には警視のバッジ、ブラックのスーツを来た青年がチェアに座っていた。
青年の肌は浅黒く、髪は白髪に染まっていた。
「――世界を創造する『天の聖杯』。人の手に余る代物だと思うがね。」
目の前に座っているミザリィ。
笑みを浮かべて、凝視していた。
笑みを浮かべて、凝視していた。
「一人の運命を望みとし、一家の運命を望みとし、一国の運命を望みとしたとして……。
そのような一個人の理想を礎とした『理』では、世界を制するなど到底及ばないだろう。
もし、そこに理想が実現したとしても、周りに広がっているのは見放された世界だ。」
そのような一個人の理想を礎とした『理』では、世界を制するなど到底及ばないだろう。
もし、そこに理想が実現したとしても、周りに広がっているのは見放された世界だ。」
腕を組み、足を組む、青年。
「手の届かない世界の裏側というのは、苦しみも絶えない。
飢餓や紛争、貧困、差別……。あらゆる無秩序がその地に根付いていくだろう。
世界に見放された者達が辿る運命とは、常に不平等なものさ」
飢餓や紛争、貧困、差別……。あらゆる無秩序がその地に根付いていくだろう。
世界に見放された者達が辿る運命とは、常に不平等なものさ」
本棚の裏に佇むアビゲイル。
アビゲイルの顔は、俯いていた。
アビゲイルの顔は、俯いていた。
「私としても、これ以上の仕事は増えてほしくないものだ。
『理』に見放された世界の掃除など、御免被る。」
『理』に見放された世界の掃除など、御免被る。」
溜息を吐く、青年。
ミザリィは笑みを浮かべたまま、凝視を止めていなかった。
『貴方は、他人に期待しないの?
勝ち残ったマスター達が、世界の『理』を制し、不平等を覆す結末を。』
勝ち残ったマスター達が、世界の『理』を制し、不平等を覆す結末を。』
顎に手の甲を置くミザリィ。人を試すような眼差し。
古時計の振り子だけが、店内に響いている。
ミザリィの目をみつめる青年、しばらくして鼻で笑う。
「理想主義な君と違って、私は現実主義のつまらない男でね。
吐いて捨てるような甘い期待など、他者にかける気にはなれない。」
吐いて捨てるような甘い期待など、他者にかける気にはなれない。」
青年は、徐に席を立ち始める。
「さて、そろそろお暇させていただくよ。いくらだい?」
『そうね……今日は1000QPでいいわ』
「相も変わらず、適当な値段設定だな……。」
『そうね……今日は1000QPでいいわ』
「相も変わらず、適当な値段設定だな……。」
ミザリィは席を立つと、青年から目を離す。
青年はQPを置き、身は霊体になった。
マークライト街は、雪景色であった。
空は灰雲で覆われ、雪は降りしきる。
風は靡き、雪は舞う。無音の間に、風音は鳴る。
風は靡き、雪は舞う。無音の間に、風音は鳴る。
(――いいだろう、せいぜい無駄な足掻きをするとしよう。)
傭兵に与する、アーチャーのサーヴァント「エミヤ」。
彼は抑止に名を売り渡した、「無銘」の武人であった。
彼は抑止に名を売り渡した、「無銘」の武人であった。
【サーヴァント】
【クラス】
アーチャー
アーチャー
【真名】
エミヤ
エミヤ
【出典】
Fate/stay night
Fate/stay night
【性別】
男
男
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具?
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具?
【属性】
中立・中庸
中立・中庸
【クラス別能力】
対魔力:D
一工程による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
対魔力:D
一工程による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。ランクCならマスターを失っても一日間現界可能。
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。ランクCならマスターを失っても一日間現界可能。
【保有スキル】
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
千里眼:C+
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力。プラスは魔術による瞬間的な向上を含めたもの。
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力。プラスは魔術による瞬間的な向上を含めたもの。
魔術:C-
オーソドックスな魔術を習得。道具の本質を一時的に增幅する「強化」、物質の構造を把握し、一時的に複製する「投影」を得意とする。
オーソドックスな魔術を習得。道具の本質を一時的に增幅する「強化」、物質の構造を把握し、一時的に複製する「投影」を得意とする。
【宝具】
『無限の剣製』
ランク:E~A++ 種別:??? レンジ:??? 最大捕捉:???
大魔術『固有結界』の一つ。
結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、視認した武器や防具は、結界内の剣の一振りとしてストックされている。
通常に使用される投影品は、投影魔術を介して、外界に引き出したものである。
『無限の剣製』
ランク:E~A++ 種別:??? レンジ:??? 最大捕捉:???
大魔術『固有結界』の一つ。
結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、視認した武器や防具は、結界内の剣の一振りとしてストックされている。
通常に使用される投影品は、投影魔術を介して、外界に引き出したものである。
「複製品の能力は本物よりランクが一つ落ちる」、「神造兵装クラスになると原則投影出来ない」などの点がある。
【weapon】
「投影武器」
「投影武器」
【人物背景】
「死後の自分」を抑止力に売り渡した、名前のない守護者。
人類滅亡の回避として、原因である加害者と被害者の皆殺しを義務とする「掃除屋」である。
「死後の自分」を抑止力に売り渡した、名前のない守護者。
人類滅亡の回避として、原因である加害者と被害者の皆殺しを義務とする「掃除屋」である。
その正体は「正義の味方」になることを目指し、たどり着いた衛宮士郎。
かつては正義の味方という理想に絶望し、多くの者を殺めた贖罪として「過去の衛宮士郎を殺す」目的としていたことさえもあった。
今は対峙した記録がある第五次聖杯戦争の中で、「答え」を得たという。
かつては正義の味方という理想に絶望し、多くの者を殺めた贖罪として「過去の衛宮士郎を殺す」目的としていたことさえもあった。
今は対峙した記録がある第五次聖杯戦争の中で、「答え」を得たという。
人間の醜さに辟易したが故、皮肉屋かつ悲観的な現実主義者となっているが、根はお人好しで世話好きな人物。
【サーヴァントとしての願い】
願いはなし。サーヴァントの契約である以上、とりあえず役割に則る。
願いはなし。サーヴァントの契約である以上、とりあえず役割に則る。
【方針】
雇い主の命令にはとりあえず従うが、反対すれば、命令に背く。
魂食いの可能性があるかどうか(射殺対象かどうか)の内部調査も兼ねている。
雇い主の命令にはとりあえず従うが、反対すれば、命令に背く。
魂食いの可能性があるかどうか(射殺対象かどうか)の内部調査も兼ねている。
【ロール】
平時のロールは警察庁公安部。階級は警視。
平時のロールは警察庁公安部。階級は警視。
【把握媒体】
「Fate/stay night」の原作ゲーム・アニメ・マンガなど。
「Fate/stay night」の原作ゲーム・アニメ・マンガなど。