らき☆ロワ @ ウィキ

集結するカオス

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集結するカオス ◆LcLEW3UbhI



銃声が辺りに響き渡る。

長門有希はそれに反射的に振り向き、それが致命的なミスだと気付いた時には何もかもが遅かった。
放たれた弾丸は彼女の右足を貫き、態勢を崩した彼女の頭に、冷たい感触が出現する。

だが、長門は慌てない。瞬時に情報操作によって多量のトゲを出現させると、それを真後ろの襲撃者に向かい、解き放つ。

「爆☆殺」

何処か楽しそうな声が、巨大な爆発を巻き起こした。それは、彼女の出現させた全てのトゲを飲み込み、消し去っていく。
再び銃声が響き、長門の右肩に熱い感触が走った。掴んでいたイクサベルトが音を立てて跳ね、何処かへ飛んでいく。

「動かないでね長門さん。動いたら、今度こそ君の頭に銃弾を撃ち込まなくちゃいけなくなるから」

再び頭部に冷たい感触が当たる。今更ながらに南千秋が起きた時のことを考えて、イクサの変身を解いてしまった事を後悔する。警戒を緩めるべきではなかった。
いや、真の問題は別のところにある。

「武藤遊戯、あなたはこの殺し合いに乗ったの?」
「それはむしろ僕の方が聞きたいね。さっき人を殺してきた長門さん」

その言葉はあまりにも容易く放たれた。まるでそれが当然あるべき姿であるかのように。それに長門はほんの一瞬こそ動揺したものの、勤めて平静を装う。

「……何のことだか、分からない。私は……」
「ああ、誤魔化さなくていいよ。僕の支給品の中に首輪探知機っていうのがあってね。それを使えばこの島の何処で何が起こってるのか、大体分かるんだ。人が死ぬと首輪が機械の表示から消えるから、殺人者も分かる」

そこで一旦言葉が切れる。何を言うのか悩んでいる、というよりは言わなければならばいことは分かっているのだが、それをどういう順序で説明しようか悩んでいるといったところか。

「この機械は僕の周りの人の位置を大体把握できるんだ。死んだ人の表示は消えるから、殺人者も察しがつく。まあ、見始めたのは結構時間が経ってからだけどね。でも僕の知る限り、ここの西南での二人の死に、君は間違いなく関わってる」

長門有希は静かに思考する。武藤遊戯の発言から考えるに、彼は彼女の一番初めの殺しを知らない。彼女の初めの殺しは開始早々である。
ならば、武藤遊戯の言う二人の死とは恐らく、先程黒王号を暴走させた時のもの、と考えるべきだろう。それはつまり、あのChain-情と名乗った男とピンクのポケモンの、どちらかが死に、どちらかが生き残ったことを明示していた。
そしてそれならば、武藤遊戯からの『誤解』を正すことも容易い。

「三人のグループに、別の一人が加わり、更にもう一人加わったところで元のメンバーの一人が死んでる。初めに加わった一人は元のメンバーから一人を連れて逃げ、連れられた元のメンバーの方は何らかの原因で死亡。
で、後に加わった恐らくは殺人者であろう一人は、別の元のメンバーのうち一人を連れ去ると、その二人から離れた。その殺人者が誰かと思って来てみれば、まさか長門さんだったとは……」

「違う。武藤遊戯。あなたは誤解している。あれは故意があっての行動ではない。あれは私の支給品の暴走」
「暴走? 何か、千年アイテムでも支給されてたの?」
「聞いて」




