そういうのじゃないのよね ◆Vj6e1anjAc
この世界に住む不思議な生き物。
動物図鑑には載っていない、ポケットモンスター……縮めて、ポケモン。
そのポケモンと絆を深め、共に戦う者達を、人はポケモントレーナーと呼ぶ。
マサラタウンの少年・サトシは、世界一のポケモントレーナー――ポケモンマスターになることを目指して、日々、旅を続けていた。
動物図鑑には載っていない、ポケットモンスター……縮めて、ポケモン。
そのポケモンと絆を深め、共に戦う者達を、人はポケモントレーナーと呼ぶ。
マサラタウンの少年・サトシは、世界一のポケモントレーナー――ポケモンマスターになることを目指して、日々、旅を続けていた。
「――わあぁぁぁ~っ!?」
そのサトシ少年はというと、たった今窮地に立たされていた。
走る、走る、疾走する。
情けない悲鳴を上げながら、一目散に駆け抜ける。
私立アッシュフォード学園の、西洋建築の廊下を走る、サトシの姿がそこにはあった。
「ギャオォォォォォンッ!」
そして現状の原因を作ったのが、背後から迫り来るこの雄叫びだ。
ずしん、ずしんと足音が響く。
ゆらゆらと床が振動する。
曲がり角から姿を現し、猛然と迫りくる影がある。
サイドン――身長1.9メートル・体重120キログラムのドリルポケモン。
鉄骨を軋ませ走るのは、灰色の甲冑を纏った巨体。
鼻先にその名の通りのドリルを付けた、大型のいわタイプポケモンだ。
怪獣めいたその巨躯は、ガタイ通りの重戦車である。まともに突撃を食らってしまえば、人間などひとたまりもないだろう。
「くっそー、何でいきなりこんな目に遭うんだよ!?」
悪態をつきながら、サトシは走った。
「こんな危険な儀式なんて認めるもんか! 俺があいつを捕まえてやる!」――そんな宣言をした矢先に、あのサイドンが現れたのである。
支給品のチェックどころか、名簿を読んでいる暇すらなかった。
それどころか逃げる拍子に、名簿を落としてしまった気もする。
とにかく、こんなカッコ悪い有り様で、いきなりゲームオーバーなんてのは御免だ。
「こうなったらやるしかない!」
標的へ向き直り身構えると、左手にデイパックを掴む。
空いた右手で中を探り、1つのボールを取りだした。赤と白の装飾は、ポケモンを収納するモンスターボールだ。
「……まさか、またお前と一緒に戦えるなんてな……」
手にしたボールの感触は、見覚えのあるものだった。
このポケモンは知っている。シンオウ地方に渡った今でも、共に戦った記憶を覚えている。
一瞬、感慨に浸ったサトシの、ツリ目が穏やかに細められた。
「いけっ、モンスターボール!」
次の刹那、表情が変わる。
気持ちを戦士へと切り替え、モンスターボールを正面へ投擲。
カッ――と2つに割れた紅白球から、眩い閃光がほとばしった。
白熱の中より現れるのは、炎に燃える巨大な翼。
丸太のごとき尻尾がしなった。先端に煌めく篝火が揺れた。
長大な首が振り上げられ、青き双眸が眼光を放つ。
「頼んだぞ――リザードンッ!」
「ヴォオオオオォォォォォォッ!!」
開く翼が爆風を起こす。
轟く声が大気を揺らす。
短いながらも太い両足が、がっしりとアッシュフォードの床を掴んだ。
唸りと共にほとばしるのは、鉄をも溶かす灼熱の業火だ。
その名はリザードン。
身長1.7メートル、体重90.5キログラム。
こと戦闘に関しては、相棒・ピカチュウ以上の信頼を寄せる、サトシの最強の切り札。
蒼翼を広げる紅蓮の竜が、灼熱のプレッシャーを振りまき顕現した。
「今回はマジでピンチなんだ。かえんほうしゃはナシで頼むぜ!」
念のため釘をさしておいた。
かつての反抗期ぶりはどこへやら、今ではまともに友情を築いているリザードンだが、
どうにもこいつはかえんほうしゃを、挨拶か何かだと誤解しているようなフシがある。
こんな生きるか死ぬかの瀬戸際で、余計な怪我をするわけにはいかない。
故にそこだけはきっちりと、普段以上に念を押しておく。
肩越しにこちらを向くリザードンも、軽く頷いて了承した。
「よぅし、今回の相手はアイツだ! かえんほうしゃはアイツにぶつけてやれ!」
「ヴォオオオオッ!」
サトシの指先がサイドンを示す。
炎竜の顎が勢いよく開き、灼熱の炎が放たれる。
深夜の学校の暗黒を、一筋の赤熱が眩く照らした。
まさに必殺の熱量だ。
リザードンの炎は岩石をも焼き、山火事すら引き起こすと言われている。
いかに相手がサイドンと言えど、そう易々とは防げまい。
「ガアアァァァッ!」
その、はずだった。
「ヴゥゥッ!?」
瞬間、炎を掻き消し荒れるのは暴風。
重戦車の突撃が、熱を払い竜を突いたのだ。
かえんほうしゃを押しのけて、猛ダッシュで突っ込んできたサイドンの頭頂部が、リザードンの腹部に直撃する。
重さ90キロにも及ぶ体躯が、ぐいぐいと押し出されていった。
「リザードンッ!」
「グゥ、オオオッ!」
それでも、たかが一撃で倒れるほど、やわな鍛え方はしていない。
むしろこの程度で終わるのならば、サトシと別れた意味ない。
苦悶の表情をきっと引き締め、両足を踏ん張らせ、減速。
そのままちきゅうなげの要領で、後方へとサイドンを投げ飛ばす。
相手の勢いを利用した体さばきは、さながら柔道技のようだ。
リザフィックバレーでの修業の日々は、暴れん坊を更なる高みへと導いていた。
「ガウッ!」
ずぅん、と音を立てて激突。
廊下の向こうまで投げ飛ばされ、壁に背中から突っ込んだサイドン。
「グゥゥゥゥ……!」
さりとてその頑丈な巨体は、その程度ではびくともしないらしい。
パラパラと身に積もる破片を払い、瓦礫の山から難なく立ち上がる。
がん、がんと灰色の両腕を、威嚇するようにして打ち合わせた。
「相性が悪いからって、リザードンの炎がまるで通じてないなんて……こいつ、とんでもなく強いぞ……!」
伊達にカントー地方を踏破してはいない。
相手が生半可なポケモンならば、たとえこうかがいまひとつであっても、ある程度のダメージを与えられる自身はあった。
さりとてこのサイドンは、あのリザードンの炎を受けて、傷一つ負っていないのだ。
互いのレベルは同格か、あるいはこちらのリザードンを凌ぐか。
生半可な鍛え方ではない。こいつを育てたトレーナーは相当な手練れだ。
最強に対峙する最強――久しく感じたことのないタイプの、独特なプレッシャーがサトシを襲った。
