せりな
二つ名
大和の逃走プリンセス
無邪気なアルメリア
無邪気なアルメリア
解説
史上最年少出場者・賞金獲得者
立ち絵はきつねゆっくり「とよひめ(綿月豊姫)」。
7歳、真夏の大冒険。
初出場はさくしゃ作「小江戸川越妖怪之乱」。
この時せりなは 「小学1年生」 。一般逃走者の募集は今回が初めてであったが、この「最年少出場」の記録は現在に至るまで破られていない。というか、これより年下は未就学児ということになるので、人間でこれを破るのは事実上不可能である。
この時せりなは 「小学1年生」 。一般逃走者の募集は今回が初めてであったが、この「最年少出場」の記録は現在に至るまで破られていない。というか、これより年下は未就学児ということになるので、人間でこれを破るのは事実上不可能である。
見せ場はいきなり序盤に訪れる。冒頭のハンター放出ミッションを受けて「自分が行きたい」旨を、横に付いていた宇佐見蓮子(東方)に伝える。(*1)
しかし、行く途中に琴葉葵の「自分たちがやる(*2)」と言う連絡を受け、蓮子が「遠くで様子見しよう」とせりなに助言。その助言を受け、いったん遠くで待機の選択を取った。
その直後、せりながハンターを発見したことで、その場からの撤退を余儀なくされる。咄嗟の判断によって最悪の事態は免れ、これには蓮子も「危なかった」と言うしかなかった。
しかし、行く途中に琴葉葵の「自分たちがやる(*2)」と言う連絡を受け、蓮子が「遠くで様子見しよう」とせりなに助言。その助言を受け、いったん遠くで待機の選択を取った。
その直後、せりながハンターを発見したことで、その場からの撤退を余儀なくされる。咄嗟の判断によって最悪の事態は免れ、これには蓮子も「危なかった」と言うしかなかった。
それと時を同じくして、ミッションに向けて待機していた琴葉葵・ミュータントの元にもハンターが襲来。2人はハンターを振り切るも、これにより鐘を鳴らすボタンの前には誰もいなくなり、一転ミッションクリアが難しなってしまう。葵は持ち場に戻ることが出来ず、一斉メールにて他の逃走者に助けを請うた。
このメールに反応したのがせりな。「ここから鐘なら近い」と蓮子に話し、蓮子も「うちらが行かずにどうする(*3)」と賛同。
程なくしてボタンに到着すると、蓮子はせりなにボタンに付くように指示し、こう言った。
程なくしてボタンに到着すると、蓮子はせりなにボタンに付くように指示し、こう言った。
「せりなちゃんは、うちが守ったるわ。」宇佐見蓮子
チャンスは1回きり。タイミングを計っていた蓮子の
「今や!」
の声に合わせてボタンを押すせりな。
その3秒後、小江戸・川越のシンボル「時の鐘」の心地よい音色が鳴り響き、その音に反応したハンターBOXはロック。
ゲーム開始後、僅か15分での出来事。大先輩に見守られる形で、せりなはいきなりの大戦果を挙げたのだった。
ゲーム開始後、僅か15分での出来事。大先輩に見守られる形で、せりなはいきなりの大戦果を挙げたのだった。
同じ一般逃走者の栄仁 は「まるで誘惑の扉篇の本田望結を見てるよう」と、本家逃走中における最年少逃走者(当時)を引き合いに彼女を絶賛。一躍「逃走者・せりな」の名が、川越中に響き渡った瞬間であった。
(ミッションをやってみてどうだったか、の問いに)
「はい。色んな方に助けられてではありましたが、ゲームに大きく関わることが出来て、とにかくよかったです」
「そして何より、私の名前がメールに載ったのが嬉しかったです。最初はこのゲーム不安でしたが、これでやる気が出てきました」せりな
蓮子と別れたせりなは、直後にミッションをこう振り返る。
不安だらけで始まった逃走中。しかし、このミッションをきっかけに、彼女の「運命」は大きく動き出して行くのだった。
不安だらけで始まった逃走中。しかし、このミッションをきっかけに、彼女の「運命」は大きく動き出して行くのだった。
その後、残り時間56分になると、立て続けにミッションに挑んでいた蓮子と再開。
すると直後に「復活ミッション」が発動。エリア内のどこかに貼られた御札を取り、牢獄に持っていくと任意の逃走者を1人復活させられるというものだ。
せりなは蓮子に誰を復活させたいか聞くと、蓮子は「同じ関西の人達(たくみ・花火・琴葉茜)を助けたい(*4)」と漏らす。
すると直後に「復活ミッション」が発動。エリア内のどこかに貼られた御札を取り、牢獄に持っていくと任意の逃走者を1人復活させられるというものだ。