          _,,,......,,, ,--‐-、__
           /: : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \        ありのままさっき 起こった事を話す
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\       『私の乗っていた大人しいと思
      /  .: : : : : : : : : : : l: : ::|: : ::l: : : : : : : : :ヽ      っていた馬がいきなり暴走した』
       /........  l   /  |  l   !  l  i   ヘ  何を言ってるのか わからないと思うけど
     /: : : :i: : ::i: : ::./i: : : :.i: : ::イ: : ::.!: : :|........!...: : .ヘ     私も何をされたのか分からなかった
   _〆'!: : ::l.....:::l...:::/ l....:::;イ:....../|::..../!::....l: : : |: : : ト..!   頭がどうにかなりそうだった…
     l::i::|..!......l!..7‐ゥ.、x'´!::.../ !.:,/__!:...イ::. : :!:: : .|ヽ!   催眠術だとか超スピードだとか
     l::|..::!.ヘ....!,r≠、.  !./  /./  l.` | i: : :|::!:: :| |   そんなチャチなもんじゃ 断じてない
      !!i: :|: ::`.!'i゜::::.j` '´  '´r≠ヽ、 |:::::/::!i:::/    もっと恐ろしいものの片鱗を味わった
       !ヘ..!: : ::|.廴;.ノ      {゜::::::ソ イ/:::/ !'
       ヘ!.i: :.l      !     ー' /: : ; :/
          !.!: :ト     __       /: : /!/
         l.ト、|..\        /.!: / |'
         ヘヘl.ト..| ヽ    , r‐,'イイ:/  '
           ,ゝti    ̄ |./、' ソ
         /:::r'´     └、:\
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          ,.ゝ_// / ,:ヾ./ 〉〃!.l l._ ∠_
   --=='ニ´二. /.//‐-.〉/' -‐l_‐、_ヽ、 `` ‐- 、._
      <.、 . i´| | |:,.'⌒il/ i⌒ヽ`‐:ニ:三\,.‐'´
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          _,.`ゝ| | |.  ̄  `  ̄ ./ ,.‐'´
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      ./    l   /::::::::::::::::::::::::l、 l     `i、



「妙な情報因子が私達の会話中に出現した。害は無い」
「ふーん。まあいいか。取り敢えず、長門さんの今の説明で疑問に思った事がいくつかある。それに答えてくれたら、この態勢をやめるよ」
「何?」

遊戯はそこで一旦会話を止めると、その背筋に力を込め、銃の軌道を再度調整した。つまり、この会話の如何によっては即弾丸を放つということだ。
それも、改めて修正した事を考えると、これから出される言葉は彼女にとってかなり致命的なものとなりうるという事。彼女がこの態勢から反撃するのも止むを得ないようなものになりうるということだ。

「何故、その馬は長門さんがそのグループと合流した時に限って暴走したの? それまでは問題なく扱えていたのに」

長門有希は再び静かに思考する。問いかけに対しての、最も疑われない解答は何か。武藤遊戯の疑惑を晴らすために最も適した解答は何か。

「……分からない。偶々さっきのグループの中に私の馬……黒王号を怒らせるようなものがいた、くらいしか可能性は……」
「いや、それはないよ。そうだったとしたら、その黒王号は出会った瞬間に暴走するはずだからね。けど、実際には、一拍置いてから暴走してる。そうでしょ?」

武藤遊戯の推測の根拠は何か。何をどう証明すれば彼の疑いを晴らす事が出来るのか。

「何故そうだと?」
「長門さん達の動きから推測した結果だよ。長門さんの動きはグループに遭遇した時点で一旦止まってる。長門さんならその黒王号の暴走にうろたえたりはせず、すぐに次の行動に移れるはずだからね。その時点では黒王号は暴走してなかったと推測できる」

武藤遊戯はいきなりこちらに対して発砲するほどに、疑いを抱いている。それを解消するのは並大抵のことではないに違いない。

「なるほど。あなたの言うとおり、私は僅かな時間、彼らと会話した。けれど、他に暴走した原因は思い当たらない」
「これも僕の推測だけどね。多分、誰かが黒王号に何かを仕掛けたんだよ。まあ、誰かといってもその時点でそこにいた長門さんを含めた五人のうちの誰か、だけどね。あの時点で周辺に人は居なかったから」

だが、決して不可能な事ではないはずだ。不可能なようなら、初めの一撃で彼女の頭には風穴が開いている。武藤遊戯は人殺しを躊躇うような人間ではない。

「あなたはその中でも私を疑っている?」
「信用したいけどね。状況から見たら君が一番怪しいのは間違いないよ。君は初め皆殺しにするつもりだったけれど、偶然殺せない人……例えば朝倉さんあたりを見つけて、予定を変更。
彼女一人を安全圏に連れて逃げ、後始末をその黒王号とやらにやらせた。
そう考えるのが一番違和感がないと思う。暴走したっていうのは今その黒王号が君に従ってここにいないから、嘘じゃないと思うけどね」

問題は何処までの真実を語り、何処から嘘を織り交ぜるのかだ。武藤遊戯がこちらを信頼し、且つ彼女の所業を知られないラインを見極めなければならない。

「あの集団の中にいたのは南千秋。嘘だと思うなら、そこの洋館の戸を開けてみればいい」
「それは君が朝倉さんを優勝させるために殺人者になったわけではないという証明?」

