アットウィキロゴ

REINCARNATION

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

REINCARNATION ◆Z9iNYeY9a2



ゼロの言葉を信じ、政庁で待つことを決めたユーフェミア。
距離自体はそこまで離れてはいなかった。故にそこにたどり着いたのはゼロと離れて数分後のことだった。
そこは自分の知っている政庁とは何の違いもない建物であった。
自分や姉の執務室もあり、その部屋の中にあるものもユーフェミア自身の知っているものと全く同じだったように思う。

しかし本来あるはずのものの中にはないものもあった。
政庁の基地内を見て回ったが、格納庫にはナイトメアフレームは一機も配置されていなかった。
つまりKMFはこの会場には配置されていないということなのだろうか。

他にも武器の保管庫にも行ってみたが、当然のことながら鍵が掛かっていた。
いくら政庁で勤める皇族といっても流石に武器庫の鍵の場所までは分からない。
ありそうな場所くらいは想像がつくが自分が持っても使えるものではないだろう。

そうして一通り政庁内を見回った後、己の執務室にユーフェミアはいた。
ふとゼロから渡されたものを取り出す。ユーフェミアの身を守り得る物として渡されたものだ。確認しておく必要がある。
赤と白のボール。真ん中のボタンを押すことで使用するらしい。
ボタンを押すユーフェミア。
するとボールが開き、中から光が飛び出し――

「ポッチャマ~~~!!」

水色の小さなペンギンが現れた。

「ポチャ?ポチャ!ポチャポチャー!!」

どうも状況が飲み込めていないらしい。
というかユーフェミアにとっても予想外であった。
身を守る武器というのがまさかこのような可愛らしい生き物だったとは。

「…えっと、私の言葉、分かる?」
「ポチャ…?ポチャ!」

水色のペンギンは頷く。何を言っているかは分からないがどうやら意思疎通は可能のようだ。

「あなた、ポッチャマという名前でよろしいのかしら?」
「ポチャ」

肯定のようだった。だがどうも警戒されている気がする。
もしかして今どのような状況に置かれているのか把握できていないのだろうか。
そうならまず警戒を解く必要がある。

「もしかしてあなたの飼い主って、ヒカリという名前ではないかしら?」
「ポチャチャ?ポーチャ、ポチャ!」

ヒカリという名前はこのポッチャマのボールと共に渡された説明書に書いてあった名だ。
その名を出すと、ポッチャマは大きく反応した。
だがユーフェミアとしてはその後の説明はできればしたくはなかった。
それでも言わないわけにはいかない。

「あのね、今私達がおかれている環境なんだけど…」

そうして全てを説明した。
ここが殺し合いの会場であること。
それにヒカリも巻き込まれていること。
話していく度にその青い顔がますます青ざめている様子なのが分かった。

「ポ…ポチャ…」
「正直こんなことを言うのも厚かましいのかもしれないけど…、それでもあなたにお願いしたいの。
 あなたは絶対にヒカリさんの元に返すわ。だから、それまでの間でいい。
 あなたの力を私に貸して欲しいの」

ユーフェミアの中には自分の意思を持ち、人の持ち物であるポッチャマを使役するということに抵抗があった
しかし、だからといって迷っているわけにはいかない。こうしている間にも、きっとルルーシュやスザク、ナナリー達やあのゼロも戦っているのだ。
自分には戦う力がない。だからこそこの生き物に力を貸して欲しいと、そう思ったのだ。

「ポチャ…」

ユーフェミアは知らないことだが、もしこれが命令など強制力のあるものであったらポッチャマは逆らえなかっただろう。
しかしこれは命令ではなく懇願。ゆえにポッチャマにも選択の余地があった。

「ポチャー…、……、ポチャ!」

どうやら頷いてくれたようだった。

「ありがとう!私はユーフェミア、多分短い間だと思うけどよろしくね!」」

短い間。そう、ポッチャマはヒカリの元に届けるまで力を貸してくれるに過ぎないのだ。
ポッチャマもユーフェミアの真摯な言葉を信じることにした。

だが彼らは知らない。
その飼い主がもうこの世にはいないということを。
それを知ることになる放送の時間は、もうすぐそこまで迫っていた。



魔女と罵られる。
体を串刺しにされる。
全身を焼かれる。

魔女となって一体どれだけの罵倒を、処刑を受けただろうか。
だがそれでも死ねない。
私の生きている意味はなんだろう?
今更生きていて何になるのか。
そもそも、なぜ今更生きたいなどと思ってしまったのか―――


『最期くらい笑って死ね! 必ず俺が笑わせてやる!だから――』

『俺は知っているぞ!お前のギアスを、本当の願いを!!』

そんな声が聞こえた気がした。
あれは確か誰の声だっただろうか。

ああ、そうだ。ルルーシュ、お前だったか。



「目が覚めたようだな」
「…ここは、政庁か」

C.C.が目を覚ましたとき、そこは机と椅子の並んだ会議室のような場所だった。
それがどこなのか一瞬分からなかったが、アッシュフォード学園から近くにあった場所といえば政庁しか思い当たらなかった。
ちなみにアッシュフォード学園という選択肢はない。C.C.はこれでもあの学園にはある程度は詳しいのだ。

