桜ノ宮一葉 / さくらのみや かずは
二つ名
解説
その特徴はなんと言っても、高いミッション参加率。ミッションが発動される度に積極性と知性を駆使してクリアしていく様は彼女の1番の見所であり、このスタンスが参考記録ながら、ゆっくり逃走中史上初の「パーフェクトゲーム」達成に繋がっている。
初出場から4戦連続で動画の最終回まで生き残っているしぶとさも持ち合わせており、プロ雀士という希少な肩書きも相まって、現在のゆっくり逃走中の一般逃走者を語るうえでは外せない存在となっている。
ゲームでの活躍
Game#1
~泰然たる桜の騎士、刻み付けるは永遠の記憶~
しかし、あらゆる場面でアグレッシブに動き続けていた彼女の逃走劇は目を見張るものがあり、逃走者・桜ノ宮一葉の、さらなる活躍を予感させるような回となった。
Game #2
~狂気の如きに至りては、国の士に双つと無き也~
ところで、本作の一般逃走者募集より、通常の枠の他に「特別枠」と呼ばれる枠が用意されている。これは、過去に逃走成功を果たした者、視聴者ミッションを成功させたものから抽選で選ばれた者に加え、応募時にSPECKに送る「意気込み/自己PR」で「逃走中に対する想いが最も伝わった3名」が抽選を経由せずに選ばれるというものだが、彼女もこの特別枠として、ぽっぽ、七海と共に出場権を掴み取った。ぽっぽと七海の両名は、これとほぼ同形式で行われたさくしゃ作「アルティメット《夢の咲く島》」一般逃走者募集(新規枠)の選考も通過しており、他者に引けを取らない彼女の想いが伝わってくる。
さらに直後のエリア移動ミッションでは、運に任せる選択もあった中で提示された暗号を確実に解き、新エリア・六甲アイランド行きの切符を文字通り獲得。ラストミッションにおいても、古明地こいし(東方)の推理の証人役となって「ニセ逃走者」の正体を看破することに成功するなど、ことあるごとにミッションに向かい、自力でクリアに導いていく積極的な姿勢が常に光り続けた。
しかもこの逃げ切りは、参加可能なミッションの不参加は1つ(*10)のみ、かつ150分フルタイム(逃走率100%)で逃げ切った「セミ・パーフェクト(準完全)(*11)」と呼ばれる記録も共に付いてくるもの。有史以降のゆっくり逃走中では3人目(*12)の達成者であり、120分を超えるゲーム時間での達成は今回が初の事例であった(*13)。
Game #3
~白狐のヴィクトリア、夢物語さえも本物に変えて~
しかし、これにより先のルナティックアイランドから通算しての連続逃走時間は239分29秒(*15)となり、この記録は一般逃走者ではミュータント(*16)を抜いてトップの数字である。無念の結果では終わったものの、ゆっくり逃走中の歴史に、また新たな記録を刻んだのだった。
Game #4(5)
~最強最大の敵、それはもう1人の自分~
解き放つオモイと 追い風がかさなる場所
きっと叶えにいくから
さらにゲーム開始直後、一葉は今回のゲームで「
ミッション1では、かつて神戸と有明で経験して来た「ニセ逃走者」ミッションに三度出会うことに。その内容も「ニセ逃走者を避けながら逃走者同士で2ショット写真の撮影を狙う」という、かつての超難度ミッションと良く似たものであった(*18)。ちなみにこれで一葉は「SPECIAL・さくしゃ・七海によるニセ逃走者ミッションを全て経験した」最初の逃走者となった。
話を戻そう。ミッション中盤、ニセ逃走者かの判別に使う専用モバイルを入手すると、使用時間が5分しかないことに対して「この時間制限に意味は無いか」と疑問を持つ。そしてミッションが終盤へと向かう中、一葉はチャットを使って逃走者を呼び込む作戦に出る。これに反応したのが大妖精(東方)で、駅前の薬局にて会う約束を交わす……しかし、このチャットはニセ逃走者も参加している可能性があり、これから会う大妖精が、本物の逃走者である保証はどこにもない。
時を置かずして、出会った2人。大妖精は専用モバイルを使い、一葉が本物かを確かめようとするが……一葉は「私は大丈夫、このまま撮ってしまいましょう」と、大妖精の要求を退ける。この時一葉は、入手した専用モバイルを使わずに「賭けに出る、ここで大妖精が偽物だったら諦めるしかない」と、目の前の大妖精が本物であると信じて2ショット写真を撮る決意を固めていた。