「ヴォ」
先を促すようにリザードンが唸る。
次はどうする。俺はどう動けばいい。そう言わんばかりに視線を送る。
互いのレベルが拮抗しているなら、勝負を分けるのはタイプの相性だ。
それを覆すには、どのようにリザードンを立ち回らせれば――
「――ボサッとしてるんじゃないわよ! ほら、さっさと反撃しなさい!」
思考に割って入ったのは、聞き覚えのない女の声だった。
サトシがリザードンを動かす前に、相手のサイドンの方が先に動いた。
「ガァァァァァッ!」
絶叫。
そして急接近。
どすんどすんと足場を揺らして、サイドンが猛スピードで突っ込んでくる。
地鳴りの中に混ざるのは、ちゅぃぃぃん、と響く回転音。
あれは必殺つのドリル――まともに直撃を食らってしまえば、一撃必殺もあり得る凶悪な技だ。
あれを食らうのはまずい。
「っ……かわせ、リザードン! 続けてほのおのうずだ!」
判断してからの行動は素早かった。
即座に指示を出すサトシ。リザードンもまたそれに素早く従い、翼をはばたかせ上昇する。
炎竜の突風と怪獣の烈風――同時に巻き起こる風圧が、ばたばたと前髪を暴れさせた。
「ヴォオオオッ!」
渾身の突撃が空振りに終わり、無防備になったサイドンを襲ったのは、またしてもリザードンの炎熱だ。
口から放たれた炎の線が、着弾と同時に螺旋を描く。
あっという間に灰色の巨体は、赤熱の筒に飲み込まれてしまった。
ほのおのうずの性質は、かえんほうしゃのそれとは異なる。
細い炎を竜巻状に巻かせ、敵を閉じ込め身動きを封じるのが、このほのおのうずの持ち味だ。
「もうっ、火は効かないんでしょ!? だったらそんなの消しちゃいなさい!」
「グォオオオオンッ!」
またしても響いたその声は、このサイドンを支給されたトレーナーのものか。
若い女のヒステリックな声は、なかなかその主を現さない。
その女の曖昧な指示に応え、灰色の怪獣が唸りを上げた。
瞬間、足場が勢いよく揺れる。
がたがたと窓枠が音を立て、教室では物が倒れる音が鳴った。
じめんタイプの大技・じしんだ。
戦場全体の足場を揺らすこの技は、床から巻き上がるほのおのうずを、あっという間に霧散させた。
砕けた渦は火花をなし、サイドンの巨体を照らし出す。
「まだまだっ! リザードン、はがねのつばさ!」
しかし、ほのおのうずが破られるのは先刻承知だ。
これは本命を叩き込むための、足止めと牽制の技に過ぎない。
「ヴォオオオオオオーッ!」
きぃぃぃん、と音を立て、急降下。
風切り音を伴う竜が、天井から猛スピードで殺到する。
その翼は蒼ではなく、銀。
白銀色の鋭い光が、リザードンの巨大な翼を覆っていた。
はがねのつばさは剣の一閃。
推進装置を凶器へと変え、一直線に叩き下ろす。
「ギャアァァァァッ!」
がんっ――と轟く音と共に。
悲鳴のようなサイドンの声が、アッシュフォードの廊下に響いた。
これまであらゆる攻撃を、ノーダメージで防いできた巨体が、うってかわってもだえ苦しむ。
原因はやはりタイプの相性だ。
リザードンの攻撃・はがねのつばさは、その名の通りはがねタイプ。
岩より硬い鋼の一撃は、より脆い岩をことごとく砕く。
いわタイプのポケモンにとって、はがねタイプの攻撃は、まさにこうかばつぐんなのだ。
「よぉし! リザードン、もう一度はがねのつばさだ!」
「ヴォオオッ!」
命令を受けた炎竜が、翼をはばたかせ距離を取る。
目一杯加速をつけた一撃を、再び叩き込むためだ。
ようやく見つけた攻略の糸口――そこにはタイプ差のみならず、互いの戦闘スタイルの差も織り込まれている。
重量とパワーに物を言わせた、サイドンの突撃戦法は確かに脅威だ。
しかしその体格差と、飛行能力の2点によって、リザードンはサイドンよりも、遥かに高い機動力を有していた。
当たらなければどうということはないということだ。
スピードで大いに勝るリザードンは、ヒット・アンド・アウェイの高速機動で、サイドンを翻弄することができるのだ。
「いけぇ、リザードンッ!」
蝶のように舞い、蜂のように刺す。
敵の攻撃をかわし続け、一方的に攻撃し続ければ、確実に勝利することができる。
一気呵成に攻め立てるべく、サトシはリザードンを突撃させた。
「ギャオオオオォォォォッ!!」
その、瞬間だった。
「!? しまった! よけろ、リザードンッ!」
突如サイドンを中心に、石の津波が巻き起こったのだ。
巨大な質量と重量が、轟然と唸りを上げて襲いかかる。
じしんで砕かれた床の破片が、壁となって立ちはだかる。
いわタイプの技・いわなだれだ。ひこうタイプを持つリザードンにとって、食らえば一大事になりうる。
「ヴォオオオオッ!?」
しかし、加速のついた竜の軌道は、そう簡単には曲げられない。
結果リザードンはいわなだれに、真っ向から突っ込む羽目になった。
「リ、リザードン!」
不安げな響きを宿したサトシの声を、岩の濁流が塗り潰す。
「いいわよサイドン! そのまま一気にやっちゃいなさい!」
謎のトレーナーの指示を受け、灰の両足でスタートダッシュ。
いわなだれを食らったリザードンの懐へ、サイドンが一直線に飛び込んでいく。
一撃、一撃、そして一撃。
鼻先から伸びた螺旋の角を、乱れ飛ぶように浴びせていく。
まさにみだれづきというわけだ。
「グォォォォ……!」
一気に体力を削られた竜は、弱々しい悲鳴と共に地に伏した。
ずん、と軽い振動を伴い、うつぶせの姿勢で床に倒れる。
いわなだれの強烈なダメージには、相手をひるませる効果がある。今のリザードンは、身動きを取ることすら困難なはずだ。
「よしっ、よしよし! さぁとどめよ! 一番強いのでやっちゃいなさい!」
ずしん、ずしんと音を立て、サイドンがじわじわとにじり寄る。
ちゅぃぃぃん、と凶悪な回転音が、サトシの鼓膜を揺さぶり続ける。
このままじゃ駄目だ。早く何とかしなければ、確実にあのつのドリルを食らってしまう。
ならば、どうする。どうすればいい。どうやってこの状況を打開する。
焦りが頬に汗を垂らした。
喉も唇もカラカラだ。
床に倒れ伏したリザードンと、そこに歩み寄るサイドンを、交互に余裕なく見回し続ける。
こんなところで死にたくない。
これ以上リザードンを傷つけたくない。
そのためにはどんな手を打つべきか。
この万事休すの戦況を、一挙に逆転できる必勝の策は――
(……床?)