「…ニャースはどこだ?」
「そこで眠っている」

そこ、といって指されたのはC.C.のすぐ傍。ニャースは丸くなって静かに寝息を立てていた。その表情はあまり安らかとは言い難い。
無理もないのかもしれない。敵だったとはいえ自分に近かった存在の死。ゲーチスの説法。さらに突然の襲撃から仮面の男に連れ去られたのだ。
緊張が解けたところで一気に精神的にきたのだろう。

「警戒が解けるまで随分と時間が掛かったぞ」
「ふん、突然現れた仮面の男に拉致されれば当然だろう、スザク」
「…ここでその名を呼ぶのは遠慮してもらいたい」
「あの名簿に書いてあった一人のゼロとはまさかお前の事ではあるまい」
「心当たりならある。私の同行者が教えてくれた」

そう話すスザクはずっとゼロの仮面を被ったままだ。いくらC.C.とて気になってしょうがない。
どういうつもりなのかを問おうとしたところで先に問いかけてきた。

「それにしてもなぜ君はあの時動かなかった?この猫を除くあの場の全員が何もしなかったのはおそらくそれが原因だぞ」
「なぜ、か。さあな。私にも分からん」
「……」
「正直あんなに面と向かってはっきりと魔女などど言われたのは久しぶりでな。どうも昔を思い出してしまったよ。
 あいつが言っていた人を誑かす魔女。ああ、間違ってはいないな」
「だが君は生きようと思ったのではないのか?」
「確かにその通りだ。だがもしかしたら、今までの生き方のように、どこかで贖罪を求めていたのかもしれんな」

多くの人間を誑かし、人の気持ちを弄んで、それで己の願いを叶えようとした自分への罰。
それからは結局逃げられなかったのだろうか。

「ふん、それにしても何が悲しくてお前とこんな話をしなければならんのだ」
「確かにな。本来その役目は私には役者不足だ」
「今度はこっちの質問に答えてもらうぞ。
 その格好は何だ?今からそんな格好をしているとは随分気が早いと言いたいところだが、この場でその格好をする意味が分かっているのか?」
「?何を言っているんだ?ゼロレクイエムは……、ん?まさか…」
「一人で納得したかのような反応をされても困るんだが」
「名簿のゼロのことについてはちゃんとその都度説明している。そして今はこれを外すわけにはいかない」
「なぜだ?」

そう問いかけ、スザクがマスクの中で口を開こうとしたとき。

「ポチャ?ポチャ!!」

会議室の扉が開き水色のペンギンと、

「あ、ゼロ。戻られていたのですか」

ユーフェミア・リ・ブリタニアが姿を見せた。


「ここは確か…、D-2、じゃあこれが政庁…」

C.C.を攫った仮面の男を追うさやかはようやく政庁についたところだった。
仮面の男は人一人と猫(?)一匹を抱えているとは思えないスピードであったことと、ゲーチスという同行人を連れていたことがかなりの遅れを誘発していた。
最も同行人のゲーチスに対しては、

「はぁ、はぁ、さやかさん、もう少し、速さを落としてくれたらよかったんですが…」
「ご、ごめんなさい…。大丈夫ですか?」

あまり配慮できていなかったが。
最低限の速さで走ったのだとしても魔法少女と人間なのだ。
置いて行ってしまわないように手を繋いでいたのだが、さやか自身もアッシュフォード学園での出来事が頭の中を占めており同行者への配慮まではあまり気が回せなかった。
ゲーチスも流石に魔法少女の身体能力に合わせるのはきつかった様子で、息を切らせていた。

「はぁ、さやかさん、私は少しここで休んでから中に入りますので先に行っていてください」
「でもそれじゃゲーチスさんが…」
「大丈夫ですよ。落ち着いたらすぐに追いますから。何か思うところがあってあの仮面の人を追ったのでしょう?ならばあなたは早く彼に追いつくべきです」
「……。分かりました。じゃあなるべく早いうちに来てください」

そう言ってさやかは政庁の中へと入っていった。

………


「…行きましたか」

やがて一人になったゲーチス。
走ったことへの疲労があったことは事実だが、それだけが理由で一人になったわけではない。
ここは政庁らしい。つまりあと数時間もすればシロナがやって来るであろう場所だ。
なればこそここからは早いうちに出発しなければまずい。
だがせっかくだ。少し不安要素を減らしておくのもよいだろう。
いずれシロナが戻れば遠からずばれることだろう。

「出なさい、サザンドラ」


(なるほどな、それがこの仮面の理由か)

