【背景:ルネーニ王城・舞人用客室)
【BGM:ルネーニ王城】
【BGM:ルネーニ王城】
[舞人]
「しかし……現実的に考えて、セクロスして子供作って、子供に魔王倒してもらおうだなんて……」
[その他]
舞人は与えられた部屋に戻って、ベッドに腰掛けながら考えた。
[舞人]
「……無理だろ、常識的に考えて」
[その他]
当たり前といえば当たり前である。
[舞人]
「どうやら俺は魔法が使えた事実や金塊に目がくらんで舞い上がってたようだ……」
[その他]
それについては、反論の余地はない。
[舞人]
「普通に考えて、こんなとこさっさとおさらばしたいだろ……ここにはテレビもねぇ、電話もねぇ、ゲームもパソコンもなければ車もぜんぜん走ってねぇ!」
[その他]
どこぞの田舎ソングのように、この世界は舞人にとっての必需品がないない尽くめであった。
女の子とセクロスして子作りしたが最後、そうしたものとは一生離れ離れになるといって過言ではなさそうだ。
[舞人]
「……セクロスも捨てがたい。だけどゲームもパソコンもエロ同人も捨てがたい!」
[その他]
舞人は脳内のハムスターを全力疾走させる。
「しかし……現実的に考えて、セクロスして子供作って、子供に魔王倒してもらおうだなんて……」
[その他]
舞人は与えられた部屋に戻って、ベッドに腰掛けながら考えた。
[舞人]
「……無理だろ、常識的に考えて」
[その他]
当たり前といえば当たり前である。
[舞人]
「どうやら俺は魔法が使えた事実や金塊に目がくらんで舞い上がってたようだ……」
[その他]
それについては、反論の余地はない。
[舞人]
「普通に考えて、こんなとこさっさとおさらばしたいだろ……ここにはテレビもねぇ、電話もねぇ、ゲームもパソコンもなければ車もぜんぜん走ってねぇ!」
[その他]
どこぞの田舎ソングのように、この世界は舞人にとっての必需品がないない尽くめであった。
女の子とセクロスして子作りしたが最後、そうしたものとは一生離れ離れになるといって過言ではなさそうだ。
[舞人]
「……セクロスも捨てがたい。だけどゲームもパソコンもエロ同人も捨てがたい!」
[その他]
舞人は脳内のハムスターを全力疾走させる。
[その他]
カラカラカラカラカラ……!!
カラカラカラカラカラ……!!
[舞人]
「チーン!!」 【SE:チーン】
[その他]
舞人の脳内が答えをはじき出したようだ。
[舞人]
「やっぱり帰りたい! 元の世界じゃモテないけど、それにしたって可能性はゼロじゃないはず!」
[その他]
舞人は立ち上がって、拳に力を込めた。
こんな俺でも、好きになってくれる人がひとりくらいはいるかもしれない。
[舞人]
「それにやっぱ、元の世界の数々の魅力の前には、セクロスくらい……なんぼのもんじゃーい!!」
「チーン!!」 【SE:チーン】
[その他]
舞人の脳内が答えをはじき出したようだ。
[舞人]
「やっぱり帰りたい! 元の世界じゃモテないけど、それにしたって可能性はゼロじゃないはず!」
[その他]
舞人は立ち上がって、拳に力を込めた。
こんな俺でも、好きになってくれる人がひとりくらいはいるかもしれない。
[舞人]
「それにやっぱ、元の世界の数々の魅力の前には、セクロスくらい……なんぼのもんじゃーい!!」
[その他]
どっぱぁぁぁぁん!! 【SE:波がはじける音】
どっぱぁぁぁぁん!! 【SE:波がはじける音】
[その他]
と、舞人の背後でどこぞの映画会社バリに大波がはじけた。
[舞人]
「さて、そうと決まったら帰る方法を探さないとな……それもこっそりと」
[その他]
もしルネにでもバレたら、どうなるか想像もつかない。
[舞人]
「最悪、命令強制魔法で無理やりってパターンもありうるからな……そんな魔法があるのかはさておき」
[その他]
ちなみに、舞人の想像する魔法は、不幸なことに実在していた。
と、舞人の背後でどこぞの映画会社バリに大波がはじけた。
[舞人]
「さて、そうと決まったら帰る方法を探さないとな……それもこっそりと」
[その他]
もしルネにでもバレたら、どうなるか想像もつかない。
[舞人]
「最悪、命令強制魔法で無理やりってパターンもありうるからな……そんな魔法があるのかはさておき」
[その他]
ちなみに、舞人の想像する魔法は、不幸なことに実在していた。
[その他]