頷く。こんなところで嘘を吐いても仕方が無い。本当に必要な時以外は真実を話さなければ、信用は得られない。

「そう受け取ってもらって構わない」
「ふーん。……じゃあ、千秋ちゃんに確認を取らせてもらおうかな」

南千秋はずっと気絶していたから、長門を擁護することを言う事は出来ない。となると、会わせてもあまり意味は無いという事になる。

「それは出来ればやめておいた方がいい。今彼女は何も着ていない。私が脱がせた」
「……今更長門さんの趣味をとやかく言うつもりは無いけど、時と場合くらいは選ぼうよ。それに千秋ちゃんは小学生じゃないの?」

何か妙な勘違いを受けているようだが、今はまず『誤解』の方を解くべきだろう。どちらが致命的な誤解であるかは考えるまでも無い事だ。

「とにかく、南千秋のところに行くのは推奨できない。彼女は私が助ける前からずっと気絶しているし、私に関することで情報を得るのは無駄」
「そう……」

呟くように遊戯が言うと同時に、銃口が頭から逸らされたのが分かる。
多少の驚きの意を込めつつ、長門有希は遊戯へと振り返った。遊戯は既に銃を腰に収め、まるで警戒する様子を見せていない。

「何故? 私はまだ身の潔白を証明できていない」
「聞きたいことを聞き終えたら解放するって約束だったしね。それに、今長門さんがそうやって尋ねてくるのが何よりの証明だよ。長門さんが僕を殺すつもりなら、僕が銃を仕舞うのを確認すると同時に襲いかかるはずだからね。信用するよ」

遊戯は多少の笑みをまじえながら言うと、スタスタと歩き出す。辿り着いた先は、イクサベルトが飛ばされた場所だった。それを拾うと、長門に差し出す。

「はいこれ。ゴメン、変な疑いかけちゃって」
「構わない。気にしていないから」

差し出されたベルトを受け取り、腰に巻いておく。常に周囲に気を配り、変身可能にしておくことの重要さは今、身を持って知った。

「ああ、そう言えば僕が撃った傷は君の情報操作で治せる?」
「可能。ただ、少し時間は掛かる」

長門が言い終えた瞬間、遊戯の後ろから妙な大男が彼女を覗き込んだ。
咄嗟にベルトに手を伸ばすが、間に合わない。大男は長門へと殴りかかった。
だが、予想された衝撃は何時までたってもやってこない。恐る恐るといった様子で長門は目を開くと、多少済まなそうに笑う遊戯だけが眼に入った。

「驚かせちゃったらゴメン。今のは僕の支給品の一つなんだ。これを使うと、相手の傷をすぐに治せるらしいんだけど、どう?」
「問題ない」

撃たれた部位が完全に治療されていた。理屈は良く分からないが、そういう支給品もあるということを頭に入れておく。もしも事前知識無しで同じような能力に遭遇していたら、少なからず動揺していただろう。

「あなたがあっさりと私を解放した事にようやく納得がいった」

ようするに、遊戯は初めからそこまで長門のことを疑ってはいなかったのだ。いきなり発砲したのは、即座に治療する事が出来るから多少過激に行動しても問題ないと感じたのだろう。

「それで、僕の方も乗ってないって事を証明したいんだけど……」
「必要ない。乗っていたら、あの状況で私を生かしたりはしないだろうから」

「ありがとう」

優しげに遊戯が笑う。もっとも武藤遊戯が優しそうな様子を崩したところは見たことが無いが。

「さて……それじゃあ情報交換でもしようか。もうすぐ放送の時間だしね」
「構わない。けれど、その後は私は単独で行動を取りたい。情報交換の後、出来れば南千秋を預かって欲しい」
「悪いけど、僕も一人でやらなくちゃならないことがあるんだ、ごめん。けど、僕は千秋ちゃんを預けるのに、僕より遥かにいい人を紹介できる」
「それは……」