読みを外せばアラーム鳴動からのドボンとなるが、結果は見事アラーム解除。モバイルを温存したままミッションクリアという、考えうる最高の結果を引き寄せる。
一見無謀とも見える賭けであったが、この時一葉は「ニセ逃走者は電話・チャットのいずれも使えない」ことにいち早く気付いており、先刻に送ったチャットに反応を見せた大妖精が100%本物であることを確信していての決断であった。運否天賦の賭けなどではなく、その選択の裏には確かな自信があったのだ。
さらにこの裏では、ニセモノの魂魄妖夢とも会っていたが、ニセ逃走者が「本物の逃走者のゲーム中の記憶は引き継がない」点に着目し、ハッタリを駆使してこちらもモバイルを使わず退けていた。ここまで来るともはや専門家の域といえる。
クリア後、モバイルの意味を大妖精に聞かれると「(使う場面は)また出て来る、次は本当に電話もチャットも使えない状況で」と静かに答える(*19)。
電話・チャットの両方が縛られている中、発動したミッション2。それは以下の内容である。
エリアに3体のハンターを設置した。 残り65分になるとエリアに放出される。 阻止するには、BOX横にあるレバーを3人で同時に下ろさなければならない。 ただし、現在エリアには現時点で残っている逃走者13人分のニセ逃走者がおり、 彼らを含めた3人で下ろした場合、BOXはロックされない。 なお、レバーは2人で下ろすことも可能。 ただし、下ろした逃走者以外からランダムで1人の位置情報を通知された ハンターが残り65分に放出され、確保後消滅する。 BOXがロックされているかは、他のBOX横にあるモニターから確認可能。 なお、下ろされたレバーは、リセットボタンを押すことでリセットが可能だ。 (以下補足情報) 各レバーの操作状況は他のレバーのモニターから確認可能。 また、BOX横のリセットボタンを押すことで、該当レバーの操作状況をリセット出来る。 リセットはニセ逃走者も可能。
(上に同じく)
Game #5(6)
~三冠の桜は、春を待たずして花吹雪く~
loading tweet...— Kazuha🌸🍃 (@kazuha_922) January 6, 2024
その高い前評判通りに、3回目の逃走成功を果たし、遂にゆっくり逃走中の舞台に「三冠」達成者が誕生することとなった。
たった1回、逃げ切るだけでも難しい逃走中を、わずか6戦の間に3回逃げ切ってしまうミラクル。この快進撃は、いつまで続くのだろうか。
Game #6(7)
~あの日の30秒を、あの日と同じ姿で~
ゆっくり逃走中屈指のヴィラン・謎ノRIDERや、三冠・ぽっぽ、新時代を彩る若手達など、集まった逃走者達のレベルは非常に高く、グレードはルナティックアイランド以来のPG1。
ミス・パーフェクトとして挑む彼女は、その中でも実績最上位クラス。かつて盛岡の地で惜しくも逃したタイトルを、あの時と同じ、東北イタコの姿で取り戻せるか。
賞金単価アップを狙ったMISSION②は時間切れで失敗(*21)。しかし、続く「横浜賞・冬」ことMISSION③では13番目にエリアを脱出すると、アラーム解除の為に2ショット写真を狙うMISSION④では当初撮影を予定していたルナとの約束を
シノ「一葉さん、誰かと約束してたりするんですか?」
一葉「いや全然 誰ともしてませんよ」
ルナはルナで、先に会ったAyatoと2ショットを撮っており、互いに互いを裏切る形となった。
(編集:さくしゃ・kakanami)
番外編
Game #1(4)
~ミス・パーフェクト、ここに在り~
2戦目「ルナティックアイランド」で逃げ切ったことが公にされてから、最初のゲームとなった今回。事前に行われたゲーム結果の三連単予想では、彼女を1着(最も最後まで残る逃走者)とした予想がルナティックアイランドで共闘した七海、目前での逃走成功ならずを複数経験しているさざなみに続いて3番目に多く、ルナティックアイランドとの「二冠」達成を期待する視聴者が多く見られた。
…そんなゲームで一葉は、前人未到の大快挙を成し遂げる。