その時、不意に。
はっ、と目を見開くサトシの脳裏を、電撃的なひらめきが駆け抜けた。
先ほどじしんを放ったおかげで、今サイドンが歩いているあたりは、床に亀裂が入っている。
それはその時生じた瓦礫が、いわなだれに混ざっていたことからも窺えるだろう。
ひび割れた床。
そこから欠けた瓦礫。
つまり今、その足場は――
「――リザードンッ! サイドンの足元にはがねのつばさだ!」
無我夢中で指示を叫んだ。一分一秒が惜しかった。
正直苦しい命令だということは分かっている。意味が分からないと言われても仕方がない。
だが、今は自分を信じてほしい。
疑問も懸念も後回しにして、今この瞬間に動いてほしい。
頼む、リザードン。
これが最後の賭けなのだ。
「ヴォウッ!」
かっ、と見開くは青き瞳。
ぐい、と突き出すは橙の両腕。
ほとんど条件反射だった。声なきサトシの祈りに応え、竜は即座に行動を起こした。
腕立ての姿勢で身体を浮かせ、再度翼を輝かせる。
銀に煌めく破壊の翼を、足元目掛けて叩きつける。
結果、命中。
渾身の力を込めたはがねのつばさは、見事サイドンの足元を叩いた。
「っはははは! なぁにそれ? そんな馬鹿みたいなこと……」
やはり、そうか。
未だ顔を見せない相手トレーナーは、この行動の意味を理解できていない。
ポケモンの強さとトレーナーの腕前が、全く釣り合っていないのだ。
これまでの戦いの様子から、何となく予測できた通りに、こちらの目論見に気付かずにいてくれた。
「グォォォッ!?」
その油断と愚かさこそが、こちらの付け入る最大の隙だ。
刹那――サイドンの足元が沈んだ。
轟々と音を立てながら、足を支える床が崩壊したのだ。
「え、えええっ!?」
戸惑いも露わな、相手トレーナーの声が上がった。だが、それも今となってはもう遅い。
細かなヒビはその幅を増し、大きな亀裂は穴へと変わる。
じしんによって脆くなった足場が、最後のとどめをその身に食らい、一挙に叩き崩される。
さながら蟻地獄のほうだ。
じわじわと口を開けていく大穴に、サイドンがずぶずぶと飲みこまれていく。
「リザードン! 外に向かって飛んでくれ!」
橙色の背に跨り、窓の方を指さし、言った。
このまま穴へと飛び込んで、はがねのつばさで追撃をかけてもいいだろう。
しかし、敵の頑丈さを考えれば、まともに食らってくれるのはよくて一発。
また反撃にいわなだれを放たれれば、今度こそリザードンは戦闘不能となってしまう。
故に、ここはもうひと押しが必要だ。
更なる連撃を叩き込むために。
着実に勝利をものにする、最強のコンボを叩き込むために。
そのサトシ少年はというと、たった今窮地に立たされていた。
走る、走る、疾走する。
情けない悲鳴を上げながら、一目散に駆け抜ける。
私立アッシュフォード学園の、西洋建築の廊下を走る、サトシの姿がそこにはあった。
「ギャオォォォォォンッ!」
そして現状の原因を作ったのが、背後から迫り来るこの雄叫びだ。
ずしん、ずしんと足音が響く。
ゆらゆらと床が振動する。
曲がり角から姿を現し、猛然と迫りくる影がある。
サイドン――身長1.9メートル・体重120キログラムのドリルポケモン。
鉄骨を軋ませ走るのは、灰色の甲冑を纏った巨体。
鼻先にその名の通りのドリルを付けた、大型のいわタイプポケモンだ。
怪獣めいたその巨躯は、ガタイ通りの重戦車である。まともに突撃を食らってしまえば、人間などひとたまりもないだろう。
「くっそー、何でいきなりこんな目に遭うんだよ!?」
悪態をつきながら、サトシは走った。
「こんな危険な儀式なんて認めるもんか! 俺があいつを捕まえてやる!」――そんな宣言をした矢先に、あのサイドンが現れたのである。
支給品のチェックどころか、名簿を読んでいる暇すらなかった。
それどころか逃げる拍子に、名簿を落としてしまった気もする。
とにかく、こんなカッコ悪い有り様で、いきなりゲームオーバーなんてのは御免だ。
「こうなったらやるしかない!」
標的へ向き直り身構えると、左手にデイパックを掴む。
空いた右手で中を探り、1つのボールを取りだした。赤と白の装飾は、ポケモンを収納するモンスターボールだ。
「……まさか、またお前と一緒に戦えるなんてな……」
手にしたボールの感触は、見覚えのあるものだった。
このポケモンは知っている。シンオウ地方に渡った今でも、共に戦った記憶を覚えている。
一瞬、感慨に浸ったサトシの、ツリ目が穏やかに細められた。
「いけっ、モンスターボール!」
次の刹那、表情が変わる。
気持ちを戦士へと切り替え、モンスターボールを正面へ投擲。
カッ――と2つに割れた紅白球から、眩い閃光がほとばしった。
白熱の中より現れるのは、炎に燃える巨大な翼。
丸太のごとき尻尾がしなった。先端に煌めく篝火が揺れた。
長大な首が振り上げられ、青き双眸が眼光を放つ。
「頼んだぞ――リザードンッ!」
「ヴォオオオオォォォォォォッ!!」
開く翼が爆風を起こす。
轟く声が大気を揺らす。
短いながらも太い両足が、がっしりとアッシュフォードの床を掴んだ。
唸りと共にほとばしるのは、鉄をも溶かす灼熱の業火だ。
その名はリザードン。
身長1.7メートル、体重90.5キログラム。
こと戦闘に関しては、相棒・ピカチュウ以上の信頼を寄せる、サトシの最強の切り札。
蒼翼を広げる紅蓮の竜が、灼熱のプレッシャーを振りまき顕現した。
「今回はマジでピンチなんだ。かえんほうしゃはナシで頼むぜ!」
念のため釘をさしておいた。
かつての反抗期ぶりはどこへやら、今ではまともに友情を築いているリザードンだが、
どうにもこいつはかえんほうしゃを、挨拶か何かだと誤解しているようなフシがある。
こんな生きるか死ぬかの瀬戸際で、余計な怪我をするわけにはいかない。
故にそこだけはきっちりと、普段以上に念を押しておく。
肩越しにこちらを向くリザードンも、軽く頷いて了承した。
「よぅし、今回の相手はアイツだ! かえんほうしゃはアイツにぶつけてやれ!」
「ヴォオオオオッ!」
サトシの指先がサイドンを示す。
炎竜の顎が勢いよく開き、灼熱の炎が放たれる。
深夜の学校の暗黒を、一筋の赤熱が眩く照らした。
まさに必殺の熱量だ。
リザードンの炎は岩石をも焼き、山火事すら引き起こすと言われている。
いかに相手がサイドンと言えど、そう易々とは防げまい。
「ガアアァァァッ!」
その、はずだった。
「ヴゥゥッ!?」
瞬間、炎を掻き消し荒れるのは暴風。
重戦車の突撃が、熱を払い竜を突いたのだ。
かえんほうしゃを押しのけて、猛ダッシュで突っ込んできたサイドンの頭頂部が、リザードンの腹部に直撃する。
重さ90キロにも及ぶ体躯が、ぐいぐいと押し出されていった。
「リザードンッ!」
「グゥ、オオオッ!」
それでも、たかが一撃で倒れるほど、やわな鍛え方はしていない。
むしろこの程度で終わるのならば、サトシと別れた意味ない。
苦悶の表情をきっと引き締め、両足を踏ん張らせ、減速。
そのままちきゅうなげの要領で、後方へとサイドンを投げ飛ばす。
相手の勢いを利用した体さばきは、さながら柔道技のようだ。
リザフィックバレーでの修業の日々は、暴れん坊を更なる高みへと導いていた。
「ガウッ!」
ずぅん、と音を立てて激突。