「ククク……銃声が聞こえたから来てみれば、それは俺のことか、遊戯……」

長門の言葉を遮り、遊戯の遥か後方から来た赤木しげるは静かに笑う。遊戯とは違う質の、何処か底知れないところのある笑みだ。
遊戯もそれに返すように笑いかける。

「おめでとうアカギ君。その様子だとバクラ君とは上手く友達になれたみたいだね」
「ククク……そんな単純な関係でもないがな。それで千秋を俺が連れるって話だったが……」
「その前に情報を共有しよう。いや、それよりも前にここの安全の確認かな。長門さんもこれを見て」

そう言って遊戯が支給品の中から取り出したのは扇風機だった。

「……」

誰がどう見ても扇風機にしか見えない。横を見てみると、赤木も普段のような笑みこそ浮かべているものの、その頬に一筋の汗が流れている。
再び遊戯の方に向き直ってみるが、彼の表情は変わらない。

もしかしたら気が触れたのかもしれない。

そんなことを長門が考えると同時に、遊戯は扇風機のボタンを叩いた。
すると扇風機のファンが回りだす。やはり普通の扇風機と変わらない。

やはり気でも触れたのだろうか。

長門はそんなことを思いつつ、扇風機が動くのを見つめる。

「おいこら、お前らか、私の服を剥ぎ取ったのは!!」

あまり好意的でないその声は、洋館の前から響いた。






【B-4/洋館前/1日目-早朝】

 【真・長門有希@カオスロワ】
 [状態]:健康
 [装備]:イクサベルト@カオスロワ
 [持物]:デイパック、基本支給品一式、チェーンソー@現実
 [方針/行動]
  基本方針:仲間と生還するため、無能とマーダーを排除し、最終的に主催を打倒する。
  1:遊戯、アカギ、千秋と情報を共有する
  2:千秋をアカギに預けて単独行動をとる
  3:岩崎みなみ、小早川ゆたかは排除する対象。

 [備考]
  ※カオスロワ5期エピローグ後からの参戦です。
  ※『仲間』とは一緒にカオスロワで対主催をしていた8人の事を指します。
  ※また彼らのいる前では外道な行動はとりません。
  ※イクサの制限は変身時間無制限。変身解除後は1時間変身不能です。(なのはロワのホッパー準拠)


【南千秋@テラカオスバトルロワイアル】
 [状態]:頭部に打撲 服の代わりに布団を巻いてる
 [装備]:シルバースキン@不明、イングラムM10サブマシンガン@現実
 [持物]:デイパック、支給品一式、ハルコンネン@漫画ロワ、濡れた衣服
 [方針/目的]
  基本方針:主催者を制裁する。 殺し合い?乗るかそんなもん
  1:まともな服を着る
  2:春香姉さまを探す。ついでにアカギ達も探す
  3:湖側から百貨店へ行ってみる
 [備考]
  ※カオスロワ6期直後からの参戦です。
  ※制限により光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)にはなれません。
  ※シルバースキンが漫画ロワ仕様かニコロワ仕様なのかは後の書き手に任せます。


【B-4/一日目 早朝】
【赤木しげる(13歳)@カオスロワ】
【状態】神域 強運
【装備】強靭な顎と鼻(たぶんコンクリより硬い)、千年リング@なのはロワ
【持物】支給品一式、ロードローラー@漫画ロワ、モンスターボール(ことのは)@ニコロワ
【方針/思考】
[基本方針:仲間を集め、主催者を倒す
1、長門、遊戯、千秋と情報を共有する。
2、片端から島を回り、情報と仲間を集める。
3、共に戦った6/、アナゴ、朝倉涼子、真・長門有希、南千秋、南春香、遊城十代を重点的に探す。彼が六期の主催だった事を知ってる者には五期の自分を語る。
4、ピエモンとジェネラルシャドウのことを知っていると思われる人物、村雨良を探す。
5、ロワの後は元の世界に返りたくない。

※千年リングを装備したことにより、バクラの人格が目覚めました。
※六期カオスロワの主催者になった後の参戦です。
※もう一つ自分の名前があることについては、カオスロワの世界ではよくあったこと、と流しています。
※千年リングは誰でも身に付ける事が出来ます。

【闇バクラ@なのはロワ】
【状態】健康
【方針/思考】
[基本方針]
今行われているデスゲームを楽しむ
1、宿主であるアカギには基本的に協力はする。
2、面白い奴だな…