せりなは蓮子に誰を復活させたいか聞くと、蓮子は「同じ関西の人達(たくみ・花火・琴葉茜)を助けたい(*4)」と漏らす。
直後に蓮子がお札を見つけ、無事回収に成功。
すると蓮子は、取ったばかりのお札をせりなに託す。呆気に取られるせりなに対し「こうするとまたせりなの名前が載る」と言う蓮子。
このゲームが初対面である2人。その間に、徐々に友情が芽生え始めていた。
すると蓮子は、取ったばかりのお札をせりなに託す。呆気に取られるせりなに対し「こうするとまたせりなの名前が載る」と言う蓮子。
このゲームが初対面である2人。その間に、徐々に友情が芽生え始めていた。
しかし、そのまま牢獄に向かおうと思っていた矢先……2人を、ハンターが発見する。
「せりなちゃん逃げて!!!」宇佐見蓮子
せりなが逃げ、そこにワンテンポ遅らせる形で蓮子も逃げる。
結果、せりなはハンターの視界から外れることが出来たものの、その半ば「身代わり」となる形で、蓮子は確保されてしまった。
結果、せりなはハンターの視界から外れることが出来たものの、その半ば「身代わり」となる形で、蓮子は確保されてしまった。
その報を受けたせりなは「蓮子を助ける」と、遠ざかってしまった牢獄へ再トライ。
途中道を迷ってしまう(*5)ものの、元いた場所に一旦戻り、そこから再度向かうことで無事解決。終了まで残り2分を切ったところで、遂に牢獄へ到着した。
途中道を迷ってしまう(*5)ものの、元いた場所に一旦戻り、そこから再度向かうことで無事解決。終了まで残り2分を切ったところで、遂に牢獄へ到着した。
事前に決めていた通り、蓮子に対し復活権を使おうとするせりな。しかし、これに対し蓮子は「うちはいい、他の人を選んでや」とせりなの意志を一蹴。
呆気に取られる牢獄陣。蓮子は「時間が無いから早く」と促し、仕方なくせりなは同じ関西出身の「琴葉茜」を復活させることに決めた。
呆気に取られる牢獄陣。蓮子は「時間が無いから早く」と促し、仕方なくせりなは同じ関西出身の「琴葉茜」を復活させることに決めた。
「なんやろなあ… なんかあの状況じゃ、うちが復活するのは、ちょっと悪いかなと思うて。」
(中略)
「…まあ、早くに捕まってもうた人に、譲ってもええかなと思ったのも、少しあるで。」宇佐見蓮子
後に蓮子は、復活拒否の理由をこう明かした。
なお、そんな蓮子とせりなの期待も虚しく茜はすぐに確保されている
ラストミッション以降は、一点に留まっていたせりな。
この日の川越は、最高気温37度を記録する猛暑日。ゲーム時間も既に120分を突破し、弱冠6歳の体は、限界に達そうとしていた……
この日の川越は、最高気温37度を記録する猛暑日。ゲーム時間も既に120分を突破し、弱冠6歳の体は、限界に達そうとしていた……
逃げ切れば文句無しの「最年少逃走成功者」。
その前代未聞の記録まで、間もなく2分に差し掛かるところで……隠れていたところをハンターに見つかり、静かに散った。
小江戸・川越を駆け抜けた、127分50秒。
まさに「真夏の大冒険」と呼ぶにふさわしい彼女の活躍は、多くの視聴者に感動を与え、さらにその雄姿は、後に続く者への「大きな希望」となった。
10歳、帰ってきた大喝采の夢舞台。
川越での活躍から時が経ち、せりなも小学4年生に進級。
そんな冬。彼女は3年半ぶりに、逃走中の舞台にその足を踏み入れた。
そんな冬。彼女は3年半ぶりに、逃走中の舞台にその足を踏み入れた。
そのゲームは、同作「アルティメット《夢の咲く島》」。
アルティメットの逃走者枠は大きく3つに分かれ、既に川越編に出場していたせりなは「ファン投票枠」でのエントリーとなる。
だが、いくら川越で活躍したと言えどそれは3年半も前の話。
最近ゆっくり逃走中を見始めたファンも多い中で、彼女の存在がどれだけ知れ渡っているか、未知数であった。
だが、いくら川越で活躍したと言えどそれは3年半も前の話。
最近ゆっくり逃走中を見始めたファンも多い中で、彼女の存在がどれだけ知れ渡っているか、未知数であった。
しかし、そんな不安は杞憂に終わった。
得票数は6位、加算票を加えた総合順位でも 全体6位 に入り、せりなは無事、咲洲行きのチケットを手に入れた。
得票数は6位、加算票を加えた総合順位でも 全体6位 に入り、せりなは無事、咲洲行きのチケットを手に入れた。
さらに新規枠では、せりなの活躍に心を打たれ、その想いを熱く綴っていた「京野涼太」が選出。
京野涼太は当時小学6年生。年齢(人間基準)12歳未満の「キッズ逃走者」2人に、期待の声が多く寄せられた。