ユーフェミアと会話するスザクを見ながらさっきまでの疑問を解消するC.C.。
曰くこのユーフェミアは自分達の知るユーフェミアとは別の存在なのだという。
もしそれが本当なら様々な疑問に説明がつくかもしれない。

「えっと、C.C.さん、でいいのかしら?ユーフェミア・リ・ブリタニアです」
「ああ、知っている。お前とは違うユーフェミアだったがな」

確かに彼女相手であればスザクは顔を隠さざるを得ないだろう。
目や言葉の端々には意志の強さが見て取れる。

「時にお前は枢木スザクという男を知っているか?」
「あなたはスザクをご存知なのですか?彼は私の騎士ですが」
「やっぱりな。どんなやつだったか知りたくないか?」
「雑談はそれまでにしておけ。そろそろ時間のようだ」



そんなやり取りの一方でポッチャマはニャースに対して突っかかっていた。

「ポチャ!ポチャポチャ!ポッチャ!」
「おみゃーまでいたのかニャ…。
 あのにゃー、そんな訳ないニャ。あと今はあんまり話しかけないでほしいニャ…」

安眠とは言いがたいものの眠っていたニャースはポッチャマの登場で目が覚めた。
この状況をあまりくわしく把握できていないポッチャマはこの状況がロケット団が関係したものではないかと思い、ニャースに責め立てていた。
だがニャースは憂鬱であった。ポッチャマに旅の仲間が死んだという事実をどう伝えればいいのか。それを改めて説明するとなると気が重かった。

「…あのニャ、落ち着いて聞いて欲しいニャ」
「ポチャ?」
「………ジャリボーイが―」
『06:00、定刻通り死亡者、並びに禁止領域の発表を始めよう』

その時だった。アカギの声がどこからともなく響いてきたのは。



ドン ドン

放送が終了したとき、苛立ち混じりにさやかは壁を殴りつけた。
その行為は主催者に対する怒りからの行動ではない。

死亡者の名前が読み上げられているとき、ドキドキしていた。まどかやマミさんの名が呼ばれるのではないか、と。
だが呼ばれた参加者の中には自分の友や先輩はいなかった。気にかけるわけではないが佐倉杏子や暁美ほむらの名もなかった。
つまり知り合いは皆今はまだ生き延びているということになる。
その事実にほっとして、

(何で安心してるのよあたしは…!)

直後にその事実に安心してしまった自分の存在に気付いてしまったのだった。
マミさんのような正義の味方として生きるのではなかったのか。なぜその自分が知り合いが死ななかったというだけで安心などしているのか。
10人死んだのだ。その中にはC.C.やクロの仲間の名もあったではないか。
アッシュフォード学園でのあのポケモン達の悲しんでいる顔が頭の中をよぎる。
そんな者達の思いを無視してまどかやマミさんが死ななくてよかったなど――

「…あたしって最低だ」

Nやゲーチスに言われていたことを思い出す。
さやかにはポケモンがどうとかといったことは出会ったばかりということもありよく分からない。
だが、その中にあった言葉がさやかの心に残り続ける。
結局自分には己に近い物しか見ることはできないのではないかと。


「待つニャーー!」

ふと声が聞こえた。確かその声はニャースのものだ。
その方向を見ると、廊下の向こうを水色の小さな何かが横切り、それを追っているニャースがいた。
ニャースは何か慌てている様子に見えた。あのペンギンは何なのだろうか。ニャースの知り合いだろうか。

あっちから出てきたということはあの仮面やC.C.は向こうにいるということであろうか。
一刻も早くこの自己嫌悪を忘れたかった。だからニャースを追うことよりC.C.と話すことを優先した。


ガチャッ

「何だ。追ってきたのか」

巨大な机にその周りに規則的に並んだ椅子。会議室のようだった。
黒い仮面にマントの男と桃色の髪の女性、そしてC.C.がいた。
C.C.は座り込んで俯いており、女性は何か信じられない物を聞いたかのような顔をしている。仮面の男は分からない。
空気が明らかに暗いのだが今のさやかにはそこまで気が回せなかった。

「…何をしにきた?」
「あ、あの白い仮面が言っていたこと!あんたが人を惑わす魔女って…」
「ああ、その話か。――――本当だ」
「…え?」
「聞こえなかったのか?私は魔女だと言ったんだ。
 まあグリーフシードは落とさないがな」

できれば嘘だと言って欲しかった。
もしそれが本当なら、

「ああ、正義の味方であるお前の敵ということになるんじゃないか?」


「どこへ行ったニャ…」

ニャースはポッチャマを探していた。
ポッチャマが走り出していったのはあの放送の直後だ。それも当然だろう。
問題はあの放送で呼ばれた名前だ。

(まさかヂャリガールまで死んでたニャンて…)

サトシに続き、ヒカリの名まで呼ばれてしまったのだ。
さすがにこれまでは想定していなかった。
だが自分ですらそれなりの衝撃があったのだ。主を失ったポッチャマのショックはニャースには計り知れない。
だからこそ早く見つけ出さなくてはいけない。