続く強制失格阻止ミッションも難なくクリアすると、その次に発動されたハンター放出阻止ミッションでは、自身がハンターBOXの近くにいた利点を生かして積極的に動く。程なく「あの人なら動いてくれる」と一葉を信頼していた七海からの電話を受け、以降ミッション終了まで2人は密に連携して動いていく。緑・赤のハンターBOXの情報を七海に伝えていくと、3つ目の青のハンターBOXを見たところで「コードの色が虹の七色」になっている点に気付く。それを七海に伝えると「赤と紫なら、より弧が長い赤が正解」との返事を受け、その通りに赤のコードを切断して青のハンターBOXはロック。ここを起点としてミッションは連鎖的に進み、最終的に一葉は赤のハンターBOXも、残る橙・緑・黄はそれぞれ七海・朝倉蛟・さざなみがクリアしたことで、5つのハンターBOX全てをロックすることに成功した。
実はこの数十分前、ミッション3が始まる前に一葉は国際展示場駅の前で「謎のモニター」を目撃しており、そのモニターの起動に電子キーが必要だと書いてあるのを確認していた。一葉の脳裏にはこのモニターの存在が浮かぶも、今回のアイテムのヒント名である「REBIRTH=再生」とは繋がらない点を疑問に感じていた。
ミッション5では各逃走者にカードケースと電子キーが配られ、そのカードケースに2分の1の確率で封入された「復活カード」の獲得を目指していく。しかしエリアには、逃走者の特徴をほぼ完全にコピーしたアンドロイド「ニセ逃走者」が放出されており、彼らに騙されて自身のカードケースを開けられて復活カードを入手されてしまえばそのカードは無効。ニセ逃走者のカードケースも全てハズレということで、いかに偽物を見抜いて、本物の逃走者に会えるかという点に焦点が向けられた。ちなみにこの時、電子キーとカードケースを渡しに来たメカにとりに対し、一葉は珍しく驚きの表情を見せている。
前のミッション、そして今回のミッション5と合わせて、計3本の電子キーを所持することとなった一葉。すると、国際展示場駅から少し離れたところでミズチと一葉のニセ逃走者が話しているのを目撃する。ニセの一葉は眼鏡をかけていることがオリジナルとの相違点だが、その疑問をニセの一葉はウソで収め、本物だと信じたミズチがカードケースを渡そうとした。今カードケースが渡されようとする時に一葉が駆け付けてそれを阻止し、さらにそのニセ逃走者をハッタリを駆使して退ける。一葉は「先に私がミズチさんのを開ける。その方が疑いが晴れるのが早い」として、一葉が先にミズチのカードケースを開けることに。すると中には「復活カード」が入っており、その数秒後にカード獲得のメールも配信されたことで、ミズチに抱かれていた僅かな疑念も完全に払拭してみせた。
ここで、逃走中における大記録「パーフェクトゲーム(完全試合)」達成の条件を見てみよう。
- グレードはG3以上
- ゲーム時間は90分以上
- ミッションクリア数は「3」以上
- 参加可能な全てのミッションに参加し全てクリア
- 最初から最後まで残り逃走成功
実は一葉自身は、パーフェクトゲームの話自体は聞いていたものの、道中それを意識まではしていなかった。しかし、復活ゲームが終わって次のミッションが最後かという状況で、遂に本人の口からパーフェクトゲームについて話され「ラストミッションはほぼ全員参加のようなものなので、ここまで来たなら狙ってみたい」と、スタッフにその思いを語っていた。
「…対戦、ありがとうございました!!」
ゆっくり逃走中というコンテンツが生まれて8年。その間、誰1人として成し得なかったその大記録。長い時を越え、紛うことなき「ミス・パーフェクト」が、遂に誕生した瞬間であった。
事実、5戦目となった「誘惑の機械都市」では、パーフェクトを狙っていたかのような言葉を発している。
Game #2(8)
~夢を育んだ、この故郷で〜
一般逃走者は、一葉も共演経験を持つ てぃー 、天祥霧香、 シノ 、 桜咲桜騎 と一葉を含む5人が集い、幻想郷組はレミリア・スカーレットを始めとした紅魔館組に、魔法使いであるアリス・マーガトロイドを加えた4人と、男性逃走者が一人もいない、オールレディースでのゲームとなった。
「残りゼロ分以降、賞金単価は1,200円で青天井」
その後、徐々に逃走者達も集結し、カードキーが揃った逃走者が現れ始める。しかしそんな中、一葉達のもとにハンターが接近。先に気付いたことで全員難を逃れたものの、桜並木からは離れてしまう。まだカードキーを揃えることが出来ていない一葉は、集めた情報から、自分のカードキーは未だ宝箱の中に入っていると確信。一緒に逃げてきて、尚且つまだカードキーを使用していないシノに対し、「私は⑧番(シノのカードキー)を持っている」「シノさんもカードキーを回収出来たら、これを渡す」と、