京野涼太は当時小学6年生。年齢(人間基準)12歳未満の「キッズ逃走者」2人に、期待の声が多く寄せられた。
これが「強気の逃走プリンセス」
ゲーム冒頭。体内時計のOPゲームで、プリンセスはいきなり見せ場を作る。
5秒から始まり、互いに好きな秒数をレイズ(上乗せ)していき、失敗したらハンター放出&1stステージスタート。
さらに、1番手の赤チーム・博麗霊夢(東方)が5秒を成功させ、2番手の青チーム・パローワが挑戦するタイミングで「ハンターは25体でスタート」という、衝撃の事実が伝えられる。
さらに、1番手の赤チーム・博麗霊夢(東方)が5秒を成功させ、2番手の青チーム・パローワが挑戦するタイミングで「ハンターは25体でスタート」という、衝撃の事実が伝えられる。
パローワはこれに完全に怖気づき、直後のレイズを2秒に留め「7秒」を計測し成功。運命の時限爆弾は3番手・せりなの手に渡った。
同じ赤チームの逃走者からは「無理する必要は無い」「攻めるのは私達、まず確実に帰ってきて」と、安全策を取るように促される。
もしも失敗すれば、10歳のせりなは絶体絶命。その瞬間、夢への道は閉ざされてしまう……
同じ赤チームの逃走者からは「無理する必要は無い」「攻めるのは私達、まず確実に帰ってきて」と、安全策を取るように促される。
もしも失敗すれば、10歳のせりなは絶体絶命。その瞬間、夢への道は閉ざされてしまう……
しかし……せりなはここで、果敢に攻めた。
「いや…『12秒』いかせてくださいっ!!」せりな
せりなの決断は衝撃の「5秒レイズ」。
この決断に赤・青両陣営の逃走者はざわめき、心配の声がせりなにかけられる。
この決断に赤・青両陣営の逃走者はざわめき、心配の声がせりなにかけられる。
始まった、運命のカウントアップ。
十数秒後に再びボタンが押され、カウントが停止。
十数秒後に再びボタンが押され、カウントが停止。
失敗か、成功か……果たして。
[12.82]
結果は、12秒82。成功した。
歓喜に湧く赤チーム、追い詰められた青チーム。
この5秒がOPゲーム中最大のレイズであり、展開を劇的に変えることとなった、まさに「強気の選択」であった。
この5秒がOPゲーム中最大のレイズであり、展開を劇的に変えることとなった、まさに「強気の選択」であった。
なおも続いたOPゲーム。
結果は赤チーム・大妖精が18秒の計測に失敗し、1stステージを逃げることになったのは、せりなの属する赤チームとなってしまった。
結果は赤チーム・大妖精が18秒の計測に失敗し、1stステージを逃げることになったのは、せりなの属する赤チームとなってしまった。
最高の結果には結びつかなかったものの、3年半の時を越えて帰ってきた
「強気の逃走プリンセス」
の活躍に、多くの視聴者が震え上がった。
涼やかな、翡翠色の風に護られて…
かくして始まった、アルティメット・1stステージ。
ゲームが始まるとせりなは、自身に憧れを抱く「京野涼太」と共に行動。
体力面で圧倒的不利なキッズ逃走者2人。基本的に動かず、ゲームの様子をじっと見守るスタンスを取る。
体力面で圧倒的不利なキッズ逃走者2人。基本的に動かず、ゲームの様子をじっと見守るスタンスを取る。
ここで、せりなは涼太にこう打ち明けた。
「…私、自首を考えているんですよね」せりな
今回のゲーム時間は、1st・2ndステージ合わせて200分。さらに今回はアルティメットということで、更なる「エクストラステージ」の登場も予感されていた。
川越では、様々な逃走者の力を借りて生き残ってきたせりな。しかし今回は「頑張れる気がしない」と、冒頭の強気な気持ちとは一転して、ゲームに対し消極的になりつつあった。
川越では、様々な逃走者の力を借りて生き残ってきたせりな。しかし今回は「頑張れる気がしない」と、冒頭の強気な気持ちとは一転して、ゲームに対し消極的になりつつあった。
元々せりなの目標賞金は10万円。賞金は43万円を突破しており、彼女にとっては十分過ぎたというのもあるかもしれない。
このカミングアウトに対し涼太は「まだ早すぎるんじゃ…」と返したが、それ以上の言葉は見つからなかった。
しかしこの後、ミッションによってエリアが暗転。
移動は困難な状況となり、せりなの自首は一旦持ち越しとなった。
移動は困難な状況となり、せりなの自首は一旦持ち越しとなった。
エリアの明転後、再度自首の意向を示したせりな。
