安倍元総理の持ちネタ。各所で語っている。
記事タイトルは自民党総裁選(2018)での発言から。
元ネタはハフィントンポストの女性記者らしい(*1)。イエレン元FRB議長やラガルドECB総裁も同様のことを語っており(*2)、根拠として女性の方が金融行動に関してリスク回避的であるという研究や、組織の同質性が高いほど集団思考に陥り危険な意思決定を起こしやすいということを挙げている(*3)。
発言例
衆院予算委員会(2013年)
やはり、女性の能力、今まで多くの女性の方も頑張っておられますが、まだまだ十分に開花されているとは言えないわけでございますし、その中において、例えば、ニューヨーク証券取引所においては、もしリーマン・ブラザーズが、リーマン・ブラザーズではなくてリーマン・ブラザーズ・アンド・シスターズだったら潰れていなかっただろう、そういうお話もさせていただいたところでございます。
日本女性エグゼクティブ協会発会式(2013年)
ハフィントン・ポストで有名な、アリアナ・ハフィントンさんは、この9月にもニューヨークでお目にかかりましたが、ハフィントンさんが、かつてこう語ったと言います。「もし、リーマンブラザーズが、リーマンブラザーズ&シスターズだったら、今も隆々と仕事を続けているのではないか」ということであります。
(首相官邸 総理の一日「平成25年12月6日 日本女性エグゼクティブ協会発会式」より 2013/12/6)
女性リーダーのための経営戦略講座(2017)
「もしリーマン・ブラザーズがリーマン・ブラザーズ&シスターズだったら……。きっと、破綻することは無かったでしょう」
スピーチ中盤で放たれた渾身のジョークに、耳を傾けていたビジネスウーマンたちから笑い声があがった。壇上に立っていたのは安倍晋三首相。1月20日夜、東京都内で開かれた「女性リーダーのための経営戦略講座」の懇親会での一幕だ。
衆院予算委員会(2017年)
多様性を例えば企業が持つというのは極めて重要であろう、こう思っております。女性の重役がいる企業は破綻する比率が下がっていくという統計もあるわけでありまして、よく私が申し上げるのは、リーマン・ブラザーズがもしリーマン・ブラザーズ・アンド・シスターズだったら破綻しなかっただろう、こう申し上げているところでございます。
青年局・女性局主催 公開討論会(2018.9.14)

女性リーダーのための経営戦略講座レセプション(2019)
よく言われていることは、リーマンブラザーズがもしリーマンブラザーズ・アンド・シスターズだったら破綻しないだろうと。ブルックスブラザーズも名前を変えるかもしれませんが。
すべての女性が、輝く日本へ…SHINE!