ふとゲーチスの言葉が脳裏をよぎる。

「あいつの言葉、やっぱりおかしいニャ…」

彼は人とポケモンは異なる場所に生きるべきだと言った。だが主を失ったポケモンは一体どうなるというのだろうか。
別れてよかったと思う者もいるかもしれない。だがあのポッチャマの様子を見て、それでも離すのが正解などとは考えられなかった。

「おや、あなたは…」
「ゲーチス…」

そうしてポッチャマを探すうちにその張本人とバッタリ出会った。



「ちょっとやめ――、ゼロ?!」

声をあげて駆け寄ろうとしたユーフェミアをゼロが止める。

「……」
「どうした、殺さないのか?」

さやかはすでに剣を取り出していた。が、まだそれは構えられてはいない。

「お前の仕事は人を惑わす魔女を倒してきたのだろう?なら今更何を躊躇うことがある?」

C.C.は何を考えているのかさやかに自分を殺すようにけしかけているかのような言動を繰り返す。
ユーフェミアにはその行動の意味が分からなかったが、スザクは何を考えているのかは分かっているのか静観を続けている。

「殺せばいいだろう。そうでなければおそらくこの場にいる多くの者を傷つけるだろうな。もしかしたらお前の友達を死なせるかもしれんな」
「…っ!」
「それともお前は他の人間を傷つけるような者であっても殺す覚悟もないのか?甘ちゃんだな。
 お前のようなやつはそうやって戦う事自体が間違っているんじゃないのか」

その言葉を言い終えた瞬間に限界を迎えたのだろう。
さやかは手に持つ剣を振り上げ、そのまま勢いよく振り下ろした。

ガァァァァァァッ

C.C.に向けられたその剣はC.C.の目の前で軌跡を変え、C.C.のすぐ横の壁を切り裂いた。

「…私はあんたと話をしに来たって言ったでしょ…!勝手に殺させようとしないでよ…!」
「お前と何を話せと?」
「何で魔女って呼ばれるようになったのかってことよ…。あんたが悪人かどうかはこっちで決めるわ」
「聞いてどうなる?倒すべきかもしれない敵のことなど知るだけ無駄だろう」
「それでも、相手のこと分かってから、その上であんたのことをどうするか決めたいの」

さやかの中で佐倉杏子という魔法少女のことが思い出される。彼女も初めは敵としかなりえない存在と思っていたのだ。
しかしあの教会で杏子が話した己の過去を聞いて、彼女はそれを背負って生きていることを知った。
目の前の少女が敵なのだとしても、ちゃんと自分で理解しておきたかった。
それはゲーチスやNとのやり取り、あの放送で己に感じた自己嫌悪がさやかの中で持たせた考えだ。

「……。いいだろう。おいス――ゼロ、ユーフェミアを外に連れ出しておけ。
「分かった。ユーフェミア、一端部屋から出よう」
「彼女は、大丈夫なのですか?」
「それはC.C.自身が決めることだ」
「…分かりました」

ユーフェミアはゼロに連れられて会議室から出て行った。


「まあこっちもお前から色々と聞かせてもらったからな。少しぐらいは話すのもいいだろう」
「………」
「そうだな、あれは今から―――」


「…それにしても、あなたはお知り合いの方が亡くなられたというのに冷静なのですね」
「彼女とはあくまで仕事上の関係ほどしかなかったからな」

それは嘘というわけではないが本当のことでもない。篠崎咲世子とはナナリーを通じてそれなりに関係もあった上、最後までルルーシュに仕えてくれた一人でもある。
ただ、彼女が死んだと言われてもスザクには実感が沸かなかった。あまりスザクには重要な存在ではなかったのだろうか。

ルルーシュが死んだと聞いたときもそこまで思うことはなかった。スザク自身まだルルーシュを刺したときの感覚を思い出すことができる。
ただ、この場でルルーシュはどう生き、どう死んだのだろうか。
あのビルの爆破がルルーシュの物であったのなら何かと戦っていたのかもしれない。
あるいはゼロレクイエムを成し遂げたことで己の生を否定して死んだのだろうか。
それはもう今となっては分からない。

「君こそ大丈夫なのか?ルルーシュという人は君の知り合いだったのだろう?」
「ええ、私にとって大切な人でした…。彼が生きていたという事実がとても嬉しかった。それなのに…!」
「……」

泣き崩れるユーフェミアを見るスザク。
それは慰めにはならないだろう。むしろ禁忌とも言うべき言葉かもしれない。それは自分にも分かった。
だがスザクはあえて、その問いを投げかけた。

「もしここにいるルルーシュが、君の知っているルルーシュでなければ」
「…え?」
「ここから抜け出すことができれば君の世界のルルーシュに会うことは可能なのではないか?」


