共通ストーリー #07 (2022/01/22)
翻訳者: AFK: Twitter
クアンタムの憤怒
通信
発信者: セラ・ヴァース
発信地: 惑星ミマー地表
識別名: 調査レポート
発信者: セラ・ヴァース
発信地: 惑星ミマー地表
識別名: 調査レポート
連邦宙域外「ヴァーガス」における探査計画 レポート No.14
まずはミマーの観測報告から行う。超高密度の大気からは何も変化の兆しはない。黄リンの雲が頭上を漂い、地表を洗い流すケイ酸の豪雨が我々の方へと向かってきている。変化がない…つまりあの大気の密度の高さが単なる異常気象であるという推測は間違っていた、ということなのかもしれない。なら、ミマーの気温は一体どのような仕組みで調節を(コッコッという鳴き声)…おい、止めろって!
ああエルヘムすまない…レポート 13 で伝えた通り、我々は動物相の調査を開始した。少なくとも、ここミマーにおいてクアンタム埋蔵量と生態系の発展には関連性があるようなのでな。先ほどの鳴き声の主は「クィリット」…洞窟に生息している大人しい哺乳類だ。ちなみに呼称は我々で考えたものだ。シャードの周りに設置した調査設備でもその存在が確認されている。
ん?お前、ジョナスの肩に行きたいのか?よしほら、飛び乗れ…シャードの分析は順調に進んでいる。近々調査の第二段階へと入るつもりだ。なお、喜ばしいことに私がこの前評議会に提案した仮説は正しかった。洞窟内に新たな信号が確認されたんだ。加えてシャードの信号測定結果から、他にも複数のシャードが存在する可能性が浮かんできた。1 つの発信源から「導管」であるシャードたちを伝って信号が送られてきている可能性も。発信源の特定にはシャードからかなり強力な信号を読み取る必要があり、なかなか骨が折れそうだ。これから我々はシャードにクアンタムパルスを送り、大元の信号の周波数特性を特定するつもりだ。
ケイト、準備はいいか?おい、しっかりしろ。今夜の寝床がボロ切れになってもいいのか?よし、全員持ち場に付いたな?おいジョナス、クィリットを肩から下ろせ。制御盤とかの上でいいから。そっとだ、そっとだぞ!まったく、お前ら兵士ときたら…少しは繊細さというものを身につけたらどうなんだ。(笑い声)さてとお前たち、少量のクアンタムでの実験のときとは違って、今からのはかなり激しい反応が起きると予測されるぞ。よし、それでは「実験 2.0」の開始といくか。ケイト、1、2 の、3 でいくぞ…1…2の…3!
(バチバチ、ブンブンという音)よし上手くいった。マイロ、そのまま信号の安定化に努めろ。これから信号を抽出するぞ!セリン、ダイアルをもう少し上に…よしそこだ!おいケイトまだだ!まだ手を離すな!(衝撃音と激しい気流)ケイト!お前が制御盤から手を離したらこれまでの苦労が水の泡になる。離すんじゃないぞ!
(騒ぎ声と叫び声)クソっ!ケイト、頑張れ!あと 5 秒だ、耐えられるな?(うねるような大きな音)やった!特性が確認できたぞ!スイッチを切れ!
(気流がおさまる)全員無事か?お前たち、よくやった。マイロ、次はもう少し素早…なんだ今の音は?(うなるような重低音)ジョナス大丈夫か!?ああクソっ―(ガラスの割れる音、キーキーと鳴る音、金属の裂ける音、たくさんの足音、響き渡る叫び声、ノイズ)
/通信切断
通信
発信者: セラ・ヴァース
発信地: 惑星ミマー地表
識別名: 救難信号
発信者: セラ・ヴァース
発信地: 惑星ミマー地表
識別名: 救難信号
連邦宙域外「ヴァーガス」における探査計画 レポート No.15
(ノイズ)
こちらセラ・ヴァース、我々は調査拠点を放棄した。シャードへのパルス送信後クィリットたちが凶暴になり、襲撃を受けたんだ。異常…と言ってもいいような様子だった。しかも洞窟内のすき間から奴らがあふれ出してきて、かなりマズい状況になった。こちらの兵士も応戦はしたが…数が多すぎた。外にはケイ酸雨も降り始め、洞窟からの脱出は不可能。そこで我々は洞窟の奥へと逃げた。
今はなんとか洞窟の下層で持ちこたえている、という状況だ。拠点を確認しに上がっていった者もいるが…ここまでで我々は探査部隊の 1/3 ほどを失ってしまったと思われる。おまけにクィリットの群れが調査エリアへと押し寄せ、シャードをまるまる包み込んでいる。つまり退路を断たれた、というわけだ。一応、ほんの少しだけ良い知らせもある…いくつか調査用の装置を回収することに成功した。その中には信号本体の特性が記録されたスペクトロメーターもある。こいつはとても重要な代物だ。さて、この状況を打開するには洞窟の深部へと降りていくほかないと思われる。幸い、洞窟内で迷子になることはなさそうだ。ここからはビーコンを設置しながら進んでいく。今の手持ちは… 5 つだ。いや、故障したものを修理できれば 6 つか。
ともかく、この通信がパノペアに届いていることを祈る。