廊下の向こうまで投げ飛ばされ、壁に背中から突っ込んだサイドン。
「グゥゥゥゥ……!」
さりとてその頑丈な巨体は、その程度ではびくともしないらしい。
パラパラと身に積もる破片を払い、瓦礫の山から難なく立ち上がる。
がん、がんと灰色の両腕を、威嚇するようにして打ち合わせた。
「相性が悪いからって、リザードンの炎がまるで通じてないなんて……こいつ、とんでもなく強いぞ……!」
伊達にカントー地方を踏破してはいない。
相手が生半可なポケモンならば、たとえこうかがいまひとつであっても、ある程度のダメージを与えられる自身はあった。
さりとてこのサイドンは、あのリザードンの炎を受けて、傷一つ負っていないのだ。
互いのレベルは同格か、あるいはこちらのリザードンを凌ぐか。
生半可な鍛え方ではない。こいつを育てたトレーナーは相当な手練れだ。
最強に対峙する最強――久しく感じたことのないタイプの、独特なプレッシャーがサトシを襲った。
「ヴォ」
先を促すようにリザードンが唸る。
次はどうする。俺はどう動けばいい。そう言わんばかりに視線を送る。
互いのレベルが拮抗しているなら、勝負を分けるのはタイプの相性だ。
それを覆すには、どのようにリザードンを立ち回らせれば――
「――ボサッとしてるんじゃないわよ! ほら、さっさと反撃しなさい!」
思考に割って入ったのは、聞き覚えのない女の声だった。
サトシがリザードンを動かす前に、相手のサイドンの方が先に動いた。
「ガァァァァァッ!」
絶叫。
そして急接近。
どすんどすんと足場を揺らして、サイドンが猛スピードで突っ込んでくる。
地鳴りの中に混ざるのは、ちゅぃぃぃん、と響く回転音。
あれは必殺つのドリル――まともに直撃を食らってしまえば、一撃必殺もあり得る凶悪な技だ。
あれを食らうのはまずい。
「っ……かわせ、リザードン! 続けてほのおのうずだ!」
判断してからの行動は素早かった。
即座に指示を出すサトシ。リザードンもまたそれに素早く従い、翼をはばたかせ上昇する。
炎竜の突風と怪獣の烈風――同時に巻き起こる風圧が、ばたばたと前髪を暴れさせた。
「ヴォオオオッ!」
渾身の突撃が空振りに終わり、無防備になったサイドンを襲ったのは、またしてもリザードンの炎熱だ。
口から放たれた炎の線が、着弾と同時に螺旋を描く。
あっという間に灰色の巨体は、赤熱の筒に飲み込まれてしまった。
ほのおのうずの性質は、かえんほうしゃのそれとは異なる。
細い炎を竜巻状に巻かせ、敵を閉じ込め身動きを封じるのが、このほのおのうずの持ち味だ。
「もうっ、火は効かないんでしょ!? だったらそんなの消しちゃいなさい!」
「グォオオオオンッ!」
またしても響いたその声は、このサイドンを支給されたトレーナーのものか。
若い女のヒステリックな声は、なかなかその主を現さない。
その女の曖昧な指示に応え、灰色の怪獣が唸りを上げた。
瞬間、足場が勢いよく揺れる。
がたがたと窓枠が音を立て、教室では物が倒れる音が鳴った。
じめんタイプの大技・じしんだ。
戦場全体の足場を揺らすこの技は、床から巻き上がるほのおのうずを、あっという間に霧散させた。
砕けた渦は火花をなし、サイドンの巨体を照らし出す。
「まだまだっ! リザードン、はがねのつばさ!」
しかし、ほのおのうずが破られるのは先刻承知だ。
これは本命を叩き込むための、足止めと牽制の技に過ぎない。
「ヴォオオオオオオーッ!」
きぃぃぃん、と音を立て、急降下。
風切り音を伴う竜が、天井から猛スピードで殺到する。
その翼は蒼ではなく、銀。
白銀色の鋭い光が、リザードンの巨大な翼を覆っていた。
はがねのつばさは剣の一閃。
推進装置を凶器へと変え、一直線に叩き下ろす。
「ギャアァァァァッ!」
がんっ――と轟く音と共に。
悲鳴のようなサイドンの声が、アッシュフォードの廊下に響いた。
これまであらゆる攻撃を、ノーダメージで防いできた巨体が、うってかわってもだえ苦しむ。
原因はやはりタイプの相性だ。
リザードンの攻撃・はがねのつばさは、その名の通りはがねタイプ。
岩より硬い鋼の一撃は、より脆い岩をことごとく砕く。
いわタイプのポケモンにとって、はがねタイプの攻撃は、まさにこうかばつぐんなのだ。
「よぉし! リザードン、もう一度はがねのつばさだ!」
「ヴォオオッ!」
命令を受けた炎竜が、翼をはばたかせ距離を取る。
目一杯加速をつけた一撃を、再び叩き込むためだ。
ようやく見つけた攻略の糸口――そこにはタイプ差のみならず、互いの戦闘スタイルの差も織り込まれている。
重量とパワーに物を言わせた、サイドンの突撃戦法は確かに脅威だ。
しかしその体格差と、飛行能力の2点によって、リザードンはサイドンよりも、遥かに高い機動力を有していた。
当たらなければどうということはないということだ。
スピードで大いに勝るリザードンは、ヒット・アンド・アウェイの高速機動で、サイドンを翻弄することができるのだ。
「いけぇ、リザードンッ!」
蝶のように舞い、蜂のように刺す。
敵の攻撃をかわし続け、一方的に攻撃し続ければ、確実に勝利することができる。
一気呵成に攻め立てるべく、サトシはリザードンを突撃させた。
「ギャオオオオォォォォッ!!」
その、瞬間だった。
「!? しまった! よけろ、リザードンッ!」
突如サイドンを中心に、石の津波が巻き起こったのだ。
巨大な質量と重量が、轟然と唸りを上げて襲いかかる。
じしんで砕かれた床の破片が、壁となって立ちはだかる。
いわタイプの技・いわなだれだ。ひこうタイプを持つリザードンにとって、食らえば一大事になりうる。
「ヴォオオオオッ!?」
しかし、加速のついた竜の軌道は、そう簡単には曲げられない。
結果リザードンはいわなだれに、真っ向から突っ込む羽目になった。
「リ、リザードン!」
不安げな響きを宿したサトシの声を、岩の濁流が塗り潰す。
「いいわよサイドン! そのまま一気にやっちゃいなさい!」
謎のトレーナーの指示を受け、灰の両足でスタートダッシュ。
いわなだれを食らったリザードンの懐へ、サイドンが一直線に飛び込んでいく。
一撃、一撃、そして一撃。
鼻先から伸びた螺旋の角を、乱れ飛ぶように浴びせていく。
まさにみだれづきというわけだ。
「グォォォォ……!」
一気に体力を削られた竜は、弱々しい悲鳴と共に地に伏した。
ずん、と軽い振動を伴い、うつぶせの姿勢で床に倒れる。
いわなだれの強烈なダメージには、相手をひるませる効果がある。今のリザードンは、身動きを取ることすら困難なはずだ。
「よしっ、よしよし! さぁとどめよ! 一番強いのでやっちゃいなさい!」
ずしん、ずしんと音を立て、サイドンがじわじわとにじり寄る。
ちゅぃぃぃん、と凶悪な回転音が、サトシの鼓膜を揺さぶり続ける。
このままじゃ駄目だ。早く何とかしなければ、確実にあのつのドリルを食らってしまう。
ならば、どうする。どうすればいい。どうやってこの状況を打開する。
焦りが頬に汗を垂らした。
喉も唇もカラカラだ。
床に倒れ伏したリザードンと、そこに歩み寄るサイドンを、交互に余裕なく見回し続ける。
こんなところで死にたくない。
これ以上リザードンを傷つけたくない。
そのためにはどんな手を打つべきか。
この万事休すの戦況を、一挙に逆転できる必勝の策は――
(……床?)