そして舞人は、後日その魔法の驚異的な力を知ることになるのだが――
そして舞人は、後日その魔法の驚異的な力を知ることになるのだが――
(暗転)
【背景変更:図書館(地下書庫流用?)】
【背景変更:図書館(地下書庫流用?)】
[舞人]
「やっ、おねいさん。勇者様が来館なさりましたよ!」
[その他]
「きゃああっ、勇者様よぉ!」
暢気にも、帰る方法を調べるために訪れた王立図書館で、司書のおねーさんを口説いていた。
「やっ、おねいさん。勇者様が来館なさりましたよ!」
[その他]
「きゃああっ、勇者様よぉ!」
暢気にも、帰る方法を調べるために訪れた王立図書館で、司書のおねーさんを口説いていた。
[その他]
一方そのころ――
[ミレイア]
「え? 異世界の勇者ぁ?」
[ベア]
「はっ。ルネーニを中心に広まっておる噂です。ルネ王が異世界から勇者を召喚したと」
[その他]
南国都市トコナでバカンスを楽しむ魔王ミレイアは、四天王の一人である熊獣人ラーレ・ベアから報告を受けていた。
髭面のダンディガイで、このクソ暑い中きっちりと鎧を着込みマントを羽織っている。
[ミレイア]
「うーん、異世界の勇者ねー。勇者ルーシィはしょぼかったけど、異世界って聞くとなんか強そうね」
[その他]
ミレイアは波打ち際でぺたぺたと砂のお城を作りながら、思案する。
[ジョルジュ]
「ところでベアさん、その異世界の勇者とやらは女性ですか?」
[その他]
そこへ、サングラスをかけた不健康的な肌のイケメンが腕を振りながら寄ってくる。
四天王のひとり、吸血鬼のジョルジュ・ド・ニープルである。
[ジョルジュ]
「女性ならば、一度会いに行きたいものですね……おっぱいおっぱい( ゚∀゚)o彡゜」
[その他]
この吸血鬼は度が過ぎるくらいの色情魔でおっぱい好きで有名なのである。
[ブーン]
「残念だけど男みたいだお」
[その他]
そこへさらに、横から口を挟むものが一人。
どこかマヌケな顔をしているが、これでも時を操る上位悪魔のブン・ブブーン。四天王の一人だ。
[ジョルジュ]
「ふむ……それはまことに残念」
[その他]
それきりジョルジュは興味を失ったようで、再びビーチで水と戯れるギャルたちのおっぱい観察へと戻っていく。
[ベア]
「……。それでミレイア様。いかがいたしましょう?」
[その他]
ベアは気を取り直し、砂のお城を作りながらずっと思案にふけるミレイアに声をかける。
[ミレイア]
「うーん。なんとかしたいわねぇ……異世界の勇者に対抗できる力かぁ」
[その他]
だが、いくら魔王といえど、その力が及ぶのはこの世界だけだ。
どうしたものかとうんうん唸る。
その一方で両手は器用にお城を作り上げていっている。これも一種の才能だろうか。
[???]
「……いいことを思いついた」
[その他]
不意に背後から声がした。
[ミレイア]
「アーヴェ?」
[その他]
対策に困窮するミレイアに助け舟をよこしたのは、今までずーっと浜辺に設置したベンチに腰掛けていた一人の魔族の男だった。
すばらしい肉体美を青いツナギに押し込めた、マッチョなイメージのある魔族である。
四天王の一人、名をアーヴェ・グッドマンという。
[ミレイア]
「いいことって、なに?」
[アーヴェ]
「異世界の勇者には、異世界の戦力で対抗するのが一番さ」
[ミレイア]
「そんなこと……」
[アーヴェ]
「まぁ落ち着いて俺の話を聞けって。損はしないぜ?」
[その他]
できるわけないじゃない、と言いかけたミレイアは、続くアーヴェの言葉に耳を疑った。
そして訝しげな目でアーヴェをにらむ。
[ミレイア]
「……前々からいろんなこと隠してるとは思ってたけどまさかそんなことまで……あんた一体なんなの……?」
[アーヴェ]
「おっと、深入りはしないって約束だったろ?」
[ミレイア]
「……ふん、まぁいいわよ。あんたがアタシに力を貸してくれる限り、そういう約束だしね」
[その他]
このアーヴェは、ミレイアに従う魔族の中で唯一、その色香に惑わされなかった生粋のガチホモである。
そして何かを腹に含んでいるあたり、完全には信用しきれないところがある。
しかしそんなアーヴェが四天王という重役についていられるのも、ミレイアでさえ太刀打ちできないような力を持っているからこそである。
ミレイアにとって、それは諸刃の剣だった。