時間経過で徐々にハンターが放出されていき、最大でハンターの数が24体となってしまう中、「お守り」を獲得してハンターから逃れるという内容のミッション。残っている逃走者6人による、お守りの争奪戦が幕を開けることとなった。一つ目と二つ目のお守りの場所の近くに一葉はいたものの、どちらも他の逃走者に先に取られる結果に。そして最後となる三つ目のお守りは、ハンターの放出場所である大河原駅前広場。放出される瞬間に駅前に着くという最悪の事態を避けるよう、あくまで冷静に動く一葉だったが、そのタイミングでハンターに見つかってしまう。何とか振り切れたものの、駅前からは離れてしまい、お守り獲得は絶望的となってしまった。
駅前から離れた公園で陣取ることを決めた一葉。青天井ルール突入まで、残り僅か。果たして、彼女は4人目の延長戦進出者となることは出来たのか…
かぐやと永遠の命を皮切りに、数々のゲームで旋風を巻き起こしてきた一葉。
前人未到の四冠、五冠…そして二度目のパーフェクトゲームを目指し、ミス・パーフェクトは走り続ける。この先の活躍も、まだまだ目が離せなさそうだ。
ゲームのスタンス
複数人で動いていくような場合には、過去のゲームでの経験を活かし、積極的に引っ張っていく存在になりたいと願っている。
- 逃走中は個人戦という考え
- しかしそれは「裏切りを是」とするものでは無い
- リターンとリスクのバランスを取って考える (リスクとリターンではなく、リターンありきで考える)
設定
プロフィール
小学生時代はリトルリーグ(少年野球)で外野手と投手、中学時代は部活でソフトテニスを経験しているが、その頃の面影はゼロと語る。
高校では麻雀部に所属し、団体戦では主にメンバーが築いた点差を守り切る「抑え・クローザー」として、1・3年時に全国優勝、個人戦でも3年時に決勝進出という成績を残した。
この時、麻雀プロ団体「日本麻雀連盟」よりスカウトを受け、プロテストを合格。現在はD1リーグ所属。22年8月にはMリーグの「台場プラネッツ」より育成指名を受け、育成枠ながらMリーガーとなっている。
性格
口調は丁寧ながらも、心の奥に情熱があるような感覚を覚える。他人に対しては丁寧に接し、非難する場合は遠回しに行う。
出場ゲームと結果一覧
投稿者(GM) | タイトル | リンク | 逃走時間・逃走率 | 順位 | その他 |
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SPECIAL | 逃走中05 ~かぐやと永遠の命~ | 再生リスト | 74分36秒 / 82.89% | 6位/15人 | |
SPECIAL | 逃走中06 ~ルナティックアイランド~ | 再生リスト | 150分00秒 / 100.00% | 1位/29人 | 逃走成功 |
kakanami | 東方逃走中〜少女達の空想物語〜 | 再生リスト | 89分29秒 / 99.43% | 1位/16人 | |
七海 | 逃走中02 ~誘惑の機械都市~ | 再生リスト | 106分38秒 / 88.86% | 5位/22人 | |
ティス | ゆっくり逃走中05 ~消えた子供~ | 再生リスト | 90分00秒 / 100.00% | 1位/17人 | 逃走成功 |
kakanami | 東方逃走中04 ~未来と欲望の港町~ | 再生リスト | 164分43秒 / 91.51% | 5位/24人 | |
ピック | 逃走中01 〜姿無き逃走者の真実~《ミッション・シャドウ》 |
開始前 |
参考記録
投稿者(GM) | タイトル | リンク | 逃走時間・逃走率 | 順位 | その他 |
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さくしゃ | ゆっくり逃走中09 ~朝日が昇る場所~ | 再生リスト | 130分00秒 / 100.00% | 1位/17人 | 逃走成功 |
さくしゃ | ゆっくり逃走中09.8 ~みちのくシリーズ・桜~ | 再生リスト | 49分18秒 / 79.30% | 4位/9人 |