その時、不意に。
はっ、と目を見開くサトシの脳裏を、電撃的なひらめきが駆け抜けた。
先ほどじしんを放ったおかげで、今サイドンが歩いているあたりは、床に亀裂が入っている。
それはその時生じた瓦礫が、いわなだれに混ざっていたことからも窺えるだろう。
ひび割れた床。
そこから欠けた瓦礫。
つまり今、その足場は――
「――リザードンッ! サイドンの足元にはがねのつばさだ!」
無我夢中で指示を叫んだ。一分一秒が惜しかった。
正直苦しい命令だということは分かっている。意味が分からないと言われても仕方がない。
だが、今は自分を信じてほしい。
疑問も懸念も後回しにして、今この瞬間に動いてほしい。
頼む、リザードン。
これが最後の賭けなのだ。
「ヴォウッ!」
かっ、と見開くは青き瞳。
ぐい、と突き出すは橙の両腕。
ほとんど条件反射だった。声なきサトシの祈りに応え、竜は即座に行動を起こした。
腕立ての姿勢で身体を浮かせ、再度翼を輝かせる。
銀に煌めく破壊の翼を、足元目掛けて叩きつける。
結果、命中。
渾身の力を込めたはがねのつばさは、見事サイドンの足元を叩いた。
「っはははは! なぁにそれ? そんな馬鹿みたいなこと……」
やはり、そうか。
未だ顔を見せない相手トレーナーは、この行動の意味を理解できていない。
ポケモンの強さとトレーナーの腕前が、全く釣り合っていないのだ。
これまでの戦いの様子から、何となく予測できた通りに、こちらの目論見に気付かずにいてくれた。
「グォォォッ!?」
その油断と愚かさこそが、こちらの付け入る最大の隙だ。
刹那――サイドンの足元が沈んだ。
轟々と音を立てながら、足を支える床が崩壊したのだ。
「え、えええっ!?」
戸惑いも露わな、相手トレーナーの声が上がった。だが、それも今となってはもう遅い。
細かなヒビはその幅を増し、大きな亀裂は穴へと変わる。
じしんによって脆くなった足場が、最後のとどめをその身に食らい、一挙に叩き崩される。
さながら蟻地獄のほうだ。
じわじわと口を開けていく大穴に、サイドンがずぶずぶと飲みこまれていく。
「リザードン! 外に向かって飛んでくれ!」
橙色の背に跨り、窓の方を指さし、言った。
このまま穴へと飛び込んで、はがねのつばさで追撃をかけてもいいだろう。
しかし、敵の頑丈さを考えれば、まともに食らってくれるのはよくて一発。
また反撃にいわなだれを放たれれば、今度こそリザードンは戦闘不能となってしまう。
故に、ここはもうひと押しが必要だ。
更なる連撃を叩き込むために。
着実に勝利をものにする、最強のコンボを叩き込むために。
◆
「な、何よ!? 一体何がどうなってるのよ!?」
サイドンを操るトレーナー――弥海砂は混乱していた。
相手が攻撃を空振らせたかと思ったら、突然足場が崩壊し、サイドンが下の階へ落ちてしまったのだ。
これは一体どういうことだ。誰も答えるはずもない問いを、狼狽と共に連発する。
「リザードン! 外に向かって飛んでくれ!」
殺そうとした少年が、あの竜の背中に跨ったのは、ちょうどこの瞬間だった。
「ああっ、ちょっと待ちなさいよ!」
待てと言われて待つ者はいない。
すぐさまリザードンは離陸を開始し、程なくして廊下の奥へと到達。
ばりん、と破砕音が鳴った。
サイドンがへこませた壁の上の、大窓をかち割り外へと飛び出た。
奴め、このまま逃げるつもりか。
「アイツらが外に逃げたわ! さっさと追いかけなさい!」
そうは問屋が卸すものか。
床の大穴へと駆け寄り、窓の方向を指さして、言った。
「ガウッ!」
頷くと同時に、突進。
眼下のサイドンが指示を受け取り、その方向目掛けて猛ダッシュ。
このポケモンとやらは頑丈だ。そのまま地上2階の高さから飛び降りても、さして問題にはならないだろう。
この時はまだそう思っていた。故に海砂はその突撃を、咎めることなく見送った。
ばきばき、と鉄骨が軋む。
めりめり、とコンクリートが崩れる。
体当たりで壁を突き破り、漆黒の夜空へと躍り出る。
その、瞬間だ。
「――ちきゅうなげだ! 頭っから叩き落としてやれっ!」
逃げ出したはずの少年の声が、壁の向こうから響いてきたのは。
サイドンを操るトレーナー――弥海砂は混乱していた。
相手が攻撃を空振らせたかと思ったら、突然足場が崩壊し、サイドンが下の階へ落ちてしまったのだ。
これは一体どういうことだ。誰も答えるはずもない問いを、狼狽と共に連発する。
「リザードン! 外に向かって飛んでくれ!」
殺そうとした少年が、あの竜の背中に跨ったのは、ちょうどこの瞬間だった。
「ああっ、ちょっと待ちなさいよ!」
待てと言われて待つ者はいない。
すぐさまリザードンは離陸を開始し、程なくして廊下の奥へと到達。
ばりん、と破砕音が鳴った。
サイドンがへこませた壁の上の、大窓をかち割り外へと飛び出た。
奴め、このまま逃げるつもりか。
「アイツらが外に逃げたわ! さっさと追いかけなさい!」
そうは問屋が卸すものか。
床の大穴へと駆け寄り、窓の方向を指さして、言った。
「ガウッ!」
頷くと同時に、突進。
眼下のサイドンが指示を受け取り、その方向目掛けて猛ダッシュ。
このポケモンとやらは頑丈だ。そのまま地上2階の高さから飛び降りても、さして問題にはならないだろう。
この時はまだそう思っていた。故に海砂はその突撃を、咎めることなく見送った。
ばきばき、と鉄骨が軋む。
めりめり、とコンクリートが崩れる。
体当たりで壁を突き破り、漆黒の夜空へと躍り出る。
その、瞬間だ。
「――ちきゅうなげだ! 頭っから叩き落としてやれっ!」
逃げ出したはずの少年の声が、壁の向こうから響いてきたのは。
◆
俺はあくまでポケモンだ。
人間のように頭はよくないし、戦術も戦略も何もかも、難しいことはよく分からない。
だから人間の指示通りに動いたって、何がどうなるかなんて予測もできない。
人間のように頭はよくないし、戦術も戦略も何もかも、難しいことはよく分からない。
だから人間の指示通りに動いたって、何がどうなるかなんて予測もできない。
それでも、俺はこいつを信じている。
考えることはこいつの仕事だ。俺に戦う力があれば、こいつはそれを活かす最高の策を、必ず俺に与えてくれる。
だから、疑うことなんてしない。
俺に理解できないからって、それは立ち止まる理由にはならない。
それがこいつの仕事なら、戦うことは俺の仕事だ。
こいつの策を実行し、こいつに勝利をくれてやる。
いいや、こいつだけの勝利じゃない。俺達2人で掴む勝利だ。
お前が俺を信じるのなら、俺もお前を信じてやるさ。
だから、俺は立ち止まらない。どんな無茶な指示だろうと、必ず実践してみせる。
考えることはこいつの仕事だ。俺に戦う力があれば、こいつはそれを活かす最高の策を、必ず俺に与えてくれる。
だから、疑うことなんてしない。
俺に理解できないからって、それは立ち止まる理由にはならない。
それがこいつの仕事なら、戦うことは俺の仕事だ。
こいつの策を実行し、こいつに勝利をくれてやる。
いいや、こいつだけの勝利じゃない。俺達2人で掴む勝利だ。
お前が俺を信じるのなら、俺もお前を信じてやるさ。
だから、俺は立ち止まらない。どんな無茶な指示だろうと、必ず実践してみせる。
「ちきゅうなげだ! 頭っから叩き落としてやれ!」
へぇ、なるほどそういうことか。
そういうことなら話は早い。一発お見舞いしてやろうじゃないか。
そのかわり、お前もしっかり掴まってろよ。
この程度の飛行で振り落とされたら、今度こそかえんほうしゃを食らわせてやるからな。
そういうことなら話は早い。一発お見舞いしてやろうじゃないか。
そのかわり、お前もしっかり掴まってろよ。
この程度の飛行で振り落とされたら、今度こそかえんほうしゃを食らわせてやるからな。
「ガウッ!?」
悪いな、サイドン……別にお前に恨みがあるわけじゃねえ。
だが、こいつは俺のトレーナーの頼みだ。文句はこいつに言ってくれ。
とにかくそういうわけだから、ここは遠慮なくいかせてもらう。
お前とはなかなか楽しかったからな。だから、せめてものお礼として、最後にフルパワーの一撃を見せてやるよ。
だが、こいつは俺のトレーナーの頼みだ。文句はこいつに言ってくれ。
とにかくそういうわけだから、ここは遠慮なくいかせてもらう。
お前とはなかなか楽しかったからな。だから、せめてものお礼として、最後にフルパワーの一撃を見せてやるよ。
さぁ――いくぜっ!