※参戦時期は少なくとも自身の能力の制限に気付いた後です。
※強制憑依したら好き勝手やるかもしれません

ロアムド・アムンゼンです。
殺し合いに反対する仲間を集めてさっき温泉で出会った男と白髪の男を止めようとしていたのですが、どうも事態が上手く動きません。
小走りになっていた私が遭遇した光景はなんとも恐ろしいことに、紅葉の様な髪をした少年が少女に銃をつきつけている姿だったのです。
私はハラハラしながらことの推移を見守っていたのですが、何回かの問答の後、少年は結局少女を撃たずに解放しました。
もしも紅葉の髪の少年がマーダーだったら解放するわけがありません。ひょっとするとこれは仲間になれるのでは?
そう思った私は早速少年達の方へ駆け出したのですが、そこで予想外の事態が起こりました。
紅葉の少年が私に笑いかけたのです。その笑顔はなんとも言えないほどに優しく、私を安心させるものでした。
が、続いて起こったことは私の理解を超えていました。少年の後ろにいきなり大きな男が現れると、そいつが少女に襲い掛からせたのです。
私は咄嗟に後ろを向いて走り出しました。あの少年の笑みの理由が分かったのです。
あの少年は恐らく、あの大男に脅されて少女に襲い掛かっていたのです。そしてあの大男は少年にさっさと殺せと命令したのですが、少年は躊躇い、そして私を発見したのです。

あの笑みはつまり、私にこう言いたかったのです。『早く逃げて』と。
少年の努力の甲斐虚しく少女は殺されてしまったようですが、私はこうして逃げおおせる事が出来ました。少年には感謝しても仕切れません。
彼を一刻も早くあの大男から救ってやらねばなりません。そうしなくては、彼は何時までも望まぬ殺しの片棒を担ぐ事となります。
私は胸に新たな決意と共に歩き出しました。もうすぐ放送ですが、私に休んでいる暇は無いのです。
ああ、それはそれとして……。犬が食べたいですねえ……

【A-4/一日目-早朝】
【ロアルド・アムンゼン(その3)@オールロワ】
 [状態]:健康
 [装備]:なし
 [持物]:支給品一式、不明支給品1~3
 [方針/行動]
  基本方針:殺し合いには乗らない
  1:仲間を集め、遊戯を大男から救い、髑髏の仮面の男(Chain-情)と白髪の男(赤木しげる)を止める。
  2:6/、かがみ、竜を探す。
  3:犬を見つけたら食べる。
※オールロワ113話「日本昔話:とりかえばや物語」直後からの参戦です。
※Chain-情と赤木しげるを危険人物と認識しました。
※武藤遊戯を危険人物に脅される少年と認識しました。




……なあ相棒、あれでよかったのか?

うん。あの人の行動は気にするようなものじゃない。逆を言えば殺しても良かったんだけど、まあ、今は無理な話だしね。

そっちじゃないぜ。俺たちは長門有希のやったこと全て知ってるじゃないか。俺が近くまで行って全て見ていたんだから……。

ああ、それはまあ、長門さんは知られたがってないみたいだしね。無理に人の傷を穿る事は無いよ。それに、言わなくても長門さんの目的は大体分かったし。

え?

長門さんは信頼できる人以外は全員殺すつもりなんだよ、多分。後ろから刺されるのを防ぐのには適切な処置だね。僕らにとっては好都合だよ。
いずれ長門さんのやってることが発覚したとき、それを受け入れるのか否かで必ず諍いが起きる。それも主催の興味を引くような最悪のが。

じゃあ相棒は長門のやってることを誰かに話しはしないんだな?

うん。自然に発覚するのを待つとするよ。

後相棒。さっきのあのスタンドってやつ。どうもあれを使うたびに俺の体がどうも調子悪くなるような気がするんだが……。

今後は使用を控えるから、今は我慢しておいて。

【B-4/洋館前/一日目 早朝】
【武藤遊戯@カオスロワ】
【状態】闇AIBO
【装備】ワルサーPPK改(28/30)@現実 千年パズル@カオスロワ クレイジー・ダイヤモンドのDISC@漫画ロワ
【持物】支給品一式、遊戯王カード@ニコロワ、高性能探索機能つき扇風機@書き手ロワ」

【方針/思考】
[基本方針]
この世界のロワ主催者に、僕はなる!!
1、長門、アカギ、千秋と情報を交換する。
2、この首輪探知機を使えば誰にも関わらず、空気になるのは簡単そうだな。
3、自分に関係ないところで主催の興味を引くような事を行わせたい。長門さんの目的が読み通りなら好都合。
4、クレイジーダイヤモンドの使用を控える気はない。

