プログラマーがファンタジー世界に召還されますた(非公式まとめ)

ゲリラ修行中3

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pfantasy

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だれでも歓迎! 編集
○月☆日、私は嘘をついた。

あれから神殿の前まで戻ってはみたものの…とても、女神にすら受け止めて貰えず、私には放浪の道しかなかった。
どれぐらい彷徨っただろう。
気がつくと某国を抜け、これまで噂でしか聞いたことがない太陽共和国まで来ていた。

私は神殿配給の魔道着を来ており、見つかるとすぐさま捕まってしまうのではないかとびくついていたが、
門番は、何故か私を歓迎して迎え入れてくれた。飢えた腹に、紅茶のおしかったこと。
歓迎の理由はすぐ明らかになった。某国出身の建築家達が、この共和国では大きな働きを見せており、
某国の人間=優秀な建築家というイメージで見られていたのだ。
神殿や聖杯などのキーワードはカケラもなく、女神の存在すら無名に近かった。

あれよあれよと言う間に、私は、とある建築家の元で働くことになった。
途中、最近は半年に一度仕事のやり方を変えて契約更新を迫る手口でぼろ儲けしているという噂や、
えすだぶりゅーなんとかという、認可外ながら、無料で手早く仕事をしてくれるところも出てきて、
100%認可とはいえ、有料で仕事も遅いこの建築家は最近評判が落ちているらしいという話を聞いた。
それでも、仕事が貰えたのだから、幸いだったと言えるだろう。
親方は早速私に、腕を見るための練習用呪文を披露しろと言った。
「ヘル・ワールド」という、初心者でも暗記しているような類の呪文だ。

さて…ここで告白するが、私は帝国でエム・エーフシィを使ってきた生っ粋のシィプ・ラプラ使いである。
神殿にいた時も、結局パスカル版の聖杯は使いこなせなかった。
ところで、共和国の魔道書は、全てジャヴァで統一という凝り固まった統制の下に置かれている。
(先のえすだぶりゅーなんとかは、ジャヴァのみでは無いため認可を貰えていないわけだ)

…私は、しどろもどろになりながら、以前何かで読んだ記憶を辿り、「ヘル・ワールド」を成功させた。
これから私は、ぼろを出さないように努めなければならない。

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