「ヴォオオオオオオオォォォォ―――ッ!!!」
◆
重さ120キロというサイドンの体格は、それ自体が強力な矛であり、同時に堅牢な盾でもある。
押し倒そうにも投げ飛ばそうにも、それだけの重量を持った相手の姿勢を、正攻法で崩すのは困難だ。
ならば、その攻略法は3つに1つ。
合気道や柔道のように、相手の勢いに乗りかかって倒すか。
足場や足そのものに攻撃を仕掛け、重量を支えるのを困難にするか。
あるいは足場のない空間に追い込み、無抵抗な状態から投げ落とすか。
「ヴォオオオオオオオォォォォ―――ッ!!!」
最後にリザードンが取ったのは、それらのうち3番目の戦法だった。
雄叫びと共に翼がはばたく。
逃げ出したはずの炎竜が、突如死角から姿を現す。
リザードンは逃げたのではない。
サイドンの視界から己を外し、海砂が視線を逸らした隙に、アッシュフォード学園の外壁に張りついていたのだ。
「ガウッ!?」
サイホーンよりはマシとはいえど、物忘れが酷いと言われるサイドンは、あまり頭のいいポケモンではない。
その上これまでの適当な指示を見るに、彼を使うトレーナーは素人だ。
具体的な内容を持たない、漠然とした命令を与えられるサイドンは、力任せに建物から飛び降りてくる。
そう判断したサトシは、そこにリザードンを隠れさせ、この瞬間を演出したのだった。
「ヴゥ、オオォォッ!」
がし、と灰色の巨体を掴む。
両手で標的をホールドし、地上の石畳を睨みつける。
空中はリザードンの独壇場だ。超重量を吸いつける地面は、この空間には存在しない。
むしろ重力加速がつくことによって、より強烈な「投げ」を放てるだろう。
狙うはサトシの指示通り。
いわタイプの敵にも通用する、リザードンのフェイバリット・アーツ――ちきゅうなげをお見舞いするのだ。
「ヴォォォォォンッ!!」
大きく振りかぶり、投擲。
円形回転を省略し、思いっきり下方目掛けてシンプルに投げる。
ぎゅん、と風切り音が耳に響いた。
剛腕轟く一撃が、大怪獣を地面へと叩き落とした。
がぁぁぁん、と鳴り響く落下音は、さながら地に落ちた隕石のようだ。
もうもうと立ち込める粉塵の中、クレーターを作ったサイドンは、狙い通り頭から地に突っ込んでいる。
これで条件はクリアーだ。
どんな頑丈なポケモンでも、頭は他の部位より弱いはずだ。これだけの勢いが乗った一撃で、平気でいられるはずもない。
「とどめだ、リザードン! はがねのつばさっ!!」
そこに真の勝機が見える。
こうして怯ませたこの瞬間にこそ、最大のチャンスが到来する。
あの床を崩した攻撃ですら、確実にプランを成功させるための布石でしかない。
「ヴォオオオオオォォォォッ!!!」
銀色の稲妻が駆け抜けた。
絶叫と共に落雷が襲った。
さながら電光石火のごとく、眼下へと急降下を仕掛けるリザードン。
持てるパワーとスピードを、このここ一番にこそ注ぎ込む。
地面に倒れたサイドンの懐に、こうかばつぐんの一撃を叩き込む。
「グギャアアアアアアアアッ!!?」
悲痛な叫びを上げた瞬間、サイドンの意識が急速に遠のいていく。
リザードンのはがねのつばさが、地に落ちたターゲットのきゅうしょ目掛けて、寸分の狂いなく命中したのだ。
「ヴォオオオオオオーッ!」
――10年早いんだよォッ!