それがいつ牙を向いてくるかわからないという懸念と、それを最大限に利用しようという野心が鬩ぎ合い、常に油断がならない。
[アーヴェ]
「そうか。それじゃあさっそくホテルに戻って準備をはじめよう」
[その他]
アーヴェは無意味にジィィィ、とツナギのホックをおろしながら、にやりと笑った。
[アーヴェ]
「異世界から助っ人を召喚だ」
一方そのころ――
[ミレイア]
「え? 異世界の勇者ぁ?」
[ベア]
「はっ。ルネーニを中心に広まっておる噂です。ルネ王が異世界から勇者を召喚したと」
[その他]
南国都市トコナでバカンスを楽しむ魔王ミレイアは、四天王の一人である熊獣人ラーレ・ベアから報告を受けていた。
髭面のダンディガイで、このクソ暑い中きっちりと鎧を着込みマントを羽織っている。
[ミレイア]
「うーん、異世界の勇者ねー。勇者ルーシィはしょぼかったけど、異世界って聞くとなんか強そうね」
[その他]
ミレイアは波打ち際でぺたぺたと砂のお城を作りながら、思案する。
[ジョルジュ]
「ところでベアさん、その異世界の勇者とやらは女性ですか?」
[その他]
そこへ、サングラスをかけた不健康的な肌のイケメンが腕を振りながら寄ってくる。
四天王のひとり、吸血鬼のジョルジュ・ド・ニープルである。
[ジョルジュ]
「女性ならば、一度会いに行きたいものですね……おっぱいおっぱい( ゚∀゚)o彡゜」
[その他]
この吸血鬼は度が過ぎるくらいの色情魔でおっぱい好きで有名なのである。
[ブーン]
「残念だけど男みたいだお」
[その他]
そこへさらに、横から口を挟むものが一人。
どこかマヌケな顔をしているが、これでも時を操る上位悪魔のブン・ブブーン。四天王の一人だ。
[ジョルジュ]
「ふむ……それはまことに残念」
[その他]
それきりジョルジュは興味を失ったようで、再びビーチで水と戯れるギャルたちのおっぱい観察へと戻っていく。
[ベア]
「……。それでミレイア様。いかがいたしましょう?」
[その他]
ベアは気を取り直し、砂のお城を作りながらずっと思案にふけるミレイアに声をかける。
[ミレイア]
「うーん。なんとかしたいわねぇ……異世界の勇者に対抗できる力かぁ」
[その他]
だが、いくら魔王といえど、その力が及ぶのはこの世界だけだ。
どうしたものかとうんうん唸る。
その一方で両手は器用にお城を作り上げていっている。これも一種の才能だろうか。
[???]
「……いいことを思いついた」
[その他]
不意に背後から声がした。
[ミレイア]
「アーヴェ?」
[その他]
対策に困窮するミレイアに助け舟をよこしたのは、今までずーっと浜辺に設置したベンチに腰掛けていた一人の魔族の男だった。
すばらしい肉体美を青いツナギに押し込めた、マッチョなイメージのある魔族である。
四天王の一人、名をアーヴェ・グッドマンという。
[ミレイア]
「いいことって、なに?」
[アーヴェ]
「異世界の勇者には、異世界の戦力で対抗するのが一番さ」
[ミレイア]
「そんなこと……」
[アーヴェ]
「まぁ落ち着いて俺の話を聞けって。損はしないぜ?」
[その他]
できるわけないじゃない、と言いかけたミレイアは、続くアーヴェの言葉に耳を疑った。
そして訝しげな目でアーヴェをにらむ。
[ミレイア]
「……前々からいろんなこと隠してるとは思ってたけどまさかそんなことまで……あんた一体なんなの……?」
[アーヴェ]
「おっと、深入りはしないって約束だったろ?」
[ミレイア]
「……ふん、まぁいいわよ。あんたがアタシに力を貸してくれる限り、そういう約束だしね」
[その他]
このアーヴェは、ミレイアに従う魔族の中で唯一、その色香に惑わされなかった生粋のガチホモである。
そして何かを腹に含んでいるあたり、完全には信用しきれないところがある。
しかしそんなアーヴェが四天王という重役についていられるのも、ミレイアでさえ太刀打ちできないような力を持っているからこそである。
ミレイアにとって、それは諸刃の剣だった。
それがいつ牙を向いてくるかわからないという懸念と、それを最大限に利用しようという野心が鬩ぎ合い、常に油断がならない。
[アーヴェ]
「そうか。それじゃあさっそくホテルに戻って準備をはじめよう」
[その他]
アーヴェは無意味にジィィィ、とツナギのホックをおろしながら、にやりと笑った。
[アーヴェ]
「異世界から助っ人を召喚だ」