「おみゃーが何でここにいるニャ?」
「さやかさんがあなた達を追ってこられましてね。
 用事が済めばすぐに出発しますよ」

ニャースとしてはゲーチスに気を抜くことはできなかった。
ガブリアスの忠告もあったがそれ以上にアッシュフォード学園でのあの言葉がニャースの警戒を煽っていた。
だがあまり警戒心を見せるのも逆に不自然。あえて自然に、普通に振舞う。

「こっちにポッチャマが来なかったかニャ?」
「ポッチャマですか?いいえ、見ていませんね」

こちらに話しかけるゲーチスはあくまでにこやかだ。
ゆえに何を考えているのか読みづらい。
おかしなことをする様子がない以上普通に接するべきだろう。

「何かあったのですか?」
「さっきの放送で知り合いが呼ばれてニャ…」
「それは…、何と言葉をかけたらよいか…」

今はポッチャマを見つけなければいけない。主を失ったポケモンがどういう行動に出るのか、想像するのも嫌だ。
だがその前にゲーチスには聞いておかねばならないこともある。

「ニャー、おみゃーはポケモンを解放するためにあんな事言って回っているニャ?
 ポケモンと人間は別々にするのはポケモンのためになると思っているみたいニャが」
「ええ、その通りですね」
「何で人間のおみゃーがポケモンを代表するかの事言ってるのニャ?
 ニャーはポケモンの立場として言わせて貰うにゃが、本当に一緒に過ごすことを嫌がってるポケモンにゃんて極一部にゃ」

たとえトレーナーから酷い扱いを受けているとしてもポケモンがトレーナーを嫌っているとは限らない。
あのシンジという少年にひどい扱いを受けていたヒコザルでもシンジに好かれようと必死だったのだ。
なのになぜそんなポケモンの思いを無視するかのようなことをしようとするのか。
ニャースにはそれが疑問だった。

「なるほど、あなたはやはりポケモンの立場として意見を言うことができる者のようですね」
「だったらニャンにゃ」
「いえ、何でもありませんよ。今はあまり話しているときではないのでしょう?
 長くなりそうですのでまた次の機会にでもゆっくり話しませんか?」
「…確かにそうだったニャ。じゃあニャ、そっちも気をつけるニャ」

そう言ってニャースは走り去っていった。



その後ろに飛ぶ黒い影に気付かぬまま。


「…」
「満足したか?」

知りたいというから全て聞かせてやったのだぞとでも言いたげな顔で言う。
なぜこんなことをしたのだろうか?自分でも何か自棄になっているようにC.C.は感じた。

C.C.の話した内容はさやかには思いもよらぬ話だった。
目の前の自分と少し年上にしか見えない少女が数百年生きているなどどうして思えようか。
あの白い生き物と似たような行為をしていたことなどどうして想像できようか。


「それで、こんな話を聞いた上でお前はどうするのかな?」
「そんな話信じろっていうの?」
「信じられないのも仕方ないことではあるがな。
 だがお前も人のことが言える存在でもないんじゃないのか?魔法少女の美樹さやか」
「…あんたは、それで寂しくなかったの?」
「さあな。ただひたすらに死にたいと願った。ただそれだけだった。
 そんな私のことなど理解してくれた者などいなかった。いや、一人だけいたな。他の者が知りえなかった所までやつが」

あそこまでC.C.に踏み込んできた存在は後にも先にもおそらく奴だけだろう。
ただ利用するだけだったはずの男がこうも自分の中で大きな存在となっていた。
彼と関わったことでそれまでの自分とは大きく変わってしまったことは認めざるをえない。
だがそれほどの男も――

「さっき名前を呼ばれたよ。この私に笑わせてやるとまで言ったあいつも。
 きっと私はこのまま今までのようにまた魔女として生きるしかない。だがお前はそんなことは許せないだろう?」
「…っ!ふざけないでよ!そんな顔をしたあんたを殺すことが正義だって言うの!?」

美樹さやかの正義は人間を傷つける存在を倒すはずのこと。断じて目の前の、今にも死にかねない少女を殺すことではない。


「正義など人それぞれだ。力こそが正義と言った男もいれば父親を殺せば国を救えるとか考えた男なんかもいたな。結果は散々なものだったが。
 そういえばあいつもあいつで悪逆の限りを尽くして人々からの憎しみを自分一人で負うことで世界から争いを取り除こうなどと考えていたな。
 …ではお前の正義とは何だ?」