そこに、1人の逃走者がやってきた。
そこに、1人の逃走者がやってきた。
「それならもう、今のうちに行った方がいいんじゃないか?」
「また変なミッションが出て足止めされる前に、リタイアしても、俺は全然いいと思うぞ」ミュータント
それは、かつて川越の地で共演し、せりなと同じく川越以来の参戦となっていた「ミュータント」。
せりなの話を聞くと、ミュータントはこう助言。涼太と共に、自首までの道のりに同行することを決めた。
せりなの話を聞くと、ミュータントはこう助言。涼太と共に、自首までの道のりに同行することを決めた。
程なくして自首用電話に到着。
涼太から「本当にいいんですか?」と再度聞かれるが「じゃなければここに来る前に戻っている」と、強い語調で返した。
涼太から「本当にいいんですか?」と再度聞かれるが「じゃなければここに来る前に戻っている」と、強い語調で返した。
残り38分03秒 自首成立
賞金 743,400円 獲得
賞金 743,400円 獲得
結果だけ見れば、消極的な選択と言えないこともない。
しかし、自首にもリスクは付き物であり、何より今ゲーム最高の栄誉である「アルティメットプレイヤー」の挑戦権を放棄しなければいけないという、胆力を必要とする選択である。
この先を見据え、自らリングから出る決断をしたせりな。
それも1つの「強気の選択」と言うことが出来よう。
それも1つの「強気の選択」と言うことが出来よう。
事実、この後ゲームは過酷を極めた。
大量ハンターの封印ミッション。牢獄のプレイヤーがハンターとなり、襲いかかる復活ゲーム。かつて登場した仕掛けが幾つも採り入れられた、超難解「Wミッション」。その先に待っていた「アルティメットルール」…
大量ハンターの封印ミッション。牢獄のプレイヤーがハンターとなり、襲いかかる復活ゲーム。かつて登場した仕掛けが幾つも採り入れられた、超難解「Wミッション」。その先に待っていた「アルティメットルール」…
これらを全て回避し、賞金を持って帰ることが出来た。
この事実は揺るぎなく、否定されるべきでは無いだろう。
この事実は揺るぎなく、否定されるべきでは無いだろう。
大和国から、究極の称号を掴みに挑んだ1人の逃走者。
「史上最年少 賞金獲得者」という、燦然と輝く称号と共に、今後も語り継いでいきたい存在である。
「史上最年少 賞金獲得者」という、燦然と輝く称号と共に、今後も語り継いでいきたい存在である。
12歳、高槻の風を浴びて
(編集中)
ゲームのスタンス
一方的にハンターを視認できる場所、もしくは入り組みすぎない程度に隠れられる場所に居る。体力を無駄に使うのを控えるため、基本移動は控える。 先にハンターを視認出来たらなるべく離れる、ハンターに見つかっていても気づかないことを控えるため周囲確認をしっかりする等、安全第一の立ち回りを心がける。
逃走成功も狙うが「1番大事なのは楽しむこと」という方針を掲げている。
逃走成功も狙うが「1番大事なのは楽しむこと」という方針を掲げている。
設定
奈良県天理市在住。「どこにでもいる普通の中学生」を自負する。
性格は一言で表すと「とにかく優しい」。真面目で、受けた恩は必ず返す意志が強い。最近は何事も楽しみたい考え。
とにかく裏切りや、人に迷惑をかけることを嫌う。ハイリスクハイリターンよりローリスクローリターン。天然水のような純粋さで、人を信じすぎるがあまり騙されることもしばしば。
とにかく裏切りや、人に迷惑をかけることを嫌う。ハイリスクハイリターンよりローリスクローリターン。天然水のような純粋さで、人を信じすぎるがあまり騙されることもしばしば。
出場ゲームと結果一覧
投稿者(GM) | タイトル | リンク | 逃走時間・逃走率 | その他 |
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さくしゃ | ゆっくり逃走中03 ~小江戸川越妖怪之乱~ | 再生リスト | 127分51秒 / 98.35% | |
さくしゃ | ゆっくり逃走中08 ~アルティメット《夢の咲く島》~ |
再生リスト | 61分57秒 / 61.95% | 自首成功 |
ゆっくり澄元 | ゆっくり逃走中日本統一 | Part1 | 進行中 | チーム関西 |
自由なレイン | ゆっくり逃走中01 ~京阪を繋ぐ場所~ | 再生リスト | 進行中 | |
SPECIAL | 逃走中08 ~悪狼活動記録《和泉の乱》~ | 開始前 |