※六期カオスロワ死後からの参戦です。
※主催者が時間を時間を操る能力を持っていると推測しています。
※闇のゲームにはほとんど制限が掛かってませんが、チート能力はほぼ封じられてます。
※ワルサーPPK改はただ弾が増えただけです。
※遊戯王カードの内訳は次の書き手さんに任せます。
※千年パズルがあれば誰でも中の遊戯とは話せます。
※クレイジーダイヤモンドの使用による精神疲労は表に出てない方の遊戯に掛かります。


【闇遊戯@カオスロワ】
【状態】精神疲労(小)
【方針/思考】
[基本方針]
AIBOに付いて行く
1、AIBOは俺の無念を晴らすために主催になろうとしてるのか?
2、AIBOにばかりいいところを取られて空気になりたくない
3、元主催の俺がロワを成り立たせなくていいのか……? まあ、相棒はいいって言ってるし、大丈夫だろう

※5ndで主催をやっていた時、幕張メッセに飛んだ後からの参戦です。
※『AIBO』がいなくなったり、信頼出来なくなったら、マーダーに戻る可能性があります


【クレイジーダイヤモンドのDISC@漫画ロワ】
ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する主人公、東方仗助のスタンドをDISCにした物。承太郎の言葉を借りれば、『この世のどんなことよりもやさしい能力』。

以下Wikipediaより

スタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。
仗助のキレやすい一面から、承太郎が命名した。
デザイン上の特徴としては、頭部・両肩・腹部にハートマークがあしらわれている。
あとはスリムなジャガーノート(XーMEN)をイメージしてもらえるといい。

近距離パワー型で、射程距離は約1メートル。
同じく近距離パワー型である承太郎のスタープラチナよりも射程は短いが、パワーとスピードにおいては優るとも劣らない。
パワーに関しては、スタープラチナのガードをはじき飛ばしたこともある。
スピードに関して言えば、仗助曰く「時速60キロなんてなまっちょろいくらいの」スピードが出せるらしい。
但し、精密動作性においてはスタープラチナにやや劣っているようである。
ただし、劣っているとはいえ、弾丸を弾いて20メートル先のネズミに当てることができるので充分凄い。
というかスタープラチナが化け物なだけのであしからず。

固有の特殊能力として、壊れた物体、負傷した生物を瞬間的に元通りに直す・治す能力を持っている。
但し、内科的な病気や、自分自身の外傷の治療はできず、また絶命した生物を蘇生させることも不可能である(致命傷であっても生きている内に治療すれば息を吹き返す)。
物体を復元する際には、その物体の元々持っていた破片を元の物体に自動的に引き寄せる。
その引き寄せる力は強力で、大人の体を簡単に引っ張ることも出来る。
先述で「自分の体を直すことは出来ない」と触れたが、中には例外もある。それは「自分の体から離れて固まった血」である。
仗助は相手に自分の返り血を浴びせ(偶然だが)、ガラスの破片につけた「自分の体から離れて固まった血」を治し、相手の体にめり込ませるという戦法をしたことがある。
自分の体、という概念がどこまで通用するのかは謎だが、参考までに。

また、アンジェロを岩に埋め込んだり、エニグマの少年の体を本にしてしまうなど、その復元能力を応用して別の物体同士を一体化させることもできる。
これは仗助が激昂している時が大きく関与しており、「怒ると元の形に正しく復元されない」が大きく影響しているようだ。

スタンド名の由来は、ピンク・フロイドの楽曲“Shine On You Crazy Diamond”。


【高性能探索機能つき扇風機@書き手ロワ2nd】
スパロワの書き手、転の自作アイテム。首輪の位置を探知し、立体映像として空中に映し出す。ただし、制限で見られる範囲は半径二エリア程度。
要するに、バトロワおなじみの首輪探知機のバリエーションである。


070:1984年 投下順 072:いいぞがんばれ!ドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ!!
070:1984年 時系列順 072:いいぞがんばれ!ドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ!!
062:憂鬱アンドロイド 真・長門有希 079:バトルロワイヤルは鬼ばかり
南千秋
052:隠し砦の三狂人 赤木しげる(13歳)
ロアルド・アムンゼン(その3)
031:チートと神域と時々古代 武藤遊戯



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