そんな勝利の雄叫びが、ぼやけた脳裏に響いた気がした。
押し倒そうにも投げ飛ばそうにも、それだけの重量を持った相手の姿勢を、正攻法で崩すのは困難だ。
ならば、その攻略法は3つに1つ。
合気道や柔道のように、相手の勢いに乗りかかって倒すか。
足場や足そのものに攻撃を仕掛け、重量を支えるのを困難にするか。
あるいは足場のない空間に追い込み、無抵抗な状態から投げ落とすか。
「ヴォオオオオオオオォォォォ―――ッ!!!」
最後にリザードンが取ったのは、それらのうち3番目の戦法だった。
雄叫びと共に翼がはばたく。
逃げ出したはずの炎竜が、突如死角から姿を現す。
リザードンは逃げたのではない。
サイドンの視界から己を外し、海砂が視線を逸らした隙に、アッシュフォード学園の外壁に張りついていたのだ。
「ガウッ!?」
サイホーンよりはマシとはいえど、物忘れが酷いと言われるサイドンは、あまり頭のいいポケモンではない。
その上これまでの適当な指示を見るに、彼を使うトレーナーは素人だ。
具体的な内容を持たない、漠然とした命令を与えられるサイドンは、力任せに建物から飛び降りてくる。
そう判断したサトシは、そこにリザードンを隠れさせ、この瞬間を演出したのだった。
「ヴゥ、オオォォッ!」
がし、と灰色の巨体を掴む。
両手で標的をホールドし、地上の石畳を睨みつける。
空中はリザードンの独壇場だ。超重量を吸いつける地面は、この空間には存在しない。
むしろ重力加速がつくことによって、より強烈な「投げ」を放てるだろう。
狙うはサトシの指示通り。
いわタイプの敵にも通用する、リザードンのフェイバリット・アーツ――ちきゅうなげをお見舞いするのだ。
「ヴォォォォォンッ!!」
大きく振りかぶり、投擲。
円形回転を省略し、思いっきり下方目掛けてシンプルに投げる。
ぎゅん、と風切り音が耳に響いた。
剛腕轟く一撃が、大怪獣を地面へと叩き落とした。
がぁぁぁん、と鳴り響く落下音は、さながら地に落ちた隕石のようだ。
もうもうと立ち込める粉塵の中、クレーターを作ったサイドンは、狙い通り頭から地に突っ込んでいる。
これで条件はクリアーだ。
どんな頑丈なポケモンでも、頭は他の部位より弱いはずだ。これだけの勢いが乗った一撃で、平気でいられるはずもない。
「とどめだ、リザードン! はがねのつばさっ!!」
そこに真の勝機が見える。
こうして怯ませたこの瞬間にこそ、最大のチャンスが到来する。
あの床を崩した攻撃ですら、確実にプランを成功させるための布石でしかない。
「ヴォオオオオオォォォォッ!!!」
銀色の稲妻が駆け抜けた。
絶叫と共に落雷が襲った。
さながら電光石火のごとく、眼下へと急降下を仕掛けるリザードン。
持てるパワーとスピードを、このここ一番にこそ注ぎ込む。
地面に倒れたサイドンの懐に、こうかばつぐんの一撃を叩き込む。
「グギャアアアアアアアアッ!!?」
悲痛な叫びを上げた瞬間、サイドンの意識が急速に遠のいていく。
リザードンのはがねのつばさが、地に落ちたターゲットのきゅうしょ目掛けて、寸分の狂いなく命中したのだ。
「ヴォオオオオオオーッ!」
――10年早いんだよォッ!
そんな勝利の雄叫びが、ぼやけた脳裏に響いた気がした。
◆
「どうだ! ポケモンバトルの極意は、ただ強い技を使うことだけじゃないのさ!」
眼下で目を回すサイドンを見下ろし、サトシがガッツポーズを取る。
少年を乗せたリザードンは、アッシュフォードの校庭を離れ、再び宙に戻っていた。
ポケモンバトルの勝敗を分けるファクターは、レベル差とタイプ差以外にももう1つある。
それはトレーナーとポケモン、両者の研鑽と信頼の間に成り立つ、完成されたタクティクスだ。
ただ適当に攻撃するのではなく、攻撃の効率、更には周囲の影響も計算して、最善の戦略を展開する。
場当たり的な指示を出し続ける素人のサイドンと、バトルフロンティアを制したサトシのリザードン。
両者のタクティクスの差がタイプ差をも凌駕し、この勝利へと導いたのだった。
「リザードンもよくやってくれたな。ありがとう」
強面の炎竜へと手を伸ばす。
サトシの手に応じ下げられた頭が、優しくゆっくりと撫でられた。
彼らのコンビネーションは、実にそのバトルフロンティア以来の御無沙汰である。
しかしそれでも、固い絆で結ばれた両者のコンビネーションは、微塵も揺らぐことはなかった。
これもひとえに、リザードンがサトシを信じ、サトシに応えてくれたおかげだ。
最大限の労いを込めて、サトシは竜の頭を撫でていた。
程なくしてリザードンは、先ほどの3階廊下へと戻る。
サイドンは戦闘不能になったものの、それを操っていたトレーナーは、まだこの3階にいるはずだ。
「よし……」
懐からモンスターボールを手に取る。
タイプの相性が悪い相手と、あれだけの戦いを演じたのだ。リザードンも、そろそろ疲れている頃だろう。
「戻れ、リザー――」
紅白色のボールをかざし、ポケモンを休ませようとした瞬間、
眼下で目を回すサイドンを見下ろし、サトシがガッツポーズを取る。
少年を乗せたリザードンは、アッシュフォードの校庭を離れ、再び宙に戻っていた。
ポケモンバトルの勝敗を分けるファクターは、レベル差とタイプ差以外にももう1つある。
それはトレーナーとポケモン、両者の研鑽と信頼の間に成り立つ、完成されたタクティクスだ。
ただ適当に攻撃するのではなく、攻撃の効率、更には周囲の影響も計算して、最善の戦略を展開する。
場当たり的な指示を出し続ける素人のサイドンと、バトルフロンティアを制したサトシのリザードン。
両者のタクティクスの差がタイプ差をも凌駕し、この勝利へと導いたのだった。
「リザードンもよくやってくれたな。ありがとう」
強面の炎竜へと手を伸ばす。
サトシの手に応じ下げられた頭が、優しくゆっくりと撫でられた。
彼らのコンビネーションは、実にそのバトルフロンティア以来の御無沙汰である。
しかしそれでも、固い絆で結ばれた両者のコンビネーションは、微塵も揺らぐことはなかった。
これもひとえに、リザードンがサトシを信じ、サトシに応えてくれたおかげだ。
最大限の労いを込めて、サトシは竜の頭を撫でていた。
程なくしてリザードンは、先ほどの3階廊下へと戻る。
サイドンは戦闘不能になったものの、それを操っていたトレーナーは、まだこの3階にいるはずだ。
「よし……」
懐からモンスターボールを手に取る。
タイプの相性が悪い相手と、あれだけの戦いを演じたのだ。リザードンも、そろそろ疲れている頃だろう。
「戻れ、リザー――」
紅白色のボールをかざし、ポケモンを休ませようとした瞬間、
――ぱぁん。
「……え……」
破裂音と衝撃が、不意にサトシの身に襲いかかった。
ぐらり、と視界が歪んでいく。
程なくして苦痛が脳にせり上がり、怪我をしたのだと悟る。
痛みの源泉は、胸だった。
心臓を、貫かれていた。
耳鳴りに掻き消える聴覚と、霧散していく視覚の中、胸元を染める赤が目につく。
傍にいるはずのリザードンの声も、今はろくに聞こえない。
まっすぐに立っていられなくなり、遂には意識そのものが朦朧としていく。
霞がかった視界の中に、ゆらりと人影が現れた。
黒髪の若い女性の姿だ。すぐにその女の影が、サイドンのトレーナーだと悟った。
「どう、して……ポケモン、トレーナーが……トレー……ナー、を……」
何故、トレーナーが直接攻撃するのか。
何故、トレーナーを直接攻撃するのか。
考えが、上手くまとまらない。
疑問の先が、続かない。
思考も、視覚も、聴覚も。胸から上る痛覚すらも、何も感じなくなっていく。
何もかもが遠のいて、何もなくなってしまった瞬間。
破裂音と衝撃が、不意にサトシの身に襲いかかった。
ぐらり、と視界が歪んでいく。
程なくして苦痛が脳にせり上がり、怪我をしたのだと悟る。