だが目の前の少女に問われてさやかは改めて考えざるをえなかった。そう、自分の中の正義をだ。
それは憧れたあの人のように皆を救うのだというものだったはずだ。

では誰と戦うのだ?
決まっている。魔女のような人を傷つける存在だ。

ならばこの場において魔女となるのは誰だ?人を傷つけるのは誰だ?
それは――

『殺してしまえばいい』
『誰かがそういってました、あなたたちを騙そうとしてた、悪い人だって』


「もういいだろう?お前の答えを聞かせろ。そして何なら殺せ」
「……」

さやかはしばらく黙り込んだあと、意を決したように話しかけた。

「クロちゃん…」
「?」
「さっきの学校に、クロちゃんの仲間だっていうルヴィアさんがいたわ」
「ああ、確かあの金髪ドリルだったか?」
「私はもうすぐここから出てまどかの家に向かうわ。
 もう少しでここにクロちゃんが来るんでしょ?あんたにそれを伝えて欲しいの」
「…それを頼むということは私を生かしておくということか?」
「…」
「……くくく」
「…何よ」
「いや、逃げの口実がこんなものだというのがおかしくてな。
 いいだろう。伝えておこう」

それを聞いてさやかは会議室を出て行った。

最後にその背に向かってC.C.は、

「次に会うことがあれば答えを聞かせてもらいたいものだな」

と言った。



「もしそうだとしても、ここにいたのはルルーシュなのでしょう?」

ユーフェミアの言葉に迷いはなかった。

「あなたのいた世界に、ブリタニアはあったのですか?」
「ああ、そうでなければ私が存在することはないだろうな」
「そうならきっと、あなたの世界のルルーシュもきっと私が想像しているように戦っていたのでしょう。
 ならば彼が死んだことには変わりないでしょう…」

はっきりとそう言った。

やはり仮面は外せないなとスザクは思う。
もしこの仮面の中の顔を見たとき、彼女はどういう反応をするのだろうか。
きっとこんな自分であっても枢木スザクとして見てくれるのだろう。
この血と裏切りで穢れた自分であっても。それにはきっと耐えられないだろう。

「君を試すようなことを聞いてすまなかった」

だが質問の意味はあっただろう。

「…」

C.C.は何を話しているのだろうか。
物音が聞こえないところから判断してまだそれが起こっているわけではないはずだ。

ガチャッ

やがて扉が開き、青い髪の少女はこちらに目をくれることもなく去っていった。



「全く何をやっているんだろうな。あんな小娘相手に…」

美樹さやかにそこまで思い入れなどないはずなのにこうまで構ってしまった。
冷静になってみればやはりおかしな話だ。
ルルーシュが死んだという事実がそこまでショックだったのだろうか。

「どうやら終わったようだな」
「結局死に損ねたようだがな」

さやかが出て行ってまもなくゼロはユーフェミアを伴って部屋へと入ってきた。

「そういえば聞いてなかったな。ゼロ、お前はこの殺し合いでどう動く気だ?」
「決まっている。私はこの儀式を止めるために動く。君はどうなんだ?」
「私か…。さあ、どうだったかな。当面は預かった伝言を伝えなければならんしな。
 そうそう、確か政庁には9時にここで出会ったやつと集合するという約束をしていたんだった」
「信用できるのか?」
「少なくとも約束した二人に関しては問題あるまい」

9時といえばまだ時間がある。だが来るのがユーフェミアを任せられる者が来るというならば待つのもいいかもしれない。
と、ふと窓の外で黒い煙が上がっているのが見えた。

「C.C.、彼女を頼む」
「行かれるのですね」
「何、すぐ戻ってくる」
「どうか気をつけてください。それと…、もし見かけられればあの…水色のペンギンのことをお願いしたいのですが」
「了解した」


そう言って窓から飛び降りた。
ここは何階だっただろうか…?

「あの、C.C.さん…でしたか?」
「ああ」
「あなたはルルーシュのことを知っているのですか?」
「ああ」
「もしよければ…、ルルーシュのことを教えてもらえませんか?
 彼がどのような人間だったのか…」

ルルーシュの死を知りながらもそれを聞くのか、と関心するC.C.。

「まあいいだろう。待っている間の暇つぶしにはなりそうだ」

あいつが死んだ今、生きる意味を見つけることができるだろうか。
見つけられなかったらどうするのだろうか。
それを考えつつユーフェミアの知らないルルーシュのことを話し始めた。

【D-2/政庁内/一日目 早朝】

【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:魔力減少(中)、精神的ショック
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、病院で集めた道具
[思考・状況]
基本:これからどうしたいのかを考える
1:知り合いとの合流
2:ユーフェミアと話す
3:さやかの答えを聞きたいが、また会えることに期待はしない
4:プラズマ団に興味は無い。
5:ミュウツーは見た目に反して子供と認識。
6:9時まで政庁で待つ
[備考]
※参戦時期は21話の皇帝との決戦以降です
※ニャースの知り合い、ポケモン世界の世界観を大まかに把握しました
※ディアルガ、パルキアというポケモンの存在を把握しました
※桜とマオ以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線)

