時速2000kmの風


 艦隊は冥王星の基地グリトニルを目指して航行している。
私はグランゼーラからの襲撃を避けるため、海王星の地表付近を経由することにした。

 艦の窓からは海王星の地表が見える。
いや厳密には、時速2000kmの強風が吹いており、風景をみることはおろか移動するのも困難な状況である。

 艦隊を移動させるのに困難な場所ではあるが、それだけに敵に見つかることもあるまい。
精神的にはこちらの方がよっぽど気が楽だ。
私は私室で…

+ チョコレートを食べながら
チョコレートを食べながら、吹雪のため何も見えない窓の外を眺めていた。

+ 紅茶を飲みながら
紅茶を飲みながら、吹雪のため何も見えない窓の外を眺めていた。

+ 想いを寄せるあの人を思いながら
想いを寄せるあの人を思いながら、吹雪のため何も見えない窓の外を眺めていた。

+ 特に何をするまでもなく
特に何をするのでもなく、吹雪のため何も見えない窓の外を眺めていた。

 すると司令室から連絡が入った。

 司令室に入るとガザロフ中尉からグランゼーラのものと思われる艦隊を確認したという報告を受けた。
私は思わず…

+ こんな場所に敵がいるはずがない
こんな場所に敵がいるはずない、と思わずつぶやいた。

+ そう上手くはいかないか・・・
そう上手くはいかないか…、と自分の考えが甘かったことを覚った。

+ 白クマやアザラシの見間違いでは?
白クマやアザラシの見間違いでは?
とつまらないジョークを飛ばすも、副官に聞き流され、二重にショックを受けた。

+ 敵と我々、ツイてないのはどちらか?
敵と我々、こんな視界の悪い吹雪の中で鉢合わせするとは、ツイてないのはどちらだろうか? などと考えた。

 いずれにしても相手は見逃してはくれそうにない。

 私は、乗組員たちにここでの戦闘について注意点を説明した。
 高度をとると強風によって艦や機体の制御が難しくなる。
一方地表付近は比較的風が弱まっているが、その分だけ相手に見つかる可能性が高い。
皆、集中して話を聴いてくれている。
これならこれ以上の説明は不要だな。
 私は説明を打ち切り、戦闘開始を指示した。

⇒はじめる

海王星地表での遭遇戦に敗北


 海王星地表での遭遇戦で敗北を喫した。
一時後退し、態勢を立て直す。

⇒帰還する

海王星地表での遭遇戦に勝利


 海王星地表での遭遇戦で勝利した。

しかし、ここでグランゼーラと戦ったことで、敵側にもこちらの行動を察知されてしまった。

 艦隊は海王星の吹雪の中を上昇していく。
そして、衛星軌道に到達した。

その時、救難信号を出す船が微速接近してきたのだ。
私は…

+ 速やかに救助活動を行うよう指示した。
乗組員たちは指示通り、速やかに救助活動を行った。
救助した船は零細軍事企業の輸送船であった。
このご時世だから、正体がばれないように通常の貨物船に見せかけていたのだと言う。
しかし、航行中に宇宙空間を漂う戦闘機の残骸に衝突し、メインエンジンを傷めたらしい。

艦長兼オーナーの男は我々に助けられたことを大層喜んだ。
また、私のことを「ドプケラバスター」と讃えた上で、彼が開発した兵器を提供してくれた。
私は辺境警備隊を呼び、彼らに護衛を指示して、その軍事企業の船と分かれた。

【革命軍の最新鋭爆撃機を手に入れた】

+ 十分警戒して接近せよ
十分警戒して接近するよう指示した。

乗組員たちは指示通り、十分に警戒しながら船に接近した。
そして、無事回収を行った。
回収した船は零細軍事企業の輸送船であった。
このご時世だから、正体がばれないようにに(編注:原文ママ)通常の貨物船に見せかけていたのだと言う。
しかし、航行中に宇宙空間を漂う戦闘機の残骸に衝突し、メインエンジンを傷めたらしい。

艦長兼オーナーの男は我々に助けられたことを大層喜んだ。
また、私のことを「ドプケラバスター」と讃えた上で、彼が開発した兵器を提供してくれた。
私は辺境警備隊を呼び、彼らに護衛を指示して、その軍事企業の船と分かれた。

【革命軍の最新鋭爆撃機を手に入れた】

+ 敵の罠かも知れない、無視しよう
敵の罠かも知れないから、無視するよう指示した。

乗組員たちは指示通り、救難信号を出している船を無視して、冥王星方面へ向けての出発準備を始めた。

(さて…)

+ 怪しい、怪しすぎる、破壊せよ
怪しい、あまりにも怪しすぎるので、即刻破壊するよう指示した。
乗組員たちは驚いたような表情を見せたが結局は指示通り、ミサイルを撃ち込んで、救難信号を出している船を撃破した。

(さて…)

 そして、冥王星方面に向けて、艦隊を発進させた。

 ここから先はカイパーベルトと呼ばれる氷でできた天体の密集地帯が続く。

この先、我々の旅の結末はどのように綴られているのか?
いや、どのように綴っていくのか?

⇒帰還する

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年11月17日 10:23