痛みの源泉は、胸だった。
心臓を、貫かれていた。
耳鳴りに掻き消える聴覚と、霧散していく視覚の中、胸元を染める赤が目につく。
傍にいるはずのリザードンの声も、今はろくに聞こえない。
まっすぐに立っていられなくなり、遂には意識そのものが朦朧としていく。
霞がかった視界の中に、ゆらりと人影が現れた。
黒髪の若い女性の姿だ。すぐにその女の影が、サイドンのトレーナーだと悟った。
「どう、して……ポケモン、トレーナーが……トレー……ナー、を……」
何故、トレーナーが直接攻撃するのか。
何故、トレーナーを直接攻撃するのか。
考えが、上手くまとまらない。
疑問の先が、続かない。
思考も、視覚も、聴覚も。胸から上る痛覚すらも、何も感じなくなっていく。
何もかもが遠のいて、何もなくなってしまった瞬間。
「ざーんねん。あたし、そういうのじゃないのよね」
最期に響いてきた言葉だけは、不思議とハッキリと、聞こえていた。
◆
かつ、かつ、かつんと音が鳴る。
小気味いいステップの靴音が、深夜の静寂に響き渡る。
「もー、全然駄目だったじゃない。次役に立たなかったら、承知しないからねっ」
半ば可愛い子ぶったような、わざとらしい響きの不平が挙がった。
女の手がモンスターボールを掴むと、その視線の先へと突き出される。
瞬間、妖しく光るは赤い色。
紅白の境界のスイッチから、真紅の光線が伸びていく。
その先に倒れていたものは、今だ目を覚まさぬサイドンだ。
やがて2メートル近い巨体が、光を浴びたかと思うと、それがあっさりとボールの中へ消えていった。
「でもこのポケモンとかいう生き物、不細工だけど強いわよねぇ……」
言いながら懐から取り出したのは、もう1つの同じデザインのボールだ。
いわの怪獣・サイドンのボールと、ほのおの飛竜・リザードンのボール。
これで手持ちは合計2匹。それも揃って上級ポケモン。
赤と白のモンスターボール越しに、その戦う姿を追想しながら、海砂はまじまじとそれらを見つめていた。
「……うん、こんなに強い手下がいたら、月もきっと喜ぶよね」
にっこり、と笑みを浮かべると、2つをデイパックへとしまった。
そうしてウキウキとした表情のまま、鼻歌交じりに歩を進める。
彼女の名は弥海砂。
新世界の神たらんと、超常の力を持って罪人を裁く、死神キラの盲信者。
愛する者を救うために、彼女は笑顔と共に武器を取り、笑顔と共に壁を壊す。
邪魔する者には、死あるのみ。
無邪気に笑う死神は、道筋に屍を残すのみ。
全ては神たる男の敵を、絶滅させんとするために。
小気味いいステップの靴音が、深夜の静寂に響き渡る。
「もー、全然駄目だったじゃない。次役に立たなかったら、承知しないからねっ」
半ば可愛い子ぶったような、わざとらしい響きの不平が挙がった。
女の手がモンスターボールを掴むと、その視線の先へと突き出される。
瞬間、妖しく光るは赤い色。
紅白の境界のスイッチから、真紅の光線が伸びていく。
その先に倒れていたものは、今だ目を覚まさぬサイドンだ。
やがて2メートル近い巨体が、光を浴びたかと思うと、それがあっさりとボールの中へ消えていった。
「でもこのポケモンとかいう生き物、不細工だけど強いわよねぇ……」
言いながら懐から取り出したのは、もう1つの同じデザインのボールだ。
いわの怪獣・サイドンのボールと、ほのおの飛竜・リザードンのボール。
これで手持ちは合計2匹。それも揃って上級ポケモン。
赤と白のモンスターボール越しに、その戦う姿を追想しながら、海砂はまじまじとそれらを見つめていた。
「……うん、こんなに強い手下がいたら、月もきっと喜ぶよね」
にっこり、と笑みを浮かべると、2つをデイパックへとしまった。
そうしてウキウキとした表情のまま、鼻歌交じりに歩を進める。
彼女の名は弥海砂。
新世界の神たらんと、超常の力を持って罪人を裁く、死神キラの盲信者。
愛する者を救うために、彼女は笑顔と共に武器を取り、笑顔と共に壁を壊す。
邪魔する者には、死あるのみ。
無邪気に笑う死神は、道筋に屍を残すのみ。
全ては神たる男の敵を、絶滅させんとするために。
【サトシ@ポケットモンスター(アニメ) 死亡】
【C-3/アッシュフォード学園 校庭/一日目 深夜】
【弥海砂@デスノート(実写)】
[状態]:健康
[装備]:コイルガン(5/6)@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:基本支給品、モンスターボール(サカキのサイドン・戦闘不能)@ポケットモンスター(ゲーム)、モンスターボール(サトシのリザードン・ダメージ大)@ポケットモンスター(アニメ)、不明支給品0~1、サトシのデイパック(中身:基本支給品、不明支給品0~1)
[思考・状況]
基本:月を優勝させるために、他の参加者を殺す
1:月を探して合流する
2:ポケモンを回復させて、また武器にする
[備考]
※参戦時期は、月に会いに大学へ来る直前
[状態]:健康
[装備]:コイルガン(5/6)@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:基本支給品、モンスターボール(サカキのサイドン・戦闘不能)@ポケットモンスター(ゲーム)、モンスターボール(サトシのリザードン・ダメージ大)@ポケットモンスター(アニメ)、不明支給品0~1、サトシのデイパック(中身:基本支給品、不明支給品0~1)
[思考・状況]
基本:月を優勝させるために、他の参加者を殺す
1:月を探して合流する
2:ポケモンを回復させて、また武器にする
[備考]
※参戦時期は、月に会いに大学へ来る直前
【支給品紹介】
【サトシのリザードン@ポケットモンスター(アニメ)】
サトシがカントー編でゲットしたポケモン。ほのお・ひこうタイプ。オス。
ドラゴンタイプは持っていないが、大きな羽や長い首は、まさにドラゴンそのものである。
そのパワーとタフネスはピカチュウをも上回る、サトシの切り札に当たるポケモン。
DP編時には手持ちに入っておらず、リザフィックバレーと呼ばれる場所で修業の日々を送っている。
【サトシのリザードン@ポケットモンスター(アニメ)】
サトシがカントー編でゲットしたポケモン。ほのお・ひこうタイプ。オス。
ドラゴンタイプは持っていないが、大きな羽や長い首は、まさにドラゴンそのものである。
そのパワーとタフネスはピカチュウをも上回る、サトシの切り札に当たるポケモン。
DP編時には手持ちに入っておらず、リザフィックバレーと呼ばれる場所で修業の日々を送っている。
【サカキのサイドン@ポケットモンスター】
赤緑青ピカチュウバージョンにて、サカキが用いていたポケモン。いわ・じめんタイプ。
全身を鎧のような皮膚で覆った、怪獣然とした容姿のポケモン。鼻先には小さなドリルがついている。
トキワジムリーダーのポケモンなだけあり、かなり高い能力を有している。
赤緑青ピカチュウバージョンにて、サカキが用いていたポケモン。いわ・じめんタイプ。
全身を鎧のような皮膚で覆った、怪獣然とした容姿のポケモン。鼻先には小さなドリルがついている。
トキワジムリーダーのポケモンなだけあり、かなり高い能力を有している。
【コイルガン@コードギアス 反逆のルルーシュ】
ルルーシュがクロヴィス殺害の時に使用した拳銃。
この世界では火薬式ではなく、こうした電磁石による銃技術が普及している。
ルルーシュがクロヴィス殺害の時に使用した拳銃。
この世界では火薬式ではなく、こうした電磁石による銃技術が普及している。
| 021:檻の中の猫 | 投下順に読む | 023:monster. ~愛故の狂気 |
| 時系列順に読む | ||
| 初登場 | サトシ | GAME OVER |
| 初登場 | 弥海紗 | 038:反抗 |