【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:健康
[装備]:防犯ブザー@現実
[道具]:基本支給品一式(水はペットボトル1本)、シグザウエルP226(16/15+1)@現実、スタンガン@現実、モンスターボール(空)(ヒカリのポッチャマ)@ポケットモンスター(アニメ)
[思考・状況]
基本:この『儀式』を止める
1:C.C.と話す
2:スザク(@ナイトメア・オブ・ナナリー)と合流したい
3:他の参加者と接触し、状況打開のための協力を取り付けたい
4:細マッチョのゼロ(スザク)は警戒しなくてもいい……?
5:ルルーシュ……
[備考]
※CODE19『魔女の系譜Ⅲ-コードギアス-』でゼロの乱入した戦場からロイドに連れられ避難したよりも後からの参戦
※名簿に書かれた『枢木スザク』が自分の知るスザクではない可能性を指摘されました
※『凶悪犯罪者連続殺人事件 被害者リスト』を見ました


さやかの中では色々なことが一杯一杯だった。問いに対する答えなど出すどころではない。
結局また先延ばしにしたのだ。だが自分でどうにかできるようなことではなかった。

「マミさんなら…、何て言うんだろう…」

あの人ならもしかしたらこれに対して何かしらの解答を持っているだろうか。
もう一度、魔法少女として同じ立場となった今だからこそもう一度話をしたいと、そう考えるさやか。

「待たせてしまってすみません……、ってゲーチスさん?」


入るときに待っているように頼んだ場所にゲーチスはいなかった。
辺りを見回すと、裏手辺りで黒い煙が上がっているのが見えた。

「ゲーチスさん!!」

向かった先には、ボロボロになって倒れたニャースと腕に火傷を負ったゲーチス、そしてあの黒い仮面の男が立っていた。

「っ!!あんた――」
「私ではない。ここへ来たときにはすでに襲撃者は逃げていったようだ」
「そいつはどっちに行ったの!?」
「…向こうの方に逃げていきました」
「分かりました!ゲーチスさん、付いてきてもらっていいですか?」

問いかけたことへの答えを聞く間も惜しいと言うかのように示された方へ走り出すさやか。

「すみません、では彼をお願いしても大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。後のことは私に任せてくれ」
「ゲーチスさん、早く!!」
「では失礼します」




そうして残されたスザク。
ニャースを確かめると意識はないがまだ生きているようだった。
まだ息があったことに少し安心する。もしこのまま死なれてはC.C.に何と言われるか分からない。
だがニャースの処置も大事だがまだ問題は残っている。
さっき見た黒い煙は周囲に生えていた木を燃やしていた。
そこまで多くの木が生えているわけではないので燃え広がる可能性は薄い。
だが放置すると煙につられて危険人物が寄ってくる可能性もある。迅速に消火しなければならない。

「っ…、何処かに消火に使えるものは…!」



【D-2/政庁付近/一日目 早朝】

【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:細マッチョのゼロ、「生きろ」ギアス継続中、疲労(小)
[装備]:バスタードソード@現実、ゼロの仮面と衣装@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:基本支給品一式(水はペットボトル3本)、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本:アカギを捜し出し、『儀式』を止めさせる
1:迅速に消火してニャースの手当てをする
2:なるべく早くユーフェミアと同行してくれる協力者を捜し、政庁に行ってもらいたい
3:「生きろ」ギアスのことがあるのでなるべく集団での行動は避けたい
4:9時に来る者を見極めてからその後の行動を決める
[備考]
※TURN25『Re;』でルルーシュを殺害したよりも後からの参戦
※ゼロがユーフェミアの世界のゼロである可能性を考えています
※学園にいたメンバーの事は顔しかわかっていません。


【ニャース@ポケットモンスター(アニメ)】
[状態]:瀕死(ポケモン的な意味で)、ダメージ(大)、気絶中
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(確認済)
[思考・状況]
基本:サカキ様と共にこの会場を脱出
0:気絶中
1:????
[備考]
※参戦時期はギンガ団との決着以降のどこかです
※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線



さやかと別れた後、ゲーチスはサザンドラを放った。合図があったときに攻撃を仕掛けるように。
サザンドラの存在は隠さなければならない。
が、一人になった今であればボールからは出して自分と離れた場所から付いてくるようにしておいたほうが都合がよかった。

とはいえすぐに行動に起こすとは限らなかったのだが、政庁の周りを歩いていたときに遭遇したのはニャースだった。
あの短いやり取りの中でやはり邪魔な存在と確信したゲーチスは、ニャースをここで消しておくためになるべく姿を見せないようにして始末しろと支持を出したのだ。
ニャースはサザンドラのことを知らないとはいえ姿を見られた上で逃げられた場合、シロナ経由でばれる可能性もあるのだ。
万一のことを考え、自分の支持ではなくサザンドラの判断に任せて行動させておいた。
自分は離れた場所で隠れて見ているだけだったが、ニャース程度ならそれでも十分だろうと、戦闘が始まるまではそう思っていた。

だがニャースには予想以上に粘られてしまった。
ゲーチスは知らないことだが、ニャースが未進化であるのは戦闘経験が不足しているためではなく言語能力の代償なのだ。
普段は機械に頼りきりとはいえ経験自体は並以上にはある。
それでも素の能力の差には埋めがたいものがあるのも事実。
問題は全ての判断をサザンドラに一任していたということだ。もしゲーチスの的確な指示の元で動いていれば違っただろう。
結果としてサザンドラは少ないながらも乱れ引っかきによるダメージを受け、ニャースは瀕死にこそなっているが未だに命は残っている。
だがそれだけならばまだいい。想定していなかったわけでもないのだ。
ダメージは病院から持ってきた物を使えばどうにかなるはずだ。仕留め損ねたことに関しては自分の手で止めを刺すこともできる。さやかから貰った拳銃が手にあるのだ。
事はなるべく静かに済ませるつもりだっただけにサザンドラの大文字が小火を起こしてしまったのが大きな誤算だった。
確かにその煙がニャースの目くらましになったことでサザンドラの姿はまともに視認できてはいなかった様子に見えた。
だがもし仮面の男が窓から飛び降りてくるタイミングがもう少し早ければサザンドラをボールに戻すところを、遅ければニャースを殺すところを見られていただろう。
あえて自分で申し訳程度に腕に火傷を作っていたのが幸いだった。
正直今回のことでトレーナーのいないポケモンの限界を垣間見た気がする。

美樹さやかに呼ばれた以上、付いて行かなければ不自然だろう。
仕留めそこなった以上、今回は諦めるしかない。せめて小火で集まってくるかもしれない者に殺されてくれれば御の字だ。

あとは美樹さやかのことが問題である。
想定外のことが重なりすぎたことでどうも彼女への対応も疎かになってしまった気がする。
どうにか彼女を有用な手駒として持っていきたい身としてはこの先でどうにか挽回していかなければならない。



さやかの迷いは果たして己に答えを与えるのか、あるいは絶望を与えゲーチスの駒とさせるのか、また、それがこの先にあるのかは彼女次第になるだろう。
そのどちらに向かうことになるのかは、今はこの二人にも分からない。

【D-2/市街地/一日目 早朝】
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、精神的に疲弊。
[装備]:魔法少女服、ソウルジェム(濁り小)
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2(確認済み)、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。主催者を倒す
1:襲撃者を追う
2:ゲーチスさんと一緒に行動する
3:鹿目家や見滝原中学にも行ってみたい。
4:まどか、マミさんと合流したい
5:マミさんと話がしたい
※第7話、杏子の過去を聞いた後からの参戦
※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました
※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線)
※どの方向に向かったかは後続の書き手さんにお任せします

【ゲーチス@ポケットモンスター(ゲーム)】
[状態]:左腕に軽度の火傷
[装備]:普段着、きんのたま@ポケットモンスター(ゲーム)、ベレッタM92F@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品一式、モンスターボール(サザンドラ(ダメージ小))@ポケットモンスター(ゲーム)、病院で集めた道具
[思考・状況]
基本:組織の再建の為、優勝を狙う
1:表向きは「善良な人間」として行動する
2:理屈は知らないがNが手駒と確信。
3:切り札(サザンドラ)の存在は出来るだけ隠蔽する
4:美樹さやかが絶望する瞬間が楽しみ
5:政庁からはなるべく離れる
※本編終了後からの参戦
※「DEATH NOTE」からの参加者に関する偏向された情報を月から聞きました
※「まどか☆マギカ」の世界の情報を、美樹さやかの知っている範囲でさらに詳しく聞きだしました。
(ただし、魔法少女の魂がソウルジェムにされていることなど、さやかが話したくないと思ったことは聞かされていません)
※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線)
※どの方向に向かったかは後続の書き手さんにお任せします


放送を聞いたポッチャマはそれが嘘であると信じたかった。
サトシが、それ以上にヒカリが死んだなどという事実を。
だが放送の主、アカギが嘘を言うとも思えなかった。
信じたくないという思いと信じるしかない現実から逃げるようにポッチャマは走った。
ユーファミアとの約束など忘れ、一人でヒカリを探しに行こうともしたのだがその途端体が動かなくなった。
その事実を受け入れることが怖かった。
もうどうしたらよいかなど全く分からなかった。

主を失ったポッチャマは彷徨う。かつて決意として持ったかわらずの石ももはや虚しさしか表さない。


※ポッチャマは政庁内、もしくは周辺にいます。おそらく政庁からそこまで離れることはないでしょう。

※D-2、政庁付近で小火が発生しました。同エリア内であれば煙を視認できる可能性があります。

070:「Narrow」 投下順に読む 072:Signum malum
時系列順に読む
057:「Not human」(後編) 枢木スザク 087:虚無の華
美樹さやか 078:独りの戦い
ゲーチス
C.C 087:虚無の華
ニャース
052:思い思いの重い想い ユーフェミア・リ・